
正直ね、iモードなんか鼻くそほどにも気にかけてなかったんです。あんなちっちゃい端末でネット徘徊して何が楽しいっちゅうねん。常時接続が当たり前の時代にパケ代? アホか。アホですよアホ。くらいの勢いで。
着メロがまだ単音時代(208まで)は、自分で携帯端末片手にしこしこ手打ちしてました。それはそれで楽しい時代でしたね。しかし初めてのiモード端末N209iを手に入れた僕は大きな衝撃を受けました。「そうか!! 着メロファイルがダウンロード出来るんだ!!!」僕はiモードをHTMLブラウザだと認識していたんですが、それは半分当たりで半分間違いでした。「ネットに繋ぐ=HTMLを見る」というのは僕をはじめとするPCからネットに入った人たちの勝手な思い込みです。iモードでのみネット接続している人達は携帯端末の向こうにひろがる広大なネットの世界を全く意識していません。DoCoMo公式メニューだけが彼らの行動範囲だったのです(もちろん今ではそんなことはありませんが)。
単音時代も不思議な感覚を味わっていました。「なんで僕はPCサイトの手打ちリストを見てわざわざ携帯に着メロ打ち込んでるんだろう? バカみたい。このデータを直接携帯電話に送れたら手間かからないのに」と。これだ。正にこれだ。これがついに出来る。時代がやってきた。パソコンなんていう限られた人たちの密かな楽しみではなく、誰もが手にする事が出来る携帯電話で、眠れる宝=ゲーム音楽が復活する時がついに来たんだ!
僕は早速着メロ作成のノウハウを勉強しはじめました。サイトを立ち上げ、とりあえず自分の携帯で着メロをダウンロード出来るようにしてみました。「うん、鳴る。僕が作った僕の着メロが、僕の携帯で鳴っている……」涙が出るような感動をおぼえました。
初めはたった5曲の小さな小さなサイトでした。対応機種は自分の持っている端末だけ。しかし、欲が出てくるんです。「もっとたくさんの人に聴いてもらいたい。僕みたいに懐かしいゲームが好きで、それを着メロにしたいと思っている人がたくさんいるに違いないんだ。聴かせたい。聴かせたい。聴かせたい!」そのためには機種ごとに違ったデータを作らねばなりません。実機がどうしても必要なんです。僕は矢継ぎ早に端末を買い揃えていきました。
N209iを買った直後にN502i、その1週間後にN502it、しばらくたってからN503i、P503is、なぜかもう1台N503i、ヤフーオークションでD210i、サイト更新がモバイルで出来るようにするためPHSのデータカード、自作音色のためにJ-PHONEのJ-SH07……。止まりません。最近は新規契約で1年割引を強要されるケースが多いため、主にヤフーオークションで白ロムを漁る事が多くなりました。6月中旬に発売される504シリーズのせいで、僕の財布はからっぽになるでしょう。
愛ですよ、愛。僕の愛はゲーム音楽と、飼っている猫に全て注がれているのです。相方? ああ、そういえばいたね。げふっ しーしー。
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