

ホテルに着いて、ほんのちょっと散歩して、朝食食べて、フルーツ食べたら、もう疲れがどっときて10時から16時くらいまで寝てしまいました。初日は特に何をするという予定もなかったのですけど、ホテルにこもりっきりもアレなので、眠い目こすって頑張って、外に出ることにしましたよ。
で、ヌサドゥアっていう場所はどこに行くにもタクシーが必要なんですけど、これが初心者ツーリスト(俺)の頭を悩ませます。行くときはいいんですよ。ホテルが手配してくれるから(ただし「普通のタクシーを呼んでくれ」と指定しないと割高なホテル専用車になる)。問題は帰りで、変なタクシーつかまえちゃうとぼったくられる確率が高いんだそうです。現地でのタクシーのつかまえ方は事前に本で調べてしっかり覚えておきました。「メータータクシー以外は絶対乗るな」「乗ったら必ずメーターを作動させろ」。メーターを搭載していない白タク(無認可タクシー)も結構多く、それに乗ったら料金は交渉になります。相場を知らなければ当然ぼったくられる。そしてメータータクシーに乗ってからも安心できません。ちゃんとメーターを作動させずに目的地に行き、言い値を要求するしょうもないやつもいるから。車に乗り込んだらまず「メーター!」と言って作動させること。作動させないようなひどいやつだったら自分でドア開けて降りてしまうといい。メータータクシーにも何社かあるみたいですけど、水色の車体の『BALI TAXI』というところが一番信用できる、と、現地のHISで働いている、嫁さんの従兄弟(33歳 女性 ひさえちゃん)が教えてくれました。

あと帰りのタクシーをつかまえる自信がなかったら、ずっと待っててもらうという手があります。2時間3時間待っててもらうと当然メーターはどんどんあがるんですけど、それでも拍子抜けするほど安く、実は丸1日チャーターしても交渉しだいで2千円とか3千円で済んじゃうんです。なんてったって初乗り約50円ですから。なのでちょっとした飲食店には、自分が運んできた日本人客の食事が終わるのをじーっと待ってるメータータクシーの運転手さんがわらわらいたりします。自分たちは美味しい料理をたらふく食って(しかも飲食代は現地人の給料1ヶ月分とか)、外には食事もできずにじっと待ってる運転手さん。なんか切ない……。申し訳ない気分……。……、っなんていちいち考えてたらバリ旅行なんてできねえっつーのな! 経済格差を武器に札束でほっぺたひっぱたいて大名旅行じゃ! がはは苦しゅうない苦しゅうない(最低)。
夕方にクタのDFS(免税店)へ行ってジュースやタバコなどの小物を買い、そこからタクシーでジンバランへと向かいました。ジンバランのビーチには、夕陽を見ながら海の幸を食べられる「イカン・バカール」という名のシーフード屋台(というか海の家みたいな店。店の前の砂浜にずらっとテーブルを並べてある)が延々と軒を連ねています。多分数十軒ある。でもここは地元民が食べにくるような店では全くなくて、リッチな観光客向けの有名スポットです。2人で食べたら軽く現地人の半月分の給料が吹っ飛びますから。

ビーチには数十軒のイカン・バカールがあると言いましたが、タクシーの運転手さんには恐らくそれぞれ提携してる店があり、どの店にしよっかなーなどと悩む必要も心配も全くありません。選択の余地はありません。勝手に適当な店へとずんずん連れて行かれます。多分どの店も大差ない、と思います。
店に入ってすぐの場所には魚やエビ、カニ、貝が入った巨大なバット(食材を入れておく容器のことね)と水槽があり、ビーチの席が決まったら、ここまで戻ってきてどの食材を料理してもらうか決めることになります。メニュー(英語)にも食材が書いてあるんですが、読んでもほとんど意味わかんないので、見た目で美味そうなものを「これ1kg、これ500g、これ2kg」などと指差してバットに入れてもらいます。俺が入った店は日本語の通じる現地従業員がいたので楽勝で選べました。ハマグリ、15cmくらいのエビ、でけえカニ、魚(バラクーダというカマスの仲間)をチョイス。あとは「焼くか、煮るか、揚げるか」を決めるだけの超絶アバウトなシステムです。カニだけチリソース煮にしてもらい、残りは全部焼いてもらいました。
まあ美味いっちゃー美味いし、大したことないっちゃー大したことない。これはシチュエーションが味を決めると言って過言ではないでしょう。暮れなずむビーチを眺めつつ、付き合って3ヶ月のモデル体型の彼女(小西真奈美似(しかもツンデレ(メガネ!(図書館司書(テーブルの下で手ぇつないでる)))))と食ったらそりゃあ美味しいんでしょうけど、俺が行ったの夜7時過ぎで夕陽とかビタイチねえし。真っ暗だし。つーか日が沈むとマジで暗いんですよ。テーブルにはろうそく一本立ってるだけで、ドリンクメニューを判読することすら困難。ほとんど闇鍋状態です。星は綺麗でしたけどね。ジンバランのイカン・バカールに行くなら日没時間を把握しておけ。鉄則です。
あとここで食べてると、流しの生バンドがテーブルの前に来ていきなり演奏を始めます。もちろん店とは無関係で、チップ目当てです。ちょっとこれは断るの難しいですよ。周りの席の欧米人のお客さんは、なんか聴いたことのあるアメリカのロック(オラ、悪りぃけど音楽のことは何も知らないだよ)をリクエストして、自らボーカルやったりして盛り上がってましたけど。俺の席の前に来たバンドはリクエストも聞かずにいきなり長渕剛の『乾杯』演りはじめましたからね。どんな顔すればいいのっていう……。他に演奏できる日本の曲は昴と上を向いて歩こうだけだっつーし……。チップあげるからさっさと別の席に行って……、と思ったら高額チップに喜んで「リクエスト! リクエスト!」とか言い始めやがるし。仕方ないからえりっく・くらぷとん(よく知らないだよ)をテケトーにリクエストしておきました。でも別のバンドが遠くの席で演奏してたホテル・カリフォルニアはなんかビーチにマッチしてて切なくてかっちょよかったです。
そんなこんなで1日目が終了。待たせていた運転手さんにホテルまで連れてってもらいました。おまけ写真も出しときます。
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