
中学生くらいから常に思っていたことなのだが、全知全能の師が欲しい。全能である必要はないが、全知の存在が欲しい。
例えば名前だけはよく知っている相対性理論や不確定性原理。なんとなくわかったようなつもりでいるが、実は全然わかっていない。幾度となく専門書にあたり、挫折して入門書(?)にあたり、その全貌を知ろうとするのだがわからない。何をもって「解る」とするかの問題なのかもしれないが、自分で納得がいくまで理解したとは到底言えないのだった。
恥ずかしながら僕は歴史にもめっぽう弱く、特に現代史になると完全にお手上げである。第二次世界大戦は何故起こったのか、どういう事が起こったのか、そして何が生まれ、何が死んだのか、全くと言っていいほどわかっていない。「戦後」なんていう言葉がよく使われるが、僕はそれの真に意味するところもわかっていない。もっと近い時代、例えば全共闘、浅間山荘事件。いずれも「そういう事があった」ということを知ってるだけで、それらの意味するところはわかっていない。
これはかなり恥ずかしい事態だ。誰か教えてくれ! と思うのだが、なかなかこれらについて簡潔にわかりやすく説明してくれる人というのはいないのである。仕方なく文献にあたることになるのだが、こういった事について書かれた本というのは異常に大部で理解するのに時間がかかりすぎたり、詳細すぎて全体像が見えてこなかったり、著者の主観が入りすぎていたりする。
僕が得たいのは簡潔で、全体的で、客観的な知識だ。これら基本的な知識を手に入れた上で、興味が湧いたならさらに突っ込んで、大部で、部分的で、主観的な知識に進めばよい。
常に僕の側にいて、僕の質問に的確に答えてくれる人が切実に欲しい。そして心ゆくまで知識の大海をさすらいたい。
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