アクセス数なんか気にしないで書きたい事を淡々と書いてるサイトになってほしいんですが……。「いやだ。俺はなんとしてもテキストサイト村(?)でひとかどの人物になりたいんだ」という人のために、出来るだけ生臭さを消した地味であっさり味な読者獲得法を考えてみました。まず、単純な「アクセス」という名の数字と、「読者」というものを分けて考えてください。数字だけ追っかけてると必ず叩かれます。ここでいう「読者」とは、貴方の文章を楽しみにして週1とか毎日とか定期的に訪れてくれる人たちです。他所からの文中リンクで一時的に流れてくる「アクセス」を「読者」に変えてください。でもご存知の通り僕自身がテキストサイト村でひとかどの人物になってないので(ぷっ)効果は疑問です。それでもいいという人は次にGO。
やるべき事とやっちゃいけない事を無作為にずらずら並べます。
サイト名を英数字だけにしないでください。村のコミュニティの基本となるリンク集で埋没してしまいます。パっと見て思わず読んでしまう、「文章っぽいサイト名」が効果的です。どうしても英語とかのサイト名にしたいならカタカナにするべきです。英数字は忘れてください。
トップページで日記を展開してください。これがサイト開設時に最も重要な事です。トップページに日記がないと「ここってテキストサイトなの?」と疑われます。長いものには巻かれてください。
宣伝・広報活動はひかえてください。ある程度(2〜3ヶ月が妥当)ログが溜まってからじゃないと逆効果です。2chで自作自演などもってのほかです。その代わりにサイト開設直後に更新報告型日記リンク集に登録してください。ReadMe!JAPAN、日記才人、日記圏、テキスト庵です。余計な事は考えずに全サイトに登録することをおすすめします。各サイトの規約などはよく読んでからにしてください。特にテキスト庵に登録する場合は「段落文体」であることが必要です。また、更新報告はマメに行なってください。数は少なくても、これらのサイトからのアクセスこそが本物の「読者」になってくれると思って間違いありません。
開設直後はテンションあがりきってるでしょうが、落ち着いて抑えた文体を心がけてください。初日の日記が特に大切です。すっきりとイヤミのない話題で軽いジャブをくりだす程度にしておきましょう。
村で一番注目を集めやすいジャンルは間違いなくネタ日記です。しかし毎日ネタに恵まれるなんてことは有り得ません。心の過去ログから拾ってくるのです。最初の数ヶ月くらいならネタが尽きることもないでしょうから、自分の人生を振り返りまくって面白いネタを掘り出してきてください。ネタ自体はつまらなくて構いません。ローテンションな文体とひねりの効いた文章構成で笑わせる事が出来れば成功です。この時期に一番やってはいけないのは「ネタがない」と愚痴って笑いを取ろうとすることです(絶対取れません)。まだ始まったばかりですよ?そんなに引き出しの少ない野郎なのかと見くびられて二度と来てもらえなくなります。ネタの掘り出しが出来なかった日は素直に更新を休んでください。別に出来たてサイトに毎日更新を望んでる人なんていませんから。
ネタ系の中でも特に「フォーマットもの」と呼ばれるタイプのサイトは注目を集めやすいので、余力があるのならセカンドサイト(?)、裏サイト(?)として新たなフォーマットを作り出すのも手です。本当に面白いサイトは短期間であっという間に有名になるので、どちらが裏なのかわけのわからないことになったりします。しかしネタレベルの維持、長期間のモチベーション維持は非常に困難です。(フォーマットもの参考サイト:『母さん』『ゴブリンと僕』『あきらめましょう』『祈り〜貴方が幸せでありますように!〜』)
硬い話題は日記ではなく雑文コンテンツの方で展開してみてください。この時重要なのは話題の選別と下調べです。入念な下調べを元に書かれた情報満載のコラムはサイトの価値を高めます。逆に何の下調べもいらない、あなたの脳内だけで行なわれる思索系の文章は雑文では避けた方が無難です。ネタ日記ばかりで飽きてきたら小出しに日記でやりましょう。「この人、考えてる時はちゃんと考えてるんだな」という印象を与えられます(ぷっ)。
文章量は少なめを心がけてください。固定読者がいない時期、長い文章はそれだけで敬遠されます。十分固定読者がついてからにしましょう。目安は400字〜600字くらいです。試しに最初の3ヶ月間は絶対に600字以内の文章しか書かないなどと、自分に縛りを課してみてください。読者がつきやすくなると同時に文章力アップにもつながります。
はてなダイアリーの併用は効果絶大です。「キーワード機能」や「おとなり日記機能」、さらに言及がしやすくされやすいという環境のおかげで、何の宣伝活動もナシにどんどん一時的なアクセスがやってきます(もちろん一時的なものなので、面白いことを書いていなければ「読者」にはなってくれませんが)。さらにはてなダイアリーはGoogleの上位に拾われやすいという利点があり、時事流行のキーワードをふんだんに盛り込んだニュースサイト的な文章を書くと、検索経由でどっと人が押し寄せます。キーワード性に乏しい日常日記を書いてもこのような利点は生かせない事に注意してください。
ログが溜まってきたら本格的に開始します。ただしここで失敗するとネガティブアクセス(嘲笑と侮蔑を目的とする「観察者=ウォッチャー=ヲチャ」のアクセス)という悲惨な数字だけが増えることになります。慎重に行なってください。もう一度言いますが2chで自作自演などもってのほかです。
リスペクトするサイトへの文中リンク及びリンクコンテンツへの掲載を控え目にやってください。もちろんアクセス解析で即座に発覚するため相手にその報告をする必要はありません。あなたの文章がそれなりのレベルであれば「貼り返し」という村特有の慣習によってリスペクト先からリンクされる可能性があります。これによって訪問者が爆発的に増えるということはないでしょうが、ひとかどのサイトのリンク集にあなたのサイトが掲載される意味は長い目で見ると非常に大きいです。ただし毎日文中リンクばっかりやってると叩かれるので注意してください。逆にリンク先をテキストサイトに限らず、一般サイトにまで広げて文中リンクしまくるという方法は効果的です。この場合はニュースサイトっぽい位置付けとして許される傾向にあるからです。
リンク集を戦略的に構築してください。村の慣習に従って無条件に「貼り返し」を行なうのは開設初期のテキストサイトでは必須です。「自分が気に入ったところにしか絶対にリンクしない」とか「相互リンクお断り」などのこだわり運営は文章に相当自信がある人以外オススメできません。
リンク集よりも貼り返し確率が高く、読者の利用率が高いのははてなアンテナです。読んでるところは片っ端からはてなアンテナに登録してみてください。400〜500サイトくらい登録すると、それだけで解析を見たサイト管理人さんがわんさか来てくれます。アンテナのヘッダには自サイトへのリンクを忘れずに。
言うまでもなく他サイトの掲示板への宣伝書き込みはご法度です。最も忌み嫌われる行為です。掲示板に書き込む時は最初の数回は自サイトのURLすら載せないでおくことが望ましいです。そのサイトの日記の感想をさらっと爽やかに書いてください。
自分の文章に自信があるのなら批評サイトに批評依頼をするのは効果的な広報活動になります。ただしその自信がこっぱみじんに砕かれるかもしれないということもよくよく考慮してからにしましょう。厳しい批評にへこんで自尊心丸出しの自己弁護をサイトで行なうとネガティブアクセスがどっと増えてしまいます。ぐっと堪えて「とても参考になりました。お忙しい中批評していただいて有難うございました」と明るく振舞ってください。万が一高評価を貰った場合にも注意が必要です。天狗テイストたっぷりなハイテンションテキストを書くと叩かれます。批評前と批評後でテキストの内容やテンションが変化しないように落ち着いて文章を書いてください。
冗談なんで、真に受けないようにしてくださいね。
2003年6月25日改稿。
2002/08/05