
あーもう最近、というかここ数年、全く本読んでません。なんか頭悪くなってきたような気すらします。最低でも週に1冊くらいは本読まないとなんとなく人間がダメになっていくような強迫観念ありません? ありませんか。そりゃよかった。
僕は大学生くらいになるまで全く本が読めませんでした。文盲とかじゃなく堪え性がなくて。字面を目で追ってるだけで、頭の中では別な事考えちゃうんですね。だから数ページ読んでハッと気付くと最初の部分を全く覚えてない。慌てて最初に戻って読み始めるんですが、また頭の中では別な事考えちゃう。いつまでたってもストーリーに入り込めないので結局投げ出してしまうという。そんなことの繰り返しでした。ま、今思うと、読もうと思ってた本がちょっとレベル高かったのかもしれません。
で、何かのきっかけでミステリーを読み始めたんですが、これがびっくりするくらい頭に入ってくる。え? 今までのはなんだったの? っていうくらい。それからは「これは絶対面白い」と太鼓判を押されてるヤツを中心にミステリーを読みまくりました。それこそ狂ったように。そしたらあら不思議、いつのまにか本が読めるようになってるじゃないですか。展開がかったるくて全然頭に入ってこないような本でもスラスラ読めちゃうようになってたんです。単に読むスピードがあがったためにかったるさを感じないでも済むようになったのかもしれません。よくわかりませんけど、とにかく読めるんです。うん、こりゃ訓練だ。
僕が未だに上手く読めないのは「下手糞な訳文の翻訳小説」です。これだけはいただけない。展開がかったるいとか、伏線が全然ないとか、事件(?)が何も起こらないとか、そういうのは結構平気なんですが、文章そのものが下手糞なヤツだけは読めません。歴代最強の難読本はジム・トンプスンの『内なる殺人者』(河出書房刊)でした。これ、ちょっとした読書家の人なら多分知ってると思いますが、サイコものの傑作と言われてるヤツなんです。で、長い間絶版だったんですがファンの声に出版社が応えて復刊されたんです。僕も書名だけは何度も目にしていましたからワクワクして購入したんですよ。で、読んだら最悪。氏ね。帰れ。あのね、中学生の英文直訳じゃないんだからもうちっとマシな訳文つけろと。ひどいんですよ、ホントに。興味を持たれた方は是非立ち読みでもいいから手にとってみてください。卒倒します。
『内なる殺人者』は訳文に目をつむれば確かに素晴らしいんです。傑作という評価も嘘じゃない。でもアレじゃダメだ……。せっかくの原文が台無しです。
逆に映画だと僕は展開のかったるさに我慢がききません。本だとうだうだした展開の間に想像力が働かせられるのと、文章そのもののリズムを楽しむことが出来るんですが、映画だと見てる最中に「このシーンいらねー。うぜー。カットカット」とか思っちゃいます。
と、ここまで書いて思ったんですが、なんかすげー偉そう。僕。何様なのよ。MUGA様。
MENU
冷麺最新5件の記事
冷麺最新3ヶ月
Amazonトップセラー