冷麺 2003年09月

2003年09月05日

オンラインドリーム

いやー、まだいるんですね。ITバブルの夢見てる人。仕事関係なのであんまり詳しくは書けないんですけど、仮にAさんとしておきましょう。この方は自営業の本業がありまして、最近売上が激減して悩んでいたんです。うちの会社(この言い方気持ち悪い)への支払いも滞りがちになってきたので、そろそろ納品を停止しようかなんて話すら出ていたんですけど、どこから話を吹き込まれたのだか、いきなりパソコン一式をリースで(!)揃えまして、楽天と出店契約結んだんです。

一体何を売るのかと思いきや、シャンプーと健康食品だそうで……。今時シャンプーなんてドラッグストアで叩き売りされてるのに、誰がわざわざオンラインショップで送料払って買うのかっちゅう話です。何かうんちくを語れるような特別なシャンプーで、所謂付加価値で売るような高額商品ならまだ話はわかるんですけど、全然なんてことない普通のシャンプーをほとんど正規の値段と変わらない価格で売るつもりのようなんです。そんなもん……、そんなもん……、売れるかーっ……!! もうね……、そのオンラインなら世界中に顧客がいるっていう考えがそもそもダメっ……! ダメなんだっ……! 誰もあんたのサイトに気付かない……! あんたの仮想店舗は、世界中の人にとって存在していないも同然っ……! 負け組っ……! 圧倒的負け組っ……!

で、健康食品を扱う楽天のショップがいくつあるのか調べてみたら、約31,000軒。31,000のお店の中から、あなたのお店を選ぶ理由が一体どこにあるのかと。そこですよ、そこ。まずはそこから考えなきゃ。どこにも負けない低価格、どこにも負けない品揃え、どこにも負けない情報量、他では絶対手に入らない独自商品。リアル店舗に負けない利用のしやすさ。何もない。あなたのお店にはそのどれもないんですよ。それでなぜ売れるのかと。

で、よくよく聞いてみたらWEBサイト構築経験がないどころか、パソコン買うのすら初めて。アホかーっ……! 楽天への出店料はAさんの場合、約4万円くらいになるらしいんですけど、そうすると一月10〜20万円は売り上げないと全然儲けにならないってことですよ。もう全財産賭けてもいいけど、ただの1個も売れないね。売れない。というか何かの間違いで1日3人アクセスがあったら御の字だ。1ヶ月で自分のバカさ加減に気付いて撤退するね。でも買ってしまったパソコンのリース料は残る。量販店で買えば10万ちょぼちょぼで買えるパソコンを、多分5年リースで50万とか60万とか払うんだろうなあ。なんだか泣けてきますよ。そんなものに金使うならうちの支払いなんとかしてよですよ。大体本業すら上手くいってないのに、生き馬の目を抜くオンラインショップ界で上手くいくわけがないってことに気付かないかなあ。ここまでビジョンを描けない人ってのも珍しいですね。本当驚いた。

2003年09月07日

エンタの神様は世界を2度作らない

『週刊少年マガジン』で前後編読みきり連載された『鎮魂退魔記 ハジャト -破邪人-』を読んで僕の望むエンターテイメントの要件をやっと自覚することが出来た。僕の中で別格の感がある漫画というと『寄生獣』と『ベルセルク』(あえて言えば14巻まで)なのだけど、うまくその素晴らしさを言い表す言葉がなくて困っていて、仕方なくこんな風な言い方をしていた。

『破邪人』は前後編でやるには惜しいほどの作りこみがあって、恐らくこの2週の人気投票によっては正式連載になるのだと思う。そうすると多分連載開始時にはこの前後編の設定をそっくりそのまま引き継いで、退魔の術を持った兄弟のその後の活躍が描かれると思うのだけど、僕が読みたいのはそうではなくて、この前後編を限りなく丁寧に時間をかけて再構築したものなのだと思った。つまりこの前後編を単行本20巻くらいにわたる長編に書き直すということだ。

週刊連載の実に安易なストーリー展開は、結局ある種の設定に頼って同じところをグルグル回るということにある。かつて少年ジャンプ論で散々言い尽くされた「また最強のボス登場かよ? 一体何人出せば気が済むんだよ。次はさらに強いボスが出てくるんだろ? インフレ進みすぎ。そんでそいつを倒すとまた仲間になるだよな」というアレだ。

設定を描ききった時点で「世界」は構築されている。あとは続編でしかない。『ブレードランナー』のデッカードが毎週毎週新たなレプリカントと死闘を繰り広げる連続ドラマ(?)があったとしたらどうだろう? 僕は全く見たくない。というかそんなものは絶対に作ってほしくない。続編はせいぜい1作か2作で十分だ。それですら第1作を超えることは滅多にない。結局僕が今まで漫画や映画に求めていたのは「作家独自の世界が構築されるまでの過程を描いたもの」だったのだ。それが完成したらすぱっとやめてほしい。その世界を使いまわして感動を薄めないでほしい。

となると週刊連載の漫画というのは非常に厳しい媒体だということだ。毎週盛り上がりを作らないとすぐ人気が落ちて打ち切りになってしまう。丹念に伏線などを張りつつ長編を書こうとすれば、最後の盛り上がりとのコントラストのために、数週間の中だるみな展開は必要とも言えるのに。その点、最近の日本の小説は「分厚いほど売れる」と言われているくらいで、丁寧に世界を構築するには一番やりやすいのかもしれない。


『寄生獣』と『ベルセルク』の世界観というか設定は、細かく分解していくと驚くほど多くの元ネタがある。これらをいちいちあげつらって「アレはアレのパクリだよ」「浅い浅い」と元ネタを知っている事を自慢する人が後を絶たないのは何故なんだろう。それらを知った上でもこの2作は決して浅くない傑作と言えると思し、作者の元ネタに対するリスペクトは十分に伝わってくると思うのだけど。全く今までになかったものを描こうとしたら、それは新しい言語を作るところから始めなければいけないと思う。


というか自分は体質的にかなり古いと思った。ほとんど全共闘世代の思考回路。

2003年09月12日

辿れないリファラ

以前にどなたかも言っていたが、アクセス制限やパスワード制限されているページからのリファラ(参照元)ほど腹の立つものはないと思う。自分の書いた文章に対して悪口を言われるのも誉められるのも的外れな事を言われるのもどれも全く同等に構わないし、むしろどんどん言ってくれと思うのだけど、何を言われているのかわからないというのはストレス以外の何物でもない。そのようなページからリンクするのならば、全くリファラが残らない形にしてもらいたい。例えばブラウザ側でリファラを残さないようにしたり、簡単な方法ではリンクを張らずに(a要素を使わずに)アドレスを載せたり(コピペしないと見れないのでリファラは残らない)、掲示板などでアドレスを貼り付けると勝手にリンクされるなら2ちゃんねるで良く見られるようにh抜きのアドレスにしたり。

「特定の対象に対して言及しているのに対象をぼかしたり、あえてリンクしないことによって言及先に気付かれないようにする」という方法が卑怯だという考え方がある。例えばある人を批判するのなら、その人に批判の内容を読ませるためにきちんと名指しでリンクすべきだ、という考え方である。これに関しては僕は特にそうは思っていなくて、自分が気付かないならどこで何を言われようと全く構わないというスタンスだ。僕が気付かなければ、僕にとってそれはこの世に存在していないも同然で気になるもクソもない。それは無いのだ。また、僕個人に対しての批判なのか一般論なのか判断付かないぼかした書き方がされている場合は、全部一緒くたに一般論だと思うように心がけている。たまにどうしてもそれが出来なくて本人に確かめたりするが、ご本人の答えは実はどうでもいいことだと気付く。気になってしまった時点で、それは自分に対しての批判も同然なのだ。気の済むように反省したり反論したり黙殺したりすればいい(たとえ過剰反応だと言われようとも)。

存在していないも同然だった「リンクなき悪口」を偶然みつけてしまった場合は別に何の問題もない。その時点で初めて自分にとってそれは存在し、喜んだり(?)反省したり反論したり黙殺したりできる。重要なのはそれが読める状態か否かということで、パスワードで制限されたページからのリファラを見つけても僕にはそれを読むことができない。確実に存在していることがわかっているのに! これは先ほど「卑怯」だとされた方法よりよっぽど悪質だと僕は思う。たとえ中身が賞賛の言葉だったとしてもだ。

もちろんこれは僕個人のリファラに対する考え方なので、誰に強制するわけでもないのだけれど、少なくとも僕は辿れないリファラを見つけると腹を立てる男だということは表明しておきたい。存在だけ知らせておいて中身を見せないとは何事かと。


「単にアクセス解析をやめればいいだけの話。バカかねチミは」と、言われても仕方ないのだけどリファラを辿ること自体は大好きなんですよねえ。困った子ですこと。


追記。ime.nuは2ちゃんねるからだとわかるのでライブスレッド検索などでどこに晒されてるかわかります。はてなアンテナのプライベートモードは別にそこで言及されてるわけじゃないので全然気になりません。アクセス解析(CGIの名前で大体見当がつきます)からのリファラも同様で、むしろ辿れる方が恐縮します。それはパスワードかけるべき。僕が言ってるのは明らかにそこでなんらかの言及があるに違いない場所で、尚且つパスワード制限やIP制限がかかってるところですよ。身内だけの掲示板とか、プライベートモードのはてなダイアリーとか。

2003年09月14日

映画感想係『28日後...』

『シャロウグレイブ』で華々しいデビューを飾り、『トレインスポッティング』で不動の地位を手に入れたかに見えたダニー・ボイル監督の名声は、その後ディカプリオ主演の『ザ・ビーチ』で地に落ちた……。

正直『28日後...』はあんまり期待していなかったのだけど、こりゃ驚きましたよ。まず僕がこの映画を「絶対観よう!」と心に決めたきっかけは、TVCMで流れた荒涼たるロンドンの街並みと、そこを彷徨う病院服の男、この2つのビジュアルだけでした。ぞくぞくしました。病院で目覚める。外に出るが人っ子一人いない。原因は? この世界は一体どうなってしまったんだ? もうコレ! コレしかない! っていう決定版の設定です。ジョージ・A・ロメロ監督が『ゾンビ』で描き、テリー・ギリアム監督が『12モンキーズ』で描いた黙示録です。しかし決定版だけに下手をすれば最低の駄作になってしまうという諸刃の剣。ダニー・ボイル監督はこれをどう描くんだろう? それがたとえ駄作であったとしても、僕にはそれを見届ける必要がある。こう思ったのでした。

で、結果から言うとこれがいい感じ。細かい事を言えばキリがないですけど、全体としてOK。90点以上はつけたいです。以下ネタバレ注意


ロメロの『ゾンビ』と『死霊のえじき』をどれほど意識して作ったのかがとても気になりました。特に無人のショッピングセンターで食糧を手に入れるシーンでは「これは『ゾンビ』へのオマージュ」なんだろうか。というかリメイク?」という考えがちらついて映画に集中できないほどでした。全編に渡って設定が酷似しています。ちょっとした映画好きなら誰でも知ってると思いますが、ロメロのゾンビ映画は3部作になっていて、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド(Night Of The Living Dead)』、『ゾンビ(Dawn Of The Dead)』『死霊のえじき(Day Of The Dead)』と繰り返し同じ設定で黙示録後の世界を描いてるんですね(邦題ではわからないけど英題だと死者の夜、夜明け、日(昼)になっている)。もうぶっちゃけ設定丸借りして、『ゾンビ』の第4作として(Dusk of The Deadとかで)撮ったほうが良かったんじゃないかと思うくらいです。でもそれをしないで「ゾンビ」を「感染者」としたのはどういう意図があったのだろうと思うわけですよ。

考えられるのは「少しでも現実にありそうな話にしたかった」、「感染者が死滅した後の世界も描きたかった(ゾンビだと不死なのでこれは出来ない)」、「殺人という罪をより重く主人公に背負わせたかった」あたりなんですけど、パンフレットに載っている脚本家アレックス・ガーランド(『ザ・ビーチ』の原作者でもある)の言葉を読んでちょっとしたショックを受けました。何も考えていなかったようなのです。

『28日後...』はオリジナル脚本の作品で、原作は特にない。ただ、いろいろな作品に影響を受け、引用もしているので「オリジナル」という言葉を使うのは、私としてはどこか抵抗がある。

登場人物たちがスーパーマーケットの食料を略奪することでその食欲を満たそうとする場面に『ゾンビ』を重ねる人もいるだろう。それに、鎖に繋がれたメイラーという感染者は『死霊のえじき』のバブにも通じる設定だ。こうした引用は実は無意識のうちに行われたものだ。つまり脚本を書いた後に、他の作品から切り取られたり借りたりしたことに私自身も気付いたのだ。

脚本家自身も認めてしまっているように、これはオリジナル作品というよりはゾンビトリロジーの現代的無意識的リメイクと考えてしまっていいようです。アレックス・ガーランドは1970年生まれ。好きな漫画は『AKIRA』。僕と1歳違いのこの脚本家は僕と同じようにゾンビトリロジーに衝撃を受けた世代に間違いありません。黙示録後の世界を描くに当たって、自分の中で熟成されたゾンビトリロジーが「凶暴性を増すウィルス」と形を変えて湧き上がってきたのだと思います。。もちろん他にもたくさん別の作品からの引用が見られるんですが、それらに関してはアレックス・ガーランドは意識的におこなったと言っています。


本当はこんな観方ではなく、ゾンビトリロジーでも繰り返し追求されていた「(モンスターよりも正気の)人間の凶暴性残虐性が一番怖い」というテーマ(?)を真正面から受け止めるのがいいと思うんですけど。

それともうひとつ。僕を虜にした「無人のロンドン」というイメージは、SF小説の古典『トリフィド時代』(ジョン・ウィンダム 創元SF文庫)からの引用だそうです。未読。これは読まねば。

28日後...〈特別編〉

28日後...〈特別編〉

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/08/02
  • メディア: DVD

2003年09月18日

Movable Typeの携帯対応

Movable Type(以下MT)を使い始めた人は必ずMTに関する話題を書きまくるという法則。

冷麺のMT化は大体終わって、あとはログをしこしこコピペするだけなんですが(これが一番大変)、ひとつ難しい問題が出てきました。携帯端末向けのページをどうするかということ。MTは文字コードをEUC-JPかUTF-8しか選べないので(僕は安全策でEUC-JPにしてみた)、携帯端末だと文字化けしちゃうんですよね。なんか最近の携帯はそれらも文字化けせずに表示出来るみたいですけど、まだまだ携帯世界ではShift_JISの勢力が圧倒的。で、既に太鉄さんのtalk to oneself 2で『MT4i』という素晴らしい「MovableType用 i-mode変換スクリプト」も公開されているのですが、これはCGI側でレイアウトを決定してしまうので、もうちょっと自由度の高い方法はないものかと考えてみたのです(あと僕のところではデータベースの関係で使うことが出来ない)。最終的な結論は「単純にEUC-JP(またはUTF-8)で書かれたHTMLを読み込んで、Shift_JISで吐き出すCGI」が欲しいということです。Perl一切わからないのでこれがどういうことなのかもよくわかってないんですが……。ああ、なんか今僕はとんでもなくバカな発言をして失笑を買ってる気がします。やめてー。いじめないでー。

僕が考えたのはこんなこと。

  1. MTのIndexテンプレートを携帯向けに新しく作ろう。
    • 携帯向けのIndivisualEntryArchiveを新たに作るといくらでも過去ログを遡れる→2倍の量のログを抱えることになる→不採用
    • どうせ携帯端末では過去ログ遡るといってもたかが知れてるから過去4件も読めれば充分っしょ。いや充分すぎるくらい→採用
  2. 結局携帯用のIndexテンプレートは最新の2件を表示するものと過去2件を表示するもの、計2つ作ればいい。2件くらいなら10KBを超えて表示出来なくなることもないし。
  3. 実際作ってみた。
  4. MTがこのテンプレートを元にHTMLファイルを2つ生成する。
  5. あとはこのEUC-JPで生成されたHTMLファイルを読み込んでShift_JISとして吐き出すCGIがあればいい。
  6. あ、僕スクリプト組めないや♪ てへっ

Shift_JISで吐き出す際に、特定の要素を正規表現を利用して除去すればさらにファイルサイズはスリム化されますね。これはMT以前の携帯版冷麺でもやっていて、具体的に言うとimg要素を除去して画像を表示しないようにしています。これが一番容量制限にひっかかりやすいから。本当は画像をリサイズして全体でギリギリ10KBに収められれば一番いいんですが、携帯でそこまでやる必要はないかなと。画像がないと意味がわからなくなるような文章は努めて書かないようにしてますし。

そんなわけでこのCGIに求められる仕様リスト。優先順。

  1. EUC-JP(出来ればUTF-8も)で書かれたHTMLファイルを読み込んでShift_JISでそのまんま吐き出す。(HTMLファイルの絶対URLを引数として渡す)
  2. 除去できるタグを複数設定できる。
  3. 全角カナの半角への変換。

あら、これだけだった。これが簡単なことなのか難しいことなのか、実現可能なのか不可能なのか、イケてるのかバカなのかもわかりません。十中八九バカに違いないんですが誰か教えてください。

2003年09月20日

非ブロガーもブログツールを使います

冷麺がMovableTypeになってよくなったところリスト。

結局読者の人たちにとっては大したメリットがないのだけど、僕は大喜びなのです。あと黙っていればどう見てもMTを使っているようには見えないのが自分的に満足。難しかったけどカスタマイズしがいのあるツールですねこれは。というか僕は根本的にTipsというものが大大大好きなのだということがわかりました。細かければ細かいほど燃える(萌える?)タイプ。そういえば新聞や雑誌を読むときも、僕は大見出しからではなく、誌面で一番文字が小さいものや扱いの小さい記事から順に読むのです(!)。時間の使い方が下手なのはここらへんに原因があったのですね。

そんなわけでMT関連記事は今日で打ち止め(まだログ移植が終わってないけど)。MT設置のTipsは恐がり - 模倣犯にまとめておきました。

2003年09月21日

言葉サイクル

ネット人(?)になってからですね、なんていいますかあの、無駄な言葉が多くなった。

技術のサイクルに比例して、言葉のサイクルが短すぎるんですよ。例えばね、あと2〜3年もすれば確実に「ISDN」って言葉は誰も使ってないでしょ。「テレホーダイ」なんて今誰も使ってないでしょ。やっと覚えたー、と思ったらもう過去の言葉でしょ。無駄無駄。これはなんか、50代後半のセクハラ課長が「今はアレだろ? こういうのが若いヤツの間で流行ってんだろ? ん? あ、もう流行ってないの? あ、そう……」とか言ってるのと同じ構図。たくさんありますよ。あとはね、ネット生活のどこに比重を置いてるかでも違ってきますね。たとえば僕がネットを徘徊し始めた頃にハマってた東風荘っていうところには、そこでしか通用しない言葉がたくさんありました。今は東風荘に全然行ってないので、そこで覚えた言葉はもう使わなくなっちゃってるんですよね。顔文字とか。

でね、今日僕はペペロンチーノを200g(!)ほど作って、それをつまみに(!)ビールを4本(!)ほど飲んだんです。そりゃもういい感じでね、よーしおじちゃん過去ログ貼り付けちゃうぞー、おひげのおじちゃんが! とか言って、またしこしこ過去ログ移植をやろうとしてたんです。えーと、確か2003年の2月までは昨日貼り付けたんだったな。よし今日は2003年1月を全部やっつけよう、と。でもちょっとビールの量が多すぎた! 1日分(!)を貼り付けた時点で寝ちゃったよオイ! しかもね、この過去ログ移植、貼り付けた直後は日付が当日になってるんですよ。つまり、2003年1月31日のログを貼り付けても日付は自動的に今日(2003年9月21日)になってしまうんです。保存した後に改めて日付を1月31日に直さなきゃいけないんです。でも寝ちゃった! たった1日貼り付けただけで、しかも日付を直す暇もなく寝ちゃった! 明け方の4時に起きたらすごい勢いでフォームメールが届いてる! 「あの、この話、以前読んだ事あるんですけど……。デジャヴ?」

すいません。しっかし皆さんよく覚えてるよなー。半年以上も前に書いたやつなのに……。あわてて「寝落ちしちゃったんです!」って言い訳しようと思ったら、「ああ、そういえば寝落ちって言葉今使わないなー。使うの2年ぶりくらいだ……」と気付きまして、つまりここ2年ほどはメッセ(以前はICQでした)もチャットも全然やらなくなったので、僕にとっては過去の言葉になっていたと、そういう話。

2003年09月25日

秋の新ドラマは低調気味……

番組改編期恒例の新ドラリストをやろうと思ったのですが、『baddreamfancydresser』さん(以下bdfd)の9月19日にキャストからスタッフまで網羅された詳細なリストがあるので、そちらを参照してもらうのが一番良さそう。というか、僕が見ようと思うドラマは悉くハズレるので、bdfdさんに丸乗りしてしまうことにします! というわけで僕が今期見る予定のドラマは……

TBS木10『マンハッタンラブストーリー』
クドカン初の恋愛モノということで絶対見逃せません。またいい感じに裏切るんでしょうね。いろいろと。
フジ月9『ビギナー』
DIME層的にミムラさんが見逃せないわけですよ。僕的には我修院さん注目なんですが。でも多分途中で脱落しそうです。僕が。
テレ朝木9『トリック』
もういい加減飽きてきた気もするんですけどやっぱ見る。やりすぎの演出を抑えれば面白くなる気がします。
日テレ水10『共犯者』
大コケしそうな予感がプンプンするんですが、小野真弓さんをどうしても見たいので少なくとも3話までは我慢します。

んー、せっかく野球が終わって録画の失敗がなくなる時期なのに全体的に低調です。でも前回もそうだったんですが、初めっから見ないと決めつけてキャプしないでおくとめっちゃ後悔するんですよ(『すいか』と『コトー』!!)。ドラマはふたを開けてみないとわからない部分があるんで、とりあえず全ドラマをキャプっておいて、数回たったところでbdfdさんにおんぶにだっこで(笑)継続 or 脱落を決めようと思います。


MovableType関連でひとつ。MTははてなダイアリー並にGoogle入れ食い状態なので、Google上位を狙ってる人にはいいらしいです。逆に、こっそりやりたい人はロボット避けが欠かせないらし。Chitatopops: SEO的にこのサイトが極めて優秀である根拠。Googleの舐め回すような巡回こそがエロい。

2003年09月26日

HDDナビを買うのです

carrozzeria AVIC-H9

今日は長いよー。

僕の家電好きと言ったら異常なんですけど。家電というかデジタルガジェットというか、もうとにかく好き。ヤマダ電機とかの店内をウロウロしてるだけで多幸感に包まれてちょっとしたトランス状態ですよ。目とかイってるし。以前にも100%使わないとわかっているポータブルMDプレイヤーを「なんか形がかっちょいいし、小さいし、メタリックだし、性能いいし」という理由だけで購入して案の定ただの1度(!)も使わなかった男です(結局相方にあげちゃった)。もうなんかぞくぞくしてくるんですよね。スペックとか見てるだけで。

話変わりますけど僕の仕事ではカーナビが必須なんです。4年前に当時としては最新のDVDカーナビ(carrozzeria)を買いまして、その便利さに何度失禁してきたかわかりません。だって! 知らない土地にすいすい行けちゃうんですよ!? 便利! かつて地上にこれほど便利なデジタルガジェットが存在していたでしょうか?(反語) いやない。もう誰がなんと言おうとキング・オブ・デジタルガジェットはカーナビで決まりです。決まりなんですけども……、所詮はDVDナビ。結局読み取りレンズが最大の弱点であるのはCDプレイヤーと一緒です。僕のナビもついに寿命を迎えることとなりました。

ま、修理に出してレンズ交換すればいいだけの話なんですけどね、そこはホラ、ガジェットマンとしては新しいの欲しいでしょ。4年も経つと、すごいの出てますよー多分。よく知らないけど。ああ、あとね、カーナビは取り外しと取り付けにすんごい工賃がかかるんですよ。修理のためだけにン万円も出すのバカらしいでしょ? 大体修理っつったってどこに出せばいいのかよくわかんねえし。僕ね、そのDVDナビ、秋葉原の激安ショップで買ったんですよ。あのガード下のジャンク屋みたいなとこ。で、取り付けはなんかよくわからないチューン屋さんでやったんですよ。だから余計に修理の流れがよくわかんない。もちろん保証期間も過ぎてるしね。

んで、久々にでかい買い物をしました。というかまだ買っていないんですけど、模倣犯のメモで取り上げた『ナビ男くん』(すごい名前ですね……)で、新しいHDDカーナビ(Pioneer carrozzeria AVIC-H9+AVIC-V7)の購入と取り付けをしてもらうことにしたのです。本当は新しい時計買うためにお金貯めてたんですけど予定変更です。

いやー、目端の利く人はいい商売してますよね。別に宣伝するわけでもないんですけど、『ナビ男くん』すごいですよ。ナビ男くんのすごいところリスト。

オートバックスとかイエローハット行ってごらんなさい。貴重な休日を1日潰して本体選び → 激安と言うには程遠い価格(在庫がなかったらまた店舗に出向かなきゃいけない) → 取り付け時には店舗で数時間待たされる → 修理の際にはまた店舗まで行って時間を食われる。

安さを求めて『価格com』を参考にネット通販してみなさい。信頼できる取り付け業者探しに一苦労 → 本体持ち込みによる取り付けなので工賃が割り増し(結局本体価格の安さが相殺され気味) → 取り付け時には業者のところで数時間待たされる → 修理の際は業者で取り外してもらって(高い!)自力でメーカーに持ち込み。

ここらへんの勝手の悪さをトータルに面倒見てくれるって部分がいいわけです。価格の比較もやってみました。そうしたらオートバックスとかのカー用品店が全部込み込み(本体価格+オプション品価格+取付費用+消費税)で大体¥341,000くらい。価格comを利用して最安値で買って、取り付けをどこかに頼む場合は大体¥316,000くらい。その差¥25,000ですね。ナビ男くんはその中間、というかどっちかっつーと価格com寄りの値段でした。今時人件費が一番高いわけでしょ? 出張費込みでこの値段は絶対安いですよ。3年間アフターケアは何の心配もいらないし、余計な時間は食わないし、トータルで見ると一番お得なのは間違いないです。もう本当にここ見つけて万々歳でした。カー用品店で買ってたら馬鹿見てましたよ。

あと、今時のHDDナビ(AVIC-H9)の進化も書いておきましょうね。僕が今使ってるDVDナビ(AVIC-D9000)と比べてどうかっつー部分で。

なんつーかもうお腹いっぱい。浦島太郎気分。取り付け日が楽しみです。10月初旬の予定。

2003年09月29日

見た夢を淡々と記録するよ

僕は新番組のドラマにレギュラー出演が決まっていた。明日から撮影が開始ということで、共演者の人たちにいろいろとお話をうかがった。

「僕、演技経験ないんですけど大丈夫ですかね?」
「平気平気。なんとかなるよ。そう緊張しないで自然体でいればいいから」
「はあ、そんなもんスかねえ」

第1話のラストシーンで僕は登場するのだけど、セリフはない。葬式に駆けつけて、がっくりと膝をつくだけ。気が楽だったので台本も一切読まなかった。だから第1話がどういう話になっているのかも全然わかっていなかった。

撮影当日。本番数十分前になっても僕は一体どういうことをやればいいのかさっぱりわかっていなかった。そろそろ出番だという時になって、衣装がない事に気付いた。葬式なのだから当然喪服を着ていなければいけないのだけど、Tシャツにジーンズの私服しかないのだ。監督から「本番!」の声がかかる。すいません! すいません! 喪服がないんです! 慌ててアシスタントディレクターの人が着ていた黒い服を借りる。ADさんは着ている服を取られて裸だ。僕待ちの時間に監督がイライラしはじめる。

「すいませんでした。ってゆーか普通衣装とかって用意されてるもんなんじゃないですか?」
AD
「ですよねー」
「ですよねーって……。あと、僕、監督から全然演出とか受けてないんですけど、勝手にやっちゃっていいんですか? つーかリハーサルとかないんですか?」
AD
「さあ……? 自分にはよくわからないっス」

本番が始まった。斎場にはたくさんの俳優さんがいて、その間を縫うようにステディカムのカメラマンが動き回っている。ワンシーンワンカットの長回しのようだ。途端に脂汗が出てくる。全然段取りを聞いていない! ステディカムが何秒後にどの位置に来るのかわかっていなければ、演技のしようがない! しかもこのADさんから借りた服はいくら黒いとはいえ明らかに斎場で浮いている! でもやらねばならない。3分くらい経っただろうか? 今から僕は斎場に駆け込んで、がっくりと膝をつくのだ。ステディカムの動きを予測して、ファインダーに収まる位置で演技をしなければならない。もしも失敗したら先輩俳優さんたちの3分間の熱演が水の泡だ。最初から撮り直しになる。

つーかできるかこんなもん! わけわかんねーよ! もう勝手にやらせてもらいますわ。失敗したらそりゃ俺のせいじゃねえ。段取りも知らせずリハもナシで本番やらせる監督が悪い!

おもむろに斎場に入り、きょろきょろと周りを見回す演技をする。カメラがこっちを向いているのかどうかはわからない。つーか知るかそんなもん。正面の遺影に目をやり、静かに膝をついた。目を閉じる。数秒後、共演の松嶋菜々子が膝をついた僕の正面に立ち、立ったまま僕を抱き寄せた。ちょうど松嶋菜々子のお腹のあたりに僕の顔が押し付けられる格好になった。「うぉーーー! こういう段取りだったのかぁああ!」

いい匂いがして温かくて、幸せな気分になった。ちょっといやらしい含み笑いが漏れたのだけど、肩を震わせて泣いているように見えたのでちょうどよかった。


アホか。



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