■ 映画感想係『キル・ビル Vol.2』
驚きの3ヶ月! こんなに間を開けたのに何事もなかったように更新されますよここは! ヴァージンシネマズ 六本木ヒルズで『キル・ビル Vol.2』を観てきました。
今回初めてプレミアスクリーン(3000円)という豪華なところで観たんですが、これがまた最高だったのでまずはプレミアスクリーンの感想から。プレミアスクリーンのチケットを持っていると、バーラウンジのようなところで待つことが出来ます。ヴァージンシネマズ 六本木ヒルズには座る場所が極端に少なく、また映画開始直前まではスクリーンがある場所に入れないため、いつもならホットドッグ片手に所在無く立ったまま映画の開始を待つのですが、ゆったりと座って時間を潰せるのが最高です。映画開始30〜40分前に余裕をもってラウンジに入ってくつろぐも良し、映画開始直前に入ってワンドリンクチケット(そう! ワンドリンクが付いてるんです。ビールやワインもあります!)を引き換えて座席までもって行くも良し、です。
座席はカップルシートという感じではないのですが、基本的に2人で入る客が多いことを想定して、席と席の間にちょっとしたテーブルのようなものが置いてあって、ここにドリンクや荷物を置くことが出来るようになっています。つまり、2人が密着して座れるようになってるわけではなく、逆に少しスペースが開いているのです。不自然な席の配置ではないので1人で観に来ても別に違和感があるというほどではありません。でも僕が行った時のカップル率は90%を超えてたように思います。
座席は左右の幅にかなりの余裕があり、少しリクライニング(!)が出来るようになっています。前後のスペースは足を伸ばしきれるほどはありませんが、身長182cmの僕がストレスを感じない程度には余裕があります。また、フットレストがついています。
シネコンではない通常の映画館では指定席(ただ単に真ん中の見やすい位置にあるだけで他と全く同等の座席)が普通に3000円するわけですから、「全席指定」「ゆったり座れる座席」「アルコールもありのワンドリンク付き」「バーラウンジの利用」「充実した音響設備」を考えると、プレミアスクリーンの3000円は全く高いと感じませんでした。インターネットチケット予約も真っ先にプレミアスクリーンから売れていくのが納得です。2日前から座席予約できるので、狙ってる映画がプレミアスクリーンで上映されるならココで観るのを自信を持ってオススメします。ついでに言っておくと、駐車場はP5を利用すると完璧です。駐車場エレベータからシネコン内部に直接行けます(六本木ヒルズはめちゃくちゃ迷いやすいのです)。
前置きが少し長くなりましたけど、以下ネタバレしまくりの映画感想。前回のVol.1の感想と同じく箇条書きで取り留めなく書きます。
- 舞台が完全にアメリカに移ったのがイイ。前回、いくら監督の狙いとはいえども、インチキ日本描写でのたどたどしい日本語にアレルギーを起こしてしまった僕も、ストレスなく観る事ができた。やっぱり外国人には妙ちきりんな日本語をしゃべってもらいたくない。それだけで映画が台無しになる。
- エル・ドライバーがかっこよすぎる! 僕は『スプラッシュ』や『ブレードランナー』時代からダリル・ハンナの大ファンだけど、歳を食って可憐さが無くなってただの「でかくて怖い女(!)」になっても魅力は全く衰えてないと思った。エル・ドライバーを見るためだけに『キル・ビル Vol.2』を観る価値がある。特にユマ・サーマンとの格闘シーンは素晴らしいキレだった。
- エル・ドライバーの最期は『ブレードランナー』のプリス(ダリル・ハンナ)とかかっているのか、ものすごく気になった。バック転中に腹を撃たれて足をジタバタさせる姿と、今回目玉をくりぬかれてジタバタする姿がオーバラップしたのだけど。それにしてもダリル・ハンナのような大きい女性がジタバタする姿はイイ! ジタバタ萌えだと思った。
- 役作りなのか、マイケル・マドセンのボディラインの崩れが気になった。いくらなんでも太りすぎじゃないの? 相変わらず鼻をすする演技はかっこよかったけど。キムタクはマイケル・マドセンの鼻すすりを真似してると思う。
- ビル役のデヴィッド・キャラダインは格好いいのか悪いのか微妙。彼のセリフ回しとタメが長くて、そのせいで映画の尺が長くなってるような気がした。最期に倒れるときの崩れ方はコントっぽい。
- 名前がわからないのだけど、売春宿で隠居生活を送る、ビルの養父役のおじいちゃんが異常にかっこよかった。ヤニで黒ずんだすきっ歯と、よどんで潤んだ目がすごすぎ。あのよどんだ目は演技でできるレベルを遥かに超えてる。本物の元ヤク中老人にしかできない目だと思う。
- クレイジー88の隊長役だったゴードン・リウが、中国拳法の達人パイ・メイ役で再び出演していて、このパイ・メイがまた狂った役で良かった。普通カンフーの達人とかって温厚なおじいちゃんっぽいと思うのだけど、パイ・メイは凶暴でプライドの高いいけすかないジジイ。「温厚なおじいちゃん」っていうのは日本だけで通用してるイメージなのかもしれない。ジャッキー・チェンの映画では凶暴で厳格な達人が結構出ていたような気がする。あとカンフーの修行シーンはユマ・サーマンの動きが緩慢なのが気になった。
- エルパソの教会でサミュエル・エル・ジャクソンが後姿で出ているのだけど、声だけで一発でわかるのが嬉しい。
- 「棺桶を貫き手で破壊するまではいいけど、土砂で埋まって絶対脱出できないと思う」という突っ込みは当たり前すぎるのでぐっとこらえた方がいいと思った。
- ずっと謎だったエルパソの惨劇の理由が最終的に語られるのだけど、謎でもなんでもなくて単なるくだらない嫉妬だったというのが腰砕けで良かった。ラブストーリーといえばラブストーリーだけど、むしろ「むちゃくちゃすぎる痴話喧嘩」という内容なわけで、そこらへんのバカっぽさがタランティーノらしいという感じ。
前回僕は50点を付けたのだけど、Vol.2は88点くらい。面白かったです。
キル・ビル Vol.2
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ / ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2004/10/08
- メディア: DVD