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2003年05月17日

バラエティ偏重のお笑いに物申す

納税者番付の定番ネタで「お笑いBIG3=さんま、タモリ、たけし」というのがあって、今年は何故かBIG5となっていて、所さんと志村さんが追加されていた。常々さんまさんをお笑いBIG3に入れるのはどうかという疑問があって、それは主にコントが出来る(作れる)のかという一点なんだが、今回はそれに輪をかけて所さんのBIG○入りに疑問を感じる。さんまさんと所さんはフリートークと司会業の人なんであって(さんまさんのフリートークはそりゃ死ぬほど面白いけれど。ちなみに所さんを面白いと思ったことはビタイチない)、僕の考えるお笑いの人とは一線を画している。つまり僕の中でお笑いはコントこそが命ということになる。

BIG5の中にあって桁違いのコント能力(?)を有しているのは間違いなく志村さんであり、次いでタモリさん、大きく離れてたけしさんだと思う。僕はむしろダウンタウンの松本さんをBIG○に入れてもらいたい。もう十分に芸能界の中でBIGと呼ばれるに相応しい位置に来ていると思う。最近ダウンタウンDXで大物芸能人との人脈を作りつつあるので、志村さんつながりでなんとかなるのではないか。

と言うか、この実力主義の現代社会にあって、最も実力が重んじられなければならないはずの芸能界が未だに上下関係でがんじがらめにされている事はお笑い好きにとって不幸な出来事だ。バラエティ番組で面白いリアクションを取れる若手が、一生懸命大御所に気に入られながらフリートークの経験を積んでいくという気の遠くなるようなお笑い道。本来ならゴールデンに一本ネタをガンガンやれる番組を置き、そこで笑い死にするような大ネタをかました若手が笑いの大きさに応じて収入を得られるようでなくてはならない。たとえばフォークダンスde成子坂。一本ネタの面白さでは群を抜いていた彼らはボキャ天でものの見事に「消費」され、そして消えていった。元々桶田さんはフリートーク向きじゃない。一本ネタでなくては生きてこないキャラだ。そしてビシバシステムの西田さん(現在は緋田康人と改名して俳優に転身)。彼もフリートークを不得手とするコントキャラであり、バラエティ番組で無理矢理リアクションを取らされているのを見るのは涙が出るほど辛かった。他にもたくさんの「フリートーク向きじゃない役者志向のコント芸人」がいて、彼らは売れない俳優に転身するか、廃業に追い込まれていく。

バラエティでも十分面白さを発揮できるくりいむしちゅー(元 海砂利水魚)の有田さんや、さまぁ〜ず(元 バカルディ)の大竹さんは稀有な例だ。しかし彼らもバラエティの世界で消費され、才能を枯渇させられているんじゃないかという感じがして気が気じゃない。そのエネルギーを全て一本ネタに注ぎ込んでほしいと思う。

要するに言いたい事は一点。バラエティ番組偏重、フリートーク偏重のお笑い界の風潮をなんとかしろ。そのためにもお笑い好きは1本ネタで彼らが食っていけるように惜しみなく金を注ぎ込まねばならない。CMスポンサーがお笑いに金を払う構図を、末端のユーザーが彼らに直接金を払う構図に変えなくてはならない。だからさまぁ〜ずのDVD-BOXを買え。僕は買った。ちょ、ちょっと高かったけどな……。



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