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2000年12月24日

サンタはトナカイのそりに乗って

うちの甥っ子(4歳? 5歳? よく知らない)にサンタさんが来た。サンタの存在はいつまで信じ込ませるのが標準なのかよく知らないが、少なくとも小学校にあがるまではやはりこういう行事はあった方が親も子も楽しいだろう。僕もおじさんとして、やむなくうそ臭い演技をせねばならない。

「お こうへい、サンタさん来た? プレゼントは何を貰うの?」

こうへい君は補助輪つきの自転車を貰ったのだが、その嬉しそうな顔といったら! まだおっかなびっくりの運転なので、車道を走るのは親に禁止されているのだが、乗りたくてしょうがないようで狭い私道をひょこひょこ走っている。(しかも今、水疱瘡を患っていて、高熱があるのにも関わらずだ)子供がものを覚えるのはあっというまだ。すぐに自由自在に乗りこなせるようになるのだろう。

自分が始めて自転車を買ってもらったときのことを思い出す。僕も幼稚園の頃に補助輪付きの自転車に乗っていた。乗り物を乗りこなすというのは、何か根源的な快楽に結びついているような気がする。子供は例外なく乗り物が大好きである。いや大人になってもみんな大好きだ。でなければ、電車でほとんどの用が済むこの狭い日本で、自家用車がこれだけ売れるはずがない。

乗り物の中でも、補助輪のない自転車、自動車、バイクはやはり格別な感じがする。この3つを初めて乗れるようになったときの感激は誰しもが思い出としてもっているはずだ。

ちなみに僕が初めてバイク(50ccの原付)に乗ったのは、小学校6年生のときだ。もちろん無免許である。自分でこがなくても右手をひねるだけで、前に進む原付にひどく興奮したのを覚えている。なんというか、自分の能力が拡張されたような、万能感のようなものを感じたのだった。車道を走るのは少し恐かったので、歩道を走ったのだが(もっとタチが悪いかもしれない)、いきなりアクセル全開にしたため、ものすごいウィリーで発進した。そのままシャッターが閉まっている開店前の洋服屋に突っ込んでぶっ倒れた。恐怖感を感じるより、バイクが持つすごいパワーに感激した。足をおもいっきり地面にぶつけて、泣きそうになるくらい痛かったのだが、顔は満面の笑みだった。

次はヘリコプターか飛行機だな。死ぬかもしれないけど。



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