冷麺のトップに戻る

2001年06月29日

自戒ももちろん含めて

文章の中にやたらと「僕は」「俺は」「私は」が出てくる人は我が強く、自己主張の激しいタイプだ。僕もモロにこのタイプだと思う。これについては特にどうという感想もないのだが、一人称を「僕たちは」「俺たちは」「我々は」と複数形にすることによって無意識に自己主張の激しさ、我の強さをオブラートで包もうとする人、集団を隠れ蓑にして逃げ場を作る人にはかなりの嫌悪を感じる。複数形の裏には、読者に対する同意の強要や、存在してもいないある種の集団への帰属意識がある。

複数形を使うなら、特定集団の意見を代表しているということを強く意識して発言するべきだ。あなたはどの集団の意見を代表しているのか? その集団に属する人たちの名前をはっきりと挙げられるのか? そもそもあなたが考えているような集団は実際に存在するのか? それはあなたが勝手に作り上げた幻想ではないのか? こういう質問に思わず「うっ」と詰まってしまうようなら安易に「僕らは」「我々は」などと言うべきではない。

読み手を勝手にあなたの仲間にするべきではない。あなたの考えに同意するかどうかは読み手が自分で決めることだ。

「僕らの時代にはなかった」「うちら関係ないし」「私たちに出来ることから始めよう」

うんざりだ。

というようなことを今日は思った。例によって僕のお昼の友、ワイドショーを見ていたときである。11時半からはテレ朝の番組を見ているのだが(脚本家 市川森一のコメントが好きだから)、堺正章の記者会見で芸能レポーター福岡翼の発言にカチンときた。

「堺さんの女性問題、金銭問題が原因だと僕たちは思ったんです」

僕たちって一体誰のことなんだ? それはあなたが個人的に思ったことではないのか?

ああ、当たり前の事を当たり前に書いてる自分がバカに思えてくる……。



Amazon.co.jpアソシエイト

楽天

MENU

冷麺最新5件の記事

冷麺最新3ヶ月


Amazonトップセラー