冷麺 2002年01月

2002年01月01日

センチメンタルジャーニー

新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。生きてるだけで丸儲け。

借り物のワンボックスカーで30日31日と伊香保温泉に行ってきた。3年前に辞めたバイト先の友人達6人と。

伊香保あたりでは年末に路面が凍結しているということはないんだが、さすがに榛名湖までの峠道では日の当たらない部分に雪が残っていたりする。毎年「行けるかな〜。大丈夫かな〜」と迷った末に途中で引き返すのだが、今年は調子に乗って頂上まで行ってみた。恐かったス。

登りも気を抜けば後輪がズルっと行きそうになる。下りの危険度は言うまでもない。山頂付近にさしかかったあたりの下り車線には案の定追突事故を起こした車が停められていた。された方が家族連れのワンボックス。した方が20代のカップルが乗るスカイライン。新車と思しきスカイラインはボンネットがべっこりへこんでいる。

多分前を行くワンボックスの慎重な運転にしびれを切らして後ろから煽りまくったのだろう。女を横に乗せてるとついついいいとこ見せようと思っちゃうのね。悪いけどそれ全然いいとこじゃないから。せっかくの年末温泉旅行を台無しにされた助手席の女性は「あたしは何も関係ないわよ。つーかむかつく。帰りたい」といった風情で、外に出てワンボックスの家族連れと交渉にあたる彼氏をほったらかして、車の中で仏頂面であった。いや、わかりますわかります。

彼らの悲惨な行く末を案じ、僕ら6人も急に口数が少なくなった。各々「もしも今この車が事故ったら……」という想像をめぐらしていた。ハンドル操作を誤り突っ込んでくる対向車。避けたら崖に落ちる! 助手席側を守るように自ら対向車に激突する運転手の僕。友を守り、圧死した僕。号泣する5人。毎年年末に花を手向けに来る彼ら。「ずっと忘れないよ。アニのこと……」そして伝説へ。わーい。わーいじゃないよ。

運転は慎重にね。

2002年01月05日

無差別テロに屈する

人はどうしてこんなにも残酷になれるんだろう? 匿名性を盾に不特定多数を狙った犯罪に巻き込まれたことがある。いきなりセンセーショナルな文句で興味を誘ってみてすいません。しかしあの時ほどやり場のない怒りに震えたことはなかった。僕はその日ラブホテルにいたのだった。

いつもだったらホテルでは頭なんか洗わずにさっさと寝ちまうんだが、その日に限って僕はゆっくり風呂につかって頭を洗うことにしたのである。ホテルには備え付けのシャンプーがある。リンスインシャンプーってやつ。勢いよく数回プッシュして頭を洗い始める。ん? 泡立ちが少ない。なんか変。つーか絶対変。異変を察知した僕は途中で洗うのをやめ、シャワーで流した。風呂を出てドライヤーで頭を乾かす。はい決定。やられました。天然のバサバサ成分配合。またの名を精子インシャンプー。こみあげる怒りを必死で抑え、もう一度風呂に入る。頭をしつこくシャワーで流す。しかし落ちないのだ! いくら流しても落ちない! 代わりのシャンプーはないので仕方なくあきらめることにした。ほとんど全泣きである。女性に怒られるかもしれないが、あの時初めて「レイプされるってこういう気持ちなのかも」と思った。まさに屈辱。それ以来備え付けのシャンプーには細心の注意を払って接するようになった。

正真正銘ここが現場

話は変わるが恒例の年末旅行で四万温泉("しまおんせん"と読む)に行ったことがある。雑誌『じゃらん』で見た露天風呂がなかなかよさげだったので決めた宿である。しかし宿代が異常に安いことにまず気付くべきだった。部屋は最悪のボロボロ。料理はゲロまず。風呂も露天とは名ばかりの小汚いただの吹きっさらし風呂。全く写真なんてあてにならないものだ。文句を言っても仕方ないので入ることは入ったんだが、そこでまたひどい目にあった。

僕ら3人の他に随分とお歳を召したおじいちゃんが入っていたのだが、そのおじいちゃんがなんと風呂でうんこしちゃってたのである。プカプカと浮かぶ黄土色の物体を見て我が目を疑った。しかしそれはまぎれもなくおじいちゃんのうんこ。おじいちゃん心なし気持ちよさげ。僕らは慌てて風呂から逃げ出し洗い場に向かった。体を石鹸で念入りに洗い、備え付けのリンスインシャンプーで勢いよく頭を洗う。そこで気付いた。

また天然のバサバサ成分配合じゃん!!!!

単にシャンプーが古すぎて変質してたみたい。あの旅館、多分5年くらい同じシャンプー置いてあるんだろうな……。


オチのピークが分散しててすいません。あー謝るよに影響されまくり。すごい伝染するね、この口調。

2002年01月09日

カフーの思い出

シングー

ブラジルのサンタレンという港町から車で数時間の僻地にカフーの家はあった。港町と言っても海に面してるわけじゃない。アマゾン川だ。その支流、シングー川でカフーは漁師兼シッパーとして働いていた。

月々の稼ぎは微々たるものだが、天涯孤独の身なので暮らしはそれほど苦しくない。食べるための魚ではなく、外国に輸出する稀少な熱帯魚を狙って漁をする事が多い。そのためこうした僻地に暮らさないと商売にならないのだ。たまにサンタレンまで行って大量に食料品を買い込み、後は源流を遡って珍魚探索に明け暮れる。金の使い途などないので、むしろ金は貯まる一方なのだという。僕は真っ黒に日焼けしたカフーの背中に向けて、答えを期待しない質問を投げてみた。

「そんなに金を貯めこんでどうするんだい?」
「あって困るものじゃないだろう? そのうち綺麗な嫁さんでも貰って都会に出るさ」
「君には都会は似合いそうもないな」
「余計なお世話だ」

インペリアルゼブラという俗称で呼ばれるプレコが日本のマニアの話題になっていた頃、カフーの周りには俄か漁師が続々と訪れたという。たかだか5cmほどのどうってことないこのナマズが(その体色の美しさだけは特筆ものだったが)、ブラジル人にとっては純金にも等しい金額で取引されたのだ。サンタレンの漁師たちはこぞってガリンペイロよろしく源流に分け入った。しかし珍魚はなかなか見つからないから珍魚なわけで、カフーのようにそういった魚の棲息地を掴んでいない者には簡単に捕まえられる獲物ではなかった。そしてカフーは奴らに魚の居場所を教えてやるほどお人よしでも親切でもない。乱獲すればあっという間に魚はいなくなる。間引いても差し支えない範囲でしかカフーは漁をしなかったのである。

野生のトゥカーノの鳴く声を聞きながら、僕はカフーの姿に見入っていた。顔は漁師特有の深く刻まれた皺によって随分と老け込んで見えるが、実は僕と大差ない年齢なのだ。たどたどしいポルトガル語で話す僕と比べると、落ち着いた物腰といい、精悍な肉体といい、まるで大人と子供だ。嫉妬に近い感情を覚えながら、櫂を手繰るカフーに再び声をかけた。

「こんな所に一人で暮らしていて寂しくはないの?」
「おまえの国では一人で暮らす人間はいないのか?」
「いや、いるよ」
「それと同じだ。都会で暮らそうとアマゾンの奥地で暮らそうと孤独に変わりはない。俺はいつでも死にたくなるほど寂しいよ」
「そんな風には全然見えない。君はそんな弱い人間には見えない。」
「弱い? これを弱いというのか。初めて知った」

4年後、カフーは姿を消した。家に置いてあった水槽には干上がったアカリエスピーニョが一匹。そいつに名前を付けていつも話し掛けていたという話を後にガリンペイロたちから聞いた。多分カフーは生きちゃいないだろう。死者の住まう町で、一人寂しく魚を捕る姿が浮かんで消えた。僕は弱さの意味について考えを巡らした。

2002年01月10日

ユダヤ資本最大最強の要塞

「俺の肉体の50%はコカ・コーラによって構成されている!」と叫んで絶命したのはかの有名なロベルト・アーニーであります。真のコカ・コーラ愛好家、CokeHeadsを自称する者として今日はミチオのサイトのantlionというプチ日記で披露された『コカ・コーラの豆知識』を転載せざるを得ない。これは天が僕に課した使命なので。

コカ・コーラ豆知識1
コカ・コーラの製法を知っているのはアメリカ本社の重役の3人だけ。3人は同時に飛行機に乗っちゃいけないんだってさ。同時に死んだらコカ・コーラが作れなくなるからだって。

コカ・コーラ豆知識2
コカ・コーラは特許を取っていない。特許をとると製法を公開しないといけないためわざと秘密にしてるんだね。

コカ・コーラ豆知識3
サンタクロースといえば赤と白だけれど、実はこれはコカ・コーラが世界に広めたもの。1930年代頃のクリスマス仕様のコカ・コーラのサンタクロースのイメージが全世界に広まり、サンタクロースといえば赤と白というイメージとなった。それ以前のサンタクロースは青やら黄色やら多種多様だったという。

コカ・コーラ豆知識4
コカ・コーラのコカ、とはコカインのコカ。コカ・コーラの前身はフレンチワインアンドコカ、というコカインの入った薬用酒で禁酒時代に突入してワインが引っかかって製造中止になった。ちなみにコカ・コーラを作った博士は人生で3回家が全焼したらしい。

コカ・コーラ豆知識5
コカ・コーラを一日平均25瓶飲んだ人がいるという。ある時など50瓶も飲んだとか。4人の医者から制限するように言われたが当の本人はその4人の医者全ての葬式に参列した。

コカ・コーラ豆知識6
運動後の糖分摂取に適している。

蛇足ながらちょっとした解説を。豆知識2 → 特許を取ると製法を公開して他社から特許料を得ることが出来る。但し特許には期限があるため、永久にこれを得る事は不可能。そのためコカ・コーラ社はあえて特許を取っていないのである。同様な例にケンタッキーフライドチキンがある。豆知識6 → マラソン選手が炭酸を抜いた生温いコカ・コーラをスペシャルドリンクとして給水所に置いていることがある。コーラ愛好家からすると神をも怖れぬ悪魔の所業であるので、マラソン選手は炭酸きっつい冷え冷えコーラを頑張って走りながら飲むように。ゲップに負けてるようじゃ世界は取れないぞ。

僕からもひとつ追加しておこう。

コカ・コーラの豆知識7
「暗闇で触れてもそれとわかるように」「女性のスカートをイメージして」作られたコカ・コーラの瓶、コンツアーボトルは今日使用されている中で最も完璧にデザインされた容器だと評されている。

若干眉唾の情報も混じってるが、こういう伝説じみた歴史が語られる事自体、コカ・コーラの偉大さを物語るのである。コカ・コーラ万歳。

2002年01月11日

お見合い

「じゃ、後は若い二人に任せて……」

「ええと、菜緒子さんは今日がお見合い初めてですか?」
「はい、初めてですごく緊張しちゃってます。すいません」
「いえ、僕も初めてなんで……。何を話したらいいやら」
「じゃあお互いにいろんな事質問しあいませんか?」
「いいですね。じゃあ僕から。菜緒子さんは料理得意ですか?」
「いえ作ったことありません」
「あはは……そうですか。僕はこう見えても結構作るんですよ」
「ええ! そうなんですか? 意外! どんな調味料が好きなんですか?」
「は?……えっと……黒胡椒かな……。ちゃんとミルで挽いてます」
「ふーん」
「あ、そうだ。菜緒子さん、動物は好きですか? 僕、犬飼ってるんですが」
「きゃっ! 犬好きですよー。どこで拾ったんですか?」
「いや……拾ったって言うか知人からもらったんですが」
「あ、もらったんですか。びっくりした。保健所とかで?」
「いや、だから知人から……」
「あ、そっか。菜緒子早とちり。あたし犬は昔から好きで、いつもデパートとかのペットショップでじろじろ犬見ちゃうんですよ」
「あはは。僕も結構ペットショップに犬見に行きますよ。でもちょっと可哀相なんですよね。こいつら売れ残ったらどうなっちゃうんだろうって」
「保健所かな」
「いや……それはないんじゃ……。菜緒子さんも犬飼ってたんですか?」
「グリーンイグアナなら飼ってました♪11匹いたんで、カテナチオって呼んでたんです」
「え? 1匹ごとに名前ないんですか?」
「うん、まとめて」
「11匹まとめてカテナチオ……。あ、菜緒子さんはサッカーファンなんですか? カテナチオってイタリア代表の呼び名ですよね?」
「ファンってほどでもないですけど、たまに高校サッカーの決勝だけ見ます。益田さんもサッカーファン? 大体どこのチャンネルで見ます?」
「いや僕、益田じゃなくて竹本です……。チャンネルって言われると困りますが……大体セリエAとかの試合は見てますよ」
「ふーん」
「困ったな……あはは」
「あ、そうだ。益田さんは平日の深夜3時とかって何してます?」
「いや竹本……。んー、大体寝てますが……」
「あーそうですか」
「まいったな……。菜緒子さんは平日深夜3時とかって何かやってるんですか?」
「あたしは大体休日はショッピングが多いですね」
「そうですか……。あの……、すいませんが僕たちってあんまり話合いませんね……」
「あ、ごめんなさい。ちょっと緊張しちゃってて。いつもはもっとおしゃべりなんですけどね、ふふふ。今度もっとゆっくり落ち着いた所で話しましょうね。ここはなんだかゴミゴミしてて話しにくいです」

カコーーーーーン(ししおどし)

2002年01月13日

ひと夏の経験

毎年夏になると狂ったように海に行っていた。毎回日帰りでひと夏に15回くらい行っていた。これは良く考えると凄いことで、7月8月に週1回で行ったとしても計8回。週2回でやっと16回。毎回天気に恵まれるわけではないので行かない週ももちろん出てくる。毎日朝10時から夜12時までバイトしていて、海に出発するのはバイトが終わった深夜2時とか3時である。そのまま寝ずに海に行き、夕方まで遊んで、帰ってくるのは夜10時過ぎ。そして泥のように眠ると次の日はまた朝10時からバイト(起きるのは8時だ)。中1日というのはどう考えても不可能で、最低でも中2日空けていないと行けない。この過密スケジュールで15回行くと夏の2ヶ月間、1日たりとも体が休まる日がないという状態になる。ま、それくらい好きだったのだ。おかげで肌はほとんど黒人級に黒くなっていた。

バイト先は御茶ノ水にあったのでこの周辺で待ち合わせることが多かった。深夜に出発するので24時間営業のファミレスやファストフードである。その日僕はいつもより早い時間に待ち合わせ場所に着いてしまった。まだ誰も来ていない。キョロキョロと周りを見渡す僕はちょっと挙動不審者を思わせたろう。ウド鈴木みたいなファンキーなカリアゲと目深にかぶった野球帽、ジーンズ。真っ黄色のTシャツからはカラスみたいな黒々とした腕と顔がにょっきり生えている。深夜なので、まるでTシャツと帽子だけが宙に浮かんでいるかのように見えた。

んー、俺が一番乗りか。仕方ない。ロッテリアでちょっと待ってるか。お! 新製品じゃん。カルピスシェイク。いいねえ。いいねえ。夏はやっぱりカルピスだよね。牛のしょんべんと発音が一緒だから日本でしか売れないんだってね。cow piss.

「カルピスシェイクひとつ」
「は?」
「ヵルピすシェィクひとっ…………」
「は?」

いい年ぶっこいたでけえ男が、カルピスシェイクなんていう子供っぽい飲み物を注文することに恥じらいを感じていた。そのため無意識に声が小さくなっていた。もごもご言うもんだから聞き取れないんだろう。店員はしつこく聞き返してくる。ますます恥ずかしくなって声が小さくなる。店員も困っている。僕はしまいにムカムカしてきて押し黙ってしまった。店員がハッ! と何かに気付いたような顔をした。

What's ?
「外人じゃねえよ!」

2002年01月14日

日記書きさんへのお願い

最近狂ったように他所の日記を貪り読んでいる。フォント弄りという様式は決して嫌いじゃないんだが読んでて痒くなってくるような寒いサイトが多いのは事実で、なるべくならそういうのは避けて効率的に回りたいなあと思っている。テキスト庵は「段落文体」を参加規程にしているのでフォント弄り率が他の日記リンク集と比べて格段に低い。ここに更新報告してるサイトを片っ端から読むのである。

主婦の子育て日記、男子高校生の思索日記、サラリーマンの読書日記、フリーターの堕落生活日記、不思議少女の感性日記、憂国志士の毒舌日記、勘違いちゃんのアイタタ日記、ハードボイルドタフガイの人間観察日記、意地悪さんのチクチク日記、ありとあらゆるジャンルの日記を読み倒す。

大体6割くらいがエンターテイメント志向ではないごく普通の日常日記なんだが、そういうところに心動かされることが多い。感性に触れるという感覚。そんなときはフォームメールに感想を書いてみたりする。そして送信ボタンを押す。

このフォームは電子メールを使用して送信されています。
このフォームを送信すると、電子メールアドレスが受信者に公開され、フォームのデータが暗号化されずに送信されます。

この送信は続行できますが、取り消すこともできます。

萎え萎えだ……。僕は名も知れぬ存在としてひっそりと感想を送りたいのだ。そりゃ時には記名して主張したいこともある。でもそんなことは稀。ほとんどの場合は日記書きさんに「読みましたよ。こんな事を考えながら読みましたよ」と気軽に風みたいに囁きたいだけなのだ。それがいきなり「電子メールアドレスが受信者に公開され」とは……。まるで返信が欲しくてたまらないかまって君みたいじゃないか。公開なんてしなくてよろしい。僕のダサいアドレスは秘密にしてくれ!

というわけで日記書きさん達は是非ご自分のページのフォームメールを見直していただきたい。CGIの規定やsendmailの有無でなかなかやりたいようには出来ないんだろうけど。以上我儘でした。


言葉が足りなかったようでD-Pointの龍成さんに指摘されてしまった。今日の日記の要旨を正確に言い直すと「フォームメールをできればCGIを使用したものに変えてほしい」ということだ。メーラーを使うのだったらmailtoのアンカー(<a href="mailto:〜〜">←これね)で十分だし。ちなみに僕んところのフォームメールはサーバーのsendmailを使用した、CGIによる匿名フォームメールだ。この日記を書いた後、それを確かめるために空メールを送ってくれる人がたくさんいた。自分のメールアドレス、リモートホストは知らせたくないけど気楽に感想を送りたいという人ってあんまりいないのかな?

メールフォームというやつがCGIで出来ていると勘違いはしてないし、「無粋なダイアログ」がブラウザから出てる事ももちろんわかっている。龍成さんはWebコンサルタントをしているそうなのでこんなことは百も承知だろうが、知らない人のために「メールフォームにはCGIに引数を渡す方法とmailtoでメーラーに引数を渡す方法の2種類がある」(もっとあるのかな?)ってことをお教えしておきたい。読者のメールアドレスが知りたい管理人さんはmailtoを使えばいいし、匿名でもいいから気軽に感想を送ってもらいたいと思う管理人さんは環境が許せばCGIを使えばいいと思う。

2002年01月16日

シュリンクトゥフィットの作法

今日のお買い物はLevi's501XX1947年モデル19000円也。コーンミルズ社製のデニムはレプリカと雖もいい縦落ちするのでついつい買ってしまいます。ドゥニームとかも結構買いましたがやっぱり僕はLevi's純正が好き。貴様は一体何本ジーンズを買ったら気が済むんだ! と誰にも言われないのですごい本数買ってます。と言っても古着のいいやつをコレクションしてるわけではなく、あくまでもレプリカを穿き倒していい按配に色落ちさせるのが目的なのでたいした金額にはなってません。20本くらいだから約40万円かな?……ってたいした金額だよ! と思った方は正常です。なんだ40万かと思った方は重症ですね。そんな重症患者さん向けに僕のシュリンクトゥフィットの作法をご披露します。それぞれ皆さん作法があると思うので参考にしたり「ケッ、こいつは甘ちゃんだな」と優越感に浸ってみたりしてください。シュリンクトゥフィットの意味がわかんない人には今日はいつにもまして退屈です。無駄な知識です。

買ったまんま1度も洗わずに穿くというつわものがいるそうですが、それはいくらなんでもやりすぎだと思います。雨に降られたらサイズがめちゃめちゃになりますからね。最初はまず水に通して縮ませるわけです。以前はお湯にしたり若干洗剤を入れてみたりもしましたが、結局水と大差ないので水でいいでしょう。洗濯機で攪拌するとノリが落ちきって最初のパリパリ感(これが意外にヒゲを作るのに重要だったりします)が楽しめないので、単に漬けるだけです。これが10分。よく脱水したら乾燥機にかけます。

ここが最も重要なので細心の注意を払います。まず家庭用の乾燥機じゃ絶対ダメ。コインランドリーの巨大ドラムでしっかりやります。もちろんジーンズを裏返すのは忘れないように。表のまんまだと変な引っかき傷みたいな色落ちが起きる場合があります。時間は夏場で40分、冬場で50分です。時間が短いとしっかり縮まないので注意します。

乾燥機でカラッカラに乾いたら裏返しのまま再び水に漬けます。これは乾燥機によるシワを取るためなので、漬けおく必要はありません。すぐ脱水します。脱水が終わったらよくシワを伸ばして耳を割ります。ここで耳を割り忘れると耳のアタリがまともに出なくなりますから注意ですね。耳がねじれたままのアタリがいいって人もいるみたいですが、僕は腰からしっかりアタリが出てないと許せない派です。

耳を割ったら裏返しのまま干します。もちろん折ったりしないで吊るしです。陰干しより直射日光がいいでしょう。乾燥機で縮みきらなかった分がここで取り返せます。完全に乾燥したら後は穿き倒すだけ。最低1年間はもう洗いません(これが認知されたのはキムタクのおかげだなあ。それまではホント肩身狭かったスよ)。

シュリンクトゥフィット後のケアもちょっと書きましょうか。ヒゲは最初が肝心なんで、パリパリしてる間にしっかりクセ付けしておきます。霧吹きなんかで少し股のあたりを湿らせてからしゃがむといいみたいですね。日本人にありがちな「膝だけ色落ち」にならないように極力膝立ちは避けましょう。ありゃあカッコ悪い。あと、裾をカットするのは絶対に避けたいですね。いくらチェーンステッチをやってくれるところがあろうとも、あのロープ状の色落ちは買った状態のまま縮ませないと出せません。縮ませた後では手遅れですし、縮ませる前ではどれくらいカットしたらいいのか見当つかないですし。引きずって裾が切れるより裾のアタリが出てないほうが100倍カッコ悪いと思うので足の短い人は根性で我慢すべし。僕は切らないで済んでますが。←最終的に言いたかったのはこの自慢みたいです。←ムカッ。

2002年01月17日

映画感想『殺し屋1』

殺し屋1

映画『殺し屋1』を観て来た。主演浅野忠信。監督三池崇史。原作山本英夫。激しく心揺さぶられたということをどうやって伝えたらいいんだろう。どれだけ言葉をつないでみてもその衝撃の大きさは伝えきれない気がする。あーもう! こういう時に自分の表現力のなさを痛感する。映画を見終わった直後に原作漫画を全巻購入して、寝る間も惜しんで一気読みしたってことから8割増しくらいで想像してもらいたい。漫画も映画も見ていない人に強力にレコメンド。

言いたいことは山ほどあるんだが、あんまり長くなりすぎても逆に興味を削がれるだろうからこの際箇条書きにしてしまえ。この作品はいろんな角度から語ることが出来る。その切り口となるキーワードを挙げておこう。興味を惹かれる言葉があったら是非漫画なり映画なりに触れてみてもらいたい。ただし! R-18指定なので注意。成人であってもファンタジーをファンタジーとして消化できない人はやめておいた方がいいだろう。血を見ると気分が悪くなる人も要注意(実は僕)。それくらい刺激が強いキワモノだ。

殺し屋1を読み解くキーワード。・暴力・性・いじめ・強さとは・弱さとは・新宿・黒社会・妄想・格闘技・マインドコントロール・針・ピアッシング・ゴムスーツ・自慰・痛み・快楽・猟奇趣味・変態・盗聴・マンション・仕込み靴・絶望・ボディビル・鉄砲玉・薬物・復讐

どう考えても健全じゃない言葉ばかりが並んだ気がするが、実作に触れればそれだけではない何かを感じられると思う。人によっては全く受け付けないかもしれないけど。僕のお薦めの順番は映画を観てから漫画を読む方だ。先に漫画を読んでしまうと映画がただのエログロにしか思えないかもしれない。

しかしすごい作家がいたもんだね。安達哲の『さくらの唄』や岩明均の『寄生獣』、三浦健太郎の『ベルセルク』に触れた時と似たような興奮を感じた。特にきっちりと世界を閉じきった『寄生獣』の完成度に近いものがある。こう考えると『ベルセルク』は商業主義に流されて作品世界を拡散させてしまったのが残念だなあ。これこそ映画化してもらいたいのに(ハリウッドでね)。

あ、漫画だけ読んだ人にひとつ注意。浅野忠信は垣原役だ。イチは似合わないよね。渋谷シアター・イメージフォーラムでロングラン上映決定。

殺し屋1 特別プレミアム版

殺し屋1 特別プレミアム版

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2002/07/25
  • メディア: DVD

2002年01月18日

逆神取忍

僕の相方というのが悲惨な人でして、決して男っぽい性格ではないんですが女扱いされないことに関しては右に出る者がいないのです。しかも山崎邦正や光浦靖子みたいな極端なやられキャラ。芸人でもない一般人がここまでやられるか? というひどい仕打ちを数々受けてきた過去を持ってます。ちょっと面白いのでその紹介。

両腕ひしぎ逆十字
左右から2人がかりで逆十字かけられてました。腕ひしぎ逆十字ってのは自分の股間のあたりに相手のひじを当てるんで、普通女性にはかけにくいわけですよ。でもかけていたK君とA君はそこらへん全然気にしてなかったみたいです。両腕取られてるのでタップすら出来ずにボッキリ折られてました(嘘)。猪木の有名な腕折り試合の物真似もしっかりやってました。「折ったどーー!」
ツープラトンのブレーンバスター
水深20cmくらいの浜辺でやられてました。やったのはこれもK君とA君。女性の水着をひっつかむわけにもいかないので、2人とも気を使って彼女の股間に腕を差し込んで持ち上げてました(逆効果のような気もしますが)。滞空時間の長さがかなりギャラリーにアピールしてたことは確かです。「若干死を覚悟した」(本人談)
植え込みボディスラム
一番悲惨だったのがこれかな? 花見の宴会でのエキジビジョンです。あいにく僕は現場を目撃してないんですが、公園のつつじか何かの植え込みにボディスラムで投げ込まれたそうです。翌日全身傷だらけと言うか血塗れだったのでさすがにちょっと可哀相に思い、「男の勲章だな」と慰めておきました。

まがりなりにも彼氏である僕の目の前でこのような狼藉をはたらくK君とA君には改めて感心するばかりです。彼らにこれだけ愛されてる相方は幸せものだなあ。とか言って悲惨さを薄めてみたり。こんな彼女が男性からかけられる言葉で最も多いのが「おまえ横チン出てるよ」。人前では笑い飛ばしてる彼女ですが、たまには男泣きする夜もあるようです。


用語解説「逆力道山」
上半身がタイツ、下半身が素っ裸のレスラー。マスクマンのはしり。

2002年01月19日

バイオテクノロジーと戦闘員

たまにはニュースネタでも。

遺伝子技術でクモの糸作製=超強力繊維、産業利用へ−米陸軍と加社

米陸軍とカナダの生物工学会社ネクシア・バイオテクノロジーズ社の共同研究グループは、既存の合成繊維よりも丈夫なクモの糸を遺伝子組み換え技術で作ることに成功し、18日付の米科学誌サイエンスで発表した。ネクシア社はこの新繊維を「バイオスティール」と名付け、防弾チョッキや医療用縫合糸、釣り糸などに応用する方針だ。(時事通信)

ワクワクしてきた。これ、蜘蛛の遺伝子をヤギに入れてヤギが糸を作り出すらしいのだ。糸の強度は単位重量あたりでは鉄やケブラー繊維を上回るという凄さ。ケブラーってのは宇宙服や防弾ベストなどに使用されている繊維だ。蜘蛛の糸って実は凄かったんだね。合成繊維と違って生物分解が可能で、環境にもバッチリらしい。夢のような糸だ。しかし! 僕が興奮してるのはそっちじゃない。ヤギに蜘蛛の遺伝子を組み込むとヤギが糸を生成するって方だ。

「神の領域」とかそういう議論は置いとくとして、純粋にSF的想像が広がってワクワクする。これって極端に飛躍すると『X-MEN』が現実になるってことでしょ? キメラ(キマイラ)が具体的な話になってきたってことでしょ? タコとかカメレオンの遺伝子を人間に組み込んで体色を変化させるステルス戦闘員とかが出来ちゃうってことでしょ? キングコブラの遺伝子を人間に組み込んで毒牙戦闘員とかが出来ちゃうってことでしょ? 戦闘員ばっかりで申し訳ないが、どうしても想像はそっちに膨らんでしまう。要するにそういったSFエンターテイメントに科学的根拠が提供されたってことなのだ。絵空事ではない、もしかしたら有り得るかもという物語がどんどん作られそうで嬉しいのだ。ジュラシックパークみたいにもっともらしいSF的注釈がちりばめられた良質のエンターテイメント。ああ、待ち遠しいね。さっそく誰かが手をつけはじめているに違いない。キャメロン撮ってくれ。

で、やっぱり書かないわけにもいかないので「神の領域」云々についての見解も一応。

プリミティブな恐怖はどうしても感じるのだ。「誰も想像だにしなかった異世界への扉が開かれてしまう」みたいな陳腐で仰々しい表現を使いたくなるくらい。人一倍宗教嫌いで無神論者なはずなのにオカルト好きなので。僕が生きてるうちは異世界への扉は開かれてほしくないな。オカルト好きの非論理的意見として言わせてもらおう。この領域はファンタジーに任せておいてほしい。以上。

2002年01月20日

あの人の思い出

霊柩車が長い長いクラクションを鳴らした。焼き場に向かいたい気持ちを抑えて3人は歩き出す。かつてあの人と飲んだいつもの店へ。

浅野「あの人だけは殺しても死なないって思ってたよ」
川瀬「ああ。人って本当は簡単に壊れちまうもんなんだな」
丸山「俺、何にも恩返ししてないまま……うっ……」
浅野「泣くなバカ。さっきから俺だって堪えてんだ」
川瀬「故人を偲んで昔話でもするか。湿っぽいのはナシで」
浅野「そうだな。警察署に身元引き受けに来てくれたのは覚えてる?」
川瀬「ああ、あったな。俺らがバカやって迷惑かけちまった」
浅野「あの人文句ひとつ言わずに真夜中に署まで来てくれたっけ」
川瀬「笑ってんだよ。署に入ってきた瞬間笑いながら俺らの方にVサイン送ってさ」
丸山「そんなことがあったんですか」
浅野「うん。嬉しかったな。この人は俺らの事わかってくれてるって」

いつもはビールばかりなのに、今日に限ってウィスキーをロックで飲んでいた。あの人の飲り方だ。ボトルキープのタグには名前がまだ記されている。琥珀色の液体の向こうにあの人の笑顔が見えたような気がした。

浅野「そうだ。俺がこの店で喧嘩したとき、あの人がおさめてくれたんだっけ」
川瀬「ああ、このボトルが割れたんだ」
丸山「なんですか? その事件」
川瀬「浅野が酔っちゃってさ、近くで飲んでた若いのと始まっちゃったんだよ」
浅野「俺が一発殴ったら向こうがおさまりつかなくなって……」
川瀬「そしたら向こう仲間がいてな、10人くらいいたのかな?」
浅野「そう、携帯で呼び出しやがって。こっちはあの人いれて3人だ。勝ち目ない」
川瀬「で、あの人が詫びいれてくれたんだ。後輩が迷惑かけてすいませんって」
丸山「ボトルが割れたってのは?」
浅野「あの人が頭下げて謝ってるところを向こうが殴りやがったんだよ。そのボトルで」
川瀬「映画でしか見たことねえよ、あんなの。砕け散ってさ、ボトルが」
丸山「うわ……」
浅野「あの人、血塗れになって鬼のような顔して相手睨みつけて、」
川瀬「で、また謝ったんだ。これで勘弁してもらえますかって」
丸山「……」
浅野「血塗れになってて段々顔色も悪くなってきて、俺が大丈夫ですかって聞いたら、大丈夫なわけねえだろって笑ってた」
川瀬「笑ってたな」
丸山「ほんといい人でしたね……」

ボトルが空になった。ジャックダニエルを注文する。「キープのお名前はこのままでいいですか?」とマスターに聞かれた。沈黙。沈黙。沈黙。あの人の名前が入ったボトルで飲みたい気分だった。

丸山「あの、俺、あの人がなんで死んだのかまだ聞いてないです」
川瀬「あの人らしいよな」
浅野「ああ。どこまでも優しい人なんだよ」
丸山「教えてください。なんで死んじゃったんですか」
川瀬「事故だよ。新宿の中央通り」
浅野「道路に飛び出してきたインパラをよけて、電柱に激突したんだ」*
川瀬「てめえの命より動物の命を守っちまう人なんだよ」
浅野「ああ、そういう人なんだ」
丸山「え……、ってゆーかあの……」
川瀬「神様っているのかね? いたらぶっとばしてやりてえよ」
丸山あの、インパラて……。
浅野「アニさん、いい人だったな」
川瀬「ああ……、ほんとにいい人だった」
丸山いや、いい人とかじゃなく……


*しかも徒歩でな。

2002年01月21日

特別企画 『謝るよ』に挑戦

謝るよの下位互換サイトとしてあの文体をそっくりそのままパクって文章書きたい衝動にかられてすいません。何事も最初は真似から始まるわけで、最近ではパスティーシュなんていう便利な言葉もあるらしく堂々と模倣させてもらおうと思います。今模倣とモーホーをかけてネタを考えついたけどやっぱり書くのやめてすいません。リスペクト、オマージュ、パスティーシュ、なんでもいいですがそこらへんのラインで大目にみてやってください。

最近CM業界じゃ異業種コラボレーションが流行中です。缶コーヒーとスカパーが組んだり、缶コーヒーとフジフィルムが組んだり、缶コーヒーと携帯電話が組んだり、缶コーヒーばっかりですいません。NTTとローソンってのもありました。そこでアーニーさんは電通ばりにクライアントにコラボをもちかけてみるわけです。電動シェーバーのブラウンと山形米のどまんなか。なんのつながりもないこの2つが織り成す不思議なハーモニーにお茶の間の評判もうなぎのぼり。「今朝剃ってきたんですけどねえ」ジーーーー。コンコン。「ほらこんなに」「うわーホントだ。じゃあこのヒゲの剃りカスをご飯にかけて」パクパクパク……。「ギャッ! 美味い!」「どまんなかは何にでも合うね!」「やっぱりお米は食事のホームラン王だ!」勝手にナボナもコラボってみてすいません。関東ローカルですいません。業種的に無理がありました。じゃあアレだ。小林製薬と仏壇の長谷川で。出演者は佐藤B作。「ん〜クサい。クサいクサい。トイレのコーナーボックスから臭ってる。そんなときにコレ。小林製薬の汚物専用カプセル。これひとつで全て解決」最後に流れるいつもの音楽。「汚物弾のぉ長谷川ぁ〜♪」。汚物弾をAK-47(カラシニコフ)に装填しようと思ったりしてすいません。

頑張ったけど下品ネタでお茶を濁すのが精一杯。偉大だなあ。また考えついたら挑戦します。


おまけ。今日副次的に思い出したどうでもいいフレーズ集。「プラチナ入り猫」「癒し系ダンプカー」「フランシスコザビエルを意識して」「ポシュレ価格」「手こねプリン」「声を犬にして言いたい」いつもこんなことばかり考えててすいません。


僕は2年留年して6年かよったあげく中退しました。そんな僕から悪魔の応援。頑張れー。

2002年01月22日

酒と儂

酔っ払って寝ちゃった。「アニが酔ったところは見た事ない」なんてな事をたまに言われます。実際は結構酔っ払ってるんだけど理性のタガがきっつく締められているのか、記憶をなくすくらい飲んでも乱れるという事がありません。ろれつは多少怪しくなっても言ってる事がまともなのと、顔が全然赤くならないので酔ってないように見えるそうなんです。

その割には頻繁に記憶をなくします。これが恐い。

「昨日アニ、こんなこと言ってたよ」
「ええ? マジ? 全然覚えてない」

気心知れた男友達ならどうっちゅこともありませんが、酒を飲んだ時はなぜか女性のそばにいたがるのが男の悲しい性。口説きとか失言とかはあんまりなくて、説教が多いらしいんです。で、人によっては僕の説教を真剣に聞いて、時には感動すらしちゃって、「なんて自分のことを真剣に考えてくれる人なんだろう」なんて思うことがあるらしいんです。ただの説教なのにね。次の日態度が違うわけです。

「アニさん、昨日はありがとう。いろいろ考えさせられました」←目キラキラ
「へ?」(やべっ。まただよ。どうしようどうしよう)
「くよくよしててもしょうがないもんね」
「そうだね」(そうですね。そうですねー!)←頭の中でいいとも放送中
「あのことは秘密にしといてくださいね」
「もちろん」(秘密ってなんだよー。わかんねーよー。知りたいけど聞けねーよー)
「なんかすっきりしちゃった。また飲みましょうね」
「うんうん」(ずっぎりじねー)

僕の性癖を知ってる女性だと最初から狙ってやってきます。「昨日のセクハラひどかったよ」とか「○○ちゃんに無理矢理キスしてひっぱたかれてたよ」とか大嘘ぶっこいてくるのです。絶対そんなことはしていない! と思いつつも内心ドキドキなわけです。一緒に飲んでた人たちにそれとなく探りを入れてみたりするわけです。一番正直そうで素直そうな人に聞くわけです。

「えっとあの、昨日はお疲れ様ー。あのさ、俺昨日なんか変な事してた?」
「ひどいセクハラしてた」←侮蔑の表情

既に口裏合わされてたりするわけです。ま、たまには本当の時もあるけどな!←52歳

2002年01月23日

流行という名の波に負けるなよ

流行に翻弄されて悔しい思いをしたことはありませんか? ちょっと古い例になりますが例えばあなたがアウトドアファンだとしましょう。小学校ではボーイ(ガール)スカウトで野山を駆け回り、大学時代は山岳部、社会人になってからも暇をみつけてはフィールドで自然を楽しむみたいな。そうすると休日のファッションは自然とアウトドア系になるわけですよね。パタゴニアのフリースに誰よりも早く目をつけ、それこそ周りが「パタゴニア、何それ?」なんて言ってる時代からその着心地と製造の思想に心酔してずっと着続けてるわけです。

で、そういう優れた製品に流行と言う名のスポットライトが突然浴びせられる日が来るわけです。「パタゴニアいいよね」なんつってる俄かアウトドアファン、あるいはアウトドアなんかどうでもいいけどパタゴニア可愛い〜〜〜なんつってる原宿系女子、巷に続々とパタゴニアン(?)が現れます。流行の兆しが見えたところであなたは一瞬だけ脚光を浴びるでしょう。「そういえば○○さんって流行るずっと前からパタゴニア着てたよね」そりゃあ嬉しいでしょう。鼻高々でしょう。自分の信念でセレクトした愛すべきアウトドアウェアが、正統に評価される時代がついにやってきたのですから。

しかし残念ながらそれは正統な評価じゃないということに気付かされることになるわけです。セレクトショップのバイヤーがこぞってパタゴニアを仕入れてきたのは確かに正統な評価と言えましょう。しかしそれを有り難がって購入した一般のオシャレさん達にとっては、パタゴニアは単に消費されるべき流行でしかありません。翌年にはこんな声が聞こえてきます。「うわ、あの人いまどきパタゴニアだって。ダサ。あたしも去年は確かに着てたけどさー、なんかもう古いよね。恥ずかしくて着れない」

おお神よ。この迷える魂を救いたまえ。あなたには何の罪もない。悪いのは流行であります。あなたは流行が来るずっと以前からパタゴニアを着、流行が去ってもずっとパタゴニアを着る。その愛をダサいの一言で片付けられるのは我慢ならないでしょう。こんな仕打ちを受けるくらいならいっそ流行など来ないでほしかったと思うでしょう。わかりますわかります。僕が全力であなたを応援してさしあげます。着続けなさい。流行なにするものぞという気概で着続けなさい。でもね、また来るんです。10年後か15年後に必ずもう一度流行ってやつは巡って来るんです。その時こそ言いなさい。「俺はあの流行の波に押し流されず、今日の今日までパタゴニアを愛しつづけてきた」と。その時初めて神はあなたを祝福するでしょう。

僕にとってのそれはレッドウィングのブーツです。流行なんてクソ喰らえ!


言い回しが好きなのでよく「神よ」とか言ってますけど、全然○○教徒とかじゃありませんので誤解なきよう。宗教嫌い。

2002年01月24日

1人暮らしって

わずか1年足らずですが世田谷の桜新町というところで1人暮らしをしていた時期がありました。正直この歳で親と同居という方がこっぱずかしいんですが、仕事の関係上その方が都合が良いのです。で、1人暮らしとは一体何かを今日は語ってみたいと。一言で語り尽くします。「1人暮らしはカーペットの陰毛との闘争の歴史」はい、今日の冷麺はおしまい。

というわけにもいきませんのでもう少し。もうね、身に沁みて金の大切さを思い知らされるんです。僕の当時の収入は約30万円。家賃は8万円です。一説によると家賃は収入の1/3以下が望ましいということになってるそうで、その説からすると割と暮らしは楽になるはずでした。しかし! 親と同居でバイト代は全て遊興費に使っていた自堕落フリーターが急に倹約など出来るわけも無く、毎月死にそうになっていたのです。光熱費や食費を差し引けば自ずと自由になる金は決まってくるのに、そこらへん全然わかってないんですね。で、給料が入ると右から左へと全部使っちまう。「げ、食費ねえよ」こんな状態で約1年暮らしてたのです。

物欲の塊なのでとにかく形あるものにしか金を使いたくない。食い物はクソになるだけだし、光熱費なんていう目に見えないものには一銭たりとも払いたくない。じゃあどうする。節約だ。というわけで買い物はしまくるくせに光熱費と食費は異常なくらい節約するというアホなことをやっていました。冬は暖房一切なし。布団にもぐって震えて過ごす。メシはバイト先の賄いとちょろまかした食材でなんとかする。そのうちトイレの水を流すのさえ「これって一回いくらになるんだろう」とか考えるようになってました。以前は後輩と飲みに行くときは気前良く奢りまくっていたのが、シビアにワリカンを要求するようにもなりました。うん、これはちょっとした成長です。

斯くも金の大切さを思い知った僕が、なぜ一銭の得にもならない日記書きなぞに自分の時間の大半を充ててるのか。と我に返ってしまいました。そうそう、着メロサイトから流れて来てこの日記を楽しみにしてくれている人たち、僕は決してそっちも忘れていませんよ。着メロサイトの広告収入はそのまま可処分所得になるってことを忘れてはいません。でも金にならないことに一生懸命になってる今の自分もいいなあと。1人暮らしで満喫していた自由な空気と、没頭して日記を書いてる時のいい意味での孤独はなんか共通しているなあと。そんなふうに思うのです。

結局1人暮らしで僕は何を学んだのか。1.陰毛はどこにでも落ちている。2.金は大切だ。3.自分の時間をもつことはもっと大切だ。

こんな感じかな〜。なんか綺麗にまとめてみました感みえみえ? 最重要項目は1番なのでお間違いのないよう。お忘れ物落し物ないようお気をつけてお帰りくださいね。

2002年01月25日

天災バーボン

日比谷のすかしたバーでメーカーズマークのブラックをちびちび飲るなんていうコジャレた事をやってきました。閉店間際、2杯だけダブルをロックで。バーに行く前に韓国どぶろくマッコリをさんざんっぱら飲んでたので帰る頃には足はフラフラ。おかげで今日は1日中頭痛と吐き気との闘いです。

正直僕が美味いと思って飲んでるアルコールはビールだけで、他は全部シチュエーションに合わせて無理矢理飲んでいるに過ぎません。正に雰囲気に酔うってやつです。しかし考えてみればビールも最初は嫌いだったんですよね。「なんだこの苦いだけの飲み物は」なんつって。いつのまにやら好きになっていたんですが、これはやっぱり慣れのなせるわざなんでしょうか? 僕もいつかはウィスキーを心の底から美味いと感じられる時が来るんでしょうか? もしそうならさっさと来てくれ。格好つけてバーボンを呷るのは結構キツイです。

カラカラと氷を回し、本当に美味そうにウィスキーを飲んでるやつを見ると羨ましくて仕方ありません。コーラを味わうようにウィスキーを味わえたらどんなに楽しいか。二日酔いで回らなくなってる頭でそんなことを考えた1日でした。


ログ消失でやる気を失っている感も否定できません。

2002年01月26日

OH!! 相撲

二丁投げ

最近じゃ栃東を「とちひがし」なんて読んじゃうくらい相撲見てないんですが、某所の日記で相撲話が出てたのでぐだぐだと脈絡なく語ってみたいと思います。

僕の中での最強力士はやはり北の湖。グーグーガンモのいじめっ子のモデルにもなった偉大な力士です。でもあまりにも強すぎて幼心に「つまんねえヤツだなこの野郎」とか思っていました。その次に出てきたのがウルフ千代の富士。小顔と力士らしからぬ締まった体型が最高にかっこよかったです。つい最近長嶋監督がヨシノブに「ウルフ」というニックネームをつけてましたが(全然浸透しませんでした 笑)、千代の富士以外には使ってほしくないニックネームであります。

印象深かったのは学生相撲出身の久島海。この人、体だけは立派なんですが得意技がケチくさくて好きでした 笑。普通あれだけの体があったら突き押しも四つ相撲もイケそうなのに、いっつももろ差しで攻め込まれるんです。で、苦し紛れの小手投げ。勝っても全然かっこよくないのです 笑。勝ってもかっこよくないというと貴ノ浪も挙げないわけにはいきませんね。土俵際までごりごり押し込まれるんですが、でかいくせに体だけは柔らかいのでぐにゃぐにゃぐにゃぐにゃしぶといんです。で、うっちゃりで勝つ。うっちゃりはある意味かっこいいんですが、いつも土俵際まで押し込まれる大関ってのはいただけないわけです。

よく心技体という言葉が使われますが、どうも僕は技を重んじる傾向にあるようです。技でかっこよかったなあと思うのは若乃花(若花田)です。あのおっつけ。小兵力士のお手本みたいに相手の力を横に横に逃がしつつ攻め込む。ありゃあかっこよかった。内無双や居反りを見せた智ノ花も凄かったですね。居反りってのはモロにプロレス技のスープレックスです。

とかく力士の大型化ばかりが目立つ昨今、決まり手はどんどん貧相になるばかりで見てても全然面白くありません。毎日のように二丁投げや河津掛けが見れたら相撲は最高に面白くなると思うんですけどねえ。俵を割ったら負けというルールをやめちまえばいいんです。どっちかがぶっ倒れるまでやる。それって相撲じゃないね……。


大相撲決まり手一覧。見たこと無いやつが結構あるはずです。


東前頭筆頭 小城ノ四季(オギノシキ) 群馬県出身鼻糞部屋。決まり手はべらかみ、べら噛んで小城ノ四季の勝ち。

こういう事書くからダメなんだ俺!

2002年01月27日

検索語で妄想しよう

トップページの検索語で一番多いのは「恐がり」です。このサイトも随分長いことやっており着メロやCHOCOA講座へのリンクを結構貼ってもらっているので、Googleで検索すると約6000件中トップに表示されます。しかし「恐がり」で検索する人ってのは一体なんなんでしょう? 恐がりな人を探してるんでしょうか? どうもそうは考えにくいです。ちょっと自信過剰かもしれませんが、このサイトそのものを探して検索をかけていると思うんです。例えば出先からここを見たいとか。そういう方には是非 kowagari.com をご利用いただきたい。IEやNNなら「www.」も「http://」すらも無しでいきなり kowagari.com とアドレスを入力すれば見れます(ブラウザがhttp://を補完してくれる)。覚えやすいので検索をかけるまでもないという話です。

トップページはたいして面白くないんですが、日記(冷麺)の方では笑える検索語が結構あるので定期報告しようかなと。検索した人が一体何を考えていたのかを想像するのがまた楽しいのです。

女性に土下座
ものすごいマニアの方でしょうか? 笑。そういうニュースがあったので、ニュースソースを探していたという線も捨てきれません。僕としてはマニアに1票。

虫歯だらけ 歯医者嫌い
共感を呼びますね。多分お仲間です。恐くて歯医者に行けないので同士を探して少しでも勇気を奮い立たそうと、そんな感じかな?

井の頭 補正下着
血眼になって探してるんでしょうねえ。キャッチセールスで売ってるモノって、いざ自分から買おうとするとなかなか売ってなかったりね。ちょっと地域を限定しすぎじゃないですか?

ジャニーズ 立小便
なんですかコレ。さっぱりわかりません 笑。芸能界の噂でこういう写真が流出してるって囁かれてるんでしょうか? 立小便姿すら見てみたいというファン心理は理解しかねます。冷麺が検索トップに出るってのが笑えました。

マニアに買われた2人
犯罪の匂いがプンプンしますね。人身売買か、はたまた買春か。いずれにしても買われた方はろくなことにならない感じですね。こわっ。

革パン デブ 履ける
これはウケました 笑。あのね、デブでも履ける革パン探す前に痩せる努力をしなさい 笑。デブには似合わないんですよ。悪いけど。検索にヒットしたページはなんとここ冷麺だけという有様。そんな虫のいい話はないってことですよ 笑。

ゼロハリバートン 見栄
うっ。痛い所突かれました。確かに見栄でゼロハリ使ってます。重いだけで全然いいことないんですよね。でもいいの。ほっといて。

一番多い検索語は「尻」とか「XP アクティベーション解除」とか。こういうのを日記に仕込めばアクセスアップしますよ、というご提案でした。

2002年01月28日

クロムハーツという麻薬

今日はクロムハーツの話でも……と思ったらすごい長くなっちゃったので別ファイルにした。そっちを読んでくれたまへ。画像を多用しているので低速回線では辛いかも。

興味のない人は無駄な文章を読まされず、低速回線の辛さを思い知らされずに済むというナイスな方法。

2002年01月29日

管理不行届き

11月復活予定! なんて言っておいて着メロサイトの方をほったらかしていたら恐がりiモードの掲示板がすさんだ雰囲気になってしまった。正に管理不行届き。そんなわけであちらの方も本腰を入れて復活させなければならない。日記も書きたい、着メロも作りたい、仕事もある、映画行きたい本読みたいテレビ見たい飲みたい食いたい金欲しい酒井若菜欲しい。そう、一番欲しいのは時間だ。あと40年くらいで死んじゃうしね。一生寝ないですむ道具ってのがドラえもんにあったと思うんだが、確かのび太くんは夜中に一人ぼっちで起きてるのが寂しくて、その道具をすぐにドラえもんに返してしまった。アホか君。僕にくれたまへ。

僕に最も欠けているのは時間を有効に配分する能力だ。もう無駄無駄無駄の連続。優れた仕事をする人ってのは例外なく時間の使い方が上手い。見習わなきゃね。

2002年01月30日

「好き」の理由

Listen to my heart.Looking for your dream.求めるその場所は自由なの孤独なの私はそばにいる?←携帯のCMで流れてます。

すいませんBoA好きで。ビビアンスーも好きなんですが、どうやらたどたどしい日本語を話す韓国人、中国人女性に弱いみたいです。なんて言うかかわいさ4割増。ここでフェミニストの人は「それはあんたが女はバカっぽい方がかわいいって思ってる男尊女卑野郎だからだよ」と分析してくれちゃうかもしれませんが違います。日本人女性がたどたどしい日本語だったらかわいくないし、BoAもビビアンスーも母国語を話している時はキリっとしていてとてもバカっぽくは見えませんし。あと欧米人が日本語たどたどしくてもかわいく思えないってのも反証になるかもしれません。

じゃあ一体何故なんだ? と自己分析するとこれがさっぱりわからない。所謂「好み」というやつで、そういうものには理由なんてないんですね。自分が好きなもの、嫌いなものにいちいち理由はありません。

本当か嘘か知りませんが、馬から等距離に同量の餌を置くと、馬は判断材料がないためにどちらかを選ぶことが出来ずにおろおろしてしまう、なんていう話があります。人間は「なんとなく」を判断材料にしていとも簡単にどちらかを選べる動物であると、そういう話です。自分の「好き」という感情に理由をつけられますか?

「なぜそれを好きなの?」
「美味しいから」
「なぜそれを美味しいと思うの?」
「なぜって……美味しいから美味しいんだよ!」

そういうわけでいい歳ぶっこいてBoAのCD買ってきます。ここまで言い訳しないと買えない自分が恥ずかしい。

2002年01月31日

自己正当化が好きだねえ

昨日「好き」に理由はないと書きました。しかしよく考えてみるとこの原則に反した行動が多いことに気付いたのです。それは主にモノを買う時です。

例えばウィンドーショッピング中に「うわっ! かっこいい!」と思う服があったとしましょう。好みのストライクゾーンど真ん中、ワンマイルの豪速球です。値段も手頃。資金も潤沢。しかし買わない。絶対に買わない。僕は「好き」という理由なき衝動ではモノを買わないのです。じゃあどんな時に買うのか。こんな時です。

1940年代、英国陸軍の遠征時に支給されたコート。どの方角から風が吹いてもいいように前身頃は左前と右前の両方に対応している。普通ダッフルのトグルは牛の角が好まれるが、戦場での操作性を重視して敢えてフラットな木のトグルが使われている。トグルを縫い付ける麻縄も当時のまま。グローバーオール製。

上の文章は僕が勝手に作り上げたものですが、例えばこんな事が商品のプライスカードに書かれていたりすると途端に購買意欲を刺激されるのです。それが例えファッションとしては無骨であったとしても。

その服が持つ歴史、デザインの必然性、職人のこだわり、素材の素晴らしさ、そういうバックストーリーを買うのです。

「おまえ昨日好きっちゅうだけでBoAのCD買う ゆうてたやん」

甘い。確かに「好き」に理由はありません。しかし僕にとっては「買う」という行為には理由が必要なのです。


BoA(15歳少女)の生い立ちやら何やらいろいろ調べている行為を正当化してみるテスト。


なんか論旨乱れてる。いいけど。



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