プラナリアという生物を見てみたいと思った。
先日手を怪我して、その治癒の早さに驚いたわけなんだが、生物には元々こういう治癒能力が備わっているわけで、別に驚くには値しないような気もする。「あ、僕も結構若かったんだな」という方に驚いた方がいいのかもしれない。歳を取るとこの能力が衰えて、ちょっとした転倒から骨折→寝たきりとかになりがちだそうだ。そういえば今は亡き僕の祖母もそのパターンで寝たきりになった。寝たきりになると頭を使うこともなくなり、あっという間にボケてしまった。家族の名前すら思い出せないという状態になってしまったのである。
まあそんな話は置いといて、プラナリアというのは再生能力が桁外れの生物で、体を半分にちょん切ってもそれぞれが再生して2体の生物になってしまうという、なんともまあ奇妙なヤツなのである。体長は1〜2cm。頭部が特徴的で、まるで漫画のような目がある。というのは僕が小学生くらいの頃に図鑑で見たうろ覚えの知識で、本当の所はよく覚えていない。とにかく切っても切っても生き返るドすげえ生物として記憶に残っている。その時も「すげえなぁ 見てみたいなぁ」と思った。
切ったところの傷が自然治癒するくらいなら人間にも出来るが、手を切り落としたらまた手が生えてくるわけではない。切り落とされた手に目や鼻が浮び上がってきて「手人間(?)」が誕生するわけではない。
「プラナリア!! ブラボー! こいつは不死身のスーパークリーチャーだ! こんなヤツが映画じゃなく現実にいたなんて!」と感慨に耽った思い出がある。
で、例によってWEBで検索してみたらあっけなく正体が判明してしまった。と言うか僕はこいつを既に何度も見たことがあるのだった。「あー あいつか」てなもんである。
プラナリアはどこの渓流にも生息しており、さほど珍しい生物ではないらしい。河の大きな石をひっくり返すと、裏にへばりついているのがよく見られるそうだ。こうした野生(?)のプラナリアは見たことがないのだが、実は自宅にわんさかいたのだった。熱帯魚飼育の水槽だ。
一体どこから湧いて出たのかわからないが(恐らく熱帯魚屋で水草なんかを買って来たときにへばりついていたのだろう)、いつも水槽の底に何匹かへばりついていた。暗褐色でぬるぬるした外見は「気色悪い」の一言で、熱帯魚水槽の美観を損なう忌むべき存在だった。
というわけで僕のスーパークリーチャーへの憧れは、うすら寒い現実にまたも蹂躙されてしまったのだった。大人の階段のーぼるー♪
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