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2002年09月17日

少年の心と体

人は皆少年の心を失っていくんであるなぁ、なんて考える秋の夜。「少年」つーのはある種免罪符である。逆手に取っていい歳こいた大人が少年ぽさを演出してるのを見ると、鼻糞なすりつけてやりたくなるね。あ、諸君らになかなか使えるマル秘テクニック教えてあげよう。まずね、右手人差し指を思い切り鼻の穴につっこみたまへ。素早く引き抜いて、相手に指をなすりつける瞬間、突き出した人差し指と中指をすりかえるのだ。相手が汚ねえだの何だのぎゃあぎゃあわめいたら、「いえーい、今なすりつけたのは実は鼻糞がついた人差し指じゃなくて中指でしたー」とほざけ。人差し指に本当にくっついちゃった鼻糞はどうするのかって? そこまで面倒見切れるかヴォケ。適当にそこらの壁にでもなすりつけろ。全く近頃のわけえ野郎はすぐ他人に頼りやがる。

最近になって僕も少年の特殊能力を失っている事に気付いた。夢見る能力とか、おっぱいに対する異常な執着とか、まあそういうのもそうなんだけれど、もっと直截的且つ身体的な能力な。

よく漫画なんかで、くしゃみを誘発する物質として胡椒が使われることがある。かつて少年だった僕は、こういうのを見ると実験せずにはいられなかった。で、実際に台所で派手に胡椒を撒き散らしてみたさ。するとどうだい、ミスタードレクスター。僕の端正なクソっ鼻と言ったら何の反応も示さないんだよ。くしゃみの「く」の字も出やしない。「なんだ、こりゃバナナで滑って転ぶのと一緒で、漫画特有のお約束表現なんだな」と僕は思った。これこそが正に僕の少年的身体能力であったわけだ。30過ぎた今じゃ、ペヤングのソース焼きそばについてる「スパイス」がちょっと宙に舞っただけでぶっしゅんぶっしゅん止まらなくなるからね。クソ忌々しい。少年時代であれば、こんなペヤングごときに屈服することは決してなかったのに。

この少年的スーパー鼻能力を活用した薬が、かの有名なヴィックス・ヴェポラッブである。もう40代に手が届きそうなチャッキー(ミシガン州出身)も、イメクラあたりじゃママ役の女性にヴェポラッブを塗ってもらうチャイルドプレイに夢中さ。このチャッキーの神をも怖れぬ所業をして、「少年の心をいつまでも失わない男」と称する世の女性のなんと寛大であることか。僕らは彼女らによって生かされていると言っても過言ではない。というわけで僕は、少年の心と体を取り戻すべく今日も今日とてゲームに勤しむのであった。アーメン。



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