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2002年08月04日

寝室を飛び交う漆黒の羽

昆虫相場が崩れてるらしいよね。オオクワガタに1千万の値がついたとか言って何年か前に騒いでたけど、今じゃ繁殖技術が確立されたので数万円〜数十万円だって。外国産の(小さい頃図鑑でさんざん見ていた)カブトムシなんかも輸送技術があがったのと規制緩和で安いんだって。

国税局が一斉に査察に入ったって話もあるし、ちょっと前までは相当儲かっていたみたいだね。しかしいくら昆虫好きでもせいぜい数年くらいで死んじゃうクワガタに1千万って……。ところでカブトムシとかクワガタの寿命ってどれくらいか知ってる?これは品種(?)によって違うんだよね。日本に限ってみると、カブトムシは夏が終わると大体死んじゃうけど、コクワガタとかは越冬して何年か生きるの。ミヤマクワガタは一夏、ノコギリクワガタも一夏、ヒラタクワガタとオオクワガタは数年。外国産のカブトムシにも数年生きるやつがいるね。

僕は小さい頃からずっと東京暮らしなんで地元で野生のカブトムシとかクワガタムシを捕まえたことは一度もない。30年近い昔でも、やっぱりカブトムシはペットショップとかデパートで買うものだったんだよ。その代わり夏休みに母方の田舎に行くと(先日行った東北だ)、1匹何百円というカブトムシ・クワガタムシが取り放題で狂喜してた。道路は舗装されてなくて電柱は木製。だから夜中街灯に群がっていたカブトムシが朝逃げ遅れて電柱の周りの地面に潜ってたりするわけ。早起きして地面を掘り返すと山のように採れたんだ。で、そいつを東京に持ち帰って友達に自慢してやろうと思ってダンボール箱に無造作につっこんでおく。そうすると夜中にすごいことになるんだよ。

昼間はダンボール箱の中で大人しくしてたやつらも、夜になるといてもたってもいられなくなるのね。一応蓋は閉めてあるんだけど、隙間をものすごい力でこじ開けてみんな出て来ちゃう。で、田舎のだだっ広い畳敷きの寝室を光を求めて飛び回るわけ。凄い勢いで。巨大なゴキブリが数十匹飛んでるって感じ。キモいのなんの。たまに暗闇で顔とかにぶつかったりするともうパニックね。足の爪とか鋭いから痛いし。

そんな楽しい思い出を胸に先日田舎に行ったんだけど、道路は舗装されてて、電柱はコンクリートになってて、カブトムシのカの字も見えなかった。仕方のないことだけど、寂しい限りだねえ……。


はてなアンテナへの抵抗をあきらめた。



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