
夢の話を再現していて一番説明しづらいのは感情の部分だと思う。見ている最中はなぜか悲しかったり怒っていたりと激しい感情を伴っているんだけど、その感情と夢の内容が全く噛みあっていなかったりして、話がわかりづらくなるから感情の方は説明の際に端折ってしまったりする。例えば青く晴れ渡った空の下、気持ちのいい風に吹かれながら歩くという夢を見たとする。それだけ聞くと何か楽しい夢なのかと思うが、実は歩いている間中何かに怯えているという感覚に襲われていたりする。夢の内容は大体荒唐無稽だから、再現するとシリアスな感情と相性が悪くなってしまうのだ。
では昨日の続き。
ウサギ
夜店で俺に妙になついてしまった子ウサギ(体長15cmくらい)を購入した。まるで犬や猫のようになついてくる。めんどくささを感じながらもケージを買ったり、おしっこをジーンズにひっかけられ「もう、しょうがないなぁ」などとデレデレしたりした。
帰りは車だったのだが、その子ウサギがどうしても自分で運転したいと言って聞かないので、「じゃあ、俺は歩いて下におりてるから、おまえは車ぶつけないようにちゃんと下まで運転していくんだぞ。そこから先は俺が運転するから」と言って子ウサギを運転席に、チョコンと座らせてあげた。しかし道は複雑に入り組んでおり、果たしてこいつは、道のりを記憶しているのだろうかという不安がよぎる。
先に下に着いて待っていたのだが、案の定ウサギの乗った車はやってこない。しばらくすると、見ず知らずの人が子ウサギを保護して、連れてきてくれた。車は事故って大破したそうだ。怒る気にもなれず、まあ無事だったからいいや、おまえの小さな脳ではやっぱり無理だったなと慰め、家に帰った。それからしばらく子ウサギとの幸せな生活があったのだが、あまり覚えていない。
追突
俺がまず前の車に突っ込む。後ろから次々玉突き衝突して大惨事となる。恐る恐るドアを開けて後ろを見ると、血まみれの人や原型をとどめていない車の残骸が目の前に広がっている。「あちゃー、またやっちゃった」と思って途方に暮れた。
失踪
夕方。ひどい田舎の駅のホーム。友人と3人で旅行中。中学生に戻っている。どうしてもコーラが飲みたくなって、俺だけ発車寸前の電車を降りて売店に向かった。しかし店員はトイレに行っているらしい。金を払えずにまごついていると、発車のベルがなる。慌てて金を売店の雑誌が並んでいるところに置き、電車に向かおうとしたが、丁度トイレから帰ってきた店員に盗みをはたらいたと思われ、呼び止められた。電車は無情にも行ってしまう。
友人が待ってくれているであろう次の駅で下車してみるが誰もいない。荷物は友人が乗っていた電車の中に置いてきたので、携帯で連絡をつけることも出来ない。コーラ1本分の金しか持って降りなかったので、財布もない。途方に暮れて夜まで駅で過ごす。いつのまにか気絶していた。
1ヶ月くらい駅で過ごした気がする。俺は保護された。なぜか大金持ちの家の子になっている。涙ぐみながら女中が言う。
「ぼっちゃんが居ない間に随分大掛かりな捜索が行われました。でももう大丈夫です。心配いりません」
「俺、このうちの子じゃないと思うなぁ」と心の中でつぶやいた。
スパイ
敵組織に内部情報が漏れているため、次々と仲間が殺害されている。俺は相棒と2人で、味方に紛れている敵のスパイをあぶりだす任務に明け暮れている。仲間を疑いの目で見るのはなかなか辛いものだった。ついにスパイをあぶりだす最終段階に来たところで、実は疑われているのは俺と相棒の2人だということがわかった。このままでは無実の罪で、味方に粛清されてしまう。味方に潜んでいるスパイは、無実の俺たちに疑いの目が向けられているためにまんまと逃げおおせるに違いない。
「やってらんねー」と思ったのでプレイステーションで遊ぶことにしてスパイあぶり出し任務を放棄した。
もうちょっと続く。
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