
「外国人には肩凝りがない」なんて事が言われますな。外国人も肩は凝るんだろうけど、「肩凝り」という言葉がないのでその存在に気付いていないっていうことみたいです。僕も肩凝りってよくわからんのです。なったことがないから。
そんなことをつらつらと考えていたらある事を思い出しました。ドすげえこっぱずかしいんですが、実は僕は「蒸し暑い」という感覚がつい最近までわからなかったのです。正味の話、30歳過ぎるまで全くわかってませんでした。にわかに信じられないでしょうが、マジで「暑い」と「蒸し暑い」の区別がついてませんでした。「今日はむしむしするよね〜」「ね〜あっついよね〜」なんて会話がなされている時、僕は「だよね〜」なんて話を合わせてたわけなんですが、心の中では「つーか蒸し暑いって意味わかんねーよ!」と毒づいていたのです。マジマジ。
つい最近になって、じっとしてるだけで体中が微粒子みたいな汗でべとべとしてくるという事に気付き、おお! これが蒸し暑いってことなのかとわかったのです。僕の中では汗という言葉の中に「じっとり汗(?)」が含まれていなかったというのも理由のひとつかな。じっとり汗は僕の中では「汗」ではなく「べとべと」であり、尚且つべとべとしてる自分に全く無頓着だったのです。ごくごく小さい頃の自分を思い出してください。梅雨時の曇り空、気温は32度、公園でせっせとアリん子の巣をつっついていたあなたはじっとり汗(?)でべっとべとだったはずです。そんな時、「あ〜ん、体中べとべとして気持ち悪〜い」なんて思っていましたか? 思ってないはずです。若干の不快感はあっても、その不快感をはっきりと意識していなかったはずです。
幸か不幸か、僕はこの「べとべとして気持ち悪い」という感覚が30歳過ぎるまでなかったため、どんなに体がじとじと汗ばんでも平気で寝ちゃえるという特技を持っていました。普通は梅雨時の熱帯夜とかってシャワー浴びてからじゃなきゃとてもじゃないけど寝れませんよね。僕は中学生くらいから朝風呂の習慣があり、夜は全く風呂やシャワーを使わないんですが、平気で汗まみれのまま寝てしまうんです。
だからもうTVで天気予報とか見ててもわけわかりませんでした。ワンダーな世界。「今日は湿度がないのでそれほど暑く感じませんね」とか言われても、僕の中では30度超えたら暑いわけで、「今日は日中曇っていたため気温は低めですけど、むしむしと寝苦しい夜になるでしょう」とか言われても、気温が低いなら寝やすいじゃんくらいにしか思えなかったのでした。
んで、最近営業中に外を歩いてるとあんまり気温は高くないのにジトーッと体が汗ばんで、シャツがへばりついているのに気付いたりするんです。そんな時僕は「くくく、蒸し暑い。今日は蒸し暑いよ。うひひひ」と意味不明な勝者の笑みを浮かべていたりするのでした。そんな自分がむしろ気持ち悪ーい。
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