
9月14日、発売日に任天堂ゲームキューブ(以下GC)を買った。同時発売ソフトは「ルイージマンション」「ウェーブレース」「スーパーモンキーボール」。そのうち前者2つを買った。ゲームの方は時間がなくてあまりやりこんでいないが、とりあえず速報。
まず本体について。筐体が小さいというのは聞いていたが、ここまで小さいとは思わなかった。なにしろお店に在庫してあるGCの箱が小さい。とてもゲームマシンの箱とは思えない。ソフトも独自規格の小さいDVDなので、パッケージがえらくコンパクトに感じる。
本体はとても美しいデザインで取っ手がついているのがかわいらしい。一見すると小さめのMDコンポのようでもある。コントローラを取り出してみると、これもかなり小さい。64の巨大なコントローラに慣れているのでかなり違和感ありまくりだ。また、ボタンが今までとはがらりと違う配置になっており、「これ 5歳の甥っ子では手におえないな……」という感じに複雑な印象を受ける。
さっそくルイージマンションをプレイしてみる。GCがスペックでPS2に若干劣っているのは知っていたので大して期待もしていなかったが、案の定グラフィックはパっとしない。FFや鬼武者、デビルメイクライの素晴らしいグラフィックに慣れてしまっているのでこれはかなりのマイナスポイントだ。64から比べれば明らかに向上してるのだが、それをほとんど感じることが出来ない。むしろ、「あれ? なんか64と大差ないじゃん」という感じを受けてしまう。
感心したのは本体の起動が早いこと、DVDの読み込み時間が早いことの2点だ。PS2の本体起動はPC並に遅く辟易とさせられているが、GCではそういうことはない。起動グラフィックがちょろっと出て、その後すぐにゲームが開始される。これは周辺機器の拡張性に関係があるのかもしれない。PS2はデジタル家電としてさまざまな拡張を見越しているため、PCと同じように起動時に接続機器の確認を行なっているはずだ。GCはそれがない分早いのだと思われる。全然違うかもしれないが。体感速度ではPS2の倍は早く起動する感じがする。
読み込み時間は「え? 今もしかして読み込んでた?」というくらい早い。PS2のゲームのように、いきなり画面がブラックアウトして、明らかに「今DVD読み込んでます!」みたいな事がまるでないのだ。これは任天堂のプログラミングテクニックや、読み込み時に表示するアニメーションのテクニックによるものなのだろうが、初めのうちはまるでカセットで遊んでいるような錯覚すら覚えた。賞賛に値する。
で、肝心のゲームだがこれがいただけない……。つまらないのだ。まるでやる気が起きない……。ウェーブレースは面白いと言えば面白いのだが、これは64で既に出ているゲームの映像を綺麗にしただけのものであるし、既に散々やりつくしたので今更という感じだ。ルイージマンションはまだクリアするほどやっていないのでよくわからないが、数時間プレイした限りでは面白くない。これも64でいいじゃんという感じがする……。
発売時のあまりのしずけさに「おいおい任天堂大丈夫かよ……」と心配していたが、ゲームをプレイしてみて心配はますます大きくなるばかりだ。やはり本体同時発売にマリオがないのは痛い。SFCの時も64の時も、マリオの最新作で「やっぱ任天堂はすげえや」と驚かされたものだが、GCの同時発売ソフトには何も驚かされる部分がない。うーむ このまま任天堂は没落していくのだろうか……。これからどんどん面白いゲームが発売される事を期待するが、とりあえず現時点での発売スケジュールはお寒い限りである。
GCを買おうかどうか迷っている人がもしいたら、「マリオ」「ゼルダ」「メトロイド」のいずれかのタイトルが出るまで待つか、或いは松下電器から発売予定のDVD映画も見れる(GCはゲーム専用機なのでDVD映画は見れない)コンパチ機が出るまで待つ事をお奨めする。……と、こんなインプレッションを書いていること自体屈辱だ。自信を持って「買い!!」と言いたかったのだが……。無念。
しかし必ずいいゲームが現われると信じている。例えGCが商業的に失敗に終わったとしても、数本の本当に面白いゲームが出さえすればそれでいいのだ。64は確かにPSに敗北したが、ゲームの質では決して負けていなかったと思っている。GCはPS2からシェアを奪い返そうなどと思わずに、良質のゲームを本気で追求してもらいたい。とりあえず本体同時発売ソフトにはそういう気合は感じられなかった。初めのつまづきを取り返すには相当な頑張りが必要だ。頑張れ! 任天堂!
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