
僕の造語に子供味(こどもあじ)ってのがありまして、子供が喜びそうな味付けの濃いもの、味のはっきりしたものをこう呼んでます。反対語はもちろん大人味。
正直申しまして、僕は自分の舌には絶大なる自信を持っており、微妙な味の違いとかしっかりわかるつもりです。昔、イタリアンでバイトしてたとき、シェフが隠し味を変えた時に即座に「○○を○○に変えましたね?」などと調子こいて指摘し、「よくわかったね」と言われた事が唯一の薄い根拠ですが、そんじょそこらのエセグルメあたりには全然負けません。多分。
んでも舌が優秀なのと好みとはまた別の話であって、僕は子供味を愛してるんです。「大人の味」とか「あっさり」とか「甘すぎない」とか「微妙な味わい」とか「素材本来の味を生かした」とか嫌いです。高級イタリアンの代名詞『サバティーニ』で1万5千のコース食うより、『洋麺屋五右衛門』(!)あたりで味の濃いぃスパゲッティ食うほうが好きなんです。ま、サバティーニ行く金はもちろんねえけどな。

で、プリンと言えば(言ってない)、子供味愛好家の僕としては当然グリコのプッチンプリンなわけでしょ? そうでしょ? 「でしょ?」とか言われても困るだろうけどそうでしょ? ケーキ屋さんの手作りプリンとかもう話にならないわけ。カスタードプリンとか焼きプリンとか。もろに大人な味で全っ然美味しいと思わないんですよ。それをまあ、恩着せがましく「○○のプリン買って来ましたのよオホホホホホ」なんつってお土産に貰っても、1ミリたりとも嬉しくないんです。その金があったらグリコプッチンプリンが何個買えると思ってんねんっちゅう話やこっちにしたら。あー? タントマリーのプリン? アホか。グリコを超えるプリンなんかないわ! 1個350円? 騙されたと思って食ってみろって? わーったわーった。そこまで言うなら食ってやらないこともないよ。どうせ、まず……。……ってどわっ! う、うまい!
すいませんでした。銀座松屋B1F タントマリー(本店は湯島)のプリンは子供味愛好家もびっくりの美味さです。高級モノは全てダメと決めつけてた僕が浅はかでした。Shallow grave でした。降参。
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