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2001年12月07日

ある犯罪者の回想 2

「ですます調ウザい」「ですます調キショい」「偽善者ぶりに拍車かかってる」などの暖かいメール(ウィルス含む)をたくさん頂いたので元のである調に戻す。なんだか迷走してるね。他所様のテキストサイトを最近よく見てるのでどうもその影響みたいだ。掲示板やメールでは偽善丸出しのですます調、日記では偉そうな奴丸出しのである調がやはりいいみたい。どっちにしてもイヤな奴ってことでひとつよろしくお願いします。ひとつよろしくな。←ムカッ。

数年前の話。その日、終電を逃した僕は歩いて御茶ノ水から足立区まで帰ることにした。車なら30分くらいで着くから、深夜料金割増のタクシーに乗っても5000円くらいでなんとかなる。しかし酔って気が大きくなってるから「これくらいの距離、歩くのなんざわけないっすよ」と調子に乗っていたのだった。約11km。時間にするとどれくらいかよくわからないが、多分3時間くらいだろうと踏んでいた。

最初の内は千鳥足で調子よく歩いていたのだが、深酒と日頃の不摂生が祟って家まであと4kmという所で力尽きた。もう1歩も歩けん。高校時代は学校まで16kmの道のりを歩いた事もあったのに! おお神よ、力尽く我が御霊を救いたまえ。と天を仰いだ僕の目にお誂え向きのママチャリが飛び込んできた。なんと鍵がついている。神よ、感謝します。十字を切って有難くママチャリを借用させていただいた。大丈夫。盗むんじゃない。借りるんです。

乗って数百メートル走ったところで警官に呼び止められた。

「こんばんわー。ちょっとよろしいですか? どちらへ?」
「家に帰る所っス!」
「ちょっと飲んでいらっしゃいますか? こんな時間にライトも点灯しないで危険ですよ」
「大丈夫であります。おつとめご苦労様です。でわ」
「あーすいません。一応自転車の登録を照合させていただけますか。こちらの自転車はおたくの?」
「いえ、友人のであります! (てゆーか僕はオタクじゃないです! ガハ)」
「ちょっと登録番号を……。確認させてもらいます」
「はい。実は路上の放置自転車を無断で借用しました。うふふ」
「うふふってあんた……。ちょっと署の方でお話うかがいますよ」

運悪くその日、僕の所持品にはナイフがあった。別に護身用とかじゃなく、アウトドアで使うために海外通販で買った小さなナイフである。これが警官の心証を悪くしたらしく、かなりの長時間取調べを受けることになった。指紋も両手の10指全てをとられる本格的なものになる。前科一犯。その後生まれて初めて乗るパトカーで家まで送ってもらい、両親の身元引き受けをもって釈放となった。早朝4時に叩き起こされた両親の呆れ果てた顔で、さすがに酔いがさめたのは言うまでもない。

生まれてきてごめんなさい。



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