冷麺 2001年10月

2001年10月01日

呪われた遺伝子

今日はワキガの話あれこれ。

「私はワキガです」と堂々と言える人は少ないだろう。だが外国人には全く気にしない人が多い。日本人は世界でも最も消臭に気を使う民族だ。

高校時代、桁違いのワキガが友達にいた。仮にK君としておこう。僕とK君は3年生になってクラスが分かれたのだが、友達付き合いは続いていた。ある日、教科書を忘れた僕はK君のクラスまで教科書を借りに行った。あいにくK君はその時不在だったのだが、僕は全く迷う事なくK君の席を探り当て、机の中に入っていた教科書を(勝手に)借りることが出来た。そう、それくらいK君のワキガは凄かったのだ。本人がいなくても、残り香で席をみつけられるくらい。

ここまで凄い人は滅多にいないが、夏場なんかには匂いを隠し切れない程度の人はいくらでもいる。面白いのは、そういう人の中には自分がワキガであることに全く気付いていない人がいることだ。ちなみに僕自身は軽度のワキガであることを自覚しているので、かなり消臭には気を使っている。しかし気付いてない人はそういう事に気を使うことも出来ないので、陰でこっそり「あの人ワキガきついよね……」などと揶揄されていることも多いだろう 笑。そんな人のために今日は「自分がワキガであるかどうか」を判定する術をこっそり伝授する。

とりあえずその術は置いといて、ワキガ話あれこれの続き。

一時期対戦格闘ゲームにどっぷりハマっていたことがあるのだが、これはワキガ君にはかなり厳しいものであることは意外に知られていない。対戦格闘ゲームは実力が拮抗していると、技の読み合い、かけひきが非常に重要になる。この時の緊張状態というのはなかなか自覚出来ないが実は相当なもので、試合が終わると脇の下が汗びっしょりになるのである。暑い時には全身に汗をかくが、緊張状態の時は手のひらや脇の下に異常に汗をかくというのは誰しも経験あるだろう。ゲーセンという場所は実はワキガ君の鬼門であり、他の場所に比べてかなり臭い場所なのである。

僕のアルバイト時代にもワキガの話題でよく盛り上がった。バイトの時には皆制服を着て仕事をするため、更衣室が用意されているのだが、そこがとにかくくさいのだ。バイトの制服というのは自前の服より洗濯に出す回数が少ないのと、体力仕事のために汗をかきやすいのが原因だ。そのため更衣室の中は普通の汗のにおいと、ワキガのにおいが充満していて凄いことになっているのである。

で、たまに制服が足りなくなっていると他人のものを勝手に借りて着ることになるのだが、このときに誤ってワキガ君の制服にあたってしまうと窒息しそうになる。女の子などは陰湿な噂話が大好きなので、「あの制服って誰々のじゃない? 絶対そうだよ間違いない」などと犯人探しをしたりするのだ。もちろん女の子の中にもワキガの子は結構いるので、そういう子はいつもビクビクしていたと思われる。全くむごい話だ 笑。僕はそういったことで仲間の関係がまずくなるのを避けるため、積極的に自分からワキガであることを表明して、ワキガの子がいじめられない環境作りに努めた。恥ずかしい事だと思って隠していると全然状況はよくならない。こんな事は笑い飛ばすしかないのだ。

幸い今は高性能なデオドラント商品がいくらでもあるので、前述のK君や稲中卓球部の田辺みたいな人間離れしたワキガでない限り、制服がにおってしまうような事態は避けられる。ワキガ君は自分の症状を自覚して、消臭に気を使えばよろしい。

さて、判定術を伝授しよう。それは耳垢だ。耳垢には2種類ある。かさかさと乾燥している耳垢(ドライ)と、ぐじゅぐじゅと湿っている耳垢(ウェット)である。前者は耳掻きを使用し、後者は綿棒で耳掃除をしているはずである。ずばり、ウェットはワキガなのだ。

これは遺伝子の問題で、ワキガと耳垢の遺伝子は完全に連動しているのである。「私はウェットな耳垢だけどワキガじゃない!」と思った人は残念ながら自分の遺伝子を呪うしかない。あなたは自覚していないだけなのである。もちろんワキガは程度の問題なので、それほどひどくないケースもある。あなたは軽度のワキガということだ。後ろ指をさされるのがイヤなら夏場には消臭に気を使う必要がある。

遺伝子型と表現型もお教えしよう。ウェット(W)は優性遺伝で、ドライ(D)は劣性遺伝である。両親からひとつづつウェットかドライの遺伝子をもらうことになるのだが、ウェットを1つもらってしまったら子供はウェットになる。つまり WW や WD、DW はウェットという表現型になるのである。運良く両親からそれぞれドライの遺伝子をもらえた場合だけがドライになる。遺伝子型はもちろん DD 。両親ともにドライの場合は子供も必ずドライになる。それ以外のケースは両親の遺伝子型により、ドライになったりウェットになったりするわけだ。両親がともにウェットでも遺伝子型がWDとDWなら、子供がDDになる可能性は残されている。下表で見てわかるように純粋にドライの子が産まれる確率は25%である。耳垢が乾燥してる人はせいぜい両親に感謝したまえ 笑。

表 WW WD DW DD
WW WW WW WW WW DW DW DW DW
WW WW DW DW WW WW DW DW
WD WW WD WW WD DW DD DW DD
WW WD DW DD WW WD DW DD
DW WD WW WD WW DD DW DD DW
WD WW DD DW WD WW DD DW
DD WD WD WD WD DD DD DD DD
WD WD DD DD WD WD DD DD

2001年10月07日

メモ

風邪で3日間ほどダウンしていた。10月1日以降話題はいくつかあったのだがそういう理由で休業していた。忘れないようにメモしておこう。気が向いたら書くかもしれないし書かないかもしれない。

  1. 事務所にWin2000プリインストール機導入
  2. フードバトルクラブ驚きの結末
  3. PS2新作ソフト『サイレントヒル2』レビュー

僕は自分でもやばいんじゃないかと思うくらい忘れっぽいので、必ずメモしておく必要がある。「これはメモしなきゃ!」と思ってメモ用紙を探してる間に、何をメモすべきだったのか忘れるくらいの忘れっぽさである。


追記 。blockquoteで文章整形しているのがどうにも気に食わなかったので日記のCGIをいじってみた。見た目は全く変化してないが、テーブルレイアウトからCSSレイアウトになっている。また、日々のタイトルにid属性をつけて参照しやすくしている。てゆーか参照しないよ。cssはaonから まんまパクり。class名くらい変えろよ自分。ちなみにこのCGIは日記エディタ画面で改行すると自動的に<BR>を挿入するおしゃれ機能がついている。この改造はかなり面倒くさそうなので断念。<P>を手書きすることにする。

2001年10月08日

Windows2000 SP2

3Dぐりぐりの最新ゲームをハードにやりこむ人以外、今すぐWin2000(あるいはもう少し待ってWinXP)にOSを入れ替えるべきだ。Win2000を1週間使ってみて思った率直な感想である。

一体今までのPC生活ってのはなんだったんだ? というくらい違う。「コケないOS」はそもそもPCの大前提であるべきで、今までクソのようなPC生活だったのがごく当たり前のPC生活に変化しただけなのだが、やはりWin95/98という三国一の大バグ野郎に長い間縛られていた者にとって、この差は天と地ほどの違いがある。

これを読んでいるあなたも、コケることを前提にこまめにデータのバックアップを取り、時にはそれすらも間に合わなくて膨大な量のデータがOSごと闇の世界に逝ってしまうという悪夢を何度も経験しているはずだ。ドライバの組み込みに失敗してSafeモード起動に肝を冷やしたり、「不正な処理を行なったため終了します」という何の慰めにもならない無粋なダイアログを見てやむなく再起動をかけたり、WEB閲覧中にいきなりブルーバック画面になって「ぐわ! WEB感染!? 悪意あるコード!?」とビビったり、常駐アプリにリソースを食われて巨大アプリが開けなかったり、「メモリたくさん積んだからこれでばっちりだぜ!」と意気込んだら上級者に鼻で笑われたり、アプリケーション同士の相性の悪さで、何がどう悪いのかはわからないが頻繁にフリーズするようになったり……etc.

こういったこととは今すぐおさらばできる(多分)。おそれずOSを入れ替えるかプリインストール機を買えばいいのだ。デバイスを認識しなかったら怖い? ドライバの更新が面倒? そんなものは取るに足らない。認識しないデバイスなど捨ててしまえ。ドライバの更新のめんどくささととOSがコケまくるのと、どっちが重要なんだ?

今回事務所に仕事用として導入したWin2000プリインストール機のスペックを書いておこう。

CD-RWやDVDは仕事用ということで省いた。しかし15TFT&Pen3 1GHzが20万以下で買えるのだからすごいものだ。個人用にGatewayで当時最新のPen3 700MHz機を買った時は30万オーバーだったのだが……。

仕事用に今まで使っていた富士通のPCはAMD K-6 300MHz(笑)で128MBしかメモリを積んでなかったので、その差はとてつもないものがある。体感速度が桁違いである。一週間使ってみたが、ただの1度もアプリがコケたりOSがコケたりしたことはない。巨大アプリを多数同時起動してもへっちゃらである。これが真にPCのあるべき姿だ。そろそろWinXPプリインストール機も発売される頃だろうから、買い替えを強くおすすめする。


……と書いてて思ったんだが、既にWinNT系に移行してる人にとっては何を今更だろう。うーんこっぱずかしい。

2001年10月09日

サイレントヒル 2

残念ながら前作をプレイしていないのでそれとの比較が出来ないんだが、恐らく前作の続きというよりシステムと世界観を継承したリメイクのような作りなんだと思われる。ゆえに前作プレイは不要(多分)。

システム的にはバイオハザードとゼルダのカメラシステムの中間の位置付けで、極端な視点切り替えによるストレスはない。しかしせっかくの移動視点も、アクションそのものの質がイマイチなので生かしきれていない。この程度のアクションならバイオのカメラシステムでも十分いける。しかしこのゲームの本質はアクションでもストーリー展開でもなく、ひたすら不気味さ(怖さではない)を堪能することと、難易度の高い謎解きを進めることにあると思われるので、それもあまり気にならない。

とにかくこのゲームの不気味さといったらない。ゲー帝風に言えば比類無き不気味さである。生理的嫌悪感を追求しまくっている。僕には5歳になる甥っ子がいてよく一緒にゲームを楽しむのだが、さすがにこれは見せるのを躊躇う。敵を倒すのも爽快感とは程遠く、1体倒すたびにイヤな気分にさせられる。しかしこれだけの不気味さを表現するにはPS2のスペックは絶対必要だったと思わせる出来なので、2で出した意味はあったと言えるだろう。惜しいのはDVD読み込み時間で、これはかなりストレスが溜まる。ゲームを台無しにしている部分である。

このゲームはマルチエンディング形式を取っている。途中の行動によって5つのエンディングが用意されているのだが、その中にひとつすごいのがあるので、プレイを予定している人は是非そのエンディングを見るまで頑張ってもらいたい。その名も「いぬエンド」。驚愕の腰砕けエンディングである。

まあ そんなこんなで総合ポイントは65点。不気味好きな人(?)と謎解き好きな人にはお薦め出来るが、だだっ広いマップに耐えられないせっかちな人には相当きついゲームである。あと、12歳未満のお子様、殺人を犯して罪の意識に苦しめられている人(?)にもお薦めできない。

目玉が飛び出るような面白いゲームはないものか? 不完全燃焼でくすぶっている

2001年10月12日

Win2000プロダクトアップグレード

Win2000プリインストール機に感激した話は先日書いたが、今日はそれに味をしめて個人用に使っているPCの方もWin2000にアップグレードすることにした。元はWin98SEである。いろいろ怪しいデバイスがくっついてるので、恐らくそう簡単にはインストールは終了しないと思われたが、先日大口を叩いた手前びくびくしているわけにもいかない。とりあえず何の用意もなしにいきなりWin2000のCDをぶちこんでインストールを開始してみた。無謀である。

しかしこういった無謀なバカ者を救済する措置もしっかり取られていたので助かった。すぐにはインストールは始まらず、まずは「今のシステムを何の用意もなしにWin2000にアップグレードするとこんな不具合が出ます」というレポート(テキストファイル)が作成されるのである。システム全てをくまなく調査するのでかなり時間がかかったが、作成されたレポートは非常にありがたいものだった。あいにく今現在レポート自体は削除してしまったのだが、うろ覚えで再現してみよう。実際にはデバイス名やアプリ名は商品名がしっかり入る。

  • ドライバがWin2000をサポートしていないもの
    • MELCO製LANボード
    • 外付け赤外線ポート
    • NTT製無線LANカード(存在していません)
  • Win2000で動作しないアプリケーション(アンインストール出来なくなるのでアップグレード前にアンインストールしておいてください)
    • Norton先生
    • Creativeアクセサリ

ちょっとびびるが、手間を惜しまずひとつひとつ潰していけばいい。一旦Win2000のインストールを中止して、Win98SEに戻る。

まずLANボードのドライバと赤外線ポートのドライバをメーカーのWEBサイトからダウンロードする。存在していないデバイスというのは単に取り外してあるのにドライバを削除し忘れていたものなので、これはドライバを削除するだけ。次にWin2000で動かないと言われているアプリを予めアンインストールしておく。ちなみにNorton先生は製品版のCDにWin98用とWin2000用の両方が入っており、勝手にOSを判別して適したほうをインストールするようになっている。なので、心配は無用である。Win2000に移行した後に改めてCDからインストールすれば良い。

Creativeアクセサリというのはサウンドカードに付属しているアプリ類で、別にこれが動作しなくともサウンドカード自体は大丈夫らしいのだが、使えもしないアプリがHDDに残るのは腹立たしいのできっちりアンインストールして、念のためカードのドライバも含めて2000用のものをダウンロードしておいた。

これでとりあえずはなんとかなりそうだ。とにかく最も優先されるべきなのは「ネットにつながること」で後はどうでもよかったりする。ネットにさえつながれば、後からドライバ類をかき集めることは造作もないからだ。ネットにつながらないとなると、後々かなり面倒なことになる。家に1台しかPCがないとお手上げだ。僕の場合はADSLモデムにLANケーブルで接続するため、LANボードのドライバだけは最優先で手に入れておかねばならなかったことになる。

ドライバファイルをC以外のHDDドライブ(論理ドライブで構わない)に入れておき、再びWin2000インストールCDを突っ込む。ここで重要なのはCドライブをNTFS(WinNT系のファイルシステム。フォルダやファイルごとにアクセス権を設定できる)でフォーマットしないことだ。これをやってしまうとDOSでパーティションを削除することが不可能になり、万一の場合Win98に戻すのが非常に困難になる。論理ドライブとHDD容量がたくさんあるならDドライブ以降にWn2000をインストールして98とのデュアルブートにするのがいいだろう。これなら安心していられる。ただしデュアルブートだとアプリケーションのインストールがかなり面倒になる。Win98でインストールしたアプリはWin2000で起動出来ないからだ。同じアプリをWin98とWin2000の両方の環境でインストールする必要があるのである。僕はまどろっこしいのが嫌いなのでデュアルはやめた。

インストールが始まってしまえば後は何も難しいことはない。TVでも見てる間に30分くらいで勝手にアップグレードが終わっている。デスクトップのアイコン類や、メール設定なんかも当然の事ながらちゃんと引き継がれる。インストールが終わるとAdministratorのパスワードを設定して一丁あがりである。さっそくWin2000を立ち上げる。問題なく立ち上がった。

しかし世の中そんなに甘くはないのだった。

つづく

2001年10月13日

Win2000プロダクトアップグレード (2)

OS再インストール後に真っ先にやることと言えば何だろう? 僕の場合、まずはWindowsUpdateだ。その後にNorton先生を手始めにさまざまなアプリケーションをインストールするようにしている。今回はOS再インストールではなく、Win98→Win2000のプロダクトアップグレードなので、ほとんどのアプリケーションがそのまま使えるようになっている。WindowsUpdateとNorton先生さえインストールすれば作業は全て終了の予定であった。

WindowsUpdateに行ってみると例によって「重要な更新」などが表示される。機械的にそれらをダウンロードしていき、さあInternetExplorerをVer.6にアップグレードしようと思ったときに最悪の事態に気が付いた。どうあがいてもIE6がインストール出来ないのだ。Cドライブの容量が足りないのである……。

Win98SEを快適に使うため、僕は20GBのHDDを5つのパーティションに区切っていた。まずCドライブがWindows置き場(2GB)、Dドライブがアプリケーションのインストール場所(6GB)、Eドライブが各種アプリによって作られるデータ保管場所(5GB)、Fドライブが画像や音楽などマルチメディアファイルのコレクションルーム(5GB)、最後にGドライブがシステムのバックアップ場所(2GB)である。Win98のシステムは1GBもあれば十分格納出来るのだが、万一を考えて余裕の2GBをCドライブにあてていた。しかし!! プロダクトアップグレードのせいでWin98環境のバックアップファイルが容量を食っているのか、それともWin2000自体が巨大なのか、2GBでも全然足りなくなってしまったのである。これは困った。

「これはパーティションの切り直しか……? ということは完全なるOS再インストールってことだ……。ぐひぃ、結局膨大なアプリのインストールとアプリそれぞれの設定のやりなおしが待っているのか……」

まあごちゃごちゃ言っていても仕方ない。IE6が入れられない云々ではなく、システムを入れるドライブがこの有様では後々また面倒な事が起こるということだ。ここは意を決してFDISK→HDD全フォーマットするしかない。となれば溜まったファイルをバックアップせねばなるまい。容量約3GB超。CD-Rにすると約5枚分。相当な時間がかかることを覚悟した。

そしてさらなる難問が僕を待っていた。

しばらく つづく

2001年10月14日

Win2000インストール日記

アプリケーションをカスタマイズするのは一方で楽しいひとときでもある。しかしいっぺんに数十個もやるのはさすがに嫌気がさす。各アプリの設定を格納しているレジストリ(メールの振り分けルールなどもレジストリにある)もバックアップすればこの手間も省けるのだが、さすがにレジストリをいじるのはおっかないので結局OS再インストール後は2〜3日かけてアプリの調整になるのだった。

FDISKを敢行する前にまずはデータのバックアップだ。優先順位は次のような感じになる。

  1. 各種アカウントのIDとパス
  2. 各種アプリのシリアル
  3. メールデータ
  4. ブックマーク
  5. ユーザー辞書
  6. 自作データ

これらは必須である。溜め込んだエロ画像やエロ動画などくだらないものはこの際全部捨ててしまおう。それでも3GB超の容量になった。一時的バックアップのためにCD-Rメディアが潰れるのはもったいないので、出来る範囲のものはLAN上の別のPCに退避させ、残りの汎用性が高い使いまわしが利くデータはCD-Rに焼くことにする。……と、ここで困ったことに気付いた。CD-Rライティングソフト(WinCDR5)がぶっ壊れているのだった。

あわててWEBサポートを見てみると「OSをWin2000にアップグレードする際は、必ずアンインストールしておいてください。じゃないと2度と使えなくなります」みたいな事が書いてある……。おいおい。Win2000が出したレポートにはそんな事書いてなかったぞ……。とにかくWinCDRは完全に死亡である。CDに焼く術がない。別のライティングソフトのw@rezがPCになかったか探してみたが全然ない。Vectorのオンラインソフトを探して、ついにひとつだけ見つけることが出来た($25のシェアウェア)。CD-Rライティングソフトというのはほとんどがパッケージ版で、フリーソフトなどは存在していないという事が今回わかった。違法ピーコソフトをかき集めている輩はまずこれを確保したまへ。

ひととおりのバックアップが終了したときには、既に丸1日が経過していた……。半泣きである。続いてFDISKを始める。FDISKなど一生縁なく過ごす人がほとんどで、やったことがある人でもせいぜい1〜2回じゃないだろうか? 僕も以前にやったのは1年以上前で、もうほとんどやり方を忘れている。だが後には引けない。やるしかないのだ。

Win98起動ディスク(FD)を用意してDOS起動する。何回見てもコマンドプロンプトというのは馴染めないものだ。うろ覚えでFDISKを敢行し、続いて各ドライブをFAT32でフォーマットした。これで我が麗しの菜々子嬢(Pen3 700MHz)は生まれたばかりの赤ん坊のように真っ白な存在になった。HDDにはただのひとつもファイルがない状態である。ここにWindows2000を新規インストールするわけだ。

しかし問題はまだまだあったのである。

2001年10月15日

Win2000礼賛日記

さあいよいよまっさらのPCに新規インストール! と勢い込んでWin2000インストールCDを入れてPCの電源を入れた。……。CDを読みこまない……。ぐは! CDから起動しないのかよ! BIOSをいじってCD起動するようにしようと思ったがこれがさっぱりわからない。なんとなくこれかなーという設定欄はあったのだが、いじってみてもウンともスンとも言わない。終わった……。新規インストールは無理だ……。

仕方ないのでまずはWin98を新規インストールし、それをプロダクトアップグレードするというまどろっこしい方法をとることにした。Win2000に比べると、Win98のインストールはかなり面倒だ。ここでもかなり時間を食った。

結局僕は Win98→Win2000→FDISK→FORMAT→Win98→Win2000 というとてつもなく面倒な手順を踏んだことになる。唯一の救いは最初にWin2000にしたときにCドライブをNTFSでフォーマットしなかったことである。もしこれをやってしまっていたらFDISKが出来なくなり、Win98を再インストールすることも出来なくなっていた。そして様々な不具合を抱えた状態のWin2000で一生を過ごすことになっていたわけである。ふー。セーフ。

さて次はバックアップデータの復旧である。ここでも冷や汗をかいた。僕はメールデータをCDに焼いたのだが、これを復旧させるとOutlookExpressが起動しなくなるという事態に陥ったのである。これは非常にまずい。メールにはVectorなどから送られてきたシェアウェアのシリアルだの、東風のIDだの、転送サーバのアカウントだの、ありとあらゆる重要情報が含まれている。復旧出来なかったら完全にアウトだ。

しかしこれは僕のミスであった。CDに焼いたファイルは「読み取り専用」の属性がつくことを忘れていたのだ。再インストールで疲れ果て、そこまで頭が回らなくなっていた。2時間ほど途方に暮れた後、そのことに気付いて読み取り専用属性をはずすと、今度はうまくいった。半泣きというか全泣き状態である。

今現在はなんとか元の70%くらいの状態までは戻った。後はいくつかのアプリのインストールとその設定が残っているだけである。都合5日間くらいが丸々潰れたのだが、転んでもただでは起きないの心意気で秋葉原に行ってメモリを買ってきた。256MBのSDRAMが今はなんと2000円である。調子に乗って3枚買ってきたら挿す場所がなかった 笑。事務所も菜々子も512MBの大容量メモリにして、今は快適そのものである。時間はかかったがやってよかった。

試しに一体どれだけのアプリをいっぺんに起動することが出来るのかやってみた。以下のアプリケーション全てを同時に起動しても全く動じない。Win98では考えられない素晴らしきマルチタスクの実現である。

Dreamweaver4 Fireworks4 InternetExplorer6 NetscapeNavigator4 NetscapeNavigator6.1 NextFTP fub WindowsMediaPlayer7 QuickTime5 EmEditor3 Explorer OutlookExpress6 NortonSystemDoctor PowerDVD WinCDR5 窓の手 CHOCOA 桜時計 ViX iria RarUty

要するにこれだけはなんとかインストールが済んだということである。

たとえWindows XPでも、ウィンドウを16,000個くらい開けばリソース不足やメモリ不足には陥る

XWIN II Web Page

2001年10月16日

尻尾をふる

先日「テキストサイト管理人さんに100の質問というのをやったのだが、その際 50「愛・蔵太さんはどうですか」という質問に対して「誰それ?」と書いた。本当に知らなかったのだから仕方ないと言えば仕方ないんだが、失礼な事を書いたものだ。「知っているのが当然」みたいな質問のしかたも気に食わなかった。で、ちょっと気になったので例によってGoogleで検索してみると、ReadMe!に登録されてるサイトを片っ端からレビューしてる人なのだとわかった。

ReadMe!というのはテキストサイトのランキングみたいなものだ。aonが登録していたのを見て僕も追随した。ここに登録されているテキストサイトは2万近くもあるのだが、愛・蔵太さんのサイト、HEY BULDOGでは新規に登録されたサイト全てに目を通し、レビューしているのである。こいつは口で言うほど楽なことじゃない。「誰それ?」と失礼な発言をしたことを陳謝せねばなるまい。

そういうことがわかると自分のサイトはどうレビューされるのだろう? と気になるのが人情ってものだ。たまに覗いては「うーん。まだレビューされてないや」などと思っていた。で、昨日ついにここ恐がりがレビューされているのを発見した。

読みやすくて読み手を意識しているいい感じなテキストがありました。着メロのサブ・ページのほうが人気あるとのことですが、もったいないかな。

多分BoDを読んでの感想だと思われる。正直こきおろされなくてホっとしたって感じだ。

読んでくれる人が一人でも増えたのだとしたら、ReadMe!に登録した甲斐があった。あとは2chでこきおろされるのを待つばかりかな……。こわっ

2001年10月17日

旬逃し映画レビュー

地元のTSUTAYAは新着ビデオの貸出率が異常に高い。出たらすぐに見ようと思い、入荷日をチェックしているのだが借りられた試しがない。そういうわけでいつも旬を逃した映画レビューになる。ま、映画館で見ればいいって話なんだが。

『スナッチ』

ガイリッチー節炸裂な一本だった。タランティーノが全然映画を作りそうもない気配なので、この人にかかる期待は相当大きい。その期待に見事に応える面白い映画だった。借りてきたのがDVDでなくVHSテープだったので画像をキャプチャーできなかったのだが、もしDVDだったら恐がりトップは間違いなくこれで行ってたところである。

登場人物がやたらと多く、しかも始まって10分くらいで全員の紹介があるので「こんなん全部覚えられるんかいな」と思ったが、これがなかなか上手く作られていて気にならなかった。こういうのをキャラが立ってると言うんだろうな。映像に凝りまくって細かいカット割りが多く、話の展開も非常に早いので、多分役者は撮影時にどんなストーリーなのか全く把握できずにいたと思われる。

ブラッドピットはやっぱかっこいい。ファンなら必見。95点。

『シックスデイズ』

シュワルツェネッガーの映画。『13デイズ』『60セカンズ』『6デイズ7ナイツ』『シックスセンス』と名前がかぶりすぎ。どれがどれやらさっぱりわからなくなる。映画配給会社はそこらへん、ちゃんと考えて名前をつけるように。

これ、なかなか面白かった。SFとして素晴らしい出来である。脚本がしっかりしてるということだろう。の割には監督の演出がイマイチで、特に最近のスタイリッシュな映画(前出の『スナッチ』なんかがその筆頭)を意識しすぎて、中途半端に映像に凝ってるところがいただけない。主演がシュワちゃんなんだからスタイリッシュになりようがない。監督はそこらへんちゃんと考えて撮るように。

目から記憶を吸い出すっていうアイデアはどうかと思ったが、クローン人間についての考察はかなりしっかりしていて、物語の整合性を重んじるSFのうるさがたも納得の出来だろう。これは主演俳優はシュワちゃんじゃなかった方がよかったのではないだろうか? ジュードロウかエドワードノートンあたりでやってもらえたらもっと美しくまとまった気がする。監督も違う人で。つーかそれ全然違う映画になるな……86点。

2001年10月18日

「神」と「正義」にはうんざりだ

同時多発テロ、それに続く報復攻撃についてつらつらと考えていたのだが、やはりどうしても身近な問題として捉えられない。ブッシュが好むと好まざるとに関わらず、情勢はイスラム対西欧という図式に向かっているし、日本はと言うとアメリカの尻にくっついてるギョウ虫みたいな存在に過ぎない。イスラム圏の人たちはこの下等な存在にほとんど注意を払っていないような気がする。というわけで「なんだか遠く離れた所で起こっている戦争」という感がどうしてもぬぐえないのだった。

僕は個人的にブッシュが大嫌いだ。ブッシュ抜きにしても、今までアメリカがやってきた身勝手な行動は目に余る。自由貿易の建前を大きく掲げながら、儲けすぎてる国(というかアメリカに損をさせている国。つまりかつての日本)にはやりすぎとも思える無茶な要求を突きつける。世界の隅々までわざわざ出張っていって、正義の名の元に紛争に介入する。その紛争介入も結局は国益がらみだ。テロ国家と呼ばれる国々もどうかと思うが、アメリカだって相当なワルであることは間違いない。言うなれば「おまえのものは俺のもの、俺のものは俺のもの」というジャイアン的存在である。テロの標的にされるのも理解出来る。

先日、毎日新聞に載っていた記事に「なるほどな」と思わせるものがあった。詳しい内容は忘れてしまったが、大体次のような論旨だったはずだ。うろ覚えの記憶を頼りに要約するので少し違っているかもしれないが。

「ごく短時間に大量に人が死ぬと、世界は大きく揺れ動く。今回のテロでアメリカ国民は報復行動へ一斉に世論が傾いたが、もっと大事な事を忘れてはいないだろうか? 確かに今回のテロは悲惨だが、地球温暖化のような問題だって切迫している。長い年月をかけて大量に人が死ぬのと、短時間で大量に人が死ぬのとの違いでしかない。アメリカは京都議定書を離脱したが、これは今回のテロに匹敵する身勝手で邪悪な行動だ。人々は目の前の衝撃的な事実に目を奪われ、長いスパンでものを考える力を失っている」

ブッシュが口をすべらせて「十字軍」と言ったことも見逃せない。彼にとっては所詮そういう感覚なのだ。

ウサマ・ビンラーディンが狂った戦闘マシーンだというのは異論ないが、やはり問題なのは多くの人が指摘しているようにイスラム圏の人は誰もがアメリカを苦々しく思っていることだ。アフガンを焦土と化してビンラーディンを捕らえたとしても、結局第二のビンラーディンがどこからか現れる。ビンラーディン及びアルカイーダの主だったメンバーを捕らえることが出来たら、アメリカはその後中東から完全に軍を撤退すべきだ。例えイラクが隣国に攻め入って、石油の供給がストップしようともだ。石油のために軍を駐留させていたらまた同じ事が起こる。

僕の足りない頭では「イスラム対アメリカ」についての考えはこの程度が精一杯である。どこかで誰かが言った事の繰り返しでしかない。

それよりも僕が強く危惧しているのは、先日言ったように「最悪の前例が作られた」という事に尽きる。うまく言葉に出来ないが、人間のタガがはずれたような、想像もつかない事態が今後起きても不思議ではなくなったということだ。例えばどこかのバカが自家用セスナで炭疽菌をばらまき、数十人の命が奪われたとしよう。多くの人は恐怖を感じると同時に、心のどこかで「なんだ数十人か。同時テロの時よりみみっちいな」と思うはずだ。「地下鉄駅でばらまけば数万人が死んだかもしれないのに」とも。「日本人の犠牲者はナシか。ふーん」とも。

こういう負のベクトルがエスカレートするのが何より怖い。みみっちいと思っているのはテロリスト自身かもしれない。彼らがあの同時テロを超えようというわけのわからない野望に燃えたとしたら、次にやることは核兵器の使用くらいしか残されていないのだ。

その核兵器を最初に使用し、広島と長崎を地獄と化したのはアメリカだ。「誤爆で民間人が数人死亡」という事実を大げさに悲しんで見せる前に、まず自分たちが行なった過去の過ちを深く見つめなおしてもらいたい。そうでなければテロリストたちにも同じように、自分たちが行なった罪の大きさを感じさせる事は出来ない。

神の名や、正義の名を借りて人を殺すのはもうやめろ。その名を心からはずしたときに、やっと罪の大きさに気付くことが出来るはずだ。


毎日営業先でいろいろな人と会う。その中の一人の言葉。

アメリカもさっさと核ミサイルぶっぱなして、イスラム教のやつら皆殺しにしちゃえばいいんだよな。まどろっこしいことしてねーでよ。

この程度の認識が現実なのか? 仕事をする気が失せた。

2001年10月19日

金の亡者め

マイクロソフトWindows製品部部長の御代茂樹氏によると,HomeEditionに特殊なキーを入力することで制限を解除し,Professionalにする機能が入っており,そのためのアップグレードライセンスの販売が行われる予定とのことだ。その際,HomeEditionの上にProfessionalを上書きする必要はなく,インストール作業なしで移行することができる(つまり,両者は全く同じプログラムということになる)。

2001年3月とかなり古い記事なんだが一応覚え書き。HomeEditionは企業内のドメイン管理ネットワークにログイン出来ない。つまり、店頭で売っているWindowsXPプリインストールマシン(ほぼ間違いなくHomeEditionがプリインストールされている)を買うと、ドメインを持った会社に持ち込んだ場合社内LANに接続出来ないということになる。そして、それを回避するためにはシリアルを入れればいいということだ。しかしこのやり方は随分といやらしい。要するにHomeEditionというのは有料の体験版(?)であって、シリアルを入れれば機能制限が解除されて製品版になるということだ。それを恰も別の製品のような体裁で売ろうとしている。こういうところがあるからMicroSoftは信用出来ないと言われるのだ。

MicroSoftはWindowsXPのHomeEditionとプロダクトアクティベーションシステムを撤廃するように。さもないと生後3ヶ月の仔猫24匹(超かわいい)を郵便で送りつけるぞ。

2001年10月20日

痛くなったらすぐセデス♪っていうか抜いちゃえ

「人間は皆平等」というお題目を聞く度に、僕は自分の歯を呪う。

アルバイトをしていた時代、そこの女の子が言い放ったセリフがすごかった。「あたし 一回も虫歯になったことないんだよね。でも歯磨きとか、あんましない人。1日1回磨くか磨かないかって感じ。磨かない日の方が多いかも 笑」

若い女の子が毎日歯を磨かないって部分も充分すごいんだが問題はそこじゃない。何故毎日歯を磨いてる僕が虫歯だらけで、ほとんど歯を磨かないその子は虫歯にならないんだ? いろいろ要因を考えてみると、食生活が悪いとか磨き方が悪いとか思いつくんだが、それにしたってこの差はひどい。いくら磨き方が悪くたって、磨かないよりはマシなはずだ。その子はお姉さんも虫歯にならない人だそうだ。これは遺伝?

歯医者大好き♪って人はまさかいないと思うが、僕の歯医者嫌いも相当なもので「もう死ぬ」ってくらい痛くなるまで絶対に行かない。しかも痛みが治まるとそれ以上歯医者に行くのが嫌なのでいつまでたっても完治しない。常に何本かの歯が虫歯状態だ。

大体歯医者ってのは何故あんなに時間がかかるんだ? 1回の診療自体は短いんだが、完治するまでが異常に長い。通うのは億劫なので1回の診療時間を長くして、完治までの期間を短くしてもらいたいものだ。ちなみに僕は右の奥歯がほとんどない(抜いた)。そして7割くらいの歯の神経を抜いたので、ボロボロになるまで放置しても痛くならない。総入れ歯まっしぐらである。

大学時代、授業中に突然寒気がして倒れそうになったことがある。あまりに急激な体調悪化に少しびびり、医務室に駆け込むと、なんと熱が39.5度もある。風邪を引いたにしては突然すぎるので、何か命にかかわる重大な病気かと心配した。医者も原因がよくわからないと首をひねっている。「今日はとにかく家に帰りなさい。明日すぐに大きな病院に行くといい」と言われ、帰ろうとしたのだが体が動かない。とても電車に乗れる状態ではないのだ。本当にこりゃ死ぬかもしれないなと思いながらタクシーで家まで帰った。

翌日病院に行く道すがら、原因をあれこれ考えていてふと思い当たった。そう 虫歯である。神経を抜いてあるために痛みを感じない歯が膿んでいたのだ。そういえば数日前から顔面がぼわ〜んと腫れぼったいような違和感があった。病院でその事を告げると、今度は歯医者に回された。歯医者が言う。「熱がひどすぎるので治療できません。とりあえず熱が引くまで絶対安静にしてください。はいお薬。解熱剤です」この時点で熱は40度に達していた。

放っておいたら膿みが脳にまで達して敗血症性ショックで死んでいたと脅された。本当かどうかは僕にはわからなかったが、ちょっとビビったのは確かだ。遺伝治療の研究者は虫歯になりにくい遺伝子を発見するように。厳命。


追記

あぢさいからの情報。なんと虫歯は乳幼児期の感染症であることがわかった。びっくり。詳しくはこちらへ。

彼らはなぜ虫歯にならないのか?
虫歯菌は感染する!

2001年10月21日

子供を殺してみてください もし殺すことが出来たら あなたは子供を殺すことができる人間だったということになります

P・アリエスの『<子供>の誕生』を読んだ人はいるだろうか? 「子供という概念は近代の産物だ」という身もふたもない事が書かれた社会学の本で、そういう読み方は誤読であるという説もあるが僕自身はその誤読そのもので読み通した。その方が多少気が楽になれたからである。

僕も歳が歳なので、さすがに自分が子供を持つということを現実として考えなきゃいけない。しかし考えれば考えるほど先が暗くなっていくのだった。子供というのは考えて作るもんじゃない。出来ちゃうものだ。しかし世間を見渡すとあまりにも不幸な「出来ちゃった子供」が多くて恐ろしくなるのである。

太古の昔を考えたら、子供は正に「出来ちゃう」もので、中には邪魔扱いされてモノのように捨てられたり殺されたりした者もたくさんいただろう。だけど今は太古の昔じゃない。子供というのは庇護され、愛されるべき存在ということになっている。このパラダイムに馴染めなかった子殺しの犯人たちは、必要以上に社会から白い目で見られることになっている。僕は多分自分の子供を殺さないと思うが(かなり当たり前だ 笑)、子殺しの犯人たちがぶっ壊れた人間だとは到底思えない。子供が邪魔で、疎ましい存在だと感じる者がいても全然不思議ではない。

で、僕は多分子供を殺さないが、果たして自分に子供が出来たとき邪魔で疎ましいと感じずにいられるのかが問題なのだ。

「平気平気〜。子供嫌いの人でも自分の子供だけは別格だよ〜。絶対かわいいよ〜。100%親ばかになっちゃうよ」

こんな言葉をさらっと言える人は幸せだ。僕は全然この言葉を信用出来ない。この言葉が正しいのだとしたら、毎日のように虐待死させられた子供のニュースが僕の目に入るわけがない。彼らは何故殺されたのか? かわいくなかったからだ。邪魔で疎ましかったからだ。庇護され愛されるべき存在じゃなかったからだ。

一方で子供への強い愛情を感じさせてくれる親たちを見ることも多い。この差は一体なんなんだろう。僕は一体どっちなんだろう? それが判定出来るまでどう考えても子供を作ることなど出来ない気がする。多分判定出来ないんだろうが……。こういう事をごちゃごちゃ考える歳になる前に作っておけばよかったのかもしれないな。16歳くらいで。若すぎ。

2001年10月24日

イベント情報

月末に鳥羽水族館に行く予定を立てた。正確に言うと行くと決めただけで、交通手段や宿泊先などの予定は何も決まっていない。事前にいろいろ調査して細かい段取りを決めておく旅と、行き当たりばったりで行く旅がある。高校時代の修学旅行は事前に下調べを念入りにやった(強制なし)。資料で得た知識を現地で確認するという感じである。それはそれで結構楽しかったりするのだが、どうも性に合わないので個人的な旅はいつもいきあたりばったりにしている。

僕の頭の中ではこういう予定になっている。10月28日深夜に出発→カーナビを頼りに鳥羽水族館に直行(多分5時間〜8時間で着くと思う……って幅ありすぎ)→時間が早過ぎてまだ開館していないので車中で仮眠→暑さに目を覚ますと既に午後→へろへろになりながら水族館見学→夕方たこ焼きなどのジャンクフードで空腹を満たす→夜になって宿を探すも見つかるわけもなく車中1泊→疲れて運転する気になれないので相方に無理矢理押し付ける→相方も疲れきっており居眠り運転→中央分離帯激突……ってぐわ!!

まあそれはいいとして、鳥羽水族館のキャッチコピーがすごい。


太陽系最大級 超水族館

元アクアリストとして「日本一」という評判は聞いていたのだが(だから行こうと思ったわけだ)、まさか太陽系一とは思わなかった。今から楽しみである。

11月頭には東京ドームでのPRIDE観戦も予定している。こちらはさすがにいきあたりばったりというわけにもいかないのでチケットを入手済みである。メインは桜庭とヴァンダレイ・シウバの再戦。毎回負けるのが当たり前になっている高田と違って、こちらは負けたら後がない。絶対勝ってくれ! シウバ!   シウバかよ!!

2001年10月25日

ジャパネットたかたよりマシなのでわ?

小金が入ったものだから少し気が大きくなっている。あくまでも小金なので、使い方もチマチマしたものだが。

かの有名なamazon.com、その日本法人であるamazon.co.jpでソフトウェアDVD(WinDVD3.0)を購入した。ええ買ったとも。買うときゃ買うよ。amazonでは送料無料と24時間以内の発送(一部商品についてはこの限りではない)が売りなんだが、実際あまりにも早く商品が届いたのでびっくりした。

サイトで商品購入手続きをしたのが10月22日の夜8時。24時間以内と言うのだから、恐らく翌日の23日中には発送が行なわれ、翌24日には到着するだろうと予想していた。しかーし! 到着したのはなんと23日の夜7時である。実に23時間で到着したのである。この迅速さは並ではない。看板に偽りなし。天晴れ。

僕はゲームソフトなんかもいちいち買いに行くのが面倒なので、iモードのTSUTAYAのサイトなんかで購入しているのだが、こちらは送料がかかるし、こんなに早くはない。もちろん発売前ソフトの予約なんかだときっちり発売日に届くのだが。

amazonでは書籍、CD、DVD、ゲーム、PCソフトを売っている。これらの購入を予定している人は一度試してみるといい。24時間以内に届かなかった場合、あなたは田舎者の烙印を押されたことになる。

そうだ、僕がネット通販で購入したものをリストアップしておこう。予め購入商品の詳細がわかっているならわざわざ店舗まで出向くまでもない。ネットで買うべし。

他にもたくさんあったような気がするのだが忘れてしまった。幸いにしてトラブルは一度もない。これはYahooオークションも同じ。ネット通販を敬遠する人の「敬遠する理由」1位は個人情報を含むセキュリティ問題だそうだ。そういう人は家屋のセキュリティや防災対策、実生活上の個人情報管理なんかはきっちりやってるのだろうか? そっちをおざなりにしてるくせに「ネット通販は危険」などと抜かしているのだったら片腹痛い。

2001年10月27日

『ピクミン』ファーストインプレッション

いや〜 これはハマる。操作して5分くらいでハマりそう感漂ってるのにまず驚き。ピクミン(あの植物みたいな変な小者ども)を引っこ抜いて増やす行為そのものが楽しくてしょうがない。願わくばいつまでも飽きずにいられますように。

一言で言うと、多分「時間制限ありのアクションパズルゲーム」ってことになりそうなんだが、「かなり思い通りに兵を動かせるポピュラス」って言い方も出来そうだ。適度に思い通りになり、且つ決して直接的にピクミンを動かしているのではないこの感覚。もどかしさが逆に心地よいと言うか、なんと言うか、とにかく名作の予感がふつふつと沸いてくる。

今現在30分程度しかプレイしていないので、まだ敵に食われる恐怖にはお目にかかっていないのだが、多分初めて食われる時は相当なショックにみまわれると思う。この小者ども、かわいすぎで健気すぎなのだ。そして多分何度も食われている内に段々とそれが当たり前のようになり、あのCM(「食べ〜られ〜る〜」)で感じた無常感に包まれるのだろうなぁ。……ってそう簡単に予想がつくようなゲームを宮本(神)さんが作るわけがない。

ああ、仕事も旅行も全部キャンセルしてピクミりたい。現時点95点。減点材料はやはり子供向けのグラフィックだ。もっと硬派なグラフィックでもいいと思うんだが……。

2001年10月28日

その道は行き止まりだ

ピクミってる。正にどっぷり。こんな時に時事ネタに触れるのは本当はイヤなんだが、今日はどうにも気になったのでひとつ。

また幼い子供が殺された。もう毎日のように殺されてるので半分あきらめ気分で、世の中から子供が殺される事件はなくなりゃあしないんだから、いちいち心ぐらぐらさせられないように訓練しなきゃいかんといつも思う。何故僕は子供が殺される事件に過敏に反応してしまうんだろう?

で、今回の事件は小学1年生の女の子が誘拐されて殺されたんだが、誘拐の理由が「かわいかったから」。犯人は無職23歳のデブ。たまらん。本当に勘弁してくれ。

この犯人の写真が当然ながらテレビで流されていた。こいつを一目見た瞬間、僕はオタクという言葉が頭に浮かんでしまった。これは何かの情報統制なのか? いかにも小学生の女の子を性的対象にしそうな、大人の女性とはまともに話が出来そうもないオタク風なデブ。なぜこうも条件が揃ってる? これは僕がオタクに対して偏見を持ってるってことなんだろうか(自分もオタクのくせに)。それとも統計的に幼児殺害犯の見た目はオタク風なのか? 非常に偏った見方かもしれないが、ロン毛で茶髪でコンビニの前の地べたに座り込んでる輩は幼児を性的対象にしていない気がする(そいつらはそいつらで出来ちゃった結婚で幼児虐待するという印象をもたされてる)。

マスコミの偏った報道によってこういう印象を植え付けられてるだけなんだとしたら、僕はかなりのバカ野郎だ。バカが偏見を持たないように、頼むからそうじゃない事例も出してくれ。

このデブの犯行は「計画的ではない」「1人しか殺してない」「営利誘拐ではない」「初犯」なんかの数々のどうでもいい理由で刑が軽くなるに違いない。せいぜい懲役10年くらいだろう。刑務所で他の懲役囚にびびって大人しくしているのが模範囚なんて呼び名にすりかわって、もっと早く出所してくるかもしれない。100年かかったって変えられないほど凝り固まった性的嗜好を持つ爆弾みたいなヤツが、10年に満たない刑で出所してくるのだ。僕が彫り師だったら、こいつの額に「幼児性愛者」と彫りこんでやる。

将来自分の娘が、こんなデブにおもちゃにされた挙句殺されたと考えたら……。気が狂いそうだ。

おまえはどこで道を違えたんだ? ちょっと勉強して、ちょっと小綺麗な格好をして、ちょっとダイエットして、ちょっと外で遊ぶだけで、もしかしたらおまえはその道に入り込まずに済んだんじゃないか? 今ごろ大人の女とまともに会話が出来るようになって、幼児に興味はなくなったんじゃないか? あるいは幼児に興味を持ちつつも、妄想を現実にすることなく一生我慢が出来たんじゃないか? そんなちょっとした「オタクと呼ばれないための行動」も、おまえの道を軌道修正することは出来なかったのだとしたら、悪いが死んでもらうしかない。他の大多数の当たり前の幸福のために犠牲になれ。「普通の道」を歩かせてくれなかった神を呪え。

2001年10月30日

鳥羽旅行記

鳥羽水族館に行ってきた。太陽系最大級という謳い文句には難癖をつけたくなったが、確かに建物自体はでかい。平日ということもあり、館内は比較的空いていてゆっくり見ることが出来た。中でもかわうそを見れたのが大収穫で、本気で飼いたくなった。こいつのかわいい度は尋常ではない。今酒井若菜とかわうそのどっちを取る? と聞かれたらノータイムでかわうそである。それくらいかわいい。

旅の備忘録

10月29日 01:00
ピクミりすぎでかなり眠かったのだが、何時間で到着するか全く予想がつかなかったため深夜1時に出発することにする。鳥羽水族館は朝8時半には開館しているので、なんとかそれまでには着こうという腹積もりである。天気は土砂降りの雨。車線が全く見えないので80km/hくらいが限界。行きの東名高速で「11月2日まで集中工事」という告知を何度も目にする。嫌な予感。

05:30
上郷というPAで眠気が限界に達する。運転中、コンマ何秒間か確実に意識が飛んでいる瞬間があった。やむなく仮眠を取る事にする。携帯電話で目覚ましのアラームをセットしなきゃという意志と、瞼の重さがものすごい闘いを繰り広げていたのだが、結局瞼が勝った。何の用意もせず泥のように眠った。ちなみに相方は3時頃に既に熟睡である。

07:30
奇跡的に目が覚める。多分寒さで。相方は豪快に鼻ちょうちんを膨らませたり、「もう食べられないよ〜」などの寝言を発している。なんとしても午前中に着くんだという強い意志によって瞼を持ち上げることに成功した。あと2時間くらいあれば鳥羽に着くだろう。雨はすっかりあがっていた。

09:30
鳥羽に到着。まずは宿を確保しようと、鳥羽駅周辺を徘徊する。ロクなところがなかったが、なんとか1軒だけ新築のホテルがあったのでそこに電話をかけて予約する。1泊12000円だそうだ。高いと思ったが、露天風呂におじいちゃんのうんこが浮いているようなオンボロ旅館はイヤなのでそこに決めた。

10:30
当初の予定より2時間遅れで鳥羽水族館に到着。建物のでかさに圧倒される。来館者のほとんどが関西弁で、「あーここは関西圏なのだな」と当たり前の感慨に耽る。魚の質や、水槽設備などは確かに素晴らしい。葛西臨海水族館のマグロ回遊水槽クラスの素晴らしさである。写真をバシバシ撮りまくる。かわうその前で1時間近くを過ごす。

15:30
閉館時間の17時まで粘ろうと思っていたのだが、眠気が限界に達したのでホテルに向かう。外観だけで決めた所だったが中もまあまあだ。仲居さんも親切で、僕が異常に眠そうなのを察して「少しお休みになられてはどうですか? お布団お出ししましょうか?」と申し出てくれた。お言葉に甘えて即寝する。部屋に着いた15秒後には完全に寝ていた。

18:30
相方と仲居さんが僕を起こさないように静かに食事の用意を整えておいてくれた。箸を口に運ぶのすら億劫だったが、無理矢理食ってビールを3本ほど飲んだ。そして再び泥のような眠りに落ちる。

10月30日 07:00
すっきりと目覚める。温泉に入って固まった筋肉をほぐす。なかなかいい風呂だったので、昨日の内に入っておけばよかったと後悔した。今日は伊勢神宮に行く予定である。しかし帰りにまた7〜8時間はかかりそうなので時間的余裕はほとんどない。

10:00
宿をチェックアウト。伊勢に向かう。

11:00
伊勢神宮到着。内宮のそばにはいろいろな土産物屋が連なった「おかげ横丁」という通りがあり、ここがなかなか情緒があってよかった。お参りをしたあと、おかげ横丁の「ふくすけ」という店で伊勢うどんを2杯食った(+ビール)。赤福本店で赤福を土産に購入。

13:00
東京に向けて出発。東名に入ると悪夢の集中工事に遭遇。なんと名古屋から東京まで延々と片道1車線規制で50km/h制限である。泣きそうになったので相方にローリングソバットや低空ドロップキックなどを入れて気を紛らわした。

20:30
東京に到着。死にそうに疲れた。さすがに今日はピクミる気力はない。が、冷麺だけは書いておこうと思った。せっかくの旅も明日になるとすっかり忘れているに違いないからである。

教訓

片道8時間なら2泊すべし。

2001年10月31日

ピクミン -非情な世界-

初めてのショッキングなシーンは予想と違い「水」だった。巨大生物(実はピクミンや主人公が小さいだけで、巨大でもなんでもないんだが)に食われるのが最初のショッキングシーンだとばかり思って油断していたのだ。

ピクミンには赤、黄、青の3種類があり、それぞれ得意分野を持っている。赤は戦闘行為。黄色は爆弾工作。青は水中作業である。そう、青以外のピクミンは水に落ちると死んでしまうのだ。僕は全く説明書を読まずにプレイするので、この事を知らなかった。小さい水溜りに突っ込んだら大変な事が起きてしまったのである。

当時青ピクミンはまだ出現していなかったため、約80匹の赤&黄ピクミンが悲鳴とともに水没し全滅した。この時のショックはちょっと口では言い表せない。思わず神に祈りを捧げたほどである。

全滅すると、新たに1匹だけピクミンが誕生する。そこからまた増やしていくのだ。今度こそは殺さないように気をつけようと心に誓う。

しかしピクミンを全く殺さずに先に進むのはほぼ不可能なのだった。予想どおり段々と個々のピクミンに対する愛情が薄れ、「組織の歯車」とか「捨て駒」扱いする事が多くなってくる。ピクミン達が活動出来るのは昼間だけで、夜間はオニヨンと呼ばれる避難所に収容しないと夜行性の巨大生物に食われてしまう。しかし限られた時間内に作業を遂行するためには、帰りの時間を無視して遠く離れた場所にまでピクミンを連れて行かねばならないのである。正に特攻隊だ。彼らは主人が迎えに来る事を信じて(ここらへん僕の主観)日没ギリギリまで作業を行い、そして食われる。なんと非情な世界であることか。

グラフィックに関しての訂正。このゲームのグラフィックがかわいらしいものであるのは、こういった悲惨な現実をオブラートに包むためではないと思う。むしろグラフィックがかわいいものであるからこそ、この悲惨さが際立つのだ。深いゲームだ。

明日はシステム的な面からのレビュー。


激しく本文と関係ないが、日記の文体を変えようと思っている。同じ内容を書いても文体によって印象は随分と違うものだ。



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