
この日は朝からウェディング関係で忙しかった。まだ寝ぼけまなこの7:30にワタベウェディングからメイクの人が来て相方を塗りまくる。引退して群馬の温泉宿の安スナックでホステスをやってる谷亮子さん(TAWARAちゃん)みたいになるのが目に見えてるので、「なるべく薄めのメイクでお願いします」と注文をつけた。が、注文は無視された。僕の方は僕の方で体調不良からくる吹き出物が顔に出来ていて、やはり悲惨なありさまだった。

9:15 ホテルを出発してプリマリエという、ちんまい教会に向かう。僕と相方は豪華リムジン、家族はマイクロバスで送迎の予定だったのだけど、マイクロバスが出払っていて、急遽家族の方もリムジン2台(合計3台)で送迎となった。突然のアップグレードだったのでもちろん無料。ちょっと得した。
挙式の一切をお願いしたワタベウェディングのすごさも書いておかねばなるまい。普通人生で一回しかない結婚式というイベントの扱いだけで、この規模の企業が成り立ってるという事実に驚く。前日に衣装合わせをした場所にはウェディングドレスとタキシードがずらっと吊るされていて、その数には軽くめまいを覚えた。すごすぎる。
日本でプランニングしてもらった挙式プランの料金には貸し衣装代が含まれているのだが、これには上手いカラクリがあって、現地に着いて衣装合わせをするときにこんなことを言われる。「ウェディングドレスはレンタル代$600まで、タキシードは$200までの商品をお貸しできます。それ以上のものを望まれる場合はオプションレンタル費用が加算されます」。
そして見せられるサンプルはどう考えても予算オーバー商品の方が圧倒的にかっこいい(可愛い)。現地に着いて気が大きくなってるこの時に、ケチって「一番安い衣装でいいです」と言える人はまずいないと言っていい。こうして「衣装代も含まれているプラン」というのは名前だけとなり、結局高い追加料金が発生するのだ。常につきまとうのは「一生に一度」という魔法の言葉。僕に言わせれば毎日が一生に一度だっつの!

ごちゃごちゃ文句を言ってるけれども、実は相方の方は自前でウェディングドレスを用意してあった。勤めているブランドで売ってるので、それを持ってきたのだった。ワタベウェディングに吊るされていたレンタル代$2000くらいのものと比べても全然こっちの方がいい。僕の方は素直にレンタルしたのだが、$200があまりにショボかったので$400のものを借りた。つまり$200を追加で支払った。
10:00 リハーサルを5分(!)ほどで終えて、休む間もなく即座に挙式本番。ちんまい教会だったけど、家族10人でやるにはちょうどいい規模で、アットホームな感じで良かった(一応150人まで列席できるらしいが)。肩が凝らないカジュアルな挙式が僕の唯一の希望だったので、お互いの親父は2人とも現地で買ったアロハシャツ。これも良かった。スーツとかタキシードを日本から持ってくのは大変だし。
11:00 Hoaloというところでちょっとしたパーティー的な食事。ウェディングケーキなどもついていた。『kona』というハワイアンビールを2本飲む。13:30 ホテルに戻る。昨日リクエストしていた部屋のチェンジが出来ていて、新しい部屋に入った。少し狭くなったけれどもラナイからワイキキビーチが一望できて、非常に気分がいい。早速ぷかぷかタバコをふかしながらビールとスミノフを飲んだ。沖で波待ちしているサーファーを眺めつつ。

16:30 アラモアナショッピングセンターに向けてトロリーバスで出発。観光客(主に日本人)向けに旅行会社が無料のトロリーバスを運行しているのだ。途中、プチスコールが襲ってきて、虹が見えた。
17:15 アラモアナSCに到着。高級デパート、ニーマンマーカスで相方にサンダル(コールハーンの)を買ってやる。ここの店員(白人のハンサム野郎)がいい人で、日本語は全く話せないのだが、英語でこんな申し出をしてくれた。「いつ帰るのですか? 水曜以降ですか? なぜこんな質問をするかというと、水曜以降になるとこの商品はセールにかかってプライスダウンするからです。取り置きしておいてあげるから、水曜以降にもう一度来てください。あ、今日のうちにプライスダウンした価格の分だけギフトカードを買っておいてください。そして水曜以降にそのギフトカードで取り置き商品を買ってくれればいいです」。本当ならロクに英語もわかんない日本人相手なのだから、今普通に売ってしまったほうが店側としては得なのに、わざわざ客の立場になって考えてくれている。いたく感激した。でも僕は英語は全然話せないので、とりあえず "You're fuckin' son of a bitch !!" とか "Suck my dick !!" とか、店員の頭をコツコツ叩きながら "Hello, hello, anybody home ?" とか言っておいた。グッドコミュニケーション。
19:30 アラモアナSCのフードコートでそれぞれ思い思いの食事を取ってきて食す。僕は韓国料理屋でビビンバ、相方と義妹はココイチのカレー(!)、義母は焼きそば(!)、義父はラザニアとピザ。どれも大量で腹が破裂しそうだった。
22:00 ホテルに戻り、義父の部屋に全員集まり宴会(!)。25:00 就寝。
つづく。(なげー)
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