冷麺 2001年03月

2001年03月02日

めざせ有周!時代の話

ミチオに書けと促されたので、今日はできれば触れたくない恥ずかしい過去を書こう。

この恥ずかしさを言い表すには何が適当だろう。「誰も見ていないだろうと思って風呂上りに素っ裸で、自分の最も素敵だと思える笑顔を鏡の前で研究していたところを後ろからこっそり母親に覗かれていた」くらいか。それとも「公衆便所で思い切りふんばったら自分でもびっくりするくらい勢いよく大便が出てしまい、飛び散る音が外で待っていた初デートの女性にまで聞こえてしまった」くらいか? とにかく僕にとってはそれくらい恥ずかしい事なので、読み終わったらなかったことにしてもらいたい 謎。

テレビと違ってラジオは、パーソナリティの裏の姿が見え隠れして、これが結構根強いファン層を持っている。福山雅治なんかもラジオでは下ネタ満載のエロ兄ちゃんだし、伊集院光も切れ味鋭い毒舌ぶりを発揮する。どういうわけかラジオは気が緩むようで、テレビでは決して言えない事がポンポン出てくるのである。それを知っているリスナーは誰しもが「私はあの人の真の姿を知っている」という気になり、パーソナリティに対してとても親近感をいだくことができるのだ。

AMラジオの中でも群を抜くお化け番組がある。それは「コサキン」という番組だ。これはもう20年近くも続いている長寿番組で、尚且つ民放の番組ではトップクラスの驚異の聴取率を誇る。知っている人はとことん知っているが、知らない人にとっては「何それ?」の世界が広がっているのだ。試しにGoogleあたりで「コサキン」を検索してみるといい。驚くほど大量の「コサキンHP」がみつかるだろう。

僕は「コサキン」の大ファンで、リスナー歴もはや10年を数える(コサキンリスナーはこのリスナー歴に非常にこだわる)。そしてこの番組にせっせと葉書を送っていたのだ……。「ええ? ラジオに投稿? 暗っ! ださっ!」と言うなかれ。今の僕があるのはこの番組のおかげと言っても過言ではない。毎週ネタ作りに命をかけ、常に日常に潜むネタへのアンテナを張っていたのは今この「恐がりHP」を作るにあたっても非常に役立っている。脱力系のギャグの原点はこのコサキンなのである。

恥ずかしいついでに誰にもわからない自慢もしておこう。僕が投稿していたときはかなりの高確率で葉書を読まれていた。そのネタは今でもコサキン本の中に数点掲載されているので見ることができる。

ちなみにコサキンのコサは「小堺」一機さん、キンは関根「勤」さんの事である(リスナーはこの二人を呼び捨てにすることなどできない)。二人ともテレビでは大して面白くもないが(お二人ゴメンナサイ……)ラジオの面白さはハンパではない。一度も聞いたことがない人は是非聞いてみていただきたい。2度と聞く気が起きないか、ハマるかのどちらかになる。水曜の深夜にTBSラジオでやっている。

2001年03月11日

波に飲み込まれるようだ

改めて携帯電話によるインターネットアクセスの凄まじさに驚いている。

僕は本職の元ゲーマーとして心からゲームを愛している。そんなピュアな心で(ぷっ)「自分が昔やりこんだゲームの音楽を携帯の着信音にしたい!」と思った。どうせやるなら人が作ったものをダウンロードするのではなく、自分自身で作りたいと思った。で、恐がりHPを見に来てくれている人たちの「ふーん」という冷たいあしらいにも負けず、細々と着メロを作り続けてきたのだが、ここにきて恐ろしい勢いで「恐がりiモード」が認められつつある。

僕の着メロを評価してくれていた武猫が「検索サイトに登録でもしてみれば?」と言ってくれたのがそもそものきっかけだったのだが、言われるままに登録作業を終えてアクセスログを見ていて心底驚いた。登録したその直後から、すごい勢いでアクセスがあるのだ。慌ててカウンターと掲示板、ダウンロード解析を設置した。1時間で100HIT、ダウンロード数もそれに匹敵する。検索サイトに「新着サイト」として紹介されているのを差し引いても、1日に1000HITはする計算だ。ちなみに本家恐がりHPは1日にせいぜい100HIT、しかもその半数が同一人物による複数訪問である。この違いは一体なんなのだろう……。

インターネット広告でも同じような事が以前から言われていた。曰く「PCサイトにバナー広告を出すよりもiモードサイトに出す方が格段に効果がある」

僕はこの言説を話し半分に捉えていたのだが、いざ自分の身に起こるとうなずかざるを得ない。iモードユーザーのレスポンスの良さはPCユーザーの比ではないのだ。彼ら(僕もiモードユーザーではあるが……)は貪欲に情報を取り込み、そして即座にそれを活用する。「インターネット端末の覇者はいずれPCから携帯電話に取って代わられるだろう」というアナリストの予言を薄ら寒い感覚で実感したのが今回の事件であった。

しかし僕はどちらかと言えばPCの方にずっと身を置きたいと思っている。携帯電話は消費の権化だ。貪り、飲み込むグルマンであるよりも、一杯のラーメンにあーでもないこーでもないと改良を加えつづける料理人でありたいのだ。……って何かっこつけてんだか。ぷ。

2001年03月19日

トイレちょっといい話

薄々皆さんお気づきだろうが、僕は「自慢」と「知ったかぶり」がかなり好きな方だ。もちろん他人の自慢話を聞かされるのはまっぴらごめんだし、知ったかぶりされるのも大嫌いなのだが、自分自身はどっぷり自慢君の知ったかぶり君なのである。まあこれも程度問題であるし、「かわいい自慢」や「いやらしくない知ったかぶり」というものもあると思うので、自分はそっちの方の愛すべき「自慢&知ったかぶり君」であると無理矢理思い込もうとしている。

可愛い知ったかぶりのコツは、「全然知らないのに、カスリもしない的外れな答えをして相手の笑いを誘う」というものだ。なまじっか少しでも知っていると途端にいやらしくなる。全然知らない場合は素直に教えてもらうか、あるいはとりあえず知ったかぶりをして、相手の笑いを誘ってから素直に教えてもらうのが有効である。少しだけ知っている場合は、全く知らないフリをして素直に教えてもらう方がいいだろう。その結果自分の方が深い知識を持っていたということが判明したら逆襲に転じればよい。

可愛い自慢のコツは「それって自慢なの?」と相手が疑うようなくだらない、どうでもいい、ピントはずれな自慢をすることだ。例えば「俺は小学生の頃、おじいちゃんが入れ歯を浸けておいたコップの水を毎朝飲んでいたぜ!!」とかだ。もうひとつは「ストレートに自慢する」ことである。本当は賞賛を受けたいのに、まるで謙遜するかのようにまわりくどく自慢ネタを小出しにすると非常にいやらしいからである。自分自身「これはすごい!」と思っているなら堂々と自慢してしまうのがいいだろう。そして賞賛を受けたら素直に「わーい」と言って喜べばよい。ここで「いや別に大したことないよ」などと謙遜するとイヤミにしか聞こえない。

前フリが長くなったが今日は「知ったかぶり」を前面に押し出して話を進めよう。しどろもどろになるが、知ったかぶりをしているのだからしょうがないと思っていただきたい 笑。

「水」というのは間違いなく物質だ。さわれるし 謎。では「温度」というのはなんだ? これは「状態」だ。温度は物質じゃない。うんあってる。じゃあ「光」はなんだ? 光は状態じゃないっぽい。光ってのは実は物質みたいなもんだ。何故なら宇宙のどこかにはブラックホールというものがあって、そこでは光すら吸い込まれるからだ。吸い込まれるものはそれは物質みたいなもんだ、多分。じゃあ「匂い」ってのは何だ? これは実はもろに物質だ。これは間違いない。

鼻の奥には「におい受容器官」ってのがあって、そこに「におい物質」がくっつくと匂いを匂いとして認識する。だからトイレでうんこをした直後にクサイのは、目に見えないくらい小さなうんこ微粒子が漂ってるからだ。ゆえに「この便所クサイから口で息しないと死にそう」とか言うのは、よく考えると変なことになる。口で息をすると、うんこ微粒子が口の中に入ってくるということだからだ。これは考えようによっては鼻に入ってくるより気持ち悪い。

というわけで、結論としてはトイレでうんこをした後は、マッチを1本燃やすとマッチ微粒子がうんこ微粒子よりも強いので、匂いを誤魔化せるよ……ってことだ。

2001年03月21日

潜入! iモードユーザーの実態

WEBサイト(表記にこだわる人向けにこう書いているが、僕自身は普通にホームページとかHPとか言っている。ちなみにホムペはイヤだ)を作っている人ならわかるだろうが、自分のサイトにメールアドレスを載せていても、まずメールが送られてくるということはない。lisaさんのように初心者救済のCGI講座などをやっていると、この限りではないのかもしれないが、僕の『恐がり』をはじめ多くの人がやっている所謂個人ホームページでは、トップページのメールアドレス記載は単なるお約束となっている。自分自身 コンテンツに心動かされて、管理人に直接メールを送ったという事は未だかつてない。

まあそのために気楽にコンタクトが取れる掲示板というものが存在しているわけなのだが、iモードのサイトを作ってみて面白い事実に気付いた。

iモードユーザーというのはPCユーザーとは全く逆の行動パターンを取るのである。要するに掲示板にはなかなか書き込まないがメールはガンガン送ってくるのだ。これはちょっと驚いた。携帯でのメールなので当然文面は非常に短い。「ん〜こんなちょっとしたことなら掲示板に書けばいいのに……」と僕などは思うのだが、彼らにしてみれば「こんなちょっとしたことならメールで送った方がいい」ということらしい。

ごく稀にPCサイトの恐がりの方でもメールが届くことがあるが、そういう場合は大抵非常に文面が長く、掲示板では書くのがためらわれるような個人的な話題になる。それに対してiモードサイトから送られてくるメールは「ゼルダいただきました! すっごいいいですね♪」などという感じなのである。PCでネットに慣れ親しんだ者からすると、とても奇妙な印象を受けると思うのだがどうだろう? しかしいずれにしてもそういう声をもらうのが嬉しいということには変わりはない。有難いことだ。

パソコンユーザー ICQ・IRC<掲示板<メール
iモードユーザー メール<掲示板<通話

左の方が気楽に出来るということである。IRCやICQというのは通話と似ているので、丁度掲示板を挟んでメールと通話が正反対の位置にあるということである。う〜ん面白い。

2001年03月22日

生粋のアキハバラー

命を削るように、ない金を搾り出してモニターを買って来た。懲りずに三菱製の19インチフルフラットモニターである。掲示板で温風ちゃんが書いていたが、モニターの当たり外れというのは案外あるらしく、5年もつ人もいれば僕のように1年足らずで壊れる人もいれば、元々壊れているものを買っちゃう人もいるようだ(所謂初期不良というやつ。当然交換が効く)。何はともあれこれでなんとかまともなPCライフが送れそうだ。真夜中までスーツを着たまま事務所でPCをいじっているのはやはり尋常ではない。

で、昨日は茨城の奥地に営業で回っていて秋葉原まで行くのがかったるかったので、郊外型家電量販店でモニターを探してみた。K'sでんき、コジマ、ヤマダあたりを探して回ったのだが、これが見事なくらい品揃えが悪い。これらの家電量販店がすごい勢いで業績を伸ばしているのは新聞で知っていたので、過大な期待があったわけなのだが、それにしてもこの現状はあまりにお寒い。やはり秋葉原の底力はまだまだ捨てたものではないと再認識した。秋葉原なら欲しいものがみつからないということはないのだ。結局4店舗ほどを回ったところであきらめて、遠く茨城から秋葉原まで行くハメになった。

新品モニターの調子はいい。壊れないように祈りを捧げておこう。エロイムエッサイムエロイムエッサイム。エコエコアザラクエコエコザメラク。うへえ逆に壊れそう。

2001年03月30日

正義と嘲笑

「ワイドショー嫌い!」という人は結構いるが、「ワイドショー大好き!」と公言して憚らない人は意外に少ない。野次馬根性というか、下衆な部分を見られたくないという心理だろうか? 確かに芸能人のどうでもいい離婚話や、取材対象に対して声高に正義を振りかざす「おまえ何様?」的なレポーターにイライラする人もいるだろう。そういう人は見なければよろしいというだけの話だ。

僕はかなり大好きな方なのだが、中でも日テレの『ザ・ワイド』は別格で、こよなく愛している。以前にも書いたがこの番組の姿勢は下衆そのもののワイドショーの中にあって、唯一好感がもてるのだ。レギュラーコメンテーターの加藤タキには結構イライラするが。

で、最近の話題で面白かったのが「街の迷惑住人」ってやつである。「ゴミ屋敷」とか 謎。レポーターが例によって「周りの住人の方たちが非常に迷惑しています」とか「今にも崩れそうで非常に危険です。ここは幼稚園児などの通り道でもあります」とか、まるでレポーター本人が迷惑を蒙っているかのようなヒステリックな口調でまくしたてている。まあ番組の性格上、それくらいの演出をしなければ視聴率が稼げないのだからここらへんは大目に見てあげよう。僕の印象としてはゴミが崩れそうな危険な感じは別にしないし、周りの住人も「なんかあそこの人、気味が悪い」と思っている程度で、大して迷惑はしていないように見受けられる。

要するに「気味が悪い変人」をクローズアップしているだけなのに、変人をクローズアップするのは人権問題に関わるので、「周りの迷惑を防止する」というお題目を掲げて、自己正当化しているというわけだ。ここらへんが下衆の下衆たる所以である。

「変人」の定義から始めないと問題があるかもしれないが、しちめんどくさいので省略しよう。共通するのは恐らく「社会性の欠如」だ。こういう人物は見ていてとても面白い。世の中の大多数の人が持っている欲望、持ってはいても抑圧している欲望をストレートに満たし、それに対して何の痛痒も感じない人たちだ。痛快でもあるし、薄気味悪くもある。自分がそうなれたらある意味幸せかもなぁ……と夢想させてくれる人たちだ。

圧巻だったのが「購入した敷地が、何者かの陰謀によって不当に縮小されている」と思い込んでいるおばさんだ。このおばさんは自分の家の回りにブロック塀を勝手に積み上げて、公共の道路を占有している。もちろん違法なのだが、本人は「そこは自分の敷地なのだから、占有するのは当然だ」と思い込んでいるので行政指導なんかも全く意に介さないのだ。あろうことか、隣接する公園(もちろん自治体の所有地)にまでロープを張って「私有地につき立ち入り禁止」などと張り紙をしている。これが笑えずにいられるだろうか? 面白いとしか言いようがない。

こういう、何を言っても聞く耳を持たない自己完結している人というのは回りを見渡せば結構いるものだ。自分が聞く耳を持っていないという事自体を自覚していないので、全く話にならない。僕などはそういう人に面と向かって文句を言えない分、ワイドショーという名の見世物小屋を彩る「変人」に嘲笑を浴びせることで鬱憤を晴らしているのである。「変人」に正義を振りかざしたって何の意味もない。



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