
『マイノリティリポート』と『猟奇的な彼女』を観てきた。
なんか封切り後の評判では「マイノリティリポートつまんない」って話だったと思うんだけど、意外に面白かった。ストーリーとかSF的ディテールとか文句ない出来栄え。でもスピルバーグ作品だって事を踏まえるとちょっと気になるところもいくつかあった。まず画質。最近の映画としては珍しいほど画質が粗いんだよね。なんかうすぼんやりしてるというか。あと妙に青いの。「まさかコレ、キタノブルーとか意識しちゃってる?」と思うくらい青い。次にTVニュースのシーンがポール・バーホーベンの手法にそっくりすぎで気色悪い。ポールバーホーベンと言えばハリウッドいちの猟奇バカ監督として有名だけど、この人はオランダからハリウッドに進出した人。彼の映画には必ずと言っていいくらいCNNっぽいニュースのシーンが挿入される。多分アメリカに来たとき、一番アメリカっぽさを感じたのがTVで見るニュースだったと思うんだよね。アメリカ社会、もしくはメディアが支配する未来社会をカリカチュアライズする時に、彼は好んでニュースのシーンを挿入するのだ。それも独特の手法で。マイノリティリポートにもこれとそっくりな手法で描かれたニュースシーンがあって少し鼻白んだ。スピルバーグ大丈夫か? エンターテイメントの作り方忘れちゃって、パクりに走ってるんじゃないでしょうね?
『猟奇的な彼女』は半分韓国語の教材みたいな感覚で観に行った。前半はアホくさいコメディーでそこそこ笑えたんだけど、終盤で一気に感動モノに変身。しかも序盤にうまく張ってあった伏線が効いて、「うわーそう来たか。やられたー」という感じ。BGMが間抜けすぎだったり、ギャグが笑えなかったりするところもあるけど、全体としては「映画としてうまくできてんなー」と思った。これ、元々は韓国のインターネット発の話なんだって。掲示板での「ちょっと笑える僕の彼女の話」的投稿がどんどん人気が出てしまって、そのうち連載みたいな感じになって、本として出版されてしまい、最後に映画化までされてしまったっていうすごい作品。原作者の人(韓国の普通の若者)はまさかここまで話が大きくなるとは思ってなかったろうねー。日本でもそのうちネット小説が映画化、なんてことがあるかもしれない。主演のチョン・ジヒョン、超かわいい。
『猟奇的な彼女』はソ・スナにそっくりだと思った。顔とかじゃなくあのすごいキャラが。あと「早口の韓国語は何言ってるか全然わからない」と思ってたけど、映画観てるとなんとなく「頑張れば8割くらいはヒアリングできるかもしれないな」と思うようになった。全然根拠ないけど。「アラッソ(알았어)」を「あら そう」と訳していたのが笑えた。上手いね。直訳は「わかった」だけど「あら そう」でも間違ってはいない。
韓国語の勉強頑張るぞー。
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