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2001年11月16日

成熟市場のあり方

最近購入した、もしくは確実に購入予定のゲーム。

10月発売のGBA『逆転裁判』(CAPCOM)、11月15日発売のPS2『シーマン』(アスキー)、11月21日発売のGC『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(任天堂)。

この他に11月15日発売のPS2『BUSHIN』(アトラス)も買おうかどうか迷っている。もうちょっと先の話になると、PS2『メタルギアソリッド2』(コナミ)、GC『どうぶつの森+』は確実に買う予定だ。

パっと見て異色なのは『逆転裁判』だろう。これだけ携帯ゲーム機用ソフトである。元々ゲームボーイアドバンスは持っていなかったのだが、このゲームをやるためだけに購入した。本体、バッテリーパック、ACアダプタ、ソフトを一気に買うと結構な金額になったが、それに見合うだけの面白いゲームである。

3Dグリグリのゲームが全盛の昨今、シンプルなコマンド選択式のアドベンチャーゲームはプラットフォームを失いほとんど発売されない。しかしこのジャンルには根強いファンがいるのは確かで、それなりのものを出せば確実に一定の本数が売れることが保証されている。今後はこの手の「一世代前のゲーム機で人気を博した、固定ファン層を持つジャンル」は携帯ゲーム機市場で生き延びていくことになるだろう。悲観的な考え方ではなく、これは棲み分けとして評価できる。全員が全員3Dグリグリゲームをやりたいわけではないのだ。しかしハイスペックなプラットフォームで2Dのコマンド選択式アドベンチャーなど発売すればユーザーから袋叩きにされるのは目に見えている。そういった意味でゲームボーイアドバンスの存在価値は大きい。しかし本来これはスーパーファミコンが担うべき役割である

僕としては「携帯」という部分にひっかかるものがある。全員が全員3Dグリグリをやりたいわけではないのと同様、全員が全員ゲーム機を携帯したいわけではない。特にゲームボーイアドバンスは電池寿命と引き換えにバックライトを排しており、屋外でのプレイが非常に辛い。家の中で携帯ゲーム機を遊ぶことのバカバカしさを考えてもらいたい。また、例えバックライトがついたとしても、やはりあの小さい液晶でゲームをやるのはシニアゲーマーには辛いのだ。希望としてはGBAスペックと同等の据え置き型ゲーム機(それこそ正にスーパーファミコンに他ならないのだが……)かGBAをTV出力して、良質な「ちょっと古いジャンルの新作ゲーム」をやれればベストなんだがなかなかそうはいかない。

ゲーム業界はユーザーを飽きさせないために5年ごとに新しいプラットフォームを用意する。これはゲームの進化と発展のためにやむを得ない事ではあるが、新しいプラットフォームが発売されると途端に古いものが見向きもされなくなる。この構造をなんとかしてもらいたい。

次世代機を発売したら旧世代機は一気に値下げし(もちろんソフトもだ)、良質なソフトを安定供給する努力をしてほしい。今現在スーパーファミコンのハードが5000円程度で購入でき、ソフトも2000円程度で新作が楽しめるとしたらどんなにいいか。ユーザー自身もすぐに旧世代機に見切りをつける習慣を改めねばならないが、こういった構造が実現されたらゲーム市場は成熟し、面白くなるだろう。名が売れていない新進ゲーム作家は旧世代機でカジュアルにゲーム製作をし、才能を認められれば次世代機で華々しくデビューする。これだ。

現在そういう機能はPSが担っている。任天堂はGCがいかにゲーム作家にとって作りやすいプラットフォームであるかを声高に説明するより、こうした構造作りに精を出してもらいたいと思うのである。GBAはファミコンやスーパーファミコンなど過去の名作をリメイクするためのものではないのだ。PS陣営も『ドラクエ4』のリメイクなどで調子に乗っている場合ではなく、どんどんPSONEで良質なゲームを出すべきだ。



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