冷麺 2003年01月

2003年01月02日

フィリップマーロウになっちゃった

新年明けましておめでとうございます。毎年何がおめでたいねん?とか思いつつ言ってますけど深く考えるとロクな事はないんで長いものには黙って巻かれておきましょうよ。正直今年もよろしく。

昨年の10大ニュースで書き忘れたんですけど、僕何故かウィスキー飲めるようになったんです。全世界的には鼻糞並にどうでもいいことなんですけど、僕にとっては結構大きな事でしてね。ウィスキーを飲めるか飲めないかってのは言うなれば、探偵小説の主人公を気取れるか気取れないかという事なんです。探偵小説の主人公を気取れないくらいなら酒なんて飲めない方がマシなんです。そうなんです。たとえばビールなんていくら飲めても、せいぜい「日曜日には河川敷で草野球をやりまくる30代で若ハゲの商店主」くらいしか気取れません。そんなもん気取ってどうすんねん?です。

そんで重要なのはウィスキーをボトル1本空けられるか否かって事です。「僕ウィスキー飲めます」とか言って、水割り2杯でべろべろに酔っ払ってたら話にならないわけですよ。男なら自信を持って、無意味に自慢げに「昨日もボトル1本空けちゃってさ」と言わねばならんのです。

昨年前半までの僕は悲惨でした。まず酒量が情けなかったです。下手するとビール3杯で二日酔い。そしてすぐ眠くなっちゃうのね。飲み会行くと誰よりも早く「むにゃむにゃ、もう食べられないよ〜」なんて、のび太君みたいな寝言かましてましたから。それが今じゃどうですか。12月30日なんてすごかったですよ。お昼の2時からビール飲み始めて、翌朝6時まで目ぇギンギンでずーーーーっと飲みっぱなし。しかも途中からウィスキーに切り替えて、ストレートでボトル1本空けました。やった! ついにこれで「男はタフじゃなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格が無い」とか言えるんです! 言わねえけど。

んなわけで今年はいろんな人と飲みに行きたいです。相対的にネット時間を減らしたいなと。どっちが不健康なのかよくわかりませんけどねー。

2003年01月04日

インチキ韓国語講座

本も大量に買い、いろんなサイトを見て韓国語の勉強をしてるわけなんですが(ハングルが大体音読できるようになった程度)、僕もほんの少し皆さんに韓国語をお教えしたいなと思いまして、してみんとてするなり。普通の初級講座みたいな事書いてもクソ面白くも無いので、今日は「日本語っぽい韓国語」で攻めましょう。言わばソラミミアワー。韓国料理屋さんとか焼肉屋さんでガシガシ使ってみてください。シチュエーション的にほとんど使えなさそうだけど。

ナンデヨ」電話をかけた時なんかに「僕だけど」とか言いますよね。そういう意味です。アクセントは「ナ」じゃなくて「デ」の方です。つーか韓国人に電話しないから使えねー。似たような言葉で「アンデヨ」だと「できない」とか「ダメ」とかいう意味になります。

オレガンマン」意味は「久しぶりー」です。「俺ガンマン」って感じでとても覚えやすいですね。これは若干使えるかも。

チャッカマンニョー」本当は「チャムカンマンニョー」なんですけど、発音的には最初に挙げた感じで通じちゃいます。ライターであるでしょ。チャッカマンって。それにでじこ(ナニソレ?)の「にょ」をつければいいんです。意味は「ちょっと待っててねー」です。

トマンナ」止まんな。「ト」と「マンナ」で切れるんですけどね。意味は「またね」って感じ。くだけた表現なので年下とか本当に仲いい人にしか使えません。丁寧な言い方だと「タシ マンナプシダ(またお会いしましょう)」なので全然日本語っぽくなくて覚えられません。

くだらない覚え方が一番忘れませんね。また日本語っぽいのあったら書きますわ。トマンナ。


また買っちゃった……。エアロレザーのハーフベルテッド。370英ポンド。すいません、バカで。渋谷スラップショットで買うと10万円以上するところ、エアロレザーのイギリス本社から取り寄せると7万円台。これは買いでしょ、と自分を納得させてカードの支払いの事は考えないようにしているのでした。ケンチャナヨー。

2003年01月08日

大惨事

なんかお久しぶりですね〜。大変な事がありました。ついに光接続(NTT Bフレッツ)になって最強環境が整ったんですけど、98時代にも痛い目に会わされたあの糞忌々しい「フレッツ接続ツール」のせいで事務所のPC(Win2000)が死んでしまったのです。いやマジで洒落になりません。接続ツールをインストール中にブラックアウトして、それっきり全くWindowsが起動しなくなりました。なんとかセーフモードで立ち上げて接続ツールをアンインストールしようと思ったら、「アンインストールに必要な○○っていうファイルが壊れてるから無理でーす。ばーかばーか。うひょひょひょひょ」とのこと。デバイスマネージャーでネットワークアダプタの構成を見るとわけのわからないアダプタが10数個も自然発生してるし、おまけにその「実体のないアダプタ」を削除しようとすると「わーいわーい、これは起動に必要なものだから削除できませーん」などと抜かしやがります。ぬぉ。

万策尽きました。起動を邪魔してる「実体のないアダプタ群」「フレッツ接続ツール」ともに削除出来ないんですから。しかもその理由が「起動に必要だから」ってのは一体……。ネットワークアダプタ自体が死んでるので、バックアップファイルを別のPCに送ることすら出来ません。僕に残された選択肢はHDDフォーマットとWindowsのクリーンインストールだけ。これ、事務所のPCですよ? 仕事に必要な書類とか、数年分の伝票とか全部入ってんですよ。死にたい。つーか既に死んでる。

ルータ経由でインターネットに接続してるので、本当はフレッツ接続ツールなんて必要なかったんですよ。でもちょっと直結とかしてみたいじゃないですか。誰しもが抱くほんの少しの探究心がまさかこんな大惨事になるなんて。

というわけで今深夜3時なんですけど、未だに事務所にこもってPC復旧作業中であります。とりあえずWinXPのクリーンインストールとネットワーク接続だけは終わりました。これから商品管理ソフトと販売管理ソフトをインストールして、失われた伝票の手作業復旧をせねばならんのです。間違いなく徹夜です。そして明日の朝にはPCのPの字も理解していないアナクロじじいに「なんだ、寝ないでインターネットで遊んでたのか?」などと神経を逆撫でされるのです。むきーーーーーーーっ!

とりあえず皆さんにこれだけは言っておきましょう。「NTTのフレッツ接続ツールだけは信用するな」 ルータは絶対条件であります。

2003年01月09日

光報告

光報告しときます。NTT Bフレッツの事なんですが、最初は全然速さを実感できなかったですね。僕はDonutPというタブブラウザを利用してまして、巡回サイトは「一気開き」して見るんです。タブブラウザ使ったことない人にはよくわからん話ですね。ええと、どう説明すりゃいいかな。「50個くらいのサイトを同時に読み込む」とか言えばいいかな。で、僕の予想としては50個のページが一瞬で表示されると思ってたわけです。それは大きな間違い。50ページを一気に開くのは回線の問題じゃなくてCPUの処理能力の問題になってくるんですな。いくら読み込みが速くても、ブラウザのレンダリングが遅ければ体感速度はあがらないという事です。

地域IP網での純粋な回線速度は実測70Mbps。おお〜すげえ。理論値100Mbpsは伊達じゃないわ。でもこれはあくまでも地域IP網内での速度なんで、実際にプロバイダを経由したりすると当然速度は落ちます。じゃあダウンロードだ、というわけでやってみました。いろんなところからいろんな方法で。最大瞬間風速だと700KB/秒ってのが出ました(Winny使用)。FTPやHTTPのファイル転送は大体平均して450KB/秒。今まで使ってたADSLだとどんなに頑張っても150KB/秒が関の山でしたから、これはかなりのスピードアップです。でも電話局にものすごく近い所に住んでるADSLユーザーとかって、これくらい普通に出ますでしょ? なんか光ってこんなもんかよ、って感じです。ISDNからADSLに切り替えたときは、体感速度の向上に腰抜かしましたけどね。ADSLから光へ切り替えようと思ってる人はあんまり期待しない方がいいかもしれません。ただ、巨大ファイルのピアツーピア転送は確実に楽になりました。ソレ系の人(?)にはやはり必須です。


韓国の柚子茶、超美味い。通販で買おうと思ったら結構高いのね。1kg入りで1000円っていうサイトをみつけたけど送料が900円……。なんか納得できん。

2003年01月12日

近況

■この前まで使っていたPC(Pen3 700MHz。通称 菜々子)を里子に出すことになりまして、と言うか既に里親さんから5万円ほど貰ってまして(ボりすぎ)、そいつの初期化に手間取ってました。今は亡きGateway製のPCで、元々はWindows98SEだったんですがちゃんとXPにしてあげたのです。DVD-ROM、CD-RW、19インチCRT、80GBHDD、その他もろもろ(謎)付属して5万ですからあながちボってるとも言えないかもしれません。実際今使ってるPCと比べても「重い」という感覚は皆無ですし。まあ、強いて言えば静音声では劣るんですが。

■FTTH(NTT Bフレッツ)の続報なんですが、ダウンロードの最大瞬間風速で実測1600KB/秒という数字が出ました。これはbpsに直すと12.5Mbpsですから、現在最速のADSLの理論値を凌駕しております。さすが光。某ソフト的には神と呼ばれるに値します。おみそれしました。

■恐がりiモード繋がりで親交のあるTAKさんから、この世のものとは思えない明太子を頂きました。僕が今まで食べていた明太子は一体なんだったんだろう? 昆布漬け明太子なんですが、昆布の旨みが一粒一粒に見事に乗ってるんですわ。その一粒一粒が口の中でパラリとほどけて自己主張してるんですわ。美味い。美味すぎる。おみそれしました。TAKさんありがとうございます。

■柚子茶の続報です。mikiさんから「近くの韓国食材屋で1kg1200円で買いました。ゆえに送料ゼロです」という情報を得、僕も近所で韓国屋(?)を探してみました。つーかめっちゃ近くにありやんの。徒歩数十秒ですわ。んで、そこの店員さん韓国人なんですけど全然日本語話せないんです。「800円」すら言えなくて、指を8本広げて値段を教えてくれました。ラッキー。ここに通って韓国語会話の練習すりゃぁいいんですな。ふふふ。「アンニョンハセヨー。ユジャチャ イッソヨ? イェー トゥゲ ジュセヨ。オルマエヨ? イェー。スゴハセヨー(こんちゃー。柚子茶ある?ああ、2つちょうだい。いくら? はい。お世話さまー)」シミュレーション的には完璧。若い女性の店員さんなんで、恋人になれば韓国語マスターするにはばっちりですね♪(問題アリ)

■オフ会行ってきました。と言ってもいつもの恐がりメンツなんですけど。酒は飲んでも飲まれるな。

2003年01月15日

ゲームレビュー 『ゼルダの伝説 風のタクト』

クリアしたのは年末なんだけど、なんとなく書く気がしなくて……。というテンションからご想像の通り、点数的にはあんまりいい点あげられない。85点くらいかな。でもこれは「ゲーム」としてではなく「ゼルダ」シリーズとしての点数と思ってもらいたい。期待が大きすぎた。また、そういう期待の中でこれだけ完成度の高いゲームを作った任天堂製作陣には拍手を送りたいと思う。

まず良かった点。

カートゥーン とにかく絵が綺麗だって事はそれだけでプレイ意欲をかきたてる。FFみたいにリアル志向の絵を目指すとどうしてもキャラと背景、またはプレイ時とムービー時のギャップが気になるが、そういうところが一切ないのがいい。正に「自分で動かすアニメーション」といった感じ。

敵キャラのアルゴリズム 毎回驚かされる部分だが、今回は特に剣を持った馬面戦士(名前わかんねえ)の作り込みが素晴らしかった。戦闘自体が楽しくて、もっともっと敵と戦いたいと思わせる。戦闘と言えば、リンクの連続攻撃や特殊攻撃のシステムも出色の出来だった。こういう部分は他メーカーが作るととかく複雑な操作系になりがちだが、実にシンプルで合理的なシステムに仕上がっている。ド下手糞でもそれなりに「今の攻撃はかっこよかった」とか、上級者なら「だんだん思ったとおりの攻撃パターンが出せるようになってきた」とか思えるのがいい。

カメラワークと操作感 これは64時代以上に良くなっている。3Dアクションゲームの核となる部分なので、ここで妥協しているようなゲームはダメダメだ。そういう点、ゼルダは最高峰だと確信をもって言える。

ダメな点。

唐突なストーリー 散々他の所でも言われているだろうが、感情移入させるための丁寧な伏線などがほとんど無い。突然「え? あんた誰?」的なキャラが現れて、しかもそいつが最重要キャラだったりする部分に閉口した。宮本茂氏(神)は「ゲームにストーリーなんて必要ない」とまで言い切るが、ないよりはあった方がいい。心に残る名作は、ゲームとして優れているものより、ストーリーに感銘を受けたものだったりするしね。『風のタクト』はゼルダシリーズ中最もストーリー的には面白くないと言わざるを得ない。

能天気な世界観 能天気というか明るすぎる世界観(主にグラフィックデザイン面)が少し気になった。これは好みの問題だからどうでもいいと言えばいいんだが、マリオが底抜けに明るい分、ゼルダは伝統的に少しダークな世界観が「良さ」になっている。しかし今回は舞台の大半が海という開放的な空間だったためか、全体的に見てダークさが足りなかったように思う。これは僕としては残念だ。

お使い要素とストーリーとの乖離 一番ダメなのはラスボスがいるダンジョンに行く前に延々と宝探しをさせられるところだ。ストーリー的にはラスボスに向かって徐々に盛り上げなくてはいけない部分なのに、宝探しの時間が長すぎて緊張感を全く維持出来ない。「一本道」のストーリーと、「自由度が高い」ストーリーの時間配分が決定的に失敗しているのだ。理想的な時間配分は多分こんな感じだろう。序盤(一本道)が2、中盤(自由)が5、終盤(一本道)が3。『風のタクト』の場合はこうなっている。序盤(一本道)が3、中盤(一本道)が3、中盤(自由)が3、終盤(一本道)が1。これでは盛り上がりようがない。プレイヤーに意識させずに上手くストーリーを進めるには「海」というシステムは荷が重かったという事だと思う。

ボリューム不足 ダンジョンの数を考えるとボリューム十分なはずなんだが、謎解きがいつもより楽勝だったのと、先ほどあげたストーリー展開のまずさから、どうも「え? もう終わり?」感が拭えない。謎解きの難易度設定は難しいところだ。熱狂的ゼルダファンに合わせれば初心者がついてこれなくなるし、初心者に合わせれば従来からのファンには物足りなくなる。今回の難易度はゼルダファン開拓のためにはちょうど良かったのだと思う事にしよう。

なんかダメな所だらけのように思えるが、あくまでも「ゼルダ」に対する評価は他とは違うんだということを言っておきたい。「ゲームとしての完成度」がいくら高くてもそれだけでは満足しないのがゼルダファン。逆に言えば、凡百のゲームが束になっても敵わないのがゼルダなのである。次回作に期待。

2003年01月16日

交通事故起こしました

車で事故りましてん。滅多に無い事だからなんかの参考になればいいすね。死ぬほど長いけど我慢して読みんさい。

まず詳しい状況。片側1車線の対面通行。中央線あり。道幅は広くなく狭くなく見通し良し。ちょっとしたバス通り。僕の車はハザードを出して路駐中。そこから一旦道路真ん中あたりまで頭を右に振って、バックで側道に入るつもりだった。サイドミラーで右後方を見ると車がやってくる。「うん、この車をやりすごしたら中央線あたりまで右旋回しよう」と思った。本来ならば顔を右後ろに向けて目視しなくてはいけないんだが、サイドミラーで済ましてしまった。車が僕の横を通り過ぎた。よし発進! ゴリッ! ええ!? サイドミラーでの確認では車は1台だったはず。しかし死角にもう1台連なっていたのだった。30メートルほど先で相手の車が止まる。ボルボ。当たった感じはギリギリかすった程度だと思ったが、こういう場合はほんのちょっとの接触でも車体の傷は深かったりする。天を仰いで相手の車に歩み寄った。

相手は40代の紳士。奥さんと子供2人が同乗している(子供ははしゃいでる)。左後部の車輪とフェンダーに目立つ傷が出来ていた。勿論僕の車の右前部も相手の車の塗料で黒く焦げたようになっている。僕は開口一番謝った。「すいません……」紳士はこう言った。「警察呼びますか?」僕に異存はない。すぐさま携帯で110番。警察が来る間、僕の車検証と免許証を相手に手渡す。紳士「このまま修理工場直行しますけど、どうしますか? 保険でやりますか?」僕「はい」。15分ほどで警察到着。怪我人もないし、車も自走出来ないような大事故ではない。さっさと事情聴取を終わらせ、あっという間に警官は去った。この時点での警察の判断は、僕の不注意による事故、といった感じだった。勿論僕自身の判断もそれに相違ない。ただ、もしもボルボが路上駐車している僕の車との側方距離を十分取っていたなら、ギリギリこの事故はなかったかもしれないな、とは思った。

紳士は激昂するでもなく、かといって和やかな顔をするでもなく、「じゃあ、後は修理工場から貴方の方に連絡が行くと思いますから。よろしく」と事務的に言い捨ててその場を去った。僕のこの時点での憂慮は保険の免責額だった。5万は最低でも自腹になるとそろばんをはじく。しまった。相手の連絡先や名前すら聞いてないや。ま、いっか。後で警察に聞こう……。

休日明けの2日後、警察に連絡して相手の名前と住所、電話番号、車のナンバーを聞く。ご近所さんだ。その後保険会社の方に連絡。ここで思わぬ事になった。保険の担当者の弁。「ええと、アニさんは事故当日、Aさん(仮名)とのお話し合いで、修理費用の全額負担を申し出ましたか?」「え? いえ、全額負担とは言ってませんが、保険で支払うとは言いました」「そうですか。ちょっと言いにくいのですが、今回の事故は先方にも若干の過失ありとみなされまして、保険額はこちらの方からは満額出ないと思われます。つまり今後の詳しい調査の結果、仮にアニさんの過失割合が8、先方が2とすると、保険の支払いは修理代の8割までしか出ないという事です。先方とのお約束で、全額負担を申し出たのでしたら、残りの2割はアニさんの自己負担ということになります……」

おいおいおいおいおいおい。ちょっと話が違うぞ。天に誓って僕は全額負担などという言葉は言ってない。確かに過失の割合はほとんど僕にありと思ったから、その場で謝罪はしたよ。保険で支払うとも言ったよ。でも保険会社の方で仮に2:8の過失割合と見たなら、僕に全額負担の義務はないでしょうよ。「ちょっと待ってください。僕と先方では認識が違ってます。僕は全額負担の約束はしていません。過失割合に応じた額しか支払えませんよ。というか、こういう折衝は保険会社の仕事じゃないんですか?」「いえ、こういった事例の場合、事故当時の口約束にまでは私どもとしては口を挟めません。残念ながら先方様はアニさんの全額負担を前提としていらっしゃいます。そこらへんは当事者同士で話し合ってください」がーーーーん。事故起こしただけでもブルーなのに、さらに「事故の被害者」とも言える、あの紳士に対して「すいません、お金ないからまけてください」とかお願いしなきゃいけないの? 向こうはもう僕が全額負担の約束をしたと思い込んでるんでしょ? 無理だよー。勘弁してよー。ああ……。

紳士は開業医だった。わざと診療中の時間を見計らって、病院ではなく自宅の方に電話した。奥さんが電話に出る。まずは探りだ。「すいません。先日事故でご迷惑をおかけしたアニです。お手数ですが、ボルボを出した修理工場の電話番号を教えてください」「は、はい」聞いた直後、即座に工場の方へ電話する。「あ、Aさんの車はもうそちらにありますか? ざっとでいいんですが、修理の見積もりを教えてください。ええ、ざっとでいいです」「30から40ってところですかね?」ぎゃっ!!!!! 僕の勝手な予想ではせいぜい20以下だと思ってたのに……。外車の板金ってなんでこんなに高いんだよ! 仮に過失割合2:8だとすると最大8万、免責額の5万と合わせて13万円だ。きつっ! きつい! これはちょっと引き下がれないぞ。また奥さんに電話する。

「ええ〜、大変申し上げにくいのですが、今回の事故は保険会社によるとAさんの方にも過失があると判断される見通しです。もちろん事故を起こしたのは僕の方ですから、保険の支払いに関してはやぶさかではありませんし、僕の車の修理代をそちらに請求しようなどとは全然考えていません。しかしAさんは僕が全額負担を約束したとおっしゃっているそうですがこれは事実と違っていますよね? 申し訳ありませんが僕は保険支払額以上の金額は出せないかもしれません」「はあ? ちょっと待ってください。私どもの方では過失割合は0:10だと認識しております。こういう事は当事者間ではなく、保険会社を通した話し合いが筋かと思いますけど」「はい、おっしゃるとおりなんですが、これは保険会社から言われた事なんです。僕とAさんの間で決めてくれと」「確認します。それは○○火災が言った事なんですね?」「はい」「わかりました。主人と相談します」

よしよし。やっと光明が見えてきた。1時間後、保険会社から電話が入る。「あ、アニさんですか。度々すいません。今Aさんからご連絡がありまして、やはりAさんはアニさんの全額負担を強硬に主張されております。そこで、今一度事故当時の詳しい状況を教えていただきたいのですが」「はい」「まず、アニさんは発車前にウィンカーを点滅させましたか?」「はい、間違いなく点滅させました。しかしそれがAさんに見えていたかどうか……」「なぜ見えなかったと思われるんですか?」「はい、Aさんの車の前には事故と無関係な車が走っていました。その影になっていたと思うからです」「なるほど。ではアニさんがAさんの車に気付いたのは正確にはいつですか?」「ぶつかった直後です。僕は後方確認が不十分だったので、車が2台いたことに気付いていませんでした。Aさんの車は全く見えていませんでした」「そうですか…。では仮にアニさんがAさんの車に乗っていたとして、この事故は防げたと思われますか?」「いえ、無理だったと思います。多分Aさんの車からは僕の車がほとんど見えていなかったし、僕の車が発進したことすらわからなかったと思います」「そうですか……。……。んーーーーー。……。わかりました。今回の事故はアニさんに全責任があるという方向でお話をすすめさせていただきます。つまり過失割合は0:10です。そうなると、アニさんの車両の修理は先方の保険が一切使えませんがそれはよろしいですか?」「はい異存ありません。元々僕が悪いんですから、先方に負担してもらおうとは全く思っていませんでした。では、すいませんがAさんにこの旨伝えていただけますか。」「了解いたしました」

ふーーーーー。セーフ。では今回の教訓をいくつかまとめておこう。まず第一に「保険の過失割合が0:10になることはまずない。全額負担などの口約束はご法度だ」という事。いくら自分が悪いと思っていても保険会社がそう判断するとは限らない。謝罪は人として必要だが、口をすべらすと大変なことになる。第二に「中途半端な過失割合にならないためにも、無意味な自己弁護はするな」。ちゃんとウィンカー出してたのに! とか 側方距離が不十分だったから相手も悪い! などと主張していたら自分の首を絞める結果になっていたはずだ。第三に「事故証明はしっかりやってもらえ」。警察の聴取がいい加減だと過失割合に直接響く。今回は車が2台連なっていたという事実を警察が書き漏らしたために大事になった。最後に「自分では埒があかないなら先方にねじこんでもらえ」。Aさんの怒りを誘発して、保険会社にクレームをつけてもらう格好になったのが救いだった。担当員によると、Aさんは「俺は絶対悪くない。なぜ俺に過失があるんだ!」と厳しい口調で詰め寄ったそうだ。これが僕に対する再調査につながった。ここまでくれば後は僕の話術次第になるというわけだ。

さらにもうひとつ。これは立派な犯罪だが、世間でまかり通っている手口がある。修理工場に根回しして、見積もり金額を免責額の分だけ上乗せしてもらうのだ。それで保険がおりたなら、後は修理工場から免責額をバックしてもらう。これでチャラ。保険金詐欺だ。え、僕? もちろんそんな事するわけないでしょ。やだなあ、もう。

2003年01月18日

プリンタってどうなのよ?

プリンタって使ってる? つーかさー、ぱそこんってのは大雑把に言っちゃうと紙を無くすためにあるわけじゃない? たとえばデジカメで写真撮るよねー。いちいちプリントアウトしちゃうの? 確かに大勢の人に見せるのにはプリントした方が都合いいのは認める。飲み会の席で写真持ってるとそれだけで場が持つよねー。んでも1回こっきりじゃん。1回皆に見せたらそれで終わりじゃん。2回も3回も見ねーっつの。1回みんなに見せるためにプリントするのってなんかアホくさくない? 100歩譲ってプリントするのはいいとして、たった1回きりのお披露目のためだけにわざわざプリンタ購入するのはアホくさくない? 街のDPEショップとかでプリントすりゃいいしね。

友達が1人だけ家に来るとするよ。アルバム見せたりするねえ。それだったらPCのモニタでもいいじゃん。プリントする必要ないじゃん。CMなんかでプリンタのメーカーがやたらと「写真画質」がどうの言ってるの見るとすげえ不思議なんだよね。PC買ったばかりの人って、プリントアウトしたら元のデジタルデータ(画像ファイル)は捨てちゃってるんじゃない? それ本末転倒すぎ。

あとはそうだなー。年賀状あたりはプリンタ大活躍かもね。実際、最近もらう年賀状の7割くらいはPCとプリンタで作ったやつだし。大昔『ぷりんとごっこ』なんつー機械で作ってたのを考えると随分便利になったもんだ。これはよしとしよう。でも年イチしか出番ないしね。年賀状のためだけにプリンタ買うのもどうかと思う。

こんな風に考えてたから、僕自身プライベートではプリンタはずっと買わないでいた。もちろん会社では使うけどね。んで、「今度PC買うんですけど、プリンタは何がいいですかね?」なんて聞いてくる人には、「○○でいいんじゃないッスか? つーか何でもいいッスよ。くっちゃくっちゃ(ガム噛む音)」とかヤンキー口調で投げやり返答してたね。大体PC買う時にプリンタも同時購入するのが当たり前、みたいに考えてるところが気に食わない。なんで気に食わないのかわかんないけど、なんか腹立つ。新婚夫婦が「あ〜ん、こっちの食器とあっちの食器、どっちもかぁ〜わぁ〜いぃ〜いぃ〜。どっちもほぉしぃいぃ〜」「うわ、このワイングラス微妙すぎ。やーばい。ありえねーコレ」なんつって悩んでるのを見るくらい。何でもええわ! 好きにしたらええがな! 知るかヴォケ!

と長い前フリでしたが、プリンタ買いました。Canon Pixus850i。だって急に欲しくなったんだもん!←氏ね


一応目的はCD-RとかDVD+Rのダイレクト印刷。今DVDに焼くためにドラマ録り溜めてるんスよ。『美女か野獣』とか『高校教師』とかね。DVDメディアに直接松嶋の顔とか印刷したりして。その隣に自分の顔も印刷したりして。するかそんなこと。


デジカメ付携帯電話のシャッター音って消せなくてうっざいなぁと思ってたら、これは痴漢防止のためなんだってね。電車でスカートの中撮るとか。そういう事するヤツのせいで音がうるさくなってると思うとますますムカつく。キーーー!

2003年01月19日

プリンタをよく使うしとたち

先日の飲み会で学生(なの?)と飲んで思ったんだけど、今も昔も大学のテスト周りは最先端のハイテク技術満載な。その学生が言うには「まず友達(なの?)からノート借りるでしょ。そんでスキャナで取り込むでしょ。そんでOCRでデジタル文書化する」んだって。OCRだよ? 知らない人もいるかもしれんので一応説明しておくと、OCRってのはOptical Character Recognition(光学的手法による文字認識)あるいは、Optical Character Reader(光学式文字読み取り装置)の略で、紙に書いた文字や写真に写ってる文字(つまり画像)をテキストデータにする技術とか装置の事だ。画像ファイルだと文章として編集できないからこういうものがある。で、そんなものを使ってテストに通って、君は勉強したつもりになっておるのかーっ! かーーーつっ! つーか6年も大学行った挙句に中退した僕に言われたくないわな。しかも君、テストに通ってないしな(推測)。

今、コピー機と携帯電話とPCとプリンタとスキャナとOCRがあれば何にも要らないでしょ。鉛筆っつーかシャーペンすら要らないよね。鞄も要らないよね。大学自体が要らないよね。どうせ勉強しねえし。学生の時、僕も「コピーと電話がない時代は一体どうやって皆この危機を乗り越えていたんだろう…ガクガクブルブル」なんて言ってたのを思い出した次第であります。

んで、昨日のプリンタの話なんだけど、やっぱり学生諸君の間では使用頻度高いそうで「待ち合わせの集合場所をプリントアウトとかよくします」ってメールいただいた。妙なところでアナクロなのね。みんな携帯持ってるんだから、「じゃ、明日あたり、渋谷あたりで、夕方あたりに集合〜〜〜 」とかやってるのかと思ったよ。アバウトすぎか。「新歓コンパ」「夏合宿のお知らせ」とかプリントもらいてーな! クソッ! やってらんねー。フテ寝!

2003年01月20日

DVD職人への道

製作したDVDメニュー画面

今ドラマをキャプチャ(録画みたいな事)してDVDビデオ作ってんだけどね、これ本当時間かかるわ。まずキャプチャ(MTV2000によるリアルタイムハードエンコードでMPEG作成。本当はAVIの無圧縮キャプチャやりたいけどそんなHDD容量はないのだ)。そんでCMカットして、シーンの切り替えにエフェクトかけて、ドラマ1話分のMPEGを再エンコ。この再エンコードが1:1で時間かかるからね。つまり1時間の番組ならエンコードに1時間かかるの。その間はほとんど何も出来ない。んで、2話分溜まったらDVDビデオの製作に突入。DVDオーサリングソフトでタイトル画面作って、メニュー画面作って、チャプター作って、2話分のMPEGファイルを読み込んで、DVDビデオ形式のファイルを出力。これも1:1で時間かかるから2話分で約2時間ね。しかもテンプレート使ってさっさと終わらせればいいのに、タイトル画面とかメニュー画面作りも手ぇ抜かないから。ドラマの静止画をキャプチャして取り込んだりとか。オリジナルボタン作ったりとか。最後にDVD形式のファイル群をDVD+Rのメディアに焼くんだけど、これは1:2.4なので2時間のムービーなら約50分かかる。キャプチャからカウントすると、ここまででスムースに進んでも10時間以上かかってるね。ビデオ編集ソフトが不安定だから(すぐコケる)、下手するとその倍の時間かかることもある。

DVD焼いたら終わりにしてもいいんだけど、せっかくプリンタ買ったからメディアにダイレクト印刷したいじゃない。このラベル製作にまた数時間かかるね、大体。凝るから、また。ようやく出来上がったDVDビデオとか、もう1秒たりとも見ようって気にならんわ実際 笑。

とにかく1枚作ってしまえばあとはDVDからDVDへ簡単にコピー出来るから、労力を考えるとどうしても大量にコピーして人にばらまきたくなるんだよね(メディアは1枚400円と少々お高いけど)。20時間もかけて作っておいて、自分一人しか見ないんじゃもったいないっていう意識がある。でも僕が使ってるDVD+Rっていうメディアは、DVD-Rに比べるとまだまだ民生用DVDプレイヤーで再生出来ないケースが多いの。つーかそもそもDVDプレイヤー持っていない人の方が多いしね。大量にコピーしても、見てもらう相手が全然いないわけだ。報われねえ……。

しかし着メロ製作も同じだけど、こういうことやってるとつくづく自分は「作業」が大好きな人間なんだなって思う。嬉々としてやってるし。それが今の仕事に何の役にも立ってないのがまたなんとも……。報われねえなあ。


以前酷評したくせに『デビルメイクライ2』に超期待してる。爽快で且つ難易度の高いアクションがやりたいのだ。


サムスっていつからバウンティハンターになったんだ?

2003年01月21日

字が書けない

行書体の「生」

小学校の時にですね、先生の板書が崩し字や略字だったりして読めなかったって事ぁないですか? パターン認識が不完全だから、ちゃんと楷書じゃないと読めないのね。左の画像は「生」の字の行書体ですな。こんなんだともう何がなんだか。ま、ただ単に僕がバカだっただけで、他の人は読めてたのかもしらんけど。あと、「職」っていう字を「耳」書いてカタカナの「ム」書いて済ます先生もいたな。わかんねえっつうの。

クロンデ、最近の自分が書いた字を見て思ったんだけどひどいもんだね。字を書くっていう事がほとんどなくなったから手が退化してるっていうか、もうめちゃくちゃ。俺的行書体。あとで読み返して自分でも判読不可能だったりするし。小学生とか多分1文字たりとも読めないと思う。仕事で得意先に伝票置いてくるんだけど、基本はドットインパクトプリンタで出力したものなのね。でもその場で注文もらった場合は手書きになるわけ。もう死にたくなる。手が動かないのよ。全然。まるで手の神経に障害があるかのように。

日本語の文字って綺麗汚いの境界レベルが高すぎない? クロニッカー、韓国語にする。한국말로 애기하고 싶어요. ハングルにももちろん綺麗汚いってあるんだろうけど、漢字書くよりは綺麗に書けそうだし。

그러니까 내일부터는 한국말로 씁니다. 거짓말이에요. 미안해요.

여러분 안녕.


韓国語フォントがないとちゃんと表示されないです。されなくてもいいです。

2003年01月24日

Tという男(もうひとつの回顧録)

僕も(も?)ある友人の事を思い出した。Tというその男と知り合ったのは中学の時だった。俗に言う不良グループに属してるヤツだったが、腕っぷしはからきしで実は気弱な男だ。なんでこんなごくフツーのお坊ちゃんが不良グループと付き合ってるんだろう? と当時の僕は思っていたが、今考えると「家庭環境」ってやつなのかなぁと思う。Tはいつも大金を持ち歩いていて、仲間に気前良く奢る。僕からすれば羨ましいの一言だったが、本人にしてみれば寂しさを埋め合わせるための悲しい金だっただろう。母親は何を生業にしているのか知らなかったが、とにかく家にいたためしがない。家にいてあげられない分、存分の小遣いで罪滅ぼしか。安物のドラマみたいだ。母親がいないのをいいことに、不良グループはいつもTの家にたむろした。金もある、たまる場所もある。グループのガキにとって、Tは都合のいいスポンサーみたいなものだった。

Tは信じられないくらい勉強が出来なかった。学校一のバカは誰かという話になると必ずTの名前があがる。運動も出来なかった。中1で陸上部に入ったが、きつい練習についていけず、すぐに辞めた。唯一Tに誉めるところがあるとすれば、それは人懐っこい笑顔くらいだったろう。しかし見る人が見ればそれは媚に見えたかもしれない。うっとおしいと感じる者もいたかもしれない。僕自身はTに対して何の感情もなかった。親友と思っていたわけでもないし、かといって他人とも思っていない。微妙な距離感があるクラスメートといった感じだった。

「オールナイトフジ」という鼻糞みたいな番組が土曜の深夜に放送されていた。僕らはこの鼻糞が大好きだった。僕は不良グループに片足を突っ込んでいたような、そうでないような微妙な立場だったが(この辺の話は『回顧録』に書いた)、たまに鼻糞目当てにTの家に遊びに行くことがあった。Tが「今日はすごいビデオがあるぞ。オールナイトフジなんて見てる場合じゃない」と言う。聞いてみると『洗濯屋ケンちゃん』という裏ビデオを入手したんだそうだ。知ってる人は知ってるだろうが、裏ビデオ黎明期の金字塔とも言われてる当時の名作だ。世に出てすぐにTは入手した。常にこういう話題作りをしないと「仲間」が離れていってしまうと思っていたのかもしれない。とにかく何人かのガキと僕が食いついた。

初めて見る裏ビデオは衝撃だった。どいつもこいつも「俺はこんなの見慣れてるぜ」という顔を装っていたが、内心は興奮しきっていたに違いない。必死に網膜に焼き付けて、お土産にするつもりなのがバレバレだ。ビデオが先に進むにつれて「うわ、すげえ、こいつデカくない?」「ダースベーダーみてえだな(?)」「えええ?女もこうなるのかよ?」などと中学生らしい言葉が出てくる。この時のTの顔が僕は忘れられない。皆を喜ばせることが出来た満足感と、しかし皆との間に厳として存在する距離を憂う気持ちとがないまぜになった表情。

僕とTはクラスが違ってからほとんど交流がなくなった。それぞれにいろいろな問題を抱え、悶々と学校生活を送った。Tの最大の問題は進路だったろう。彼の学力ではどう考えても高校に行くことは不可能だ。噂では母親がどうしてもTを高校に入れたがっているという話だった。教師も頭を抱えた。最後に出た結論。私立の全寮制高校。無試験で入れるという話だ。僕にはどんな学校なのか想像もつかなかった。東京ではない。三重県だったか、確かその辺りの、当時の僕らからすれば「どこか遠い所」の高校に行くことになった。おそらく全国から問題児どもがわらわら集まってくるんだ。僕は身震いした。

高校入学後、最初の夏休みにTは自殺した。剣道部のいじめとしごきが原因だった。裁判で学校の責任が問われたが、「本人が数日前に自殺未遂したことを学校側は知らされていなかったうえ、本人にも死をうかがわせる深刻な表情がなく、学校側が自殺を客観的に予見できる状況にはなかった」として、最高裁で訴えが棄却された。

「本人にも死をうかがわせる深刻な表情がな」かったか。僕にはその表情が想像できた。

2003年01月25日

家族の食卓

むしろ今時は主流派なんじゃないかと思うんだけど、1日2食派ですわ。ええ、この20年間というもの、朝食を食ったのは旅行の時だけ。ホテル泊まると朝食ついてるでしょ。別に食わなくたっていいんだけど、なんかホテルの従業員とかに「ええええ!? ウソ!! あそこの客、朝食とらなかったの?」とか給湯室で大騒ぎされても困るんで(?)、「勿論毎日朝食とってますとも」的健康ヅラして食うの。本当はかったりー、ねみーとか思ってても溌剌とした笑顔で食うの。なんでそんな演技しなきゃいけないのかよくわかんねえけど。

原始人考えてみなよ。1日に3回も、しかも決まった時間に食事にありつけるなんて有り得ないでしょ。だから多分人間の体は本来1日1回か2回の食事でうまいこと活動できるようになってんだよ。3回も食うなんて頽廃的すぎ。

なーんて出鱈目な俺理論をふりかざしてもバチは当たりそうにない(ふりかざすつもりもないけど)。「研究の結果」ってヤツがころっころ定説を覆しやがるからどれも信用ならねえんだもの。以前よく聞いたのはコレな。「痩せたいなら少量でもいいから3度3度きっちり食事をしなさい。人間の体は防衛本能によって、食事回数が減ると脂肪を蓄えるように出来ている。だから朝食を抜くと太りやすいのです」 まあ話だけ聞くとなるほど、なんて思うわな。でも最近の話じゃ「朝食抜きダイエット」が有効だって言うじゃんか。こっちの理論はこうだ。

体をコントロールしている自律神経のうち朝は交感神経が活発だが、物を食べると消化吸収で副交感神経の働きの方が必要になって、体は全く逆の作用を強いられる。交感神経と副交感神経は同時に100%働くことができないため、十分な消化吸収が行われないばかりか、本来朝行われるべき排泄行動も阻害。排泄機能を高めるために午前中は栄養摂取にエネルギーを使うべきでない

なるほどねー、なるほどねー、ってどっち信じりゃいいんだよ。どっちも信じられないから好きなようにやらせてもらいますわ。こちとら、そんな学説が出てくる10年以上前から朝食抜きで生きてんだ。起き抜けは食いたくないから食わない。後から○○説とかくっつけて無理矢理自分を納得させる必要なーし。

でもチラっと思ったんだけどね、将来自分に子供が出来るとするでしょ。するでしょ、っていうか多分出来るでしょ。そしたら家族の朝食とかやっぱ必要っぽい感じするでしょ。母親も父親も家を出るギリギリまでグダグダ寝てて、子供もそれにつられてグダグダしてて、超低いテンションで「んじゃ、行ってきまぁすぅ。おぷっ(おぷっ?)」とか言ってる家族、なんかヤだ。どうしよ。やっぱ溌剌演技するしかないのかな。かったるいね。

2003年01月28日

『マイノリティリポート』と『猟奇的な彼女』と韓国語

『マイノリティリポート』と『猟奇的な彼女』を観てきた。

なんか封切り後の評判では「マイノリティリポートつまんない」って話だったと思うんだけど、意外に面白かった。ストーリーとかSF的ディテールとか文句ない出来栄え。でもスピルバーグ作品だって事を踏まえるとちょっと気になるところもいくつかあった。まず画質。最近の映画としては珍しいほど画質が粗いんだよね。なんかうすぼんやりしてるというか。あと妙に青いの。「まさかコレ、キタノブルーとか意識しちゃってる?」と思うくらい青い。次にTVニュースのシーンがポール・バーホーベンの手法にそっくりすぎで気色悪い。ポールバーホーベンと言えばハリウッドいちの猟奇バカ監督として有名だけど、この人はオランダからハリウッドに進出した人。彼の映画には必ずと言っていいくらいCNNっぽいニュースのシーンが挿入される。多分アメリカに来たとき、一番アメリカっぽさを感じたのがTVで見るニュースだったと思うんだよね。アメリカ社会、もしくはメディアが支配する未来社会をカリカチュアライズする時に、彼は好んでニュースのシーンを挿入するのだ。それも独特の手法で。マイノリティリポートにもこれとそっくりな手法で描かれたニュースシーンがあって少し鼻白んだ。スピルバーグ大丈夫か? エンターテイメントの作り方忘れちゃって、パクりに走ってるんじゃないでしょうね?

『猟奇的な彼女』は半分韓国語の教材みたいな感覚で観に行った。前半はアホくさいコメディーでそこそこ笑えたんだけど、終盤で一気に感動モノに変身。しかも序盤にうまく張ってあった伏線が効いて、「うわーそう来たか。やられたー」という感じ。BGMが間抜けすぎだったり、ギャグが笑えなかったりするところもあるけど、全体としては「映画としてうまくできてんなー」と思った。これ、元々は韓国のインターネット発の話なんだって。掲示板での「ちょっと笑える僕の彼女の話」的投稿がどんどん人気が出てしまって、そのうち連載みたいな感じになって、本として出版されてしまい、最後に映画化までされてしまったっていうすごい作品。原作者の人(韓国の普通の若者)はまさかここまで話が大きくなるとは思ってなかったろうねー。日本でもそのうちネット小説が映画化、なんてことがあるかもしれない。主演のチョン・ジヒョン、超かわいい。


『猟奇的な彼女』はソ・スナにそっくりだと思った。顔とかじゃなくあのすごいキャラが。あと「早口の韓国語は何言ってるか全然わからない」と思ってたけど、映画観てるとなんとなく「頑張れば8割くらいはヒアリングできるかもしれないな」と思うようになった。全然根拠ないけど。「アラッソ(알았어)」を「あら そう」と訳していたのが笑えた。上手いね。直訳は「わかった」だけど「あら そう」でも間違ってはいない。

韓国語の勉強頑張るぞー。

2003年01月29日

DVD職人への道 2

もう少し、もう少し安くなれば手が届くんだけどね。HDD/DVDレコーダー。将来的にはまず間違いなくVHSを駆逐してお茶の間の主役になるでしょう。テープ要らずで片っ端から録画→永久保存版だけDVDに焼くというパターンね。ま、多分ほとんど焼かないでDVD部分はレンタル映画の再生専用機みたいになるんだろうけど。

で、現時点は民生用HDD/DVDレコーダーは値段が高いのもさることながら、編集が貧弱すぎてほとんど使えないという問題もあって、「ちょっとした保存版DVD」を作るとなるとPCに頼らざるを得ない。CMカットもやりたいし、シーンの切り替えには気の利いたエフェクトもかけたいし、プレイヤーにメディア突っ込んだらタイトル画面くらいは出てほしいわけだ。で、ここからが問題ですよ。もう散々ここでぼやいてるけど、編集ソフト&オーサリングソフトがひどすぎんのよ!!

今一番人気のあるDVD系のソフトは多分『DVDit!(オーサリングとライティングのみ)』だと思う。というか、これ以外はっきり言って選択肢はないと言ったほうがいいかもしれない。他のオーサリングソフトは「つーか舐めてる?」と思うくらいド初心者向けで、テンプレートにぽーんぽーんとムービー突っ込んで、適当にボタン配置して「ハイ、オシマイ」みたいなヤツばっかりなのだ。デフォルトのボタンとか背景とか、もう死にたくなるくらいメルヘンチックでダサいしね。ここらへんをなんとか許せるレベル(満足は全然していない)まで自分で作りこめるのは『DVDit!』だけなわけだ。しかしこの『DVDit!』というソフト、オーサリングはなんとかやってくれるけど、肝心のDVDフォルダ作成が出来ない。アホか。

十中八九ムービーの書き出しに失敗するね。原因は「DVDit!の仕様に合っていないムービーファイルをインポートしているから」だそうだ。この仕様ってやつがあまりにも厳格すぎてどうにもならん。元のファイルが無圧縮AVIだと上手くエンコーディング出来るっぽいが(そんなもん使えるか!)、別のソフトを使用してエンコードしたMPEGファイルなんかをインポートすると、90%くらいの確率で再エンコーディングに失敗する。しかもムービーファイル出力が始まって1時間経ったあたりでな! 本当勘弁してほしい。まずはじめに、「このファイル群は再エンコードできるのか否か」を検証してから出力始めろよ、と言いたい。1時間もCPUを占有しておいて、「やってみたけどダメだった。てへ♪」はないだろうよ。しかもしかもしかも、「ダメだった」とか言わないからね。突然アプリケーションがクラッシュして終わるから。こっちは何が何やらさっぱりですわ。時間返せ。

何故かDVD関係のアプリケーションは無言のクラッシュが多いのだ。一番安定しているっぽいので使う頻度が高い『Power Director(DVD統合ソフト。キャプチャ、編集、オーサリング、DVDフォルダ作成、ライティングの全工程が可能)』も油断すると突然落ちる。おっかないから一工程ごとに保存してるくらいだ。

まだまだDVD製作という分野は裾野が狭いという事だね。これが仮にワープロソフトとかHP作成ソフトとかだったらユーザーが絶対許さない。というか不買運動起こるよ。ムービー編集に関してはどこのメーカーもそこそこいいもの作ってるけど、せっかく作ったムービーがまともにDVD-Videoとして保存出来ないんじゃ話にならない。僕が今DVD-Video製作ソフトに求めてる事をまとめておこう。メーカー各位は秋までに必ず実現するように。


マニアックな話題ですまん。

2003年01月30日

メニューはすっきりわかりやすく

昨日のついでに市販DVD-Video(主に映画)の不満点も書いておこう。メニューがね、ひどすぎんのよ! メニューってのはチャプター選択とか字幕・吹き替え設定のメニューの事ね。これが表示されるまでに無駄なムービー垂れ流してるメーカーは今すぐ逝っちゃってくれ。

WEBでフラッシュが流行りはじめた時にもよく言われてたことだけど、画面動かすことにばかり力入れてて、肝心のナビゲーションボタンが表示されるまでに時間がかかりすぎなんだよ。最初の1回はいいよ? おおー動いてるー、みたいな。でも2回3回と同じムービー見せられてもストレス溜まるだけだっつの。フラッシュは最近ではほとんど「Skipボタン」がついていて見飽きたムービーはすっ飛ばせるけど、DVD-Videoの場合は何100回も同じムービー見せられるんだよね。

一番ひどかったのは『モンスターズインク』だったかな。こんなお子ちゃま映画買ってる僕が悪いって話もあるけどね。「すっとばせない強制ムービー」が30秒近くもあるんだよ。その間こっちはぼけーーーーっと画面見てるしかない。映画本編からメニュー画面に戻る度に30秒ぼけーーーーっ。ムキー! なんとかならねえのかよ! バックグラウンドで無駄ムービーが流れるのは許すから、ナビゲーションボタンは0.1秒でスパっと表示しろばかったれが!

あとこれもフラッシュと共通した事なんだけど、ナビゲーション関係が映画会社毎に違うどころか、各映画毎に違っててものすごくわかりづらい。「え? これボタンなの? つーかトップのメニューに戻るにはどれ押せばいいの?」みたいなね。見た目ばっかり派手で肝心のナビゲーション性、ユーザビリティ、アクセシビリティがてんでなっちゃいない。ホントいらいらするわ。

プロのDVDオーサーはそこらへんよーく考えるように! 以上!


デビルメイクライ2についてたおまけ

アマゾンさんからこんな物が届いていた。『デビルメイクライ2』はいいとして、この妙なアクセサリーは何? 「リベリオン」だって。わけわからん。ある種嫌がらせに近い。つーか初めて携帯のカメラ使ったよ。じゃ、今からDMCるわ! (でぃーえむしる=デビルメイクライをプレイする)

2003年01月31日

密着!地下鉄人生劇場24時

今日は汚い話なので食事中の人は食い終わってから読んでね。OK?

この前見に行った『猟奇的な彼女』ね、冒頭地下鉄車内のシーンでいきなり酔っ払ってるヒロインがゲロ吐くんだよね 笑。それも超リアルなゲロ。麺とか米粒とか見えてるし。しかも座席のおじさんが頭からそのゲロをかぶるっていう、恋愛映画にあるまじき導入部。僕は幸いにして電車内でゲロ吐いた事はないけれど、吐いてる人は何度か目撃したことがある。ゆらりゆらりと揺れながら、青い顔で今にも吐きそうな人、周りに迷惑をかけまいと自分のカバンの中に吐く人、堪えきれず他人にぶっかけてしまう人。そして無情にも床に広がるお徳用ピザは伝染性の独特な臭気を発し、次々と貰いゲロを誘発していき、混んでいたはずの車内にぽっかりと空間が生まれる。実にドラマチックだね。

車内でゲロ吐くというのも相当な体験だけど、もっとすごい人見た事あるんだわ。7〜8年前だったと思うんだけど、地下鉄千代田線御茶ノ水駅での出来事。その頃僕は毎日のように飲んでて帰りがいつも遅かった。その日ももう終電という時間。駅のホームは酔客のるつぼで素面の方が少ないくらいだ。とは言え新宿なんかと違って御茶ノ水は行儀のいい客が多い。学生、会社員とも身なりのいい人がほとんどだった。

一際酔ってる20代OL風の女性が一人、ホームの石柱(外周3メートルくらい?)にもたれかかって何やらかぼそい声で唸っている。周りには友人らしき男女が数人。末期的状況らしく、介抱している彼らの顔に苛立ちの表情が見て取れた。「あーあーあー、女があそこまで酔うと無残だな」と他人事の感想を抱いて僕は横を通り過ぎた。……と、その時!(九死に一生風)

ビチビチビチ! 盛大な音が後方で鳴り響く。「うわー、やっちゃったよ。ついに吐いたね」と思い、振り向いた。ゲロじゃない、……ゲロじゃないよ! OL風の女性は石柱を引っこ抜くような格好で抱きかかえ、立ったまま小便を漏らしていたのだった。「う、うわぁ……」素で引くわ。友人一同も小便の跳ね返りを避けて後ずさる。まるで主役の女性にスポットライトを浴びせるかのように。その時、彼女は地下鉄という劇場で確かにヒロインになっていたのだった。思わず拍手しそうになった。

その後彼女がどのような人生を送る事になったのか、思いを馳せずにいられない。『猟奇的な彼女』みたいに、一緒にいた男友達と恋に落ちたのだろうか?

ないない。


チョン・ジヒョン

ごめん。意味ないんだけどあんまり可愛いんでつい。つか、ものすごいスタイルいいのね。今日のサンスポの写真にびっくり。足長すぎ。とりあえずTabisense.comに会員登録して(無料)、「チョン・ジヒョン」で検索して、「サムソン マイジェット」のCM見てみんさい。すごいから。すごいってゆーかアレだから。



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