
昨日の補足。
言うまでもないことかもしれないが、霊感商法で1千万円の壺を買おうが、マルチで150万円の補正下着を買おうが、そんなものは個人の価値観の問題なので、別に買いたければ買えばいいと思う。問題なのは回りにどんどん波及していって、最後の最後に「騙された!!」とバカみたいに騒ぎ出す人が続出することと、回りに波及していく過程で、人間関係に修復不可能なミゾが出来てしまうことだ。
本人がその価値を認めて買った物を、後になって「騙された」などと騒ぐのはバカとしか言いようがない。それは騙された方が悪い。大体マルチというものは「商品」それ自体には大して問題がないことが多い。ただ単に「商品」と「価格」が常識的に言って見合っていないだけだ。例えば初めから壊れていて、絶対に見ることが出来ないテレビを買わされたのなら、それは「騙された」と言ってもいいかもしれないが、ごく普通の何の欠陥もないテレビを「これはBSデジタル放送も見れるし、画質もいいし、キャビネットもついてるし、目が疲れません」という謳い文句で200万円で買わされたのなら、本人の価値観の問題になる。
身内の恥をさらすのは忍びないが、僕の父親はバブル真っ盛りの頃、「絶対に買った値段より下がることはない。むしろあがりつづけるだろう」という甘い言葉に乗せられてゴルフの会員権を買った。その言葉を信じる信じないは全くもって本人の責任なのだ。ご想像のとおり、その会員権は今では紙切れ同然になっている。残ったのは多額の借金と、売った人物に対しての不信感だけである。その不信感も身から出た錆であって、僕に言わせれば逆恨みみたいなものだ。
誰が被害者で誰が加害者なのか、非常にわかりづらいのがマルチの特徴だ。Tも初めは被害者であったかもしれないが、友人を次々と勧誘していった時点で加害者の側に回ったことになる。
僕が思ったのは「平穏なバイトで大騒ぎを起こしたくない」この1点に尽きる。Tが150万円を払って補正下着を買ったことに関しては「随分思い切った買い物をしたもんだ。アホだ」くらいにしか思っていない。ちなみにその下着を着ると、やはり若干は体型がすっきり見えるようだ。いいではないか。ちょっとでもスリムに見えるなら150万円は人によっては安いのかもしれない。
まあ「運動したらいいんじゃない?」って話なのだが。
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