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2001年01月10日

バイク乗らない人なのにね……

先日会った後輩Mの影響をモロに受けて革パンを買って来た(というかクリスマスプレゼント(謎)でもらった)。元々ずっと欲しかったのだが、後輩Mの革ジャンを見て、もういてもたってもいられなくなったのだ。ずっと自分が思い描いている自分像(ぷ)にまた1歩近づける。こういう日は眠気も感じずスキっと目が醒める。

久しぶりに渋谷まで行ったのだが、正直なところ僕の歳では渋谷は結構つらい。しかし目指す革パンを売っている店は渋谷にしか心当たりがないのだ。学ランを着てバーバリーのマフラーを巻いている爆発頭(謎)の高校生に混じって、冷や汗をかきながら探してきた。

まずはパルコのそばの『バックドロップ』というアメカジの総本山みたいな店に行く。ここは僕が高校生当時から服を買っている老舗である。スタジャンなどの品揃えが素晴らしい。ここで、まずは『バンソン』の革パンの価格調査だ。実を言うと欲しい欲しいとは思っていたのだが、実際に革パンを手にとって見たりするのは初めてで、値段の相場も全然知らないのだ。とりあえず目に付いた1本を手にとってみてギョッとした。値札の金額は¥69800- 。「うへえ やっぱ高いなぁ。5万円くらいで買えるかと思ってたが甘かった……」

革にもいろいろ種類があり、柔らかいのもあれば恐ろしく硬いものもある。例外ももちろんあるが、大体「硬ければ硬いほど高い」と思っておいて間違いないようだ。一番安いヤツは4万円くらいからあるのだが、革の質感がいかにも安っぽい。僕が最も気に入ったのは一番硬い馬革の黒いパンツで、これは10万円オーバーであった。むぅ、あまりにも高い。激しく予算オーバーである。

次は『バンソン』より通好みの『エアロレザー』を扱っている『スラップショット』という明治通り沿いのアメカジの店に行ってみた。ここはバックドロップより客層が若く、さらに僕にとっては厳しい場所だ。しかし僕もいたいけな高校生当時はやはりここでたくさんの買い物をしていた。もうちょっとOBにも入りやすくしておいてくれよ!

エアロの革はバンソンよりも肉厚な感じがして、僕はいっぺんで気に入った。やはり一番硬い馬革が、色もツヤも含めた質感がいい。これしかない! という感じである。お値段は¥80000- 。バンソンよりはマシだが高いことには変わりない。とりあえず試着だ。最近太ってきたのを考慮して、32インチのものを履いてみる。

「ぐはっ!!!!! なんだこの硬さは!!」

手にとってみるのと、実際に履いてみるのとでは天と地ほどの差がある。とにかく信じられないくらい硬くて重いのだ。こんなんで歩けるんかいなという感じである。両足を通してジッパーをあげるだけで体力使い果たすくらい苦労した。しかしこれが気に入らない。どうも太いのであった。「う〜ん、革パンってのはもっと足のラインが出てないと変だよなぁ」ということでもう1サイズ落としたものを試着してみる。しかしこれも太い。どう見てもかっこ悪いのである。ここは履けなかった時の恥を忍んで、もう1サイズ落としたものを試してみるしかない。30インチではジーンズですら入るかどうか自信ないのだが挑戦してみた。

「ぐ、ぐぉぉお。硬ぇええ。は、はいらない……ぐぐぐ」

そんなこんなで5分ほどフィッティングルームで格闘して、無理矢理足を通してみた。ウェストはぎゅうぎゅうで指1本入らない。額は汗でびっしょりだ。ジッパーが壊れて飛んじゃうくらいのきつさなのだが、なんとか履くことができた。今度はシルエットもばっちりである。ウェストはピッタリだが足の細さが丁度いい。決してピタピタという感じではなく、程よい余裕がある。これで決まりだ。革は履いているうちにどんどん柔らかくなり伸びてくるので、ウェストもぎゅうぎゅうでOKなのだ。全額プレゼントしてもらうにはあまりにも高いので、僕も少しお金を出した。

買った直後にジーンズから革パンに履き替えた。走れない、しゃがめない、階段昇れない、靴の紐結べない ご飯食べられない。でもかっこいい。かっこよさはいつも痩せ我慢と隣り合わせだ。



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