冷麺 2003年07月

2003年07月03日

行間というオカルト

世の中には何を書いても薄気味悪い文章になったりする人がいてとても憧れる。薄気味悪いというのは「うわ! こいつキモッ」とかいうことではなくて、淡々と抑えた文体で情景描写などをしても、何か背中がぞくぞくするような薄気味悪さが漂うということで、古典でいうとディケンズの『信号手』などがそれにあたる。

ディケンズは幼少の頃に鉄道事故に巻き込まれたことがあり、その体験が文章に大きく影響していると言われているのだが、それではちゃんとした説明になってない。それは言われてみて初めて「ああ、やっぱりそうだったんですか」と思う類いのオカルト的付加情報であり、「なぜ読者が、一見何の変哲もない抑えた文体の情景描写から薄気味悪さを感じるのか」という問いに対する答えにはなっていない。

文章の内容とは無関係に、いわゆる行間に「薄気味悪さ」や「暖かさ」を自由自在に漂わせる方法が技術として確立できたら……、と、いつも思う。それは技術ではないからこそ畏怖を抱かせるのかもしれないが。

2003年07月07日

映画感想係『ターミネーター3』

まだ本公開前なんですがいっちゃいます。後半ネタバレ多数なので注意。

『ターミネーター』が1984年、『ターミネーター2』が1991年。実に19年に渡る人気シリーズなわけですが、いくらなんでも間空けすぎって話ですね。『2』で終わらせるべき話だったんでしょうけど、確実にある程度のヒットが見込める映画ということで、僕らファンが黙っていても製作会社が黙っていないということだったんだと思います。不幸。不幸な続編ですよこれは。文句の付け所があまりに多すぎて、どこから手をつけたらいいのか悩むほどです。アクションの凄さを最大限に買って、50点。

ジョナサン・モストウ監督の言葉

そこで脚本を読むことにしたんだが、これが思いのほか上手く書けている。しかし、自分が作りたい映画とはいえない。で、そこからいろいろ考え始めたんだ。その後、プロデューサーたちに会いに行き、自分のアイデアを話した。それを一言で言えば、シリーズの大ファンとして自分が見たい『ターミネーター』、それを提案したんだ。監督が続編を作るとき陥りやすい誘惑は、前作を多少みくびってしまうというものだと思うが、僕はそれとはまったく反対のアプローチをしたことになる。

シリーズとして価値あるものにしたかった。

ド素人の僕が見てもあの脚本は大失敗だったと思います。もしも本当に監督の初見で面白かったんだとしたら、よくぞここまで台無しにしてくれたなという感じです。これが貴方の「作りたい映画」なんですかと言いたい。物語の盛り上げ方とか、細かいドラマの積み重ねとか、伏線とか、そういうセオリー的なものが完全に無視されちゃってるんですよね。いきなり初っ端に最大のヤマ場を持ってきて、そこからだんだんと盛り下がっていって、ラストにグダグダになるという最悪のパターンでした。そこらへんは『2』と比較すれば一目瞭然です。加えて言えば、『2』はそれ単体として十分面白い映画でしたが、『3』は『1』と『2』の両方を見ていないと何が何だかさっぱりわかりません。と言うか、全部見ていてもさらに『4』がないとわけがわからないと言った感じです。

良かったのは「迫力満点のカーチェイス&格闘シーン」と「T-Xの美しさ」だけでした。

以降、ネタバレ注意!!




思いついたダメポイントを片っ端から箇条書き。

『2』が良すぎただけに残念。キャメロンが監督・脚本やってたら面白かったと思います。絶対。

ターミネーター 3 プレミアム・エディション

ターミネーター 3 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2003/12/19
  • メディア: DVD

2003年07月09日

似非グルメ紀行 静岡鰻の旅

うなぎづくし会席

そんなわけで静岡県三島の『うな繁』に日帰りで行ってきたグルマンアニですこんにちは。日帰りって言うか、行って食ってすぐ帰ってきただけです。首都高速小菅ICから東名沼津ICまで2時間かからないのね。意外に近い静岡県。

写真は『うなぎづくし会席』。上段左から骨唐揚、肝の甘煮、うなぎ茶碗蒸し。中段左から肝焼き、う巻き、白焼き。下段左からうなぎの酢の物、うな重、巨峰。って、こんなに食えるかー! うな重が来た時にはもう腹パンパンでしたよ。腹パン刑事(デカ)。でも白焼きは感動しました。なんていうか、口に入れた瞬間跡形もなく崩れ去るという感じで、舌の上に鰻ワールドが広がるわけです。

なんかお店的には観光客相手の老舗なのかと思っていたら、案外地元風の若いカップルや親子連れなんかも来ていて、沼津の人たちはいつでも好きなときにこんな美味しいモノが食べられて羨ましいなと思った休日でした。おしまい。

2003年07月12日

僕が縮毛矯正を教えましょう!

癖毛で悩む皆さんに、今日は縮毛矯正についてレクチャーいたしましょう。美容室に行くとやたらと目にするこの縮毛矯正というメニュー、一瞬引きますよね。え? ストレートパーマと違うの? なんか大仰。怖い。料金もバカ高いし。一体何がそんなにすごいの? という感じで。一言で簡単に言ってしまうと、ストレートパーマと縮毛矯正の違いは、施術中にアイロン操作があるかないか、途中でトリートメント成分を髪に入れているかいないかの違いです。使っている薬液の内容成分に関しては実はほとんど差はありません。ただし薬品メーカーサイドの方でストパーと縮毛矯正の薬液セットの値段に差をつけているのと、施術の手間に差があるために料金はかなり違ってくるわけです。また、ストレートの持続期間にももちろん差があります。縮毛矯正の方が長期間もちます。

ちょっと話が遡っちゃいますけど、まずパーマの仕組みを簡単に説明しておきます。

  1. 1剤と呼ばれる薬液を髪に塗布する。
  2. 1剤中に含まれるアルカリ剤(アンモニアなど)が、硬く閉じているキューティクルを開き、髪を軟らかくする(軟化といいます)。
  3. 1剤中に含まれる還元剤(チオグリコールやシスティンなど)が、髪内部のたんぱく質の結合を切断する(還元といいます)。
  4. 2剤と呼ばれる薬液を髪に塗布する。
  5. 2剤に含まれる酸化剤(臭素酸ナトリウムや過酸化水素)が、切断されたたんぱく質を再結合する。

これだけです。ロッドを巻いた状態で再結合すれば、くるくるっとしたパーマがかかり、真っ直ぐに伸ばした状態で再結合すればサラサラストレートヘアになるわけです。縮毛矯正は2剤で再結合する前にアイロンを使って完全に髪をまっすぐな状態にしてから再結合するので、普通のストレートパーマよりも持ちがいいのです。さらに、アイロンで熱を加える前に、ほとんどのメーカーがトリートメント効果のある薬剤を髪に入れるので、とても感触よく仕上がります。

縮毛矯正はここ10数年でやっと確立された、比較的最近の技術なので、初めの頃は事故がとても多いメニューでした。一番多いパターンは「1剤に髪をつけている時間が長すぎて軟化が進みすぎ、施術後に毛先がチリチリとハレーションを起こす。最悪の場合髪が切れてしまう」というものです。そうなるギリギリまで1剤に髪をつけておかないと、今度は逆に軟化還元不足でくせが残ってしまいます。髪の強度は人によって千差万別ですし、最近はほとんどの人がカラーをしているので、頭皮に近い根元部分は軟化還元がしにくく、何度もカラーをしていてキューティクルが元々開いている毛先はあっという間に軟化還元が進んでしまうという難しい状態にあります。ここを上手く見極められない美容師さんだと失敗してしまうのです。

美容師さん側で最も多い勘違いは「縮毛強制はアイロンで髪を伸ばしている」というもので、こういう間違った考え方をしているところだと、施術数日後に元のくせが出てくるというパターンが多くなります(リバウンドといいます)。必要十分な軟化還元が出来ていないと、いくらアイロンで一時的に真っ直ぐにしても、くせは必ず戻るのです。

縮毛矯正の技術レベルが高い美容師さんというのは、「薬剤の作用を正しく理解している」「髪の状態を正しく見極められ、状態に応じた薬剤の使い分けができる」「軟化還元の状態を正しく見極められる」という3つに長けた人ということになります。残念ながらこれらの条件を満たしている美容師さんというのは多くありません。単にメーカーの施術マニュアル通りにやっているだけで、応用がきかない人が多いのです。


皆さんが街中の美容室で見かける縮毛矯正のメニューには『リペア』とか『リシオ』とか『リファイン』とか『ヘアオペ』とか『Mr.ハビット』とかいう名前がついていると思います。これらはそれぞれの薬剤メーカーが、自社の縮毛矯正メニューに付けているブランド名です。『リペア』のポスターを掲げているお店なら、薬剤は『ファイテン』というメーカーの薬を使っており、『ヘアオペ』なら『サニープレイス』、『リシオ』なら『ミルボン』というメーカーの薬を使っています。

それぞれに特徴があり、『Mr.ハビット』や『リペア』など縮毛矯正初期〜中期に技術を確立したメーカーの場合は概して「とても綺麗に真っ直ぐになるのだが質感が硬く、いったん縮毛矯正をやってしまうとその後カラーや普通のパーマがかけづらくなる」という傾向があります。ちょっと言い方は悪くなりますが、「カッパのようにすとーんと真っ直ぐなヘアスタイル」を求める人(特に中高生)に人気があるブランドです。

これに対して、最近求められているのは「あんまりぺったんこになりすぎず、柔らかい質感で見た目が自然なストレート」となる縮毛矯正です。このような特徴をもっているのは『ヘアオペ』や『リシオ』で、縮毛矯正後も毛先を遊ばせたい欲張りな人たちに人気があるブランドです。

いずれのブランドを選択するにしても、重要なのはそれを扱う美容師さんの技術レベルなので、あとは口コミで上手いところを探すしかありません。中にはメーカーのインストラクターとして、技術を他の美容師さんに教えている美容師さんなどがいたりするので、そういうお店を探すといいかもしれません。そう簡単に見つからないでしょうが。

2003年07月16日

ゲーム脳

いや先日ニュースで文部科学省が今後10年かけてゲーム脳とか調べちゃうぞとか言ってるのを見たんですね。またかよもういいよですよ。本当。ゲーム擁護派の極右を自認してる僕ですからものすごい勢いで噛み付きたいんです。何がダメって、まずお上がそういうことやっちゃダメでしょ。どんな結果が出るにせよ、それにはお墨付きが与えられちゃうってことじゃないですか。そこがまずダメね。そんでー、もうやる前から結論出てるんちゃうん?ってことですよ。大体メンバーが決まってきたらわかると思いますけど、もうね、やる前からメンツで決まっちゃうんですよこういう研究ってやつは。予断を許しちゃいけないってわけでもないんですけど、その予断を後で覆せるのかおまえらっていう。そういうことですよね。仮説立てたらその仮説に固執して覆せないんだおまえらは。それじゃ研究じゃなくて自説強化のアレじゃないですか。それじゃダメなんですよほんとに。そんでね、脳にどんな影響があるかって問題なんでしょ?そしたらゲームに限る必要ないんですよ。ゲームなんて千差万別でしょ?共通してるのは「コントローラーを手で操作して、TVモニターに映る映像に干渉していく」ってことくらいじゃないですか。それってまんまPCのことちゃいますのん?PCはダメ!脳に悪影響!とかは絶対研究成果として出せないわけですよね。そんなんなったら社会成り立たなくなっちゃうし。で、ゲームは無くなっても惜しくないどころか顔に染みの浮き出た老人たちにとっては「ピコピコうるさいのがなくなって僕うれちい」とかそういう感じで気持ちいいことなわけですよ。でもPCも同じなんですよ人体科学の領域で踏みとどまってこの研究を行うならね。あとね、ゲームにかこつけてファンタジーを潰そうとしてる気配がありありでしょ。昔ホラービデオが槍玉にあげられましたよね。なんだっけ?宮崎勤でしたっけ?ホラーなんか見るっつの。ホラー見たやつが全員犯罪おかすかって話なんですよ。んで、そういうファンタジーが一部の人間に悪影響を与えるっていう側面は確かに感じるんですけど、全員に与えるわけじゃないってところが重要なわけで、悪影響を全然受けずにすくすくまっすぐ育つ子たちもたくさんいるわけで、そういう子達の娯楽を奪うなと。そういいたいのですね俺は。なんでもかんでもゲームゲームってゲームのせいにすれば安心なんだから顔に染みの浮き出たおじいちゃんたちはもう。でね、政治家とかって60代70代、若くても50代がほとんどでしょ。そういう人たちが支配してる中でこんな研究やるってことに問題ありね。これがあなた、国会議員が全員30代だったらこんな研究「アホか」の一言で終わりですよ。でもね、俺もたまには「このゲームはちょっとまずいのと違うかなー」と思う時もあるんです。あからさまに精神に悪影響を与えそうってやつ。でもそれって精神なのね。脳に悪影響って何かと。おまえらは新生MMRさんなのですかと。MMRそういえば復活してましたね。絵が全然違っちゃっててなんかキバヤシさんとかいなくなってるからアレだけど、復活は嬉しいね。オカルト大好き。というかね、ゲームよ。ゲーム。俺はゲームを愛してるのですよ。それで、いかにこのゲームというものが弾圧を受けずに生き残っていけるかを毎日毎日考えていて、俺が考える必要もないくらい同じような事考えてる人がいて、多分数十年後には「ああー昔文部科学省とかいうところが、ぷぷっ、つーか今ないよね、文部科学省。なんだっけ?学習省?に変わっちゃったよね。っていうかあの研究何?バカ?」とか言ってると思いますよ。で、ゲームにはたくさんのいいところがあるってことがクローズアップされてて、そのときには「盆栽が脳に与える悪影響」とか言われてて、顔に染みが出てる人たちは「うわー、逆襲されたー!」とか言って慌てますよ。で、俺昨日サイレントヒル3っつーゲームを朝の4時までやってて、すんげー怖いのこれが。何これ。怖すぎ。怖いっつーかキモいのね。サイレントヒル2もキモかったけど、っていうかやっぱサイレントヒル2の方がキモイわ。なんか精神的に来るっていうか。3はね、見た目はキモいけど精神的にはそんなにこなかったね。あとクリーチャーがイマイチだった。2をやったときは衝撃でしたよ。あの犬エンドってやつがあって、このキモいやつらは全部柴犬が操っていたんでした、あはっ!とかいうエンディングなんだけど、もう全然笑えなかったからね。俺の頭がついに崩壊したのかと思ったもの。あーそれで言えばあれなんだっけ。んーとメタルギアソリッドだ。あれの2もね、ゲームの途中でなんか意図的なバグっぽい表示にしたりしてたじゃないですか。アレ、ちょっとびっくりしたよね。なんかいきなりあり得ないセリフとか出てきて、映画の「リング」みたいにゲームの精みたいのが出てきてついに俺はゲームの精を会話するまでにいたったか俺は。光栄ですよ。ゲームで気が狂うなら本望ですよとか思ったの。そしたらあれ小島の野郎の手の上で踊らされてたっつー、悔しいわな。あとかまいたち2でも同じようなアレがあったけど耐性できてたからあんまりびっくりしなかった。ああなんかどんどん話がズレてきた。怖いよ。テキストプレイっていう文章作成法自体がこの「精神的に来る」っていうことの極右なのかもしれないね。そんでもやめるわけにはいかないんだ。今やっと20分経ちましたよ。あと10分書けるかな。書けなさそう。あと今思ったんだけど、俺、誤字少なくない?なんか後で読み返したら誤字ほとんどないのと違いますか?ちゃんとルール守ってますよ。「その場からのバックスペースはOKだけど、飛んで修正はダメ」ってやつ。全然飛んでないからね。で、ゲームの話に戻るんだけど、任天堂のファミコンが20周年じゃないですか。やっと20年ですよ。あとタイトーのスペースインベーダーは25周年ね。つまりゲームってやつはまだ成人になったばっかりのひよっこなんですよ。まだ海のものとも山のものとも知れない赤ちゃんなのね。それをあなた、もういきなり「ゲーム潰しちゃる!」みたいな勢い込んだ頭に染みのあるおじいちゃんたちがよってたかっていじめたりして、おまえらいじめかっこわるい、ですよ。あのサッカーの前園さんも言ってましたよ。でももう25年なんだねー、ゲームが生まれてから。つーかもうちょっと遡るけどね。本当は。アタリの「ポン」だっけ?多分それが初め。ポンなんてしらねーよ。アタリショックとか。もうみんな知らないの。だってファミ通とか生まれる前からありましたみたいな子たちがどんどんいて、そういう子達は本当に物心つく前からゲームやってんのね。俺の甥っ子もしゃべるより早くゲームやってたって感じだしね。この前アストロジャックス買ってやったらアノ野郎全然食いつき悪いでやんの。今の子にね、外で遊べ、自分で工夫しろとか言っても無駄ですよ。ゲームの中で工夫してますよ。それで平気。で、ファンタジーはね、それで狂う人は元々狂う素養持ってたんだから、それを全体にあてはめて娯楽を奪うのだけはナシね。それだけ言えれば俺はもうアレです。ゲームのために生きてきたって胸張っていえます。本当。お30分だ。誤字なかったらこれ表彰ものです。


この文章は『NO-FUTURE』サカイさんが主催する『テキストプレイ』のルールに則って書かれています。

2003年07月25日

「気持ち悪い」を考えた

オッス。久しぶり。なんか今年は全然暑くならないんですが、夏と言えばゴキブリですね(違う)。ゴキブリがなんで気持ち悪いかということを真剣に考えてみました(バカ)。

突然ゴキブリに出会ったときの驚き度ってのはすごいものがありますね。「おわああ!」とか勝手に声が出ます。なんていうか、腐乱死体を発見しちゃったくらいのおぞましさ。腐乱死体発見したことないけど。これはやっぱり単にびっくりしてるだけじゃなくて、「万が一にも触りたくない。気持ち悪い」っていう部分によるところが大きいと思うんです。朝起きて、老衰で死んだおじいちゃん(見た目、単に寝てるだけ)を発見しても悲しいとは思ってもこれだけ驚かないでしょ。でも朝起きておじいちゃんが腐乱してたらそりゃひきますよ。悲しいより気持ち悪いが先に来るはずです。で、なんでゴキブリは触りたくないのかってことをもうちょっとつっこんで考えてみると、これがあんまり思い当たらない。別にゴキブリは腐乱してないし、きつい臭いを発してるわけでもないし。これはやっぱりゴキブリは不潔という長年にわたって植えつけられたイメージのせいですよね。

実際ゴキブリって不潔なんでしょうか? ゴキブリの体表は油ぎってます。アレは油の層で体を覆って、雑菌が体内に入ってこないようにしているらしいんです。これだけ聞くとどうやらゴキブリは意外に清潔好きかも。しかし、実際は棲んでいるところが不潔なために、体表の油にどっさり雑菌がくっついているんだそうです。人間に置き換えて考えるとこういうことだと思います。「ゴム手袋をはめてウンコを持っている奴。そいつ自身は汚くないんだけど、手に持ってるモノが汚すぎ」 おお、なんかゴキブリに対する認識が変わって……きませんね、あんまり。

あとね、ゴキブリが気持ち悪いのはあの素早さが重要だと思うんですよね。他にいないでしょ、あんなに素早く歩き回る昆虫って。クワガタのメスとか遠目で見たらほとんどゴキブリと同じじゃないですか。でも動きがのろいから突然出会っても「うわああ!」とかならないんです。あと腐乱死体が素早く動いてたらやっぱ気持ち悪さ倍増でしょ。多分それ。実際はゴキブリが人間に向かって来るってことはないんだけど、あの素早さが「もしかしたら体に触れられてしまうかも」と思わせるんですね、多分。

ではこれ以外にも考えられる気持ち悪さを含めて重要度別にリスト化しましょう。

  1. 実際不潔
  2. 体表が油ぎってる
  3. 動きが妙に素早い
  4. 突然飛ぶことがある
  5. 体が柔らかい
  6. 色が真っ黒
  7. 家の中に住んでる

というわけで、これを人間に置き換えると、「1年間風呂に入ってない、日焼けゴン黒のボディビルダーが、オイルをたっぷり体に塗りつけて家の中で物凄い速さの柔軟運動をしながら時折飛ぶ」ということになるので、該当する人はやめなさい。親切心。

2003年07月29日

PCとネットで生活変わりましたね

僕がインターネットを始めたのは(誰か「インターネットを始める」という無茶苦茶な日本語に代わる、何か良い言い回しを教えてください)、1999年の初頭と比較的遅い方でした。パソコン自体は1981年頃、NECのPC-6001でBasicなんかを覚えたりして結構早くに手を出していたんですが、途中DOSのあたりで興味を失くして全然PCに触らなくなり、ン年後にいきなりWindowsとインターネットに出会って面食らったものです。大昔、PC-6601という機種は「テレビパソコン」なんて言って売られていまして、メーカーがこぞって「マルチメディア」を指向していたのを思い出します。ゲーム機なんかもそういう試みが盛んでした。しかし「マルチメディア」を目指したものたちは悉く敗れ、単機能型のものだけが生き残ったのでした。僕は思いましたよ。ああ、マルチメディアなんてものは幻想だ。何年経ってもPCは計算機にしかすぎず、生活の全てにPCが食い込んでくるなんてことはあり得ないと。

今思えばメーカーさんたちはちょっと気が早すぎたって事なんですけど、とにかくこれほどまでにPC(とインターネット)に依存した社会が出現するとは夢にも思いませんでしたね。次期プレイステーションはAV家電の真ん中に居座りそうですし、「まだまだそれは時期尚早だろ」と思っていた冷蔵庫をはじめとするインターネット白物家電なんかも数年後には自然に家の中に溶け込んでいるかもしれません。ここらでちょっと、自分の中でどれくらいインターネットとPCが生活に侵食してきているのか書き留めておこうと思うのでした。数年後に読み返してみて「ああこの時代はこんなだったんだなあ」と思えるように。長くなりそうだけど。


調べ物

1日としてネットで調べ物をしない日というのはないですね。と言ってもインターネットが無かった時代を考えると、今調べている事というのは大抵は「アイドルの生年月日」とか今調べなくても別段困らない事だったりするわけで、便利だなと思う反面その依存性に余計な時間を取られているようにも思います。

買い物

僕にとってはこれが一番大きい変化だと思います。買い物に出かけると言う事がほとんど無くなりました。Amazon.co.jpの使い勝手の良さは一度利用してしまうと後戻り出来ません。今では「服とか食べ物とかジュースとか(!)もAmazonで買えれば便利なのになあ」と思うほど。でもまだまだ現実の店舗に行かないと買えないものというのは多くて、そういうものは買う機会がどんどん減ってきました。ネットで売っていないものは買わない、という本末転倒が起こってます。

TV

僕はCanopusMTVシリーズを使っているのですが、メーカー製のパソコンにはTVチューナー&録画機能がついてるものが多くなってきましたし、AV家電であるHDD/DVDレコーダーにはネット機能がついて、PCとAV家電のボーダーがあいまいになってきました。PCでTVを録画したことがない人はテレビ王国というサイトに行ってみてください。番組表予約という文字があると思います。これはIEPGと呼ばれるもので、クリック一発で予約録画が出来る機能です。TV雑誌を買って手動で予約録画をしていた時代とは隔世の感があります。

TVからちょっとズレますけど、ニュースをWEBで仕入れる事も多くなりましたね。高い金払って新聞を購読する必要が果たしてあるのかって気がします。

銀行

その便利さを一番実感できる分野です。主に買い物したときの振込などに使うんですが、せっかくネットで買い物したのに、振込のためだけに外に出かけたら意味がないですしね。あと僕は緊急で相方にお金を借りたときなどに、ネットバンキングの振込で返したりします。さすがにそれはどうかと思いますが。

さらにみずほ銀行を利用している場合に限り、宝くじがネットで買えちゃいます。僕もジャンボ宝くじを買ってみました。くじ券が手元にないので「これちゃんとズルなしで抽選されてんのかなあ」という不安が若干ありますが、万が一当選したときには自動的に口座に振り込まれるので取りっぱぐれが100%ありません。僕も毎回300円の当たりくじを引き換え忘れたままになるのでこれはちょっと嬉しいかも。ある日気付いたら口座に2億円、というのを夢見てます。

競馬

電話投票というのは昔からあって、その会員(PAT会員)になるには倍率の高い抽選を突破しなくてはなりませんでした。今はJRAが積極的にPAT会員を増やしているようなので比較的簡単に抽選に通ります。僕が競馬に狂っていた時期にネットで馬券が買えていたらと思うと背筋が寒くなりますが、今は資格維持のためにごくたまに買うだけです(1年間に最低1回はPATで馬券を買わないと会員資格を失う)。

連絡

もはや携帯電話は通話端末じゃなくてメール端末と化してるわけで、普通の人にとってはこれが一番「生活にネットが侵食してる」状態なんでしょうが、僕の場合は友達いないので全然使いません。書いてて虚しい。

書き物

僕が紙に字を書くのは得意先に領収証を切るときだけと言っても過言ではありません。指の筋肉(握力?)が衰えたのか、字を書くという命令を指に伝達する神経回路が退化したのか、元々汚かった字がますますひどいものになってきてます。タイピングに慣れてしまうと、字を書くというのは本当に時間のかかる作業だと思うようになりますね。また、今こうして日記を書いてるように、ネット時代になってからの方が文章を書く機会が増えました。これはいい傾向。


大体共通しているのは「その場から動かない」「間に人を介さない」って事でしょうか。お店で店員に話しかけられたりとかって最強うざいし。煩わしいのが大嫌いな僕にとってはいい時代になったなあという感じです。もういっそのことトイレとかもネットで済ませたいですね。トイレ行くの面倒くさい。というかこの「ほおむぺえじ」ってやつがトイレなわけですが。排泄物読ませてごめんなさい。



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