

14:30。ブロードウェイ半ばで引き返し、サンホセ村のフレミングストアというお店を目指しました。ここは元は名鉄フレミングという名のホテルだったんですが、今は「名鉄」が取れてただのフレミングになってます。ホテルとスーパーとレストラン(ドンニ味噌ラーメンが美味いらしい)が全部くっついてるので個人旅行者には便利なお店です。話によると中国系のスーパーの方が値段も安く、いろいろ珍しいモノがあって面白いらしいんですけど、場所がよくわからなかったのでフレミングに行きました。ここならガイドブックにも載ってます。
普通のなんてことないスーパーなわけですけど、生鮮食品のところが面白いんですよねー。切り身じゃない丸ごとの魚がパックされて冷凍で売られてるんですけど、ブダイとか売ってんのね。ブダイって、ハワイでも見たあのすごい色彩の魚。地味な色の魚に慣れてる日本人としてはあんまり食欲がわかないわけですけど、スーパーででーんと売ってるわけですから、数ある魚の中でも美味い方なんでしょう。あとはタロイモや、地元で採れたカボチャの一種なんかが売ってました。基本的にテニアンは食材を輸入に頼ってるところなので、バリのように安くて美味しいフルーツは楽しめません。
フレミングでは飲み物(超必須)とスナックと、あと自分用お土産にフレミングのオリジナルTシャツを買いました。従業員さんが着てるやつ。いやいや、意外にかっこいいんだってコレ。テニアンの遺跡「ラッテストーン」が描かれてて、普通にかっこいい。普通に着れる。『DUETTRIO』さんのところに詳しく載ってます。ネイビーと黒と2枚買っちゃった。
フレミングからパラダイススクーターレンタルまでは10分とかからず着きます。バイクを返却してホテルに戻りました。2時間じゃ全然足りないわー。スクーターは一日レンタルがオススメです。
19:00。疲れて寝てしまいました。起きたらこの時間。バイクはもうないからレストランに行くには大変だし(何しろホテル以外の場所は全部真っ暗)、かといってホテル内のクソ高い日本食レストランでは食いたくないし、2日続けてピザはイヤだし、さてどうしようかというところで思い出しました。「今回はちょっと多目に$1500のお小遣いを持ってきた」と1日目に書いたわけですけど、ホテルの名前でもうバレバレかと思いますが、カジノですカジノ。カジノで豪遊したい! 豪遊には程遠い軍資金ですけど、何しろ初めてですから、破滅しない程度にちょこちょこ遊ばしてもらいたい。そのためのお小遣いです。一応$500くらい使おうかなーと思ってたんですけど、元々あんまりギャンブルは好きでも得意でもないんで、まずは中国人韓国人の皆さんの豪快な賭けっぷりを、カジノ併設のカフェで観察することにしました。
タイ米のボソボソするチャーハン($6くらい。安いけど普通に不味い)を食いながら見てたんですけど、なーんだ、そんなに豪快でもない。スロットマシーンは金額ごとにシマが分かれてるんですけど、最低金額の10セントのシマにみんな集まってんのね。あ、シマってわかりますか? 多分パチンコ業界用語なんですけど、台がずらーって並んでる1区画をシマって呼ぶっていう。だーれも$1マシンとかに寄り付きません。あと関係ないけど思いっきりドラクエ。ドラクエじゃんこれ。ドラクエのカジノでならした俺には楽勝だわこれは(違う)。

あ、すいません、カジノはですね、プライバシー保護のため写真撮影が禁止だったので、この写真はイメージ映像です。やらせです。ハメコミ合成です。デジカメ持って中に入ったら目敏く見つかってマジで没収されました。ちゃんとあとで返してくれましたけど。
で、俺がちゃんとルールを知ってるギャンブルっつったらブラックジャックしかないので、ブラックジャックのテーブルを舐める様に観察しました。テーブルには「Min$25 Max$2500」とか書いてあります。つまり1回につき最低$25賭けなくちゃいけなくて、最高で$2500まで賭けられるってことですね。って、高っ! 無理! 4回負けたら$100じゃん! しばらく眺めてると、ミニマム$5の卓が立ちました。そっちに移動して、また後ろからじーっと眺めます。
まあ、やってることはドラクエのカジノと一緒なわけですけど、何しろボタンがない。AボタンとかBボタンとかあるわけないから、「もう一枚くれ(Hit)」とか「もういらない(Stay)」とか手のサインがあるわけです。ちょっとビビりますよね。ビビりません? 俺はビビる。恐がりだから。でもカジノ入り口に各ゲームのルールとかやり方が詳しく書かれた日本語のチラシが置いてあるんです。それ読めばOK。うずうずしながら見ていると、優しそうな女性ディーラーが「ほらほら、あんたも物欲しそうに見てないで入りなさいよ。さあ、座った座った」ってウィンクしながら手招きしてくるんです。フッ、仕方ねえな……、というハードボイルドな表情を作ろうと努力したんですけども、
「\(^o^)/ ワーイ!!!」
みたいな、小学生みたいな笑顔だったことは間違いありません。みようみまねで$100札をテーブルに叩きつけると、赤い$5チップを20枚、その場でもらえました。チップがずっしり重くて気持ちいいのね。ゲーム中ずっと指でいじってたんですけど、これはあんまり良くないみたい。「え? もっとベットするの? しないの?」みたいにディーラーに思われるので。
そんでねー、やり始めたんだけど、やっぱ手のサインが格好悪いんだ! 慣れてないから! もうゲームに勝つとか負けるとかじゃなく、いかに格好よく手のサインを出すかの勝負になってたからね。アホかっていう。
「HIT」(もう一枚カードくれ)のときは、指でテーブルをひっかくような感じというか、手前にカードを引っこ抜くような動作をすることになってるんだけど、「吾輩はブラックジャック歴56年である」みたいな顔した白髪の欧米人とかは、ただ単に「コツンッ」って人差し指でテーブルを叩くだけみたいな感じなんですよ。かっけぇえええええ! そんで「Stay」(もうカードいらない)のときは、手のひらをテーブル上でヒラヒラって横に動かして、いかにも「もう要らん」って感じにするんだけど、これがまた俺がやると決まらないわけです。だせえの。ド素人丸出しの構えなの。老人がやるとかっけえの。負けた。ゲーム以前の問題です。
そんなこんなで、$100分のチップをあっという間に吐き出し、さらに$100札をチップに替えたんですけど、3時間ほど遊んで眠くなってきて、ハッと気付いたら手元には$230オーバーのチップがありました。勝ってる勝ってる。心なしか、手のサインも格好よくなってる。スプリットとか、ダブルダウンとか、インシュランスとかいう、こまっしゃくれた技も隣の席の人のやり方見て覚えてきてる。カ、カジノたのしぇええええええ!
今すぐ東京都は公営カジノを作るべきです。続く。
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