サイト構成のセオリー

グダグダとテキストサイト論を展開しようと思っていましたが、順番を入れ替えてTips関連を先に書きます。何を今更という事がほとんどですが、テキストサイトを始めようという人に対して、ほんの少しでも参考になることがあればいいなと思いつつ。

「WEBに文章をアップするからには少しでも多くの人に読んでもらいたい」と思うなら、それなりの努力は当然あってしかるべきです。例えばHTML的な努力を一切放棄するのであれば、HTMLファイルではなくテキストファイルを直接閲覧してもらうということも可能です。しかし、読者は「なんて見づれえサイトだ」と言って二度と訪れてくれないかもしれません。この努力を惜しんで「うちは全然アクセスが増えない」と嘆いているのでは話になりません。「読みたきゃ勝手に読めよ」と読者を蔑ろにしたい人はテキストファイルでの提供を試みてはどうでしょうか。少し面白いかもしれません。

HTML的な事ではなく、サイト構成上のセオリーとしてヘイ・ブルドッグの愛・蔵太氏がこんな提案をされています。

  1. 「ENTER」だけのページはいらない。
  2. 「サイトの説明」をトップページに入れる
  3. 「サイトの説明」の中に、各サブ・ページへ飛べるリンクを貼っておく。再度「MENU」に戻る手間が省略されて快適。
  4. 自分が一番力を入れているサブ・ページ(メイン・コンテンツ)を「MENU」の一番目立つところに置くようにする。それが「掲示板」もしくはそれに類するものだったら、別に「Read Me!」に登録する必要はないと思う。
  5. テキスト書いたら、テキストを書いた日をテキストのどこかに入れる。
  6. 読めない色の組み合わせ(背景+文字)は、なるべく使わない。

http://docs.readmej.com/tut/DontDoThat/

実に簡潔にして有効なセオリーです。恐がりもほとんど素直に取り入れているのがおわかりいただけると思います。余計かもしれませんが一応ひとつづつ解説と補足をしておきます。

  1. 既にブックマークしてもらっているなら話は別ですが、テキスト庵日記才人ReadMe!などの参加型テキストリンク集を利用してテキストサイトを読んで回る人を対象に考えた場合(つまり初めての来訪者が多いということでもあります)、この人たちは短時間で多くのサイトを回るためにクリックの回数に対してとても敏感であることに注意を払う必要があります。そうでない人たちにとっても読みたい文章は最小クリック数で読めるようにあるべきです。「フレームを使っているので解析でRefererが取りづらい。だからEnterページが必要」という人もいるかもしれませんが、そのために確実に何人かの読者が「あそこはいちいちENTERするのがめんどくさい」と思って訪問をやめるということを覚悟しておく必要があります。同様の理由で、トップページに最新のテキストをアップするというやり方がとても有効です。特に日記をメインとしているサイトは是非これをやるべきだと思います。兼ね合いの問題ですが、テキストサイトはサイトデザインを優先するよりユーザビリティ、アクセシビリティを優先するべきです。余談ですが恐がりは以前トップページに日記を置いていませんでした。これは、日記がメインであるということに気恥ずかしさを感じていたからです。

  2. サイトの説明は初めての訪問者に取って重要なコンテンツです。その人がサイトをブックマークに入れるか入れないかは最初の印象が決め手になります。特にコンテンツ名に妙なこだわりを持つことは、初めての訪問者にとってマイナスの印象を与えるので注意が必要でしょう。日記は「日記」、雑文は「雑文」、リンクは「リンク」にした方がいいです。ろじっくぱらだいすではこれらのコンテンツにそれぞれ「日想」「戯言」「外接」というコンテンツ名を与えています。これくらいなら読者は内容の想像がつきますし、十分に読者数が多いサイトならこれで構わないと思いますが、サイトを立ち上げたばかりであるとか、より多くの読者を獲得したいと思っているのにいきなり「monologue」だの「どうでもいいこと」だの「旅の扉」では何の事やらさっぱりわかりません。説明は必要ですが、コンテンツ名は説明なしでもわかるように設定した方がいいと思います。同様の理由で英語のコンテンツ名にこだわりすぎるのも考えものです。それはどうしても英語でなければならないのですか?

  3. サイトナビゲーションの基本です。とかくサイト外へのリンクは気を使うものですが、それと同じくらいサイト内リンクにも気を使うべきです。リンクすることによって読者に利便性を提供出来るなら、どんどんサイト内でのリンクを多用するべきです。

  4. サイトナビゲーションの基本です。読者は基本的に上から順番、あるいは左から順番に読み進めます。読者がサイト内でどのような行動を取るのか、自分が読者だったらどう行動するのかを考えてコンテンツを配置するべきです。

  5. 後述しますが、WEBサイトはユーザーフレンドリーであるべきなのと同様、自分にとってもフレンドリーであるべきです。テキストに作成した日付を入れることは自分にとっても後々役に立ちます。これはHTML的なTipsにも通じる考え方です。SSIが使えるならそれを利用するのも手です。

  6. 当たり前の事ですが重要です。文字色に関しては奇を衒って得することは何もありません。もし自分の色彩感覚に自信がないのであれば、素直に背景色を白、文字色を黒(もしくは薄すぎない灰色)にするべきです。目に優しい配色を心がけているのか、黒背景に灰色文字をたまに見かけますが、モニタの種類によっては非常に見辛い場合があります。特に液晶モニタを使用している人は要注意で、液晶モニタで見やすい配色がCRTではとても見難いという場合があることを知っておく必要があります。迷ったら白背景に黒文字(もしくは薄すぎない灰色)、これが一番無難です。恐がりは背景に黄色を使うという暴挙に出ていますが、文章のブロックは基本的に白背景です。目がチカチカしませんか?文章中でやたら文字色を変えたがる人は、それによってどんなメリット・デメリットがあるのかをしっかり考えた方がいいとおもいます。

2002/02/19

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