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2002年01月19日

バイオテクノロジーと戦闘員

たまにはニュースネタでも。

遺伝子技術でクモの糸作製=超強力繊維、産業利用へ−米陸軍と加社

米陸軍とカナダの生物工学会社ネクシア・バイオテクノロジーズ社の共同研究グループは、既存の合成繊維よりも丈夫なクモの糸を遺伝子組み換え技術で作ることに成功し、18日付の米科学誌サイエンスで発表した。ネクシア社はこの新繊維を「バイオスティール」と名付け、防弾チョッキや医療用縫合糸、釣り糸などに応用する方針だ。(時事通信)

ワクワクしてきた。これ、蜘蛛の遺伝子をヤギに入れてヤギが糸を作り出すらしいのだ。糸の強度は単位重量あたりでは鉄やケブラー繊維を上回るという凄さ。ケブラーってのは宇宙服や防弾ベストなどに使用されている繊維だ。蜘蛛の糸って実は凄かったんだね。合成繊維と違って生物分解が可能で、環境にもバッチリらしい。夢のような糸だ。しかし! 僕が興奮してるのはそっちじゃない。ヤギに蜘蛛の遺伝子を組み込むとヤギが糸を生成するって方だ。

「神の領域」とかそういう議論は置いとくとして、純粋にSF的想像が広がってワクワクする。これって極端に飛躍すると『X-MEN』が現実になるってことでしょ? キメラ(キマイラ)が具体的な話になってきたってことでしょ? タコとかカメレオンの遺伝子を人間に組み込んで体色を変化させるステルス戦闘員とかが出来ちゃうってことでしょ? キングコブラの遺伝子を人間に組み込んで毒牙戦闘員とかが出来ちゃうってことでしょ? 戦闘員ばっかりで申し訳ないが、どうしても想像はそっちに膨らんでしまう。要するにそういったSFエンターテイメントに科学的根拠が提供されたってことなのだ。絵空事ではない、もしかしたら有り得るかもという物語がどんどん作られそうで嬉しいのだ。ジュラシックパークみたいにもっともらしいSF的注釈がちりばめられた良質のエンターテイメント。ああ、待ち遠しいね。さっそく誰かが手をつけはじめているに違いない。キャメロン撮ってくれ。

で、やっぱり書かないわけにもいかないので「神の領域」云々についての見解も一応。

プリミティブな恐怖はどうしても感じるのだ。「誰も想像だにしなかった異世界への扉が開かれてしまう」みたいな陳腐で仰々しい表現を使いたくなるくらい。人一倍宗教嫌いで無神論者なはずなのにオカルト好きなので。僕が生きてるうちは異世界への扉は開かれてほしくないな。オカルト好きの非論理的意見として言わせてもらおう。この領域はファンタジーに任せておいてほしい。以上。



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