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2001年01月14日

魔性住まう街

今日は僕の戦友(ぷ)、バカボと買い物に行った。ここ最近買い物ブーム(ぷ)到来である。

先日革パンを手に入れたので、それを履いて意味無くおしゃれな街を闊歩したいという欲求が起き、青山まで行ってきた。東京在住の人じゃないとちょっとわからないかもしれないが、青山というのは例えばジャージの上下で歩いていたらそれだけで自殺したくなるような気分にさせられるハイソサエティの集う場所である。日本のおしゃれそのものが詰まっているような、一種異様な雰囲気漂うファッションの戦場と言える。

特に意識せずに営業に使っているカローラで行ったのだが、まずこれで大失敗だと思った。大通りから一本入ると、途端に回りは超高級車の路駐の嵐である。比較的狭い通りに、これでもか! というくらい車が止まっている。ジャガー、フェラーリ、ベンツ、ポルシェ、ちょっと毛色が違うがケイターハムスーパーセブンなんかもある。まさに別世界だ。ちょっと気にしてしばらく見ていたのだが、足立ナンバーのセダン(僕の営業車はこれ……)は1台もなかった。

「むぅ……。はるほどの見栄もないが、さすがにこれではカッコがつかないな……。道行く人が全員、あんたの来る場所じゃないよって目で見ているような気がする……」

で、とりあえず日本では唯一の(近々大阪店も出来るらしいが)クロムハーツの路面店に向かう。実はこの店にはバカボの友達が勤めていて、結構気楽に入れるのだ。もしも知り合いが勤めていなかったら、とてもじゃないが普通の精神状態では入れるものではない。店の雰囲気が一般人を如実に拒絶しているのだ。ここはごく限られた金持ちだけが入ることを許される、一種の聖域となっている。

中に入り、一目散に知り合いのところに向かう。店員に声をかけられたら息の根が止まりかねないからだ 謎。コーヒーなどを知り合いに振舞ってもらって、偽りの顧客気分を味わう。おどおどしながら店内を回る「紛れ込んだ一般人」が僕らの方を見て「うわぁ……あの人たち常連なんだな……」という顔をしている。「すいません……、そうじゃないんです。僕らこんなものを買えるような金持ちじゃないんです」と心で呟きながら、とりあえず「がおーーーーー!」と威嚇しておいた 謎。

その後『エバンス』というROLEX専門店へ冷やかしに行った。もちろん買う気など毛頭ない。「ん〜女の子用の小さいヤツかわいいね〜」とか「うっひー 札束を数える機械があるよ。やっぱ現金でドカンと買うやつも中には いるんだな……」とか、田舎モノ丸出しの風情で店内を歩き回っていたのだが、ここでバカボの気がふれた。

「つか あたし、買う気満々になってきた」

(゜ロ゜;……

そしてバカボは買ってしまった……。うーん、青山の地下には龍脈があって、地上の人々の金銭感覚をむちゃくちゃに狂わせているとしか考えられない。今後は近づかないように気をつけよう……。



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