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2002年02月04日

怪奇! 屋上でパーンパーンパーン

第二回バイト時代のちょっとすごい話。

バイト先はB2が飲み屋、B1が喫茶店、1Fがケーキ売店、2Fがパスタ、3Fがオムレツ、4Fが事務所で5Fがすき焼きというわけわからん店でした。一応フロア毎に専属で働くのですが、たまに人が足りないと他のフロアに回されます。僕の担当は2F。長老なんで、「ちょっと他のフロアの様子を見てくる」などと言ってはトイレでタバコ吸ったり、他のフロアの可愛い子とダベったりするのが日課でした。

閉店後、そろそろ全館の電気を消して帰ろうかという時間帯。例によって掃除をさぼって他のフロアにちょっかいを出しに行っていた僕はある事に気付きました。

「ん? エレベーターが6Fに止まってる」

6Fは屋上となっており、使わなくなった椅子や古い伝票、什器などが積まれています。普段は誰も行かない場所なのです。時間が時間だけに客はとっくにいませんし、掃除が終わったバイト連中は事務所がある4Fにたむろしています。どう考えてもエレベーターが6Fに止まっているのはおかしいのです。くさい。におう。ミステリアスな匂いがプンプンします。この店はオープン当時から「出る」ってことで有名なんです。誰もいないはずのB2からピアノの音が聞こえてきたり、しっかりセッティングしたテーブルがいつのまにか定位置からずれていたり、水気のない場所の床が濡れていたり……。その手の不思議体験は枚挙に暇がないのです。恐がりな僕は奥歯ガタガタ言わせながら恐る恐るエレベーターに乗り込みました。他の人は呼べません。さぼってたのがバレちゃいますから。

6F。チーン。ゆっくりと開くエレベーターの扉。何か聞こえます。

パーン。パーン。パーン。

なんだろう……。何か叩きつけるような音だ……。こ、こわい……。ゆっくりと音のする方へ向かいました。そして遭遇した驚愕の事実!! 空に聳えるくろがねの城!

「お客さん、お取り込み中すいませんがもう閉店って言うか鍵閉めちゃうので出られなくなりますよ……。つーか迷惑なんでここでヤるのは勘弁してください

慌ててパンツをずり上げる2人。多分職場の不倫カップルなんでしょう。恥ずかしがると言うより、何見てんだコノヤロウ的逆ギレの雰囲気を漂わせて帰っていきました。えーと、スリルを味わいたいなら公園とかでどうぞ……。



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