8:00起床。3日目はしゃきーんと晴れました。海亀日和です。そうそう、すっかり海亀のことを忘れてた風ですけども、今回の旅行の最大の目的は、前回ハワイでかなわなかった海亀の水中撮影です。そのために、遭遇率99%と言われるテニアンに4泊もして、天気さえよければ毎日海亀シュノーケリングツアーに行こうとしてたんですから。で、初日2日目とチャンスがなかったわけですが、3日目にしてやっと本来の目的を遂行することができそうです。武者震い。
まずは『テニアンマリンスポーツ』を目指します。タチョンガビーチ前には青いテニアンマリンスポーツと、あとピンクの『ビッグボーイズ』という2つの業者さんがあるんですが、mixiテニアンコミュニティにたくさんおられる日本人テニアン通の間では青いテニアンマリンスポーツ推奨が圧倒的です。その理由。
自分も手前にあるピンクのビッグボーイズはさっくり素通りし、奥のテニアンマリンスポーツに行きました。ホテルダイナスティのカウンターでオプショナルツアーを申し込むと、ビッグボーイズ扱いになるので注意。
10:00。あいにく原田さんは不在だったんですが、スタッフ(国籍バラバラ)が片言の日本語で「インターネット?」「ウミガメ? アンド、珊瑚?」「OK、OK」と応対してくれました。これで充分。10:30、タチョンガビーチで久々のシュノーケリングに体を慣らした後、モーターボートで海亀ポイントに向けて出発。天気や波のコンディションによっていくつかのポイントに行き分けてるらしいんですが、この日はタチョンガビーチのボート置き場から直線距離で300mほどのところでした。つかこれって俺でも自力で泳いで来れるんじゃね? と思いました。ちなみに自分は、潮の流れさえなければフィンなしの遠泳で4キロ5キロはいける自信があるんですけど、流されたら死亡なので素直に$45(インターネット割引後価格)支払って連れて来てもらうのが得策です。テニアンのビーチにライフガードはいません。ビーチエントリは全て自己責任です。
ポイントに着くと、ポナペ人のジャスティンさんがドボーンと無造作に海に飛び込み、おいでおいでと手招きします。着ていたライフジャケットが邪魔くさかったので「脱いでいい?」と聞くと「OK」と言われたのでボートに脱ぎ捨てました。そして自分も海へ。入った瞬間びっくりしました。ふ、深え! なんだここ! 水深30mくらいはあるでしょうか。というかですね、基本、海底って見えないものじゃないですか。見えるとしても普通はせいぜい数メートルなわけで、深いなーとか感じるほどじゃない。そんで見えない海底はたとえ水深100mだろうと1000mだろうと深いと感じないんですよ。だけど、水深30mの海底がくっきり見えると、リアルに深いと感じる。そんな経験一度もないし。急にライフジャケットを脱いだことがおっかなくなってきました。海面にぷかぷか浮いて海底を見ていると、なんだかビルの屋上から飛び降りて、落っこちてる最中みたいな、不思議なゾクゾク感が襲ってきます。こういう景色って、テレビやなんかでさんざん見てきたはずなのに、実際見ると、全く、全く違うんです。「これ、スキューバで海底まで行けたらもっとすごいんだろうなあ……」とため息つきました。
別世界に心奪われてぼーっとしてると、ジャスティンさんが「手をつなげ」と指示してきました。これからさらに泳いで海亀を探すらしいんですが、俺みたいなすっとぼけたトンチキ野郎が好き勝手に泳ぎまくってるとどこに行くか知れたものではないので、遭難防止でちゃんと一緒に行動するみたいです。シュノーケルのメガネを装着してると、ちょっと目を離した隙に同行者がどこにいるのかわからなくなりますから。
10分ほど泳いで探しましたがなかなか亀が見つかりません。シュノーケリングタイムは30分ほどの予定なので、「まあ1匹見つけられればよしとするか」という感じになりかけていたのですけど、1匹を発見してからが怒涛のラッシュ。次々と見つけて計6匹と遭遇しました。すげえ。マジですげえよテニアン。ただ、あいにく呼吸のために海面にあがってくる亀には出遭えなかったので、この水深では望遠で撮るのが精一杯です。もっと至近距離で撮りたかった……。動画は非常に見難いですが、実物はもっとクリアに見えました。(青かぶりのひどい動画 wmv 11秒 1MB / wmv 17秒 3.7MB) あとジャスティンさんの目がハンパじゃない。「あそこにいるよ!」って指をさしてくれるんですが、亀が岩の上を泳いでいるときは全くこっちは気付きませんからね。「え? どこどこ?」って目を凝らして見てると砂の上に泳ぎ出てきて、そこでやっと「いたー!」みたいなパターン。ガイドなしでは正直発見できません。ジャスティンさんすごい。
久々に海の中で見た海亀は最高でした。自分自身なんでここまで海亀にとり憑かれてるのかよくわかりませんけど、なんていうか、こんなのんびりした優雅な生き物が、他の生き物に食べられることもなくここまで成長して、悠々と暮らしてる奇跡に出遭う感動というか、そんな感じかなと思います。
11:00。海亀ツアーの後は珊瑚ツアーに行く予定なんですが、間に休憩を入れましょうということで(向こうの気遣い。もしかしたら干潮に近い時間を狙ってるのかも)、タチョンガビーチでだらだらと3時間ほど過ごしました。ちなみに海亀ツアー&珊瑚ツアーはいっぺんにオーダーするとさらに割引になって、2つで$70になります。休憩中にはテニアンマリンスポーツと提携している『アイランド・ガーデン・レストラン』から、「チャモロ弁当」をデリバリーしてもらいました。ここのレストランも日本人岩下さん(通称ガンちゃん)が経営しており、米がコシヒカリなので超美味いです。ダイナスティのオーナーも自分のところで食べずに、わざわざここに来て食べてるそうです。
14:00。珊瑚ツアーに出発。またボートに乗ってポイントに向かいます。今度はジャスティンさんじゃなく別のガイドがついてくれて、海亀ポイントよりも浅い、水深2〜5mくらいのところでシュノーケリングをしました。これほど大規模なライブコーラルの礁を見るのは初めてだったので興奮しました。もう、本当これ奇跡な。だって珊瑚礁って本当限られた場所にしかないんだから。
ガイドの人がソーセージをくれて、手でボロボロ崩すと魚が寄ってきます。すごいときは人が魚で隠れて見えなくなるくらい集まるそうです。珊瑚礁の魚に人間がエサを与えるのはちょっとどうかなとは思いますけども(ハワイでは禁止)。魚がもうそれを覚えちゃってるので、何も持ってなくても指をすりあわせる動作をするだけで集まってきちゃうんですよ。飼いならされるなよおまえら、野生取り戻せよ、と自分を棚にあげて思いました。
動画は珊瑚ツアー中に出遭った魚の群れ(名前不明)。割と大きな音が出るので注意。うちの序二段が撮影中に「どすこーい」などの奇声を発していて聞き苦しくてすいません。あとほんのちょっと潜っただけで耳にすごい圧力がかかって慌てました。これ以上無理。(動画 wmv 79秒 20MB)
ビーチからあがるとジャスティンさんがヤシの実を割って飲ませてくれました。冷えてないので甘さが際立つ。疲れてる体に染みわたります。続く。
2006年08月08日