「テキストサイトは内容で勝負だ。デザインなんかどうでもいい。」
半分当たっていて半分はずれの意見だと思います。より多くの人に読んでもらいたいのであれば読みやすいデザインを心がけるべきです。本当に内容だけで勝負したいのなら、前回提案したようにテキストファイルでいいのではないでしょうか?何もブラウザで読んでもらう必要はないわけで、圧縮ファイルをアップして、ローカルでテキストファイルを読んでもらうという方法もあります。読者にそれだけの手間をかけさせるに値する文章ならそれもアリでしょう。しかし現実には多数の読者が次のような些細な(?)理由でサイトの再訪を中止します。読者は恐ろしく気が短いと思って間違いないのです。
もっとこういう事例を知りたい方はダサいホームページ作成マニュアルを見てください。ダサいホームページという烙印を押されるくらいならまだしも、せっかく書いた文章を読まれずに終わってしまうのではテキストサイトを開設した意味がありません。
上に挙げたリストをよく見直してみましょう。これらはテキストの内容に関係があるでしょうか?ありません。全くもってありません。もしあなたがテキストの内容で勝負したいと思っているのなら、愛着ある自分の文章を書き直したり訂正したりする事は勇気がいるかもしれません。しかしテキストの内容とは無関係の部分を適宜修正していくことは恥じることでも、プライドを傷つけられることでも、アイデンティティを揺るがすことでもなく、むしろ賞賛されるべき事だと思います。文章の内容を批判されたのならいくらでも反論してください。しかしこれらのちょっとしたサイト作成のテクニックをたしなめられたのなら、理由がない限り素直に聞き入れるべきです。批判されたという事実に過敏に反応して、怒り出すなんていうのは論外です。もちろん時間の制約もあるでしょうから、出来る範囲内で修正していけばいいと思います。
さて、偉そうな講釈を垂れた手前、ひとつ言い訳をしておかねばなりません。このBoDというコンテンツでは横幅(約600px)を固定しています。ブラウザウィンドウはユーザーの好みで細めだったり全画面だったりするので、人によってはこのコンテンツを見ると横スクロールバーが出るかもしれません。これは出来れば避けるべき事なのは言うまでもありません。横幅600px未満で見ている人は比率で言ったら少ない方かもしれませんが、それでも固定は良くないのです。なぜ僕はユーザビリティを標榜していながらこのような手法を取っているのか?「テーブルレイアウトを使わず、CSSだけで角丸を表現してみたかった。その実験をしてみた。」というのが本当のところです。正にテキストの内容とは無関係です。読者に「固定うざい」と指摘されないのをいいことに実験をそのままほったらかしているのです。わざわざこういう事を指摘してくれる読者はほとんどいません。何の反応も見せずにただ再訪を中止するだけです。もしもこのような「うざいこと」を指摘してくれる読者がいたら、有難く意見を拝聴してください。そして時間をみつけて修正すればいいのです。
このような修正になるべく時間を取られないためにカスケーディングスタイルシート(CSS)という便利なものがあります。凝ったデザインにする必要はないのですから、CSSと言っても覚えることはほんのわずかです。次回はテキストサイト必須のCSS。読みやすさの追求です。
このサイトも以前は上のリストにあるような「うざいこと」のオンパレードだったことを告白しておきます。
2002/02/20