いつぞや2chに恐がりが晒されたときがあって(好意的な取り上げ方だったけど)、カウンタが異常な回転をした。それ以来結構まめに2chを覗くようになっている。有用な情報もあればクソみたいな情報もある。それは現実社会の情報と何の違いもないわけで、ことさら2chだからどーしようもないという事もない。比率で言ったらクソの方が圧倒的に多い気がするが……。ちなみに書き込むことはない。ROMだ。
今日はとてもいいサイトを2chで見つけたので紹介したい。ピクミンは明日に延期。
僕たちは1985年4月のはじめに、とある中学校の教室で出会いました。このとき、ちゃこ24歳、まなぶ12歳。担任と生徒の間柄です。
(中略)
さて、とある教室で出会った、そのおよそ10年後、1995年3月に、僕たちは結婚しました。現在はたまに喧嘩をしながらも、平和に楽しく暮らしています。
出会って以降、約4年のあいだ書き綴った日記 − 「生活の記録」 − があります。これをできる限り原文のまま紹介しよう、というのが、「たにしの殻」の内容です。
『たにしの殻』
恋人同士で作ったクソみたいなサイト『繁子と信雄のらぶらぶぺーじ(はあと)』みたいなものを想像してはいけない。女教師と男子中学生の禁断の性愛も想像してはいけない。そういうのじゃないのだ。実を言えば僕はそういうのを想像しつつ見に行ったんだが 笑。中学時代の交換日記なのだから当然子供じみた稚拙な文章を4年分も読まされるのかとも思っていたのだが、この旦那さんは中学生とは思えない素晴らしい文章を書く人で、とても読みやすかった。以前ミチオが僕の『懐古回顧録』を評して「魂抜かれた」とうれしい事を言ってくれたが、僕はこの『たにしの殻』に本当に魂抜かれた。
しかし世の中にはこういうカップルもいるんだな。僕の中では恋愛というのは冷蔵庫から出てきた陰毛くらいどうでもいいものという位置付けだったんだが、たにしの殻を読んでちょっと考えを改めた。こんな恋ならしてみたいもんだ。
時間があるときに一気に読むことをおすすめする。最初の1年間はかったるいかもしれないがそれもまたよし。
今日は予告どおり『ピクミン』のシステムについて。
任天堂が出すゲームは例外なく操作系がすっきりと合理的で、違和感を感じることはまずない。僕みたいに素直にゲームを楽しまず、いろいろうがった見方をする人ならいざ知らず、ごく普通のゲーマーにとってはこういうことはほとんど意識にのぼることすらないはずだ。DQを作る際に堀井雄二氏が口を酸っぱくして言っていたが、「プレイヤーに意識させないというのは当たり前のようなことで、実は最も大事」なことだ。ファンには申し訳ないが引き合いに『デビルメイクライ』を出すと、このゲームのアイテム選択の方法は操作系に難がある。スムーズなゲーム進行をぶつぶつと断ち切る最悪の方法である。
『ピクミン』も任天堂の伝統に則り、非常にスマートな操作系を備えている。また、ゲーム開始直後からすんなりとゲームの操作に慣れるように、いろいろと前フリみたいなものがあって、「やらされている」と意識することなく操作に馴染むことができるようになっている。説明書など一切読まずとも、ゲームを進めることが出来るのだ。ゲームキューブのコントローラーの良さを最大に引き出し、尚且つ複雑な操作を意識せずに手が勝手に覚えていくという理想の操作系である。この部分120点。『ポピュラス』のようなアイコン選択式を家庭用ゲーム機に持ち込むのは、ゲームメーカーの恥である。他メーカーは任天堂を見習ってもらいたい。
前回『ルイージマンション』をレビューしたとき、「グラフィックは確かにGCじゃなくては表現出来なかっただろうが、ゲームの本質的な部分はNintendo64でも十分可能だったはずだ。GCの本体同時発売ソフトとしては物足りない」みたいなことを書いた。『ピクミン』こそ正にGCの性能がなくては実現し得なかった最初のゲームと言えるだろう。
ピクミン達は同時に100匹まで地上に配置することが出来る。しかもこの100匹にはそれぞれ全部違った命令を与えることが出来る。一度命令を下されたピクミンは、どれだけ遠く離れた位置にいようとも(要するにプレイヤーの目に見えない場所ということだ)、しっかりと命令を遂行する動作を続けている。2Dゲームでありがちなのは、書割のような敵キャラが主人公の到着を石のようにじっと待っていて、主人公が現れた途端に命を吹き込まれたかのように突然動き出すというものだ。つまり主人公がいない場所ではゲームは進行していない。正確に言うと「主人公がいない場所」というのは「この世に存在していない場所」ということである。『ピクミン』はフィールド全てでゲームが進行している。それぞれのキャラは正に生きて活動しているのだ。
100匹のピクミンをそれぞれ個別に動作させ続けるというのは相当なマシンパワーが必要だ。Nintendo64だったら間違いなく処理落ちしてしまい、スローモーションのようなプレイ画面になっていただろう。『ピクミン』でもごく稀に(超巨大なキャラが登場したときなど)処理落ちが起こるが、ほとんどないと言っていい範囲だ。しかも巨大キャラ登場時はかえってスローモーションの方がかっこよかったりするので、全然気にならない。この部分100点。
何より『ピクミン』を評価したいのは、今まで全くなかった新しいタイプのゲームだということだ。ゲームの本質はルールであり、ルールを創造することがゲームを作るということに他ならない。他人が作ったルールの上に新しいキャラを配置するだけなら、ゲーム屋などやめてCGクリエイターにでもなるべきだ(もちろんCGクリエイターを貶すわけじゃないが)。この「新しいルール作り」に見事に成功し、面白いゲームに仕上げた任天堂に拍手を送りたい。総合得点100点。やるべし。
おっさん化したゲーマーには100時間にも及ぶ1本道のストーリーを享受する時間的精神的余裕はない。最近のゲームは大作主義を目指さずにコンパクトにまとめる傾向があり、1回あたりのプレイ時間が1〜2時間で済むものが多くなっている。『ピクミン』もそういった意味で気楽にプレイ出来る。これは非常にありがたい。超大作は1年に一回で十分だ。
東京ドームでPRIDEを観戦してきた。あいにくの雨でずぶ濡れになりながらも頑張ってドームまで行って来たのだが、時間と金を返せと思う試合が多くて怒り心頭だ。バーリトゥードは実際リングにあがったら「死ぬかもしれない」という恐怖で凍りつくものかもしれないが、それは一般人がであって、プロのバーリトゥーダーがそれでは困る。あなたたちはお金を取って興行してるんだ。「だったらおまえがリングにあがってみろ」などと逆ギレするようではプロの資格はないはずだ。去れ。
まず第一試合の小原道由。あなたは何がしたくてPRIDEのリングに来たんだ? 「喧嘩だったら一番強い」だの「新しい場所で今までと違う自分を見出す」だのごたくはどうでもいい。僕には3ラウンドの間、とにかく相手の攻撃から逃げ回り、いかに無傷でこのリングを降りるかを考えているようにしか見えなかった。一切攻撃する気がなく、相手を倒すという事など毛ほども考えていないように見えた。あなたはPRIDE史上最も臆病で無様なファイターだ。二度とこのリングに上がってくれるな。プロレス界で「影の実力No.1」という称号を貰って一人悦に入っているがいい。
第四試合、佐竹雅昭。あなたもバーリトゥードをきっぱりとあきらめるべきだ。空手の極意は「一撃必殺」であるという。確かにその考え方は一見理に適っているが、あなたはその考えを間違った方向で具現化している。要するにあなたは「まぐれで先手攻撃がヒットしたらそのまま相手が倒れるまで闘うが、先に相手の攻撃が自分に当たってしまったら、即座にギブアップする」という闘い方をしているのだ。殴られたら痛いに決まっている。大げさに痛さをアピールして自分から(!!)ダウンするような臆病者がなぜバーリトゥードのリングにあがるんだ? 顔面攻撃がない空手の世界で好きなだけ小突きあいをしているがいい。あなたはアレクやエンセンの折れない心を見て、自分が恥ずかしくならないのか?
第六試合、マットスケルトン。K1選手の参戦は大いに歓迎だ。しかしそれは本当に強い男は誰なのかを決めるための参戦であるべきで、K1という格闘技と、PRIDEという格闘技の優劣を決めるためのものではない。あなたはK1戦士として、K1的闘いをPRIDEのリングに持ち込もうとしているに過ぎない。負けたいいわけが「グランドに持ち込まれたら分が悪い」では情けないとは思わないのか? グランドに持ち込まれたら分が悪いなら、グランドに持ち込まれないような技術を磨け。タックル対策を全く考慮せずあっさりとテイクダウンを奪われ、成す術なく無様なチョークでタップするあなたは格闘家ではなく、単なるアスリートの顔をしていた。アスリートは去れ。
第七試合、高田延彦。プロレスファンの期待を一身に背負ったあなたが、なぜあのような無様な姿を晒して平気な顔をしていられるんだ? 猪木対アリ戦は大きな祭り、異種格闘技戦への道を開いた意味はあったが、あの闘いにはどちらが強いのかを決めるという意味は一切なかったということをあなたは理解していないのか? あの史上最低の興行をまさか21世紀のPRIDEのリングで見せられようとは夢にも思わなかった。東京ドームに居合わせた全ての人間があなたを軽蔑し、プロレスに失望し、PRIDEの未来に暗い影を見た事をあなたは理解しているのか? K1戦士のパンチキックがそんなに怖いならなぜ自分からミルコを指名したのか? 「負けない試合」をするくらいなら試合自体をしなければいい。立ち技で対抗せよなどとは誰も思っていない。何故あなたにはミルコのパンチキックをかいくぐってタックルに行く勇気がないのか?
UWF時代、アップライトスタイルの堂々たる立ち姿から繰り出されたあの華麗なキックが、いかに格闘技として無意味であったのかをあなたの試合を見る度に思い知らされる。蹴りとサブミッションを追い求め、ピンフォールを無視して辿り着いた答えがこれなのか? 僕はそう思いたくない。これはあなたの弱さなのだ。あなたの心が決定的に弱いから負けた。それをプロレスの負けとして語る事の無意味さをプロレスファンは知るべきだ。あなたは自分が「プロレス代表」として語られる事を喜び、誇りに思っているのかもしれないが、そんな喜びや誇りは今すぐ捨てろ。バーリトゥードとプロレスとの決定的な違いは、いかにテクニックとフィジカルに優れていようとも、心が弱い者は勝てないということだ。去れ。あなたの引退の花道など、もう何の興味もない。
「ごめん……。今大事な人と話してるところだから……。電話切るね……」
ぐはっ! 何々? ちょっと待って。大事な人って俺のことちゃうの? つか、ついこの前まで「あなたじゃないとダメなの」とか言うてたんちゃうの? そりゃ俺様も「もうおまえとは一緒にいられない。おまえの事もう好きじゃない」とか言いましたよ。ええ確かに。でもさ、思い直したわけよ。なんつーの? 言葉のあや? ちょっとキツイ事言っておまえの事試したみたいな? そういうのわかんないかなー。結局キツイ事言ってたって、今更 新しい女と知り合ってお互いの事わかりあって、それから付き合いが始まるとか、そういうのめんどくさいっつーか、そもそも新しい女が俺の事どれだけ好きになるかわかんないっつーか。
あーたまらんわ。てっきりこっちが優位に立ってたと思てたのに、これですか。そういや、ごたごたあった後、おまえ飲み会行ってたわな。同期の女の子が「○○ちゃんを励ます会」とか言って合コン開いたとか言って。はいはい。それですか。その時知り合った男ですか。29歳会社員。金持ってる洗練された男。そりゃ俺様は金持ってないよ。バイトもロクにしてない、学校もロクに行ってない穀潰しですよ。でもさ、7歳も上のおっさんでいいわけ? 29歳よ? 29歳。三十路まであと300日切ってる男よ? そろそろ腹も出ようかっつー年頃よ? そんなにそいつが気に入っちゃいましたか? ヤりましたか? 上手かったですか? むしろ美味かったですか? 23歳の俺様じゃ到底かなわないですか?
あーもう俺様耐えがたきショック。俺様の予定ではこうよ。
「ちょっと言い過ぎちゃったかな。確かに最近冷え切ってたし、ここらで少し距離を置くってのもいいかと思ったけど、実際距離置くと俺様、何もやることないのよね。休みの日も家でゲームやってるだけだし、あいつ何やってんのかなとか考えるだけだし。電話がかかってきても出ないようにしてたけど、本当はあと3回くらいかけてきたら仕方ないから出てやろうかとか考えてたし。そろそろいじめもピークに達したし、ここらでバーンと許してやって、またまったり楽しくやりましょうかね。合コンとか行ってあいつも少しは気が晴れて、うざい事も言わなくなってるかもしれんし」
って思ってた矢先に「大事ナ人ト話シテルトコロダカラ……」かよ!! マジ勘弁。俺様泣きそう。なんでそんな変わり身早いわけ? これが女ってわけ? そんで こんなシチュエーションになって、泣きそうな顔しておまえから貰った手紙とか読み返してるのが男ってわけ? つか随分手紙あんな。こんなに貰ってたっけ? うへっ、なんかレシートの裏とかに書いた一言とかまでとってあるし。俺様女々しっ!
「来年の今日もあなたのそばにいられますように」
来年の今日ってまだまだ先やんけ。おーい。この手紙嘘になっちゃってますよお。つかやべっ。マジ涙出てきた。
今日は何の日か知ってる?
ふふ♪付き合って4ヶ月と2日記念だよ!
なんかすごく幸せで恐いです。
この幸せはずっと続くよね?
ずっとそばにいたい。
先のことなんてわからないって言うけど、
今の気持ちを大事にしたいって思う
こんなに人を好きになったの初めてって言ったら、
おまえ何回そのセリフ言ったの? って聞いたよね?
初めてに決まってるじゃんかー! プンプン!
そんなに軽い女に見えるかなー?
こんな恥ずかしいセリフ、一生に一回しか言えないよ!
今日は本当にありがと。なんか涙出ちゃった。
あったかくて、胸がいっぱいになっちゃった。
もしあなたが私の事嫌いになっても、
私はずっと好きでいるから。いいよね?
今日のこと、ずっと忘れない。忘れたくない
ぐしっ。ぐしっ。なんだよーこの手紙はよー。この思い出を胸に生きていけと。あの時は確かに本気でしたと。ひー耐えられねー。電話しよ。そんなすぐに俺のこと嫌いになるとかありえないし。まだ戻る可能性アリだし。ピポパポ。
「あ、もしもし……。俺。ごめん。声が聞きたくなって……」
「………………」
「今、おまえから貰った手紙読んでた。なんか……、その、楽しかったよな。楽しかったって事、俺忘れてた……。ずっと……」
「ごめん、もう電話しないでくれる? 手紙とか捨てて。そういうの今読まれてると思うと なんか気持ち悪いし……。 そういう女々しい人だったって思いたくないし」
「気持ち悪い……。女々しい人だった……。過去形ですか……」
「ごめん。切るね。今彼と一緒にいるから。もう電話しないで」
「彼……」
プティッ
教訓
手紙は捨てよう
微妙にノンフィクション。あるあるある!
たにしの殻の影響でただいま恋愛キャンペーン中。
Kが狙っていた成美という女はいちいち格の違いを見せつけるすごいヤツだった。育ち、容貌、気の強い性格、どれを取っても僕らの手に負えないのは明らかだったが、Kはなんとかしてこの女を落としてやろうと躍起になっていた。ちなみにKは身長165cm、メガネに小太りの一見オタク風であり、帰国子女で英語が堪能ということを除けば何の取り柄もない。誰が見ても不釣合いなカップルに見えた。しかしアメリカ育ちのKはそんなことをコンプレックスに感じるようなタマではない。気に入った女には迷わず直進するタイプである。
成美に格の違いを見せつけられたエピソードで思い出深いのはディズニーランドの一件だ。その日、僕とKは成美の誘いでディズニーランドに車で向かっていた。もう一人女の子が来るという話だったので、成美の事は全く眼中にない僕はそちらに勝負をかけようかなという気持ちだった。「しかしディズニーランドで遊ぶには随分遅い時間だな。どうすんだ一体?」
現地に到着するとシンデレラ城には目もくれず、ヒルトンホテルへと導かれた。正直びびる。こっちは貧乏大学生、着てる服もどう考えても場違いだ。そんな腰の引けた僕にはおかまいなしで、成美は上層のバーラウンジへずんずん歩いていった。上に行けば行くほど自分の服装が気になって仕方ない。同じくロクな格好をしていない隣のKを見ると、こいつは全然気にしていないようだ。むしろ目が輝いている。雰囲気のいいバーで口説いてやるぞという意気込みが感じられる。げんなりだ。
バーに着くと成美は生粋のお嬢様育ちを前面に押し出し、いきなり入り口で「窓際の席で、ディズニーランドが一望出来るところ」を要求した。僕は冷や汗をかいた。僕らには店のど真ん中の一番居心地が悪い席がお似合いだと思った。しかーし! びっくりするほどすんなりと僕らは窓際に通されたのだった。成美の押し出しの強さに感心する。席に着いてもゆったりとした身のこなしで全く動じるところがなかった。僕はカクテルひとつ注文するのにもおっかなびっくりだったが……。
しかし2杯3杯と酒が進むと自然と口も滑らかになる。僕は成美じゃないほうの女の子を口説きにかかった。いい感じで盛り上がってきたところで成美が「ちょっと静かにしてみて。外見てごらん」と言う。いいタイミングでディズニーランドの花火があがる。猛烈に感動的なシーンである。「ふふふ。これ見せてあげようと思って」
てゆーかこれ逆じゃない? 普通男が連れてきてあげるもんじゃないんすか? なんで、「わ〜綺麗〜」とか男2人でうっとりしちゃってんすか? いかん。いかんよ。冷静になれよ。これじゃ口説いてんだか口説かれてんだかわかんないぞ。
そのままズルズルと遅くまで飲むのかと思っていたら、花火が終わるとすぐにお開きということになった。「チェック」。成美がスマートに店員を呼びつけ、その場で勘定を済ませようとする。慌てて財布を取り出そうとしていると、店員は成美のクレジットカードを受け取ってさっさとレジの方に消えてしまった。非常にばつが悪い。「いいよ。ここはあたしのおごりで」とか言われてさらに落ち込む。仮に僕ら男連中が支払うことになっていたとしても、レジまで歩いていって店員に失笑されていたに違いない。僕は心のメモに「勘定は席についたままでやるのがスマート」と書き込んだ。寒い……。
とまあ、こんな感じの成美を落とすべく、Kは大掛かりな作戦をやってのけることにした。題して「シチュエーションで落とそう! 作戦」
Kの親父は銀行員で、ルクセンブルクに駐在している。毎年夏休みはKもそちらに滞在する。そこで、ルクセンブルクから日本の成美に電話をかけて、無理矢理呼び寄せるという段取りだ。夏休みが来る前に念入りに気を引くようなセリフを吐きまくり、「なんかKくんのことが気になって仕方ない!」という雰囲気にもっていかせた。うまいこと術中にはまった成美は、Kからの電話でなんと本当にヨーロッパまで飛行機で会いに行く事にした(旅費はK持ち 笑)。
そして彼らはパリの凱旋門で落ち合ったのだった。そりゃもう感動的だったに違いない。遠く異国の地での再会。あ〜なんてロマンティック。ヒルトンホテルで見せつけられた格の違いを見事にひっくり返す演出だった。パリからルクセンブルクまでのドライブで、成美はKの男っぽさに惹かれる自分に気付いていた。一方その頃僕は東京であいも変わらずゲームに興じていた……。寒い……。
しかし世の中そう甘くはないわけで、遠い異国の地での再会も日本に戻ればただのチビメガネ。成美は夏休みが終わり帰国するとさっさと別の男を作り、あっさりとKはフラれたのであった。南無。もちろん旅費は無駄金となったわけである。
教訓
メガネはメガネ、チビはチビ。無理めの女にゃ手を出すな。
女「Tくん本当に優しいよね……」
T「優しくなんかないよ。つーかそんなに辛いなら別れればいいじゃん。君くらいかわいければすぐ別の男が見つかるだろ。(ねみー)」
女「そんなに簡単に割り切れないよ。だってずっと一緒にいたんだもん。思い出が多すぎて……」
T「君はさ、もう結論が出てるんだよ。それを俺に聞いてもらいたいだけ。いくらでも話は聞いてあげるけど、俺には何もしてやれないよ(つーかねみー。相談うぜー)」
女「ありがとう。なんかTくんと話してると安心するの。ごめんね」
T「いや別に謝らなくてもいいけど。少し気分変えたら? 他の男にも目を向けてみなよ(お、終わりました? 寝るか)」
女「うん……」
数日後
プルルルルルル
T「はいTだけど」
女「あ、私……。別れちゃった……」
T「そっか。まあうまくいかないもんは仕方ないよ。元気出せ。俺でよけりゃ映画くらいならつきあうぞ(おまえのオゴリでな)」」
女「この前Tくん、他の男にも目を向けてみなよって言ってたよね」
T「あー 誰かいいのいた? (こんなに早くみつかるわけないか)」
女「えっと、言いにくいな……。えっとごめんね、なんか私らしくなくて……。ずっとTくんに相談に乗ってもらってて私、なんか」
T「……(すげえ嫌な予感。つーか悪寒)」
女「Tくん……。私……」
T「あ、ごめんちょっとキャッチ。かけなおすわ。(うひーこの空気が耐えられん。はっきり言えや! )」プティッ
数十分後
プルルルルルル
T「はいTだけど」
女「あ、私……。なかなか電話かかってこないから」
T「ああごめん寝ちゃってた。(察せよ! )
女「さっきの話だけど、はっきり言うね。Tくんのことが好きなの」
T「……。(直球できますか)」
女「なんかあいつと別れてすぐにTくんに心変わりするの軽いって思われるかもしれないけど」
T「いやそうは思わないけど(思いまくり。つーか俺はデパートのトイレちゃうっちゅうねん。手近なとこで済ますなや。君らのごたごたも全部知ってるし、君のイヤな部分も全部知ってる。付き合ってないけどもうお腹いっぱいなのよ)」
女「けど?」
T「君のことずっと妹みたいに思ってたし……(出た! 言うに事欠いて妹! ベタベタの禁じ手でしょこれ。よくぬけぬけと言えるわ俺)」
女「そっか。…………。Tくん優しいからちょっと期待しちゃった私がバカだったね。ごめんね気にしないで」
T「いや全然。(うへっ引くの早くない? もうちょっと押せよ。スッと引かれると追いたくなるわ)」
女「あたしたち、明日からも気まずくならないで友達でいられるよね?」
T「当たり前じゃん。いつでも電話しろよ。あいつの次くらいにおまえのことわかってるつもりだし(うひ、何言ってんだ俺。いきなり君からおまえに人称変わってるし)」
女「またそういう事言う……。期待しちゃうよ……」
T「腹減ったな! ラーメンでも食いに行く? (どわっ、確かに腹は減ってるけどなんでこいつと行くか! あああああ、なんか自分でもどっちが本音なんだかわかんなくなってきた)」
女「ぐすっぐすっ。本当に優しいんだから……ぐすっ」
T「いや優しくねーよ(いや優しくねーよ)」
教訓
雰囲気に流されないようにしよう
僕が焼肉屋で注文するときの標準的パターン(2人分)。
ハラミx2、タン塩、牛テール塩、ギャラ塩、コブクロ、サンギョプサル、豚トロ、ユッケ、ナムル、キムチ、にんにくホイル焼き、チョンス冷麺、生ビールx5〜6。
ちょっと食い過ぎかなとも思うが大体これくらいである。地元のお気に入りの焼肉屋「一龍苑」だとこれで大体1万4千円になる。貧乏人にはかなり辛い金額だが、毎月10日はサービスデーとなっており、この日に食った額の半額が次回割引される。つまり14000円食ったら次回は7000円引きになるわけだ。これで多少救われているが、毎月10日はかなり混雑するので、早い時間から気合を入れて行かなければならない。
狂牛病のせいで盛り下がってしまったが、ちょっと前まで業界は「焼肉戦争」などと言われて競争が激化していた。仕掛け人は世田谷は三軒茶屋に本店を構える『牛角』だ。あいにく行ったことはないが名前だけは知っている。今や押しも押されぬ日本一の焼肉屋チェーンだ。対比して語られる『安楽亭』とは全く業態が違う。安楽亭は郊外型の激安ファミレス的位置付け、牛角は繁華街立地と小じゃれた内装で20代〜30代を狙うニューウェーブの焼肉屋だ。今熱いのはこっちである。
恐らく現在最大の激戦区は下北沢と思われる。有名どころは全て揃っており、各社とも他店に負けじとしのぎを削っている。そんななかでも牛角は安さと美味さで一歩リードしているそうだ。
飛び火して日比谷、銀座地区にも焼肉戦争は起こっていて、僕はこのへんでよく遊ぶので利用する機会も多い。お気に入りは『TORAJI』である。開店初日に行ったときは凄まじい行列にびっくりしたが、あまりの混雑と新規オープンのためスタッフが手馴れていなかったのか味が落ちていたようだ。正直美味しくなかった。しかし空いているときに行ってみたら以前とは比べ物にならないくらい美味しくなっていた。
僕の定番コースを牛角で注文するといくらになるのかちょっと計算してみよう。カシャッカシャカシャカシャ、チーン! 8840円だ。ないメニューもいくつかあるんだが、それに似たもので試算してみた。これは安い。僕みたいに大食いしなければ1人あたり3000円もあれば十分飲み食いできるだろう。ちなみに高級店として有名な『叙々苑』で計算すると楽勝で2万円を超える。というわけで、まだ行ったことがない人は焼肉戦争の戦場へ行くべし。
最近購入した、もしくは確実に購入予定のゲーム。
10月発売のGBA『逆転裁判』(CAPCOM)、11月15日発売のPS2『シーマン』(アスキー)、11月21日発売のGC『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(任天堂)。
この他に11月15日発売のPS2『BUSHIN』(アトラス)も買おうかどうか迷っている。もうちょっと先の話になると、PS2『メタルギアソリッド2』(コナミ)、GC『どうぶつの森+』は確実に買う予定だ。
パっと見て異色なのは『逆転裁判』だろう。これだけ携帯ゲーム機用ソフトである。元々ゲームボーイアドバンスは持っていなかったのだが、このゲームをやるためだけに購入した。本体、バッテリーパック、ACアダプタ、ソフトを一気に買うと結構な金額になったが、それに見合うだけの面白いゲームである。
3Dグリグリのゲームが全盛の昨今、シンプルなコマンド選択式のアドベンチャーゲームはプラットフォームを失いほとんど発売されない。しかしこのジャンルには根強いファンがいるのは確かで、それなりのものを出せば確実に一定の本数が売れることが保証されている。今後はこの手の「一世代前のゲーム機で人気を博した、固定ファン層を持つジャンル」は携帯ゲーム機市場で生き延びていくことになるだろう。悲観的な考え方ではなく、これは棲み分けとして評価できる。全員が全員3Dグリグリゲームをやりたいわけではないのだ。しかしハイスペックなプラットフォームで2Dのコマンド選択式アドベンチャーなど発売すればユーザーから袋叩きにされるのは目に見えている。そういった意味でゲームボーイアドバンスの存在価値は大きい。しかし本来これはスーパーファミコンが担うべき役割である
僕としては「携帯」という部分にひっかかるものがある。全員が全員3Dグリグリをやりたいわけではないのと同様、全員が全員ゲーム機を携帯したいわけではない。特にゲームボーイアドバンスは電池寿命と引き換えにバックライトを排しており、屋外でのプレイが非常に辛い。家の中で携帯ゲーム機を遊ぶことのバカバカしさを考えてもらいたい。また、例えバックライトがついたとしても、やはりあの小さい液晶でゲームをやるのはシニアゲーマーには辛いのだ。希望としてはGBAスペックと同等の据え置き型ゲーム機(それこそ正にスーパーファミコンに他ならないのだが……)かGBAをTV出力して、良質な「ちょっと古いジャンルの新作ゲーム」をやれればベストなんだがなかなかそうはいかない。
ゲーム業界はユーザーを飽きさせないために5年ごとに新しいプラットフォームを用意する。これはゲームの進化と発展のためにやむを得ない事ではあるが、新しいプラットフォームが発売されると途端に古いものが見向きもされなくなる。この構造をなんとかしてもらいたい。
次世代機を発売したら旧世代機は一気に値下げし(もちろんソフトもだ)、良質なソフトを安定供給する努力をしてほしい。今現在スーパーファミコンのハードが5000円程度で購入でき、ソフトも2000円程度で新作が楽しめるとしたらどんなにいいか。ユーザー自身もすぐに旧世代機に見切りをつける習慣を改めねばならないが、こういった構造が実現されたらゲーム市場は成熟し、面白くなるだろう。名が売れていない新進ゲーム作家は旧世代機でカジュアルにゲーム製作をし、才能を認められれば次世代機で華々しくデビューする。これだ。
現在そういう機能はPSが担っている。任天堂はGCがいかにゲーム作家にとって作りやすいプラットフォームであるかを声高に説明するより、こうした構造作りに精を出してもらいたいと思うのである。GBAはファミコンやスーパーファミコンなど過去の名作をリメイクするためのものではないのだ。PS陣営も『ドラクエ4』のリメイクなどで調子に乗っている場合ではなく、どんどんPSONEで良質なゲームを出すべきだ。
ゲーム関係の日記を見るたびに「またゲームかよ……」とお思いの方々に少し説教を垂れようと思う。
11月15日、アメリカでXboxが発売された(日本発売は来年2月の予定)。Microsoft社が作った家庭用ゲーム機である。アメリカでも「これは売れる」だの「SONYと任天堂に勝てるわけがない」だの侃侃諤諤の議論が巻き起こっている。
ガリバー企業Microsoftが本気で家庭用ゲーム機市場に参入したのは、これが見逃すことが出来ない巨大市場だからだ。インターネットにどっぷりハマっているPCユーザー(こんな辺境の地で大して面白くもないコラムを読んでいるあなたのことだ)には信じられない、若しくは苦々しく思えることかもしれないが、将来性も含めて家庭用ゲーム市場の重要性はPC市場とほとんど同じくらい大きい。
ここで少し思い出してもらいたい。家庭用ゲーム機と言われるものの歴史は誰が作ってきたのかを。それはATARIでも3DOでもなく、任天堂であり、SEGAであり、SONYなのだ。家庭用ゲーム機は日本が世界に誇れる最大の産業と言っていい。
実に日本以外の企業が家庭用ゲーム機を発売したのは3DO以来10年ぶりなのである。この歴史的重みを「たかがゲーム」とかたずけるわけにはいくまい。
イチローの大リーグでの活躍を見て、にわかメジャーファンになった人が今年は続出した。普段ナショナリストの顔を微塵も見せない人たちが、「日本人として誇りだな〜」と思ったのは事実だろう。サッカーの世界でも、普段はセリエAのファンタジスタたちへの熱い思いを語りながら、心のどこかで中田や小野の活躍を期待し、もっと日本人が認められればいいと願っている人はたくさんいるに違いない。斜に構える必要はない。素直に「日本人頑張れ!」と声を大にすればよろしい。戦争以外の分野でナショナリストになることは全く恥じる必要はないのだ。
経済がどん底に落ちている今、イチローの活躍くらいしか日本人として誇りに思えることがないと思っている人たちは、ゲーム業界に目を向けて欲しい。いつもは尊大なMicrosoftが、卑屈なくらい低姿勢で提携ゲームメーカーに頼り、なんとかしてXboxを売り込もうとしている姿が見れるはずだ。あのビル・ゲイツですら足元に跪かせる、日本のゲームメーカーを誇りに思ってほしい。
ひとつ忘れていた。日本が世界に誇れるもうひとつの分野がある。アニメだ。なんか日本人ってオタクそのものだな……。かっこわる……。
「おまえはなぜ俺につきまとうんだ?」
「あなたを見ていると飽きないからです」
「不快だ。消えてくれ」
「いやです。あなたが私の視界から消える以外ありません」
「なんで俺が消えなきゃいけないんだ。バカなことを言うな」
「お互い相手の行動を縛る事は出来ないということです。相手に行動を強制するつもりなら暴力以外に手段はありません」
「じゃあそうさせてもらおうか」
バキッ!
「痛たたた……。本気のパンチですね。でもこの程度では引き下がりませんよ」
「おまえは狂ってる。じゃあ消えるまでやらせてもらおうか」
バキッ! ドカッ! ドスッ! ドンッ! バンッ!
「さすがに痛いです。辛いです」
「なら消えることだ。おまえに監視されていると虫酸が走る」
「残念ながらご期待には添えません。私はこれからもずっとあなたを見続けます」
「なんてヤツだ……。病院送りにされないとわからないようだな」
「病院送り? 笑わせないでください。傷が癒えたらまたあなたを見続けますよ。例え何ヶ月入院しようとも、また同じ事を繰り返すだけです」
「……」
「私を排除したいなら私を殺す以外に方法はない。そのための暴力です。あなたは私を殺す覚悟がおありですか?」
「何を言ってるんだおまえは。いい加減にしろ。警察を呼ぶぞ」
「呼びたければ呼べばいいでしょう。それは脅しか何かですか? 脅しなのだとしたら何の効果もない。私は警察に捕まっても、裁判で有罪を食らっても、何の痛痒も感じない。留置所や刑務所から出所したら同じ事を繰り返すだけです。あなたは私から決して逃げられない。私を排除したいなら私を殺す以外に方法はないのです。そして私を殺した罪で刑務所で一生を終えるしかない」
「そんなこと出来るわけがないだろう!」
「では私の視界から完全に消えなさい。但しどこに逃げようとも私はあなたを地の果てまでも追う。消えるというのは死んで土に還るという事です」
「狂ってる。おまえは狂ってる!」
「いいえ私は狂っていません。あなたが愚か者だという事です。社会の暗黙のルールがどこでも通用すると信じている愚か者です」
「じゃあ一体俺はどうすればいいんだ! !?」
「私に見られ続ければいいんです。あなたはそんな簡単な事にも耐えられないんですか? そんな事のために殺人を犯したり自殺したりするような人間なのですか?」
「俺は……俺は……」
「月日が経てば大抵の事には慣れます。受け入れなさい」
「……」
2年後彼らは結婚し、幸せな家庭を築いた。
11月18日夜9時からTBSでやっていた「38億年スペシャル」(タイトルうろ覚え 笑)は見ただろうか? 見てない? それはもったいないことをしたものだ。ワイドショーやニュースやバラエティやドラマやお笑いもいいが、たまにはこういう硬派な番組も見るべきだ。しかし日立が提供する番組は華がない代わりに硬派で面白いね。古館伊知郎のわかってるんだかわかってないんだか不明な弁舌は置いといて、番組の最後に小学生の女の子の死を持ってくることによって、無理矢理感動的な番組に仕立てあげようとするTV屋のいやらしさも置いといて、「心の問題」を脳の科学だか化学だかによって読み解くという切り口はとても面白かった。
見てない人のために内容を少し書き留めておこう。
以前ここ冷麺でも「人間が人間の顔を識別する能力はとてつもなく高度である」というような事を書いた。パターン認識かなんかの話の時だ。脳の側頭葉と呼ばれる部位は主に形を認識することに使われているらしいのだが、そのほとんどは人間の顔を識別するためのものなんだそうだ。正に「顔識別専門」の神経細胞(ニューロン)がびっしりと側頭葉に配置されている。これによって、例えば歳をとって容貌が変化したり、あるいは表情によって容貌が変化しても「この顔は誰某の顔だ!」と認識することが可能になっている。番組ではこの側頭葉が壊れてしまった人物の興味深い症例が紹介されていた。「相貌失認」と言うのだそうだ。
A氏は脳内出血のために側頭葉の一部に損傷を受けた。一命はとりとめたものの、意識が回復すると信じられない事が起こっていた。人物の顔にまるでモザイクがかかったように見え、誰一人として顔を見分けることが出来なくなっていたのだ。もちろん自分の顔すらもだ。鏡を見ると誰か見知らぬ人物がいる。それが自分であるということは容易に想像がつくのだが、見覚えがないのだ。実の息子、娘もわからない。以前見知っていたはずの有名人、ジョンレノンだのマリリンモンローの写真を見せられてもそれが誰なのか思い出せない。記憶喪失になったわけではない。顔を識別する能力だけが失われたのだ。
A氏は脳梁という部分にもダメージを受けていた。脳梁というのは右脳と左脳のパイプラインの役割を果たしており、ここが壊れると両者のバランスが取れなくなる。個々が勝手な指令を出すために右半身と左半身がちぐはぐな行動を起こすのだという。これは「エイリアンハンド症候群」と言うそうだ。両手を使って靴下を履こうとするのだが、右手は靴下を引っ張りあげようとしているのに、左手は意思に反して靴下を引き下げようとする。いつまでたっても靴下が履けないのでしまいにはあきらめてしまうのだという。
他にも脳に関するいくつかの珍しい症例(多重人格など)が紹介されていた。実に興味深いものばかりであった。
心の問題は何か深遠なる精神世界の範疇で、科学で説明することは出来ないというオカルト的立場の人から見ると、それを脳の作用に置き換えることは苦々しい事に思えるだろう。「これらが人間の心の全てではない」と抗いたくもなるだろう。確かに全てではないだろうが、どうやっても覆せない真理が含まれていることも事実だ。
「何だか気持ちがふさいでしょうがない」「鬱だ……」「何もかもがイヤになった」こんな心の変化は薬一発で解消してしまったりする。実に情けない。要するに化学薬品の力を借りて電気信号をちょいと送れば、心さえも動かすことが可能だということだ。頭蓋骨を切り取って(そんなことくらいで人間は死にはしない)、脳の表面を直接刺激してやれば親しい人物との過去の記憶を呼び覚ますことも可能だそうだ。実際その開頭実験のフィルム(!)が放送されていた。じゃあ一体私のこの心は何なんだという思いにもなる。触れば自動的に勃起する男性器と何ら変わりないではないか(インポテンツの人ごめんなさい)。
僕が若い頃散々読んだ、岸田秀の本に書いてあった言葉を思い出す。この世の全ては幻想なんだと。家族愛や恋愛、人生に対する悩みなんかは、電気信号と遺伝プログラムが生み出した心という名の幻想に過ぎないのだと。しかしここで考え違いを起こしちゃいけない。これらが実は幻想なんだという考えは、生に絶望すべき類のものではない。「愛」に対する過剰な期待に歯止めをかけ、それに裏切られた時にも心を壊さないための予防壁なのだ。
「愛なんてものは存在しない」「人間は本当は醜い存在だ」こんな言葉を抜け抜けと吐く者は、「誰か俺を愛してくれ」「人間は本当は尊い存在なんだと信じたい」と言っているも同然だ。信じたいものに裏切られ、それに耐えられなくなったロマンチスト、ペシミストが何をわかった風な口をきいているのか。愛も神も存在を信じる者の中に確かに存在しているし、人間は醜くも尊くもない。こんなシンプルな解答が、こたつでビール片手にTVを見てるだけで手に入るのだからお手軽なものだ。それすらも導き出せない者は一体何を見て生きているんだ?
僕はつい2〜3ヶ月前まで「テキストサイト」という言葉を知らなかった。正確に言うと、聞いたことはあったがその定義が曖昧だった。なんとなく「文章ばっかりで絵のないサイト」くらいの認識でしかなかった(いやそれで合ってるのでは? )。
以前ナフが提供する「テキストサイト管理人に100の質問」をやったときに、かなり違和感を感じたのを覚えている。質問ナンバー49「侍魂はどうですか?」質問ナンバー50「愛・蔵太さんはどうですか?」質問ナンバー51「あなたのサイトが、愛・蔵太さんにどういうレビューをされたのか、教えてください」質問ナンバー81「仲間に入れてほしい(入りたい)コミュニティがありましたら、教えてください」ここらへんだ。
「ふむふむ。どうやらテキストサイトってのはWEB上ではCGサイトやMIDIサイト、エロサイトなんかと肩を並べる(?)一大カテゴリーで、そこでは侍魂を知ってるのが当然で、愛・蔵太氏にレビューされるのが当たり前で、そういうことも知らないでテキストサイトやってるのはちゃんちゃらおかしいと? んで、大きな派閥があって、どこかに所属するのが1人前の証なの?」みたいに思った。僕は先行者の部分こそ友人から直接URLを知らされて見てはいたが、侍魂なんてサイト名は全然知らなかったし、ましてや愛・蔵田氏なんか聞いたこともなかったし、テキストサイトにコミュニティが存在するなんてことも当然知らなかった。で、「なんだか閉鎖的でうざい質問だなぁ……」と思って半ばふてくされて質問に答えたわけだ。むしろ自分が閉鎖的? ケッ
その後aon(閉鎖?)の影響でReadMe!に登録(今調べたら2001年10月8日の登録だった)→愛・蔵田氏にレビューされる→2chにURLを晒される→テキストサイトとは一体何なのか情報収集を始める→現在。という感じである。以前は知り合いのページくらいしか巡回していなかったのだが、好き嫌い抜きで情報収集の場としてのブックマークや実際気に入って毎日見るようになったサイトがドっと増えた。誰もが(誰って誰? )見ていると思われるところではかまくら、バーチャルネットアイドル・ちゆ12歳、ウキウキ抜き(つい先日閉鎖)、ヘイ・ブルドッグ(前述愛・蔵太氏のサイト)、斬鉄剣(今URLを貼り付けて初めて思ったがトップページがindex.htmlじゃないと言い知れぬ不安感が沸く)あたりを見るようになり、もっと深い階層(?)では無題(コ、コワイ……)、テキストアイアンワークス、羊飼いの唄、Placebo、たにしの殻あたりを毎日読むようになった。
先人の文章を読んでいて思ったのは「テキストサイトについて」みたいなメタなテキストは迂闊に書けないなということである。以前に僕も相互リンク論みたいなものを書いた覚えがあるが、既出も既出の出涸らしみたいな内容で、今考えるとかなりこっぱずかしい。小者は黙ってろという感じだ。まあ有名サイトだから優秀なテキストサイト論を書いてるかと言えばそうでもないんだが……。そこらへんはテキストサイトに深く関わっていくとわかってくるらしい。が、あまり関わりたくないような気も……。
さらにもうひとつ。1日10万HITを叩きだす化け物サイト侍魂よりうちのサイトの方が歴史長いのね(侍は2001年1月開設。恐がりは1999年夏から。冷麺開始が2000年10月)。びっくりした。そういえば最初の頃と比べると随分論調とかネタの選択範囲が変わったもんだ。毎日ネタ日記書ける能力が欲しい。
全然関係ないが、過去ログをななめ読みしたい人のために最近冷麺セレクトというページを設けた。よかったらどうぞ。傑作はないので傑作選じゃありません。
獅子座流星群は見ただろうか? 見てない? それはもったいないことをしたものだ。200年に一度の大規模なものだったそうなんで、300歳くらいまで生きないともう見れない。「あれは星じゃなくてチリが燃えてるだけなんだから有難がって見るようなもんでもない」なんて無粋な事は言わずに見るべきだったろう。3年前の流星群の時は大騒ぎした割には大したものじゃなかったので拍子抜けしたが、今回は期待通りに素晴らしかった。
ところで流れ星を初めて見たのはいつだか覚えているだろうか? 僕は確か25歳くらいだったと思う。東京に住む者の宿命か、えらい遅い。しかしその時の感動は未だに忘れられない
その日バイト仲間の僕とK君、A君は3人でドライブしていた。男3人しがないドライブである。K君が僕の3歳下、A君は僕の5歳下という歳の離れた仲間で敬語交じりの会話になるが、よそよそしいところは全くない。本当に気心が知れた最高の友人だ。
後ろの席に座っていた僕は彼らと話しながら、何の気なしに空を見上げていた。そして見た。一筋の流れ星が夜空を切り裂くのを。
都心で空気が汚くほとんど星など見えない中、しかも周りは煌々とネオンが輝く悪条件にもかかわらず、その流れ星は僕の目に飛び込んできた。生まれて初めての経験に興奮する。この感動を彼らにも分けてやりたくて、慌てて「空見ろ! 空!」と叫んだが、その時には既に星は消えていた。
しかし何と言う偶然か。助手席でくつろいでいたK君も、運転していたA君さえもその流星を同時に見ていたのだった。
「見ました! 見ました! すげえ! にいさんも見たんだ? え? 3人とも!?」(僕は彼らににいさんと呼ばれてる)
何か運命的なものを感じずにはいられなかった瞬間である。その後僕らはバイトを辞めて散り散りになったが、いまだに仲良くやっている。
なーんて話を営業先の女性美容師さんに話したら、「ああ、あたしもその経験あります」と言うではないか。おお、こんな珍しいことが自分以外にもあったなんてと驚いた。恋人と夜中電話していたときに、同時に流れ星を見たんだそうだ。遠く離れた恋人同士が電話越しに感じた運命。「めちゃめちゃロマンチックですね〜」と言ったら、「いや、その後速攻で別れちゃったんですけどね」だと 笑。夢見させてくれよ……。
最近はどうだか知らないけど、小中学生にとってゲームソフト1本の値段はかなり高額だ。小さい頃そういったものを買ってもらった記憶がない。おこずかいを貯めて買った覚えもない。そもそもこずかい自体が少なかったし、貯めるということが出来ない性格だったからだ。ではどうやって手に入れていたかと言うと、大抵非合法な手段に頼っていた。ここで過去の犯罪を開陳するのも何なんで方法については黙っておくが、こういうのを思い出すたびに「ああ、俺って根っから犯罪者なんだなぁ」という気になる。属性・悪。今まっとうに生きてるのは単に捕まるリスクと犯罪のメリットを天秤にかけているだけで、道徳的な部分では僕は昔から何にも変わっちゃいない。
それは置いていて、とにかく昔はそう簡単には欲しいゲームソフトが手に入らなかったということだ。で、1本手に入るとそれこそ骨の髄までしゃぶりつくすようにやりこむ。狂ったようにやりこむ。飯も食わず、寝ず、学校にも行かず、誰とも口をきかず、指の皮が剥けるまでやりこむ。
当時はゲームソフトの発売スケジュールが今ほど過密じゃなかったので、1本をやり尽くすとちょうど次の「やりたいゲーム」が発売されるという感じだった。周りの連中も大体同時進行で同じゲームをやっているので話もとても盛り上がる。それが今じゃどうだ。毎週10本くらいのゲームが発売され、いくら買っても追いつかない。周りの連中はそれぞれ好きなジャンルのゲームをやっているので全然話も噛み合わない。これじゃつまらないのも当たり前だ。
「大人買い」という言葉がある。チョコエッグなんかのコレクター心をくすぐる商品を、経済力にモノを言わせてケース単位で買い占める行為だ。子供時代に満たされなかったコレクター心を大人の経済力が満たす。実際にはそれで全種類集めたところで子供時代の感動は得られないのだが……。
僕もこの歳になって、ある程度(ほんと微々たるもんだが)欲しい物は手に入るようになった。最近の僕のゲームの買い方はほとんどアホだ。毎週のように新作ゲームを買っている。子供時代と違って金はあるが時間がないので、ひとつのゲームをとことんやりこむことは出来なくなっているのにだ。ひどい時には1日に2本買ったりして、どっちもやらずにほったらかしなんてこともある。それで「最近のゲームはつまんねえなー。昔はよかったよ」なんて言ってるのだからしょうもない。やりこみもしないで面白いわけがないのだ。
話はどんどん変わるが、音楽関係で持論がある。「どんな音楽でも1000回聴いたら好きになる」というものだ。これは絶対。嘘だと思ったら、あなたが大嫌いなジャンルの音楽を1000回聴いてみるといい。最初はうるさいだけだったのが、いつのまにかメロディーを追うようになり、聴いていない時でも口ずさむようになり、大音量で聴いているのに心地よい子守唄のように感じて眠気を誘われたりするようになる。そして大好きになっている。
ゲームも同じだ。やりこめばどんなクソゲーでも好きになる。「昔はよかった」の原因はこんなところにあるんじゃないかな?
一日にアクセス解析を数回見ては悦にいる変態です。ずーっと気になってたんだが、リンク元を辿るとうちへのリンクを貼っていないページがたまにある。IEの仕様なんだかバグなんだか知らないが、リンク元ではなく直前に見ていたページがリファラーとして記録されることがあるんだそうだ。
大抵ロリサイトとかエロアニメサイトとかホモサイトとかフェチサイトとかで、一度アクセス解析に現れたところが何度も顔を出すということはない。しかし! 少年ナイフだけは例外なのだ。もう1年以上にわたって幾度となくリファラーに現れる。その都度飛んでみて確認してるんだが、恐がりにリンクを貼っている様子はない。ソースまで見て確かめたので間違いない。というか少年ナイフがうちにリンク貼るわけがない。
このサイト経由で(実際は経由してるんじゃなく直前に見てるだけ)恐がりを見に来る人は一体誰なの? 気になって気になって昼寝出来ません! しかもトップページじゃなくTOPICとかCHOCOA講座なんかに直リンで飛んできている。ますます不可解だ。
ある意味エロサイト後に恐がりに来るというのは正しい行動のような気がするんだが(?)どう考えても、うちと少年ナイフでは何の接点も共通点もない。むしろ相反するもの、水と油、光と影、水野美紀とえなりかずき。というわけで心当たりのある方は是非メールでお知らせください。imode@kowagari.com。そして少年ナイフの魅力を心ゆくまで語ってください。頑張ってファンになってみせます。
いやマジで
毎度のような気がするが真相を教えていただいた。アプリが原因だそうである。しかしなぜ少年ナイフなんだろう。Yahoo!あたりにしておけば何も問題なかったのにね。「作者がファンだった」に全額。はらさんがはずしたらお返しします。
的中でした。
このソフトはフリーですが、フリーウェアですらありません... Proxomitron は、実は、少年ウェアなのです!
What the name of PuyoPuyo is Shonenware!!?
少年ウェアとは、日本の大阪からやってきた、女性3人組で構成される唯一無二のバンド少年ナイフをサポートするために捧げられているコンセプトです。彼女たちは、世界でもっとも素晴らしい音楽の、「カワイイ」クリエーターです!
迷惑かけてどうする 。
Googleのツールバーは導入しただろうか? さっさとインストールしたまへ。Googleの売りは「重要で有用なサイトほど検索結果の上位に来る」ってところだ。ツールバーではこの重要度が視覚的に表示されるようになった。「PageRank」という棒グラフ(?)であなたのHPの重要度が一目瞭然となる。数値ではなくグラフなのでちょっとわかりづらいが、10段階にランク付けされるようだ。本家恐がり、CHOCOA講座、恐がりiモードはともにランク3くらいだろうか。結構シビアである。侍魂ですらランク5。KENT WEBあたりでようやくランク7。ランク10を叩き出すサイトは米国Yahoo!くらいだそうだ。
最近になってようやく冷麺の過去ログがGoogleの検索にひっかかるようになり、実にさまざまな検索語での訪問がある。面白いのでいくつか書き出しておこう(例の「直前ページ」も混じってるみたいだが)。
「EmEditor 尻」ごめんそういうサイトじゃないんだ。
「アクティベーション 解除 WindowsXP」ごめんそういうサイトじゃないんだ。
「障害者と人」ごめんそういうサイトじゃないんだ。
「刑事処分 死亡事故」ごめんそういうサイトじゃないんだ。
なんか役立たず……? 意外に多いのが買い物関連で、ROLEXやエアロレザーの革ジャン、クロムハーツなんかが引っかかっているようだ。ほとんど読んでもらっても役に立たないとは思うが……。
こういうのを見るにつけ、WEBサイトの存在意義はやっぱりデータベースとしての機能かなぁという思いが強くなる。「俺はこう思う」みたいな事を書くより、事実の羅列の方がよっぽど人の役に立つって気がするのだ。そう、人の役に立つってのがキーワード。出来れば誰かの役に立ってほしいという思いは常にある。もちろん誰かを楽しませるって事も「役に立つ」に含まれる。
「俺はこう思う」が誰かの役に立てばサイト作りも楽なのにねえ。日記オンリーのサイトを堂々とやっている人は皮肉じゃなく尊敬に値する。
舌の根も乾かぬうちに「俺はこう思う」を垂れ流す。日記で事実の羅列を並べてもしょうがないって話でもあるので。WEB一般について「俺はこう思う」ってことを述べると反発を食らうのがこの世界の常らしい。ビクビクしながらやってみる。
サイトを閉鎖する時のみっともない度ランキング。ドンドンドンパフパフ。
1位 つきあってた女(男)にフラれて閉鎖
これが原因で会社辞めちゃったり、人殺ししちゃったりする人とかたまにいたりするので、本人にとっては相当ヘヴィな事態であることは想像出来るが、恋愛どうでもいい派の僕から見るとみっともないの一言。まともな文章が書けなくなってるので、好きな歌(失恋系)の歌詞なんかを載せて自分の気持ちを表現してみたりとか。寒い。寒いよ……。猛烈に寒い。つい昨日までお笑いネタとか書いてたのが、突然「人の気持ちってわからない」とかシリアスな悩みを吐露。そりゃ人間、いつも笑っていられないのはわかりますよ。でもお笑い一辺倒だったサイトにはお笑いを求めて人が集まってるわけで、そんな事突然言われて閉鎖されても「何言っちゃってんスか?」としか言いようがない。リアルの生活で知り合いがフラれて、カラオケにつきあってやって失恋系の歌ばかり聞かされるのとはわけが違う。だって君の事なんて知らないもの。アドバイスするとすれば「人の気持ちがわかってると思ってた君が悪い」。ヨリが戻っちゃってサイト再開するとさらにカッコ悪いので要注意。閉鎖の理由は謎のままがベストだね。
2位 掲示板だけ残して閉鎖
いや素で意味わかんないから。それって閉鎖って言うの? 掲示板だけのHPにリニューアルしたのでは? せめて「掲示板だけ残して更新を停止します」とか「掲示板以外のコンテンツを削除します」くらいにしとこうよ。なんで閉鎖って言葉が出てくるんだろう。邪推するとやっぱり「掲示板で俺(私)を慰めて…… お願い……」って事になる。何があったか知りませんが、しっかりしてください。大体何があったかわからないのに慰めようもないって話。
3位 悪行がバレて閉鎖
自作自演の煽りとかね。バレるような手落ちがあったところがみっともない。袋叩きにあう前に逃げようってことなんだろうが、逃げても未来永劫その愚行が語り継がれるのがWEBの世界。名前変えて別人として再生しても大抵見つかってしまうので完全に消えるのが吉。
4位 閉鎖しまくり
なんでサイト開くのかって話になる。身内とインスタントメッセンジャーのやりとりだけやってればいいんじゃないかなあ?
綺麗な閉鎖の仕方も書いとかないと怒られそう。一番美しいのは完全放置じゃないかな? 最近はサイトの過去をまるごと保存しているインターネット図書館なんていう恐ろしいサイトもあるし、それにもひっかからないようにうまく消したところで訪問者がローカルに保存してたら何の意味もない。というわけで予告。恐がりは永久に閉鎖しません。放置の末にサーバーの契約が切れて消滅するでしょう。
やっぱりWEB論書くとムカつく文章になるね。
最近こりゃいかんよな〜と思う事第一位。食い物屋を知らなさすぎ。
昔ホイチョイが「東京いい店やれる店」なんていうグルメ本(?)を出してたが、そういうちょっとこじゃれた美味しい店を全然知らない。と言うかあなた知ってます?
先々月だったか、月例会で20代前半の女ども(結構かわいい)とそんな話になった。
「つーか にーさんとHさんって普段どういう所にご飯食べに行くの?」
(Hというのは相方の呼び名だ)
「んー、あんまり外に食べに行かないからな。近所の太閤っていうラーメン屋とサイゼリアが多いかな」
「ださっ! サイゼリアださっ! 信じらんない。にーさん自分の歳考えた方がいいよ。あたしだったらそんなとこ連れてく男とは付き合いたくない。てゆーかサイゼリア行くくらいなら死んだ方がマシ。てゆーかにーさんが死ね?」
「死ねはねえだろ……」
「にーさんの歳だったら結婚して子供がいてもおかしくないわけだし、サイゼリアにファミリーで行くのはまあある意味正解って気もするけどファミリー違うし。デートの度におしゃれな店連れてけとは言わないけど、たまにはねえ」
「つーか 知らないから。おしゃれな店とか」
「うぞ! やばいよソレ……。じゃあさじゃあさ、おしゃれじゃないけど通が知ってる隠れた名店とかは? 江戸前の職人の味が食べられるみたいな」
「え? どこどこ?」
「こら。どこどこじゃなくて……。やばいよマジ。ダサいよにーさん」
仕方ないじゃん! オタクなんだから! 家でゲームやってるのが好きなんだから! ゲームやりながらコーラ飲んでタコヤキ食うのが好きなんだから! ……と開き直っても仕方ないので自分が知ってる美味い店を片っ端から思い出してみることにする。おしゃれ度は無視。
ごめん これしか思いつかないや 笑。
「テキストサイト」を標榜するなら言葉にこだわってこだわりすぎということはないだろう。特に気になるのは用字用語用法の部分で、同じ意味の言葉が異なる用字用語だったりすると気色悪くてかなわない。例えばひとつの文章の中で、意味の使い分けを全く意識せずにホームページとWEBページとWEBサイトを混在させてるヤツは頭をはたきたくなる。そのためのスリッパを探したくなる。便所用の。緑色の。
誤用はどうか。あえて間違った使い方をして新しい意味をひねり出すのは言葉遊びとして大推奨だが、単に間違って覚えた言葉を無自覚に使ってる子は殴りたくなる。ブリキの蓋を探したくなる。贈答用せんべいの。一斗缶の。
例えば「確信犯」を悪いと知っていてやる犯罪だと思っていたり(正しくは、本人は悪くないと確信しているが客観的には悪いという犯罪。)、「閑話休題」を本筋からずれた話にもっていくときに使ったり(正しくはその逆)、「役不足」を人物に使っていたり(正しくは、ある物事がある人物の能力に対して軽すぎる場合に物事に対して使う言葉)、「的を射る」を「的を得る」だと思っていたり、「固定観念」を「固定概念」だと思っていたり……。挙げていったらキリがないが、読んでるこっちがこっぱずかしくなるのでさっさと改めてもらいたい。と偉そうに言ってる自分も間違ってたりするので、その際はよろしく(弱気)。
誤用がまかり通って辞書の方が書き換えられるなんて事もあったり(一所懸命が一生懸命でもOKになってたり)するので一概に「誤用はダメ!」とも言い切れない。使う本人が自覚的に使っているかということが大事な部分だと思うのだ。
よく誤用される「流れに掉さす(時代や世の中の流れに合わせて、物ごとをよい結果へ進める意味)」という言い回しを使う場合、その言葉を使うにはそれ相当の意味があるはずだ。少し古臭い言葉を使って全体を格調高くしたいとか、俺様はこんな言葉も知ってるぜという自己顕示欲とか。そんな時に誤用しているのでは話にならない。バカだ。素直に「流れに逆らって」などと普通の言い方にすればいい。大学の助教授ですらこんな感じだ。
無駄に小難しい言葉をこねくりまわして、自分がいかに優れているかをアピールする輩にこういう誤用が多いのは滑稽そのものだ。自分の脳みそレベルに合った平易な言葉を使えよと言いたくなる。なぜわざわざ小難しい言葉を使うのか? それは君が単なる権威主義の卑しきペダンチストだからだ! ドーン! そして僕自身にもドーン! あはははすっきり。
今日はえらく前フリが長いな。言いたいことはこんな事じゃなくて、未だ決まっていない用字用法をさっさと決めちまおうという企画である。具体的に言うとリンクは貼るのか、それとも張るのかって問題に結論を出しちゃおうということである。ちなみに僕は「貼る」で統一している。アンカータグの<a>でマークアップしていく作業が「貼る」と言うにぴったりだからである。
ところがこれに異論を唱える有力な勢力がある。
WEBというのは蜘蛛の巣という意味だ。つまりリンクの糸を張りめぐらすという意味でリンクは「張る」のが正しいのだ
うーん負けそうだ。しかし、こういう未だ定まっていない言葉の用字用法というのは多数派が勝つことに決まっている。というわけで諸君、「リンクを貼る」を普及させたまへ。これが勝った暁には僕こそが提言者であると自慢しまくることにする。まだ誰も「俺が言い出しっぺ!」って言ってないみたいだから(弱気)。
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