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2002年01月17日

映画感想『殺し屋1』

殺し屋1

映画『殺し屋1』を観て来た。主演浅野忠信。監督三池崇史。原作山本英夫。激しく心揺さぶられたということをどうやって伝えたらいいんだろう。どれだけ言葉をつないでみてもその衝撃の大きさは伝えきれない気がする。あーもう! こういう時に自分の表現力のなさを痛感する。映画を見終わった直後に原作漫画を全巻購入して、寝る間も惜しんで一気読みしたってことから8割増しくらいで想像してもらいたい。漫画も映画も見ていない人に強力にレコメンド。

言いたいことは山ほどあるんだが、あんまり長くなりすぎても逆に興味を削がれるだろうからこの際箇条書きにしてしまえ。この作品はいろんな角度から語ることが出来る。その切り口となるキーワードを挙げておこう。興味を惹かれる言葉があったら是非漫画なり映画なりに触れてみてもらいたい。ただし! R-18指定なので注意。成人であってもファンタジーをファンタジーとして消化できない人はやめておいた方がいいだろう。血を見ると気分が悪くなる人も要注意(実は僕)。それくらい刺激が強いキワモノだ。

殺し屋1を読み解くキーワード。・暴力・性・いじめ・強さとは・弱さとは・新宿・黒社会・妄想・格闘技・マインドコントロール・針・ピアッシング・ゴムスーツ・自慰・痛み・快楽・猟奇趣味・変態・盗聴・マンション・仕込み靴・絶望・ボディビル・鉄砲玉・薬物・復讐

どう考えても健全じゃない言葉ばかりが並んだ気がするが、実作に触れればそれだけではない何かを感じられると思う。人によっては全く受け付けないかもしれないけど。僕のお薦めの順番は映画を観てから漫画を読む方だ。先に漫画を読んでしまうと映画がただのエログロにしか思えないかもしれない。

しかしすごい作家がいたもんだね。安達哲の『さくらの唄』や岩明均の『寄生獣』、三浦健太郎の『ベルセルク』に触れた時と似たような興奮を感じた。特にきっちりと世界を閉じきった『寄生獣』の完成度に近いものがある。こう考えると『ベルセルク』は商業主義に流されて作品世界を拡散させてしまったのが残念だなあ。これこそ映画化してもらいたいのに(ハリウッドでね)。

あ、漫画だけ読んだ人にひとつ注意。浅野忠信は垣原役だ。イチは似合わないよね。渋谷シアター・イメージフォーラムでロングラン上映決定。

殺し屋1 特別プレミアム版

殺し屋1 特別プレミアム版

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2002/07/25
  • メディア: DVD



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