冷麺のトップに戻る

2002年04月12日

どんぐり商事モダン2課

吉田
「すいません! 課長! 髪の毛にガムがくっついちゃって取れないんです! どうしたらいいんですか?」
課長
「なんだ吉田君。そんなことも知らないのかね。天下のK.O大学ではそういう事は教えないのかな? まあいい大学出てるからって社会に出て通用するとは限らないからねえ。ま、僕なんかはそりゃ高卒だけどね。悪いけど大卒社員の何倍も頑張ってきたから。君みたいな『いいとこ出』のお坊ちゃんとは根性が違うよね。あのね、世の中を支えてるのは2割の人間だっていう話知ってる? 残りの8割は、頑張ってる2割の人たちの背中におんぶしてもらって、言わば生かされてるだけなのよ。ま、さしづめ僕が2割で君が8割だよね。学歴のおかげでノホホンと生きていられるんだもんねえ。羨ましいよねえ、実際。大体その髪型何? なんていうの? 無造作ヘアー? 笑っちゃうよねえ。それボサボサなだけだよねえ。お得意様に失礼だよねえ。それはアレかい? 僕みたいに髪が薄い人間に対するイヤミか何かなのかい? 僕ちゃんはこ〜んなに髪がたくさんあります、超無造作です! みたいなアピールなのかい? あーそりゃ僕はハゲてますよ。42歳でバーコードですよ。その分苦労してるんだなっていう部分、君わかってる? K.O大出の吉田君。ひとつ腹を割って言いたい事言ってみたまえよ」
吉田
「っていうか課長! ガムが! ガムが!」
課長
「あ〜、それか。それは君、アレだよ。ピーナッツバターだよ。ピーナッツバターをガムと髪の毛にすりこむように揉んでみなさい。すぐ取れるから。あー松嶋選手、松嶋選手、君、ピーナッツバター持ってない?」
松嶋
「こんなこともあろうかと、ロッカーに用意してあります」
課長
「うーん、さすが松嶋選手。やっぱりお嬢様大学を出てる娘は違うよねえ。最近はW大学あたりを出て『あたしは総合職でお願いします!』なんて言ううるさい女が多すぎるのよ。それに比べて松嶋選手のこの控え目で気が利く事と言ったら! 女の子はこうでなくちゃねえ。いやホントに素晴らしいよ。おじさん肩揉んじゃうよ〜。モミモミ」
松嶋
「きゃっ。課長ったらも〜。あたしを捕まえてごらんなさい。ほほほほほ」
課長
「はい、学歴ばっかり高くて大して使えない吉田君。ピーナッツバター」
吉田
「うわっ、なんかすごいいい匂いです! 懐かしいです! しかもみるみるガムが取れる! すごい! 課長すごいです!」
課長
「ま、僕も伊達に高卒で課長にまで昇進してないわな。君、使えないけどなかなか素直なところもあるねえ。困った事があったらいつでも相談に来なさい。部下の面倒見がいいのが僕のとりえだからねえ」
松嶋
「もう課長ったら〜。ほほほほほ」
吉田
「うわっ! 今度はズボンにガムが! ガムがっ!」



Amazon.co.jpアソシエイト

楽天

MENU

冷麺最新5件の記事

冷麺最新3ヶ月


Amazonトップセラー