
何度か書いてることだけど僕は遵法精神が著しく欠けている。敢えて法を犯す事はほとんどないが、それは打算が働いているからに過ぎない。自分自身の中にある法に照らして良心の呵責を感じず、尚且つローリスクハイリターンな場合はあっけなく法を犯す外道だ。ハイリスクローリターンな犯罪で捕まっている犯罪者を見て「バカかこいつ」と蔑んだりする腐れ外道だ。
例えばマリファナの話でもしようか。日本では大麻所持は5年以下の懲役、輸入・栽培は7年以下の懲役だ。これは法定刑としてはかなり厳しい部類に入り、住居侵入罪や贈賄罪、殺人予備罪より重く、横領罪や業務上過失致死傷罪とほぼ同等の量刑になっている。つまり日本でマリファナ所持で捕まるのはかなりのバカということだ。ご存知の通りオランダでは条件付きで大麻は許されている。アムステルダムに行けば大手を振って大麻を吸えるのだ。そんなお手軽なドラッグでも日本で所持すれば懲役5年。こんなリスクは冒すに値しない。
じゃあ大麻を所謂「悪いこと」と思っているのかと言えば全くそんなことはない。むしろ逆だ。なんで日本は大麻を解禁しないんだ?と思ってるくらいだ。僕の頭にある「俺法」に照らして細かく検討してみようか。まず大麻は他人に危害を加えるような性質のものではない。これはかなり大きい。シートベルトをしていないと、怪我をするのは自分なわけで、他人に危害が及ぶわけではないのと同じ理屈。シートベルト不使用で捕まる事に良心の呵責を感じる人はいる?いたら大笑いしながら拍手しよう。
「大麻を吸って車を運転したら危ないじゃん。他人に危害与えるじゃん」という理屈もあるだろう。それはそれだ。酒は飲んでもいい。でも酒を飲んだら車を運転してはいけない。大麻も同じようにすればいいだけの話だ。
遡って酒の話になってしまうが、大麻を「悪いこと」として酒を「悪いことじゃない」とするのはどう考えてもおかしな話だ。依存性、健康被害は断然酒(あるいは煙草)の方がタチが悪い。酔っ払って人に危害を加えたりするのは酒も大麻も大差ない。大人しく自室で酒を飲んでる人に誰も文句を言えないのと同様、大麻吸引も個人の嗜好としてなんら悪い事だとは思えない。結局法によって酒はOK、大麻はNGとされているに過ぎないわけだ。そこに横たわっているのは善悪とか倫理という問題ではない。法があり、それを守るか守らないかの個人的問題なのだ。
しかし笑えることに法廷ではこんなやり取りがある。「被告人には改悛の情が見られず、遵法精神の欠如は明らかである。よって懲役1年6ヶ月の刑に処す」アホカ。アホデスカ。裁判官を欺き「改悛の情」を見せれば執行猶予ですか?法廷ってのはなるほど演技力を披露する場なんだな。遵法精神の欠如を理由に実刑を食らうのであれば、僕などは何十年食らっても食らい足りない。
要するに僕が言いたいのは、法を犯す事は悪いと頭ごなしに説教を垂れる聖人君子は禁酒法時代のアメリカでホットチョコレートでも飲んでろってことだ。確信犯に野暮な説教するなよってことだ。「警察に捕まったからあの人は悪い人だ」なんて思考停止してる人は革命のさなかに流れ弾に当たって命を落とすぞ?手前の頭でなぜ法を守るのか、なぜ法を犯すのかを考えろ。話はそれからだ。
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