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2003年06月10日

DIME層側からのDIME告発

猛烈にDIMEについて書きたいので書きます。

ある種陰謀史観と言っても過言ではない「○○による経済支配」という概念を丸ごと下支えしているのは、アメリカ大統領選挙における選挙コンサルタントのメディア戦略と、それを繰り返し見せつけられた西側諸国の、「メディアに乗る情報には必ず何者かによるコーディネートが介在している」という共同幻想に他ならない。そしてそれをバブル前後の日本に適用したものがDIMEだ。

最近の日本で端的に表現すると、「タマちゃんが定期的に姿を現したり消したり、挙句釣り針ピアスを施して一般大衆をハラハラドキドキさせたり、パナ研と微妙に絡んだりして常に話題を提供しているのはタマちゃんの背後に代理店がいるから」という事になる。この場合代理店とは即ち電通である。もちろん荒川の土手で「ターマちゃーん」と叫んでいるニュース映像の子供たちはキリンプロの仕込みであり、キリンプロに仕込みを発注したのは電通である。

これはある種世代論でもあり、バブル絶頂期に10代20代で、学生時代に企画サークル『とも〜る』などでイベントの仕切りを身に付けた金満体質の付属校あがりが、いかに効率よくパー券をさばくかという身近な動機を出発点として、それを際限なく世の中の隅々にまで拡大させていった末に辿り着いた経済的方法論でもある。

自分よりも社交性に欠け、行動力に欠ける圧倒的多数に対して、「これを手に入れれば貴方たちはもう一段上のステージに上がれるんですよ。俺らが住んでいるこの華やかな世界の仲間入りですよ」という手の届く範囲でのアイテムを提示し、階級間の移動幻想を植え付けたのである。これらDIMEアイテムを有難く享受するのがDIME層で、DIMEとDIME層は相互依存の関係にある。DIMEの始祖はキャンパスを我が物顔で歩き、どこにいても(特にMcDonald's)大声で話す事によって「俺はこの世界の中心にいるので、俺は顔が広いということをおまえらにわからせるために大声を出してます」という示威行為を行う。これを見て萎縮する非DIMEはオタク化し、憧れる非DIMEはDIME層になるのである。しかし後にオタクはサブカルというワープアイテム(キーワード)を与えられたので、大通りで萎縮することなく自宅にいながらにして手軽に一段上のステージに上がることが可能となり、結局ほとんどの若者がDIMEの支配下となった。

構造的に同一である新興宗教とは相容れないもので、教祖の精神的支配下にある信者をDIMEの論理で洗脳しなおすのは難しいという事になっている。なぜなら宗教には教祖という1人の明確なトップがあり絶対的であるのに対して、DIME社会の頂点はDIMEという偏在的な概念に拡散していて、そこで求められるのは経済的優劣という相対的な椅子取りゲームの能力だからである。象徴としてのセレブという階級があるが、それはDIMEが作り出した一段上というモデルケースにすぎず、実在していない。逆にDIME層を宗教に転ばせるのは簡単である。DIME層は永遠の差異化ゲームに疲れている。

バブル崩壊後10年以上を経て、このDIME社会に風穴をあけるのは若くて貧乏なネチズン以外に有り得ない。とミスタードレクスターが言ってたス。


典型的DIMEの現代的新種がいました。病床の母が高知の『よさこい』を見たがっている、という美談をテコにたった一人の学生が北海道で一大ビジネスにまで発展させた『YOSAKOIソーラン祭り』の腐敗の源泉。泥臭さをも取りこんだDIMEは無敵化。



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