
ゲーム関係の日記を見るたびに「またゲームかよ……」とお思いの方々に少し説教を垂れようと思う。
11月15日、アメリカでXboxが発売された(日本発売は来年2月の予定)。Microsoft社が作った家庭用ゲーム機である。アメリカでも「これは売れる」だの「SONYと任天堂に勝てるわけがない」だの侃侃諤諤の議論が巻き起こっている。
ガリバー企業Microsoftが本気で家庭用ゲーム機市場に参入したのは、これが見逃すことが出来ない巨大市場だからだ。インターネットにどっぷりハマっているPCユーザー(こんな辺境の地で大して面白くもないコラムを読んでいるあなたのことだ)には信じられない、若しくは苦々しく思えることかもしれないが、将来性も含めて家庭用ゲーム市場の重要性はPC市場とほとんど同じくらい大きい。
ここで少し思い出してもらいたい。家庭用ゲーム機と言われるものの歴史は誰が作ってきたのかを。それはATARIでも3DOでもなく、任天堂であり、SEGAであり、SONYなのだ。家庭用ゲーム機は日本が世界に誇れる最大の産業と言っていい。
実に日本以外の企業が家庭用ゲーム機を発売したのは3DO以来10年ぶりなのである。この歴史的重みを「たかがゲーム」とかたずけるわけにはいくまい。
イチローの大リーグでの活躍を見て、にわかメジャーファンになった人が今年は続出した。普段ナショナリストの顔を微塵も見せない人たちが、「日本人として誇りだな〜」と思ったのは事実だろう。サッカーの世界でも、普段はセリエAのファンタジスタたちへの熱い思いを語りながら、心のどこかで中田や小野の活躍を期待し、もっと日本人が認められればいいと願っている人はたくさんいるに違いない。斜に構える必要はない。素直に「日本人頑張れ!」と声を大にすればよろしい。戦争以外の分野でナショナリストになることは全く恥じる必要はないのだ。
経済がどん底に落ちている今、イチローの活躍くらいしか日本人として誇りに思えることがないと思っている人たちは、ゲーム業界に目を向けて欲しい。いつもは尊大なMicrosoftが、卑屈なくらい低姿勢で提携ゲームメーカーに頼り、なんとかしてXboxを売り込もうとしている姿が見れるはずだ。あのビル・ゲイツですら足元に跪かせる、日本のゲームメーカーを誇りに思ってほしい。
ひとつ忘れていた。日本が世界に誇れるもうひとつの分野がある。アニメだ。なんか日本人ってオタクそのものだな……。かっこわる……。
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