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2002年03月18日

巨人のドシンを憂鬱に語る

「任天堂のゲームにハズレなし」とは昔よく言われた言葉だが、「任天堂のハードにハズレなし」とは言えないのが寂しいところだ。確かに他のメーカーに比べると善戦している方だが、商業的に失敗したものも結構ある。しかし商業的失敗が即ち思想の敗北なのかと問われれば「NO」と答えよう。ビデオの規格として敗北したSONYのベータが実質的にVHSより優れていたのと同じ事がゲームの世界でも言えるのだ。

『巨人のドシン』は元々64DDという歴史の狭間に埋もれた「任天堂の商業的失敗ハード」で発売されたゲームである。今回ゲームキューブというメジャー機(になるだろう。なってくれ)で復活を遂げた。僕は64DDを所有していなかったのでかなり期待してプレイしたのだが、その期待は肩透かしに終わった。

このゲームは『ポピュラス』そのものじゃないか! ゲームの本質的な部分で全くポピュラスから進化していない。もちろんポピュラスをプレイしたことのない人にとっては新鮮な箱庭ゲームとして満足のいく出来ではある。実際プレイ中は面白い。やりこみがいもある。音楽もグラフィックも美しい。しかしそれが何だ。このゲームにはどこにも斬新さがない。このゲームは時を越えてポピュラスの面白さを証明しているに過ぎないのだ。68点。ただしポピュラス的ルールを違った切り口(ゲームオーバーがない、闘いがない、何をしても自由、等)で仕上げているということは言っておかねばなるまい。出会う順番が逆だったら僕はこのゲームを絶賛していたかもしれない。

『どうぶつの森』でも思ったのだが、僕はこの手の「ほのぼの系」「育成系」「のんびり系」が苦手なようだ。心に余裕がないのかもしれない。そろそろコンパクトなゲームにも飽きてきた。ゼルダ、マリオの超大作でお腹いっぱいになりたいもんだ。



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